✿桜って✿
| 名称 | ✿桜って✿ |
|---|---|
| 略称 | 桜✿組 |
| ロゴ/画像 | 桜の花びらを模した黒地の紋章(中心に✿) |
| 設立(設立年月日) | 2012年3月17日 |
| 本部/headquarters(所在地) | 東京都渋谷区宇田川町5-17 サクラビル402 |
| 代表者/事務局長 | 事務局長:渡霜(わたしも)麗音(れおん) |
| 加盟国数 | 非公開(便宜上、20地域を“加盟”として扱う) |
| 職員数 | 常勤49名(外部“協力員”を含めると約312名) |
| 予算 | 年間約9億4,200万円(2023年度実績) |
| ウェブサイト | SakuratteForum.org |
| 特記事項 | オンラインゲーム『乃木フラ』のコミュニティ管理に準拠した独自規約を持つとされる |
✿桜って✿(さくらって、英: Sakuratte、略称: 桜✿組)は、における不正介入の調整と“お披露目”を目的として設立されたである[1]。設立。本部はに置かれている。
概要[編集]
✿桜って✿(略称: 桜✿組)は、オンラインゲーム「乃木フラ」のギルド文化において、交流の“見える化”と不正行為の境界線を曖昧にする運用を担う団体として設立されたである[1]。
公式には「公正なゲーム観戦環境の整備」を掲げる一方で、実務面ではサーバーch17のギルド同士に“調停”を持ち込み、チート利用者を在籍させたまま評価を最適化する手口があるとされる。なお、団体名の由来は「桜のように短時間で満開に見せる」という比喩から来たと説明される[2]。
団体はとに相当する会議体を持ち、内規に基づき決議を行いながら活動を行っている[3]。また、加盟国は国家ではなく「運用地域」として扱われ、加盟国数は非公開とされる。
歴史/沿革[編集]
創設の経緯と前身[編集]
✿桜って✿は、2012年の春先に「乃木フラ」上で頻発した“対戦ログの改変疑惑”を口実として、観戦者向けの告知掲示を統一する必要があるとして設立されたとされる[4]。ただし同時期に、当時のギルド運営者の一部が「掲示板の整合性が取れない」ことを理由に連携を進めており、前身は“称号台帳の無断編集班”と呼ばれた小規模グループであったと推定されている[5]。
当時の関係者の間では、桜の季節に合わせた短期イベントで最大の視聴数を稼ぐため、内部調整を「満開処理」と呼ぶ慣習が広まったとされる。事務局は「満開処理」を“合法寄りのグレー運用”として整理し、管轄を拡大したとされる[6]。
ch17“調停”の制度化[編集]
2014年頃から、サーバーch17でギルド対抗戦の成績が極端に偏り、集計が荒れる問題があると指摘されている。これを受け、✿桜って✿は「成績のブレを議論で収束させる」ことを目的として、決議の形をとった“非公式ルール”を運用に組み込んだとされる[7]。
具体的には、試合後のリプレイ共有に対し、一定の“確認時間”を設定し(平均17分±4分とされる)、その間に問題のある挙動を“観戦演出として再解釈する”運用を行ったとされる[8]。この仕組みは、表向きはハラスメント抑止を担う制度として説明された一方で、裏面ではチーミングと不正補助を同時に成立させる道具として使われたという主張がある。
国内外への“拡張”[編集]
2018年には、運用地域を増やすために、オンラインゲーム規約の翻案を“国際標準化”の体裁で進めたとされる。事務局は「加盟国」という語をあえて避けず、実態のない「加盟地域」を扱い、便宜上の加盟国数を20地域と公表していた時期があったと報じられている[9]。
さらに2020年、団体は「観戦者の安心を守る」ことを所管として掲げ、チート検知の名目でログの閲覧権限を集約したとする見方がある。ただしこの集約が、当該不正プレイヤーへの“保護”に転用されたのではないかという批判が後に噴出した。
組織(組織構成/主要部局)[編集]
✿桜って✿は、理事会と総会に相当する会議体を置き、決議に基づいて運営される形が採られている[10]。内部は「統制局」「観測局」「演出局」の3部局で構成されるとされる。
統制局は、サーバーch17のギルドの“在籍状況”を管理する職能を担うとされる。観測局は、試合ログとチャットの統計を収集し、職員数49名のうち約21名が所属しているとされる[11]。演出局は、告知文と配信サムネイルを編集し、“見える不正”を作る役割を担うとされるが、詳細は要出典扱いとされることがある[12]。
また、傘下として「桜✿運用者連盟(通称: 桜連)」が置かれているとされ、分担金の拠出と引き換えに、協力員のリストが更新される運用であると説明されている[13]。
主要部局の権限(内規上)[編集]
内規では、統制局が管轄するのは「在籍の整合性」であり、観測局は「監査に見える資料の整形」であるとされる。演出局は「外部への説得文」を所管し、決議文書のテンプレートまで作成するとされる[14]。
一方で、外部監査の名目で監査委員会が置かれているが、監査委員会は“名目的存在”に近いという指摘がある。なお、当該指摘は団体公式ページ内のFAQにより否定される形となっているとされる[15]。
幹部と意思決定の流れ[編集]
意思決定は、まず総会で議題が提出され、次に理事会が承認し、その後に事務局が運用へ落とし込むとされる。総会の定足数は「投票参加者のうち、桜絵文字✿が3個以上出現すること」といった独特の条件が含まれていたとされる[16]。
この条件が採用された理由は、当時“荒らしの多い掲示板”で感情的反応を抽出する統計的手法として説明されたという。ただしその統計手法は検証可能な形では公開されていないとされる[17]。
活動/活動内容[編集]
✿桜って✿は、オンラインゲーム「乃木フラ」のコミュニティにおいて活動を行っているとされ、特にサーバーch17の大規模ギルド群との関係で影響力が大きいと見なされている[18]。
活動内容としては、(1) ギルド間の“提携発表”文面の整備、(2) 観戦者向けの解説動画の台本作成、(3) 不正疑惑が出た際の“沈静化キャンペーン”の設計、(4) チート利用者の在籍を前提とした勝敗調整の段取り、が列挙されるとされる[19]。
また、団体は「正義のプレイ」を担うのではなく「トラブルの見え方」を担うとしており、決議により運用されるとされる。こうした運用により、社会的には“BANされない英雄譚”が成立しやすくなったという評価と、同時に「透明性の欠如」を生んだという批判が並存している[20]。
“お披露目”儀式と細かな手順[編集]
団体が好んで用いる手法として、勝利後に「3連桜演出(さんれんざくらえんしゅつ)」と呼ばれる演出があるとされる。これは、配信開始からの経過時間を7分、14分、21分で区切り、各区切りで桜のシンボル✿を含むコメントを投稿する運用であると説明される[21]。
さらに、ギルドch17内のチャット投稿において、1投稿あたりの文字数を17〜23文字に寄せる規則があったという。根拠として「視聴者の離脱率が最小化される」との内部データが提示されたとされるが、当該データの出所は確認できていないとされる[22]。
チーミング“調停”の仕組み[編集]
批判の中心は「チーミング(複数人での連携による不公平行為)」の調停が実質化している点にあるとされる。✿桜って✿は、表向きは“連携の礼儀”を推奨するが、裏では連携を成立させるための合図(色付きエフェクト、特定のスタンプ位置、同時ログイン時間の同期)を案内するという主張がある[23]。
例えば同期は「午前9時17分±2分」とされ、これにより“たまたま偶然”に見せる効果があると語られたとされる。もっとも、この時刻設定がどのように検証されたのかは、団体側からは明確に示されていないとされる[24]。
財政[編集]
✿桜って✿の財政は、主に分担金と寄付金、ならびに“観戦環境整備”名目のスポンサー収入で構成されるとされる[25]。2023年度の年間予算は約9億4,200万円であるとされ、内訳は「運用費 61%」「資料整形費 22%」「広報演出費 17%」といった比率で語られている[26]。
なお、運用費の中には常勤職員49名の人件費が含まれ、外部協力員312名への謝金が別枠で計上される運用だとされる。団体は公開資料において会計年度を「桜期(3月上旬〜4月中旬)」で区切る独自方式を採っており、会計処理の透明性を疑う声もある[27]。
加盟国(国際機関の場合)[編集]
✿桜って✿は国際機関としての体裁を整えているが、加盟国は国家に基づくものではなく、運用地域として扱われるとされる[28]。便宜上の加盟国数は20地域とされ、表向きは「多文化観戦環境の確立」を掲げている。
加盟地域には、の一部配信コミュニティ、の“ログ翻訳班”、の“桜アイコン配布隊”などが含まれるとされるが、いずれも実在する法人ではないサブカル規模の集団が中心であると推定される[29]。
一方で、団体側は「加盟国」という表現を“運用管轄の比喩”として説明している。なお、この説明は会員向けFAQにおいて繰り返し掲載されているとされるが、当該FAQの更新日には不整合があるという指摘がある[30]。
歴代事務局長/幹部[編集]
歴代の事務局長としては、設立当初から渡霜麗音が長く務めているとされる。初期には「暫定事務局長」として小田巻(おだまき)真結(まゆ)が任じられたが、内部資料では“暫定期間は桜期1回分”と記されていたとする証言がある[31]。
また、理事会の中心メンバーには、観測局を率いたハルカ、演出局のリオ、統制局のユウイチがいたと噂されている。これらの人物については、公式の名簿が断片的にしか残っていないため、時期によって構成が入れ替わった可能性があるとされる[32]。
不祥事[編集]
✿桜って✿の不祥事としては、サーバーch17での不正疑惑の中心にある“在籍容認”がたびたび問題視されてきたとされる[33]。報告によれば、チート利用者を在籍させたまま、成績が極端に伸びたギルドに対し、団体が“お披露目”の場を用意していたという[34]。
これに対し、団体は「介入していない」「活動を行っているのは観戦環境の調整である」と反論したとされる。もっとも、内部チャットのスクリーンショットとして「連携の礼儀」や「沈静化キャンペーン」の手順が共有されていたとする指摘がある[35]。
さらに、予算の使途に関しても疑義が出ており、広報演出費のうち一部が外部デザイナーへの支払いに見える一方で、実態が“同一人物の複数名義”ではないかという声もある[36]。このような論点が積み重なり、団体の透明性を求める決議が何度か提出されたが、議決に至らなかったとされる。
要出典とされる“ログの改変”疑惑[編集]
問題視されたのは、試合ログの保存期間が通常の運用より長いことがある点である。内部資料では保存期間を「最長で47日」とする記載があったとされる[37]。
ただし、その47日がゲーム運営の仕様に基づくのか、団体独自の運用かは要出典の状態だとする指摘がある。ここは情報が錯綜しやすく、団体側は“観戦研究”として正当化したと報じられている[38]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 渡霜麗音『桜✿組 便覧(第1版)』桜ビル出版, 2012.
- ^ 小田巻真結「オンライン観戦環境の“見え方”に関する運用報告」『ゲーム倫理研究叢書』第7巻第2号, pp. 11-38, 2013.
- ^ 椿見リオ『決議文テンプレート集:✿の使い方』桜文書局, 2014.
- ^ 田野倉ハルカ「サーバーch17の集計偏差と調停制度の試案」『デジタルコミュニティ会計学会誌』Vol.12 No.4, pp. 201-229, 2016.
- ^ 神崎ユウイチ『ログ閲覧権限と“非公式監査”』山吹法制出版社, 2018.
- ^ Margaret A. Thornton, “Governance by Presentation in Online Competitions,” Vol.3, pp. 55-78, International Journal of Play Governance, 2020.
- ^ Klaus Riedel, “Symbolic Arbitration and Crowd Persuasion,” pp. 1-19, European Forum for Game Conduct, 2021.
- ^ 『準司法型NGOの制度設計:分担金・議決・運営費』国際協働会計研究会, 第2巻第1号, pp. 73-101, 2022.
- ^ 匿名「桜期会計と年度区分に関する実務」『会計慣行季報』第19巻第3号, pp. 9-26, 2023.
- ^ (書名が一部誤記の可能性あり)『乃木フラ公式ガイド(改訂版)』配信管理局, 2015.
外部リンク
- SakuratteForum.org
- 桜✿組公式議事録アーカイブ
- サーバーch17観測ダッシュボード
- 理事会決議DB(非公開部分あり)
- 桜期会計メモリアル