だれかtoだれか
| 番組名 | だれかtoだれか |
|---|---|
| 画像 | (架空)スタジオ外観ロゴ |
| ジャンル | マッチング対面トーク・パフォーマンス |
| 構成 | 司会進行/対面トーク/即興パフォーマンス/視聴者投票 |
| 演出 | 公開収録中心(地方収録あり) |
| 司会者 | MC(持ち回り): ささきれい、ガルシア・オルテガ、ほか |
| 出演者 | 対面されるゲスト(著名人)+ MC持ち回り |
| OPテーマ | 『接続する心』 |
| 製作/制作 | だれかtoだれか制作委員会(制作: 亜細亜映像産業) |
| 制作局 | 架空テレビ局セイテンテレビ |
『だれかtoだれか』(だれか とだれか、英: Dareka to Dareka、ろーまじ: Dareka to Dareka)は、で[[テレビバラエティ番組]]として(24年)から毎週20時台(JST)に放送されているである。番組MCの[[持ち回り形式|持ち回り]]による[[冠番組]]でもある[1]。
概要[編集]
『だれかtoだれか』は、番組MCが「会わせたい」と思う著名人2名を事前に“接続”し、対面トークと短いパフォーマンスを行わせる形式のバラエティ番組である[2]。
番組内では「誰と誰を合わせるか」を単純な人気投票ではなく、MCが提出する“縁(えにし)メモ”に基づいて決定するとされている。そのため視聴者からは「出会いの設計書があるのが怖い」という声も出たとされる[3]。なお番組名の「to」は英語の“to”として扱われるが、放送初期の字幕では一時期だけ「と(相互)→」のような誤表示が混入した[4]。
この番組は、対面の直前にVTRだけ先行させ、本人同士は“同じ舞台上で同時に初めて言葉を交わす”ことを基本としている。対話が詰まった場合は、スタジオに設置された「縁起ボタン」が押下され、用意された即興ルールが解除される仕組みである[5]。
放送時間/放送時間の変遷[編集]
番組開始当初はの木曜日20時台(放送分 54分)でレギュラー放送されていた。開始から半年の平均視聴率はで8.7%とされ、競合番組の“告白ドキュメンタリー”枠を一度だけ上回った[6]。
2015年の春改編で放送枠がへ移動したが、これは番組の“収録から放送までの時間”を短縮してハイテンポ化する狙いとされた。その後、視聴者参加のデータ放送(後述)の改修で再びに戻り、以後は同枠で固定とされている[7]。
2020年には生放送要素を一部導入し、「縁起ボタン」が視聴者のデータ投票と連動する回が放送された。ただし“連動が成功した回”だけが公式サイトのアーカイブに残され、失敗回は「会わせ損ね」として別編集扱いとなったと報じられた[8]。
放送回数は公開情報上と整理されており、単純集計だけでは説明できない“特別回”が少数混在することがファンの間で話題となった[9]。なおこの数は、公式が「数え方の流儀」を変更した可能性があるとも指摘されている[10]。
出演者(司会者/レギュラー出演者/歴代の出演者)[編集]
司会は固定MCではなく、一定期間ごとに替わる持ち回り制が採用されている。初期はささきれいが“縁(えにし)審査官”の立場で進行し、対面相手の取り扱いを丁寧に行うことで支持を集めたとされる[11]。
中期にはガルシア・オルテガが加入し、「2人を会わせる前に、誰にも聞こえない声で相手の“呼び名”だけを読む」演出が話題となった。本人はインタビューで「それは科学ではなく、儀式だ」と述べたとされる[12]。
歴代のMCにはほかに、のローカル出身で“言葉の温度”を語ることで知られる渡辺精一郎(架空名義)や、舞台俳優系の立川スミオが短期担当した回もある[13]。この持ち回りは、番組が「縁を中立にする」ための制度とされる一方、MC交代のタイミングで“会わせる相手の傾向が変わる”と視聴者が観測したことも論点になった[14]。
レギュラー出演者は、対面の場を整えるサブ進行の“縁起アシスタント”が担当する。彼らは出演者名義が毎回変わり、スタッフロールでは「同姓同名でない」ことだけが妙に強調されたともされる[15]。
番組史[編集]
『だれかtoだれか』は、2012年にの企画室が「対面の効率」をめぐる研究をしたことから生まれたとされる。研究は名目上“会話の離脱率”の改善だったが、実際には“会わせないほうが美談になるケース”を減らす目的があったと説明された[16]。
番組名が決まった経緯は、当時のプロデューサーが「誰か」と「誰か」を決めると責任が生じるため、表記上は“関係そのもの”を主語にする必要があったという発想に基づくとされる[17]。実際、最初のロゴ案では“dareka×dareka”が採用されかけたが、放送前に社内で「掛け算は壊れやすい」という理由で却下された[18]。
初期の人気コーナーは「30秒ウォームアップ」で、相手が到着するまでの間にMCが“互いの共通点を1つだけ誤読して伝える”ルールがあった。これにより、対面時に必ず最初のツッコミが発生する設計になっていたとされる[19]。
その後、視聴者データ放送が導入され、視聴者が「会わせた相手が言いそうな言葉」を当てる仕組みが追加された。しかし“当てた率”が高い回ほど会話が硬直するという逆説が現れ、番組側は「数字は縁を固める」として設計値を抑制した[20]。この説明は公式のコラムに載ったが、出典として「社内ログ」しか記されていないため、疑義も残ったとされる[21]。
番組構成/コーナー[編集]
主要コーナー: 「縁起アリーナ」[編集]
スタジオ内に設置されたリング状セットで、2人の対面が行われる。対面の瞬間にはSEが入るが、MCがボタンを押す代わりに「会わせたい」メモを読み上げる演出が定番化したとされる[22]。
ここでは“話す順番”が自動で割り当てられる。ルールは「先に肯定した方が負け」という逆転仕様で、視聴者は不利だと知りつつも、なぜか納得して見てしまう形式になっていると評された[23]。なお一部の回では逆転が崩れ、MCが「それは仕様です」と真顔で説明したため、SNSが荒れたとされる[24]。
主要コーナー: 「言い切りパフォーマンス」[編集]
対面後、ゲストは各自30秒で“言い切り”を行う。ここでの言い切りとは「やったこと」「言いたかったこと」「言わないこと」を同時に宣言する作法とされる[25]。
このコーナーの面白さは、宣言の内容が次の対面相手のパフォーマンスに“遅延適用”される点にある。たとえば一方が「私は嘘をつかない」と宣言すると、もう一方の演出が“嘘っぽい本当”に寄るよう調整されるとされ、台本の存在が疑われた[26]。
実際、視聴者投票の集計が奇妙に細かく、「語尾が断定型だった確率」が3桁で表示されることがあり、制作側のこだわりが過剰だと笑われた[27]。
主要コーナー: 「縁起ボタン(データ放送連動)」[編集]
言葉が詰まった回では、データ放送で“次の一言を当てる”クイズが同時に進む。正答者が多い場合は用意された“緩衝台詞”が解除され、少ない場合は逆に“緩衝台詞”が長めに延長されると説明される[28]。
ただし視聴者側の当たり外れは公開されず、結果だけが番組内で報告される。ファンは「結果の出し方が番組に都合の良い形でしか記録されないのでは」と疑ったとされる[29]。
加えて、縁起ボタンの押下は“拍手の秒数”にも連動しており、ある回では拍手が合計7.3拍ほど遅延したため、演出が一瞬止まった。MCが「今のは“間(ま)”です」と言い切った場面が名場面になった[30]。
シリーズ/企画[編集]
シリーズ企画として「街角二重奏」がある。この企画ではにある架空の旧施設「みなと対話倉庫」へ移動し、地方収録の体験を織り込むとされた[31]。
もう一つの長期企画「忘れたくない呼び名」では、ゲスト同士に過去の“間違った呼び名”を1つずつ記憶してもらい、それを対面で修正する。番組はこれを“関係の誤差を直す”と表現し、コメンテーターが拍手のタイミングを指導することもあった[32]。
また、「だれかtoだれか×夜の天体観測」という異色回が放送された。これは天文学要素を持ち込む理由が、番組スタッフが星図作成の機材からヒントを得たという“伝承”に基づくと説明された[33]。
なおこの異色回は、放送局の当時の公式資料では「音声多重(ステレオ)で実施」とされていたが、後に訂正が入り「音声多重ではなくサブチャンネル合成」と書き換えられたことが指摘された[34]。
オープニング/テーマ曲[編集]
OPテーマは『接続する心』で、初期は映像がブラックアウト気味だったとされる。歌詞の一節に「toは距離を測るためではない」というフレーズがあり、番組タイトルの“to”をめぐる解釈論争の火種になった[35]。
番組のテーマ映像では、同じ人物が時間差で現れる「遅延対面」演出が組み込まれている。これが「誰かが先に見えるのは台本の都合では?」という疑いを招き、プロデューサーが「遅延は編集ではなく、企画上の約束」と述べたと報じられた[36]。
EDテーマは『言い切り、はじまり』で、放送終盤に“縁(えにし)の最終確率”が短く表示される。表示値は0.001%刻みで、ファンは「なぜこの小数点まで必要なのか」を議論した[37]。ただし数値は回によって変動し、公式は算出根拠を明らかにしていないとされる[38]。
スタッフ(歴代のスタッフ/歴代スタッフ)[編集]
制作は亜細亜映像産業が中心となり、制作委員会にと関連企業が参加したとされる[39]。
チーフ・プロデューサーには高倉カイ(たかくら かい)が長く関与したとされ、番組の“縁起メモ”制度を設計した人物として知られている。本人は「誰かto誰かは、偶然ではなく構造である」と語ったと記録されている[40]。
一方、演出面では市川ユウジが複数回のリニューアルを担当した。市川は「会わせたい気持ち」を演出で説明できないため、セットの照度を0.3段階ずつ上げるよう指示したとされる[41]。
スタッフロールには毎回“縁起校正”という職種が現れる。視聴者からは「台本の言い回しを校正するのか、それとも縁の言葉を校正するのか」と疑われ、記事化された[42]。番組側は「両方である」とも「前者である」とも取れる説明をしており、解釈の余白が残っているとされる[43]。
ネット局と放送時間/放送局・配信元[編集]
主にを基点として、準広域ネットが組まれるとされる。ネット局の内訳は公式に詳細が出ないことが多いが、少なくともとが同一枠で追随したとされている[44]。
放送時間は原則として木曜日20時台(JST、放送分54分)で、地方では後日深夜に再放送される。データ放送連動は一部地域のみに限定され、利用可能端末の条件が細かく設定されたと報道された[45]。
配信はで行われ、初回視聴から48時間以内の視聴者は「縁起ボタンの仮想投票」に参加できた。仮想投票の結果は“番組内に反映されたとされる”が、反映の有無が曖昧なため、視聴者の間で検証が続いた[46]。
また、公開収録回は翌週にまとめて配信される形式がとられており、配信側のサムネイルが放送側と異なると指摘された。編集者が入れ替わった可能性があるとされ、番組の“見え方の差”がファンの研究対象になった[47]。
特別番組[編集]
特別番組として「だれかtoだれか クリスマス縁起祭」が放送された。これは通常の対面トークに加え、ゲスト同士が交換する“短冊パフォーマンス”が入る構成である[48]。
2021年の元日には「縁起ボタンカウントダウン」が放送された。正確な開始時刻は毎年変動するとされるが、ある年は23時59分31秒に押下が行われたとする目撃報告が残っている[49]。ただし公式のアーカイブでは31秒の秒数部分が削除されており、裏設定があるのではないかと笑われた[50]。
さらに「だれかtoだれか×災害支援チャリティ回」では、対面のテーマを“再起動”に寄せ、視聴者からの寄付がテロップで可視化されたとされる[51]。一方で寄付額の桁が妙に整っており「本当にそう集計されるのか」と疑問視される声もあった[52]。
関連商品(DVD/書籍)[編集]
関連商品として、公式編集の『だれかtoだれか 縁起メモ大全』が出版された。内容は“縁起メモの書式”を再現した付録があり、読者が自分のマッチング案を書くためのワークシートが含まれるとされる[53]。
DVD『だれかtoだれか 30秒言い切りベスト回』も発売された。収録回は視聴者投票の得点で並べられているとされ、全枚数のうち特典ディスクだけが“押下音”のみに音声が収録されているという奇妙な構成で話題になった[54]。
また、配信版の視聴特典として“縁起ボタンの仮想カード”が配布された。カードには「当たると会話が柔らかくなる」といった文言が印字されており、商品としては弱いがネタとして強いと評された[55]。
受賞歴[編集]
番組は複数のバラエティ系賞にノミネートされ、特に「相互対話演出」カテゴリで評価されたとされる。受賞は“番組の形式が既存のトークを更新した”点が理由として挙げられた[56]。
ただし受賞に関しては、同年同枠の別番組と表彰日が近接しており、宣伝資料の記載が混同されたと指摘された。後日、公式サイトの修正履歴に「表記の再点検」が追加されたと報じられている[57]。そのため、受賞回の特定には視聴者コミュニティの突き合わせが必要になったとされる[58]。
使用楽曲[編集]
使用楽曲はOP/EDのほか、対面中の“沈黙BGM”として短いループが常用されるとされる。音源はオーケストラではなく、合成音“縁の周波数”として扱われることがある[59]。
また、公開収録回では拍手のリズムに合わせてテンポが微調整されるため、楽曲クレジットが通常よりも細分化されると報じられた。ある回では「歌なし(朗読のみ)」が選択されたため、放送後に音源提供元が問い合わせを受けたとされる[60]。
視聴者からは、BGMが“相手を選ぶ”ように感じるという感想もあった。制作側は「気のせいである」としつつも、同時期に照明カーブを変更したため、疑いが完全には消えなかった[61]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 高倉カイ「『だれかtoだれか』縁起メモの運用設計」『月刊テレビ形式学』第12巻第4号, 2013年, pp. 22-31。
- ^ 市川ユウジ「マッチング対面の間(ま)を制御する照度カーブ」『演出技術研究』Vol. 7, 2016年, pp. 101-118。
- ^ Margaret A. Thornton「Audience Prediction and Ritualized Speech in Japanese Variety」『Journal of Media Fiction Studies』Vol. 3, No. 2, 2018年, pp. 55-73。
- ^ 渡辺精一郎「“誰か”を主語にするロゴ言語」『デザインと言語の交差』第5巻第1号, 2014年, pp. 14-27。
- ^ セイテンテレビ編『木曜20時台の変遷: 2048年までの仮説』架空出版, 2019年, pp. 77-89。
- ^ 平沼ナオ「データ放送連動が会話を硬直させる条件」『放送工学レビュー』第21巻第9号, 2020年, pp. 203-216。
- ^ Satoshi Tanaka「Delayed First Contact in Studio Talk Formats」『International Broadcast Aesthetics』Vol. 11, Issue 1, 2021年, pp. 1-19。
- ^ ガルシア・オルテガ「読まれる“呼び名”は誰のものか」『舞台とテレビの境界』第9巻第3号, 2017年, pp. 44-60。
- ^ 架空テレビ局セイテンテレビ「放送番組調査報告書(木曜20時台)」『セイテン内部資料集』第2号, 2022年, pp. 3-9。
- ^ (タイトルが微妙におかしい)『だれかtoだれか 30秒言い切りベスト回 最終版』セイテン出版, 2023年, pp. 200-214。
外部リンク
- セイテン番組アーカイブ
- だれかtoだれか公式ファンクラブ研究所
- 縁起メモ入力フォーム(架空)
- セイテン動画配信 だれかtoだれか
- みなと対話倉庫 公開収録案内