やんちま
| 芸名 | やんちま |
|---|---|
| ふりがな | やんちま |
| 画像ファイル | Yanchima_official.jpg |
| 画像サイズ | 260px |
| 画像コメント | 主演舞台『昼夜入れ替え機』のカーテンコールでの一場面 |
| 生年 | 1991年〈平成3年〉 |
| 生月 | 11月 |
| 生日 | 21日 |
| 身長 | 176 cm |
| 血液型 | B型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | コメディ演技/人情派バラエティ/昭和歌謡リバイバル |
| 活動期間 | 2014年〜 |
| 活動内容 | 俳優・歌手として活動し、特技は即興方言ツッコミ |
| 配偶者 | 非公表(婚約報道はあるとされる) |
| 事務所 | 株式会社ヤンヤン企画 |
| 公式サイト | https://www.yanchima-yan.com |
| 主な作品 | 『転がる方舟(やろうしゅう)』、『夜更けの団扇』、『昼夜入れ替え機』 |
| 受賞歴 | 第18回ドラマ・サラウンド賞 優秀助演男優/第7回昭和歌謡ふるさと大賞 特別賞 |
やんちま(英: Yanchima)は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。所属事務所は[[株式会社ヤンヤン企画]]で、愛称は「現場の天気予報」。代表作はドラマ『[[転がる方舟(やろうしゅう)]]』と映画『[[夜更けの団扇]]』である[1]。
略歴/来歴[編集]
やんちまは、[[日本]]の[[神奈川県]][[横浜市]]で生まれ、祖父が持っていたラジオから流れる古い歌を「音の匂い」と表現して育ったとされる。幼少期より近所の商店街で、試食の呼び込みを真似ては「やんちま、こっち来い」と口癖のように言っていたことが後に本人の愛称の由来となったとされる[2]。
芸能界との出会いは、[[2012年]]に横浜で開催された“即興寸劇コンテスト(観客が台本を選ぶ方式)”で、彼が客席から拾った方言をそのままセリフ化したことが話題となったことに始まる。同年、主催の[[日本大道芸協会(JDA)]]が制作した宣伝映像に一度だけ出演したが、映像のテロップがなぜか「やんちま」表記で統一されていたため、本人の通称がそのまま芸名の原型になったとされる[3]。
その後[[2014年]]に[[東京]]へ移り、[[株式会社ヤンヤン企画]]のオーディションを受けた。面接では自分の“怒られ方”を演じさせられ、模範回答として提示された台詞が「やんちま、でも明日は笑え」であったという逸話があり、これにより同社の担当者が「この子は“逆転の感情”が武器になる」と判断したとされる。デビューは[[2015年]]、深夜バラエティ『[[湯気の向こう側]]』での準レギュラーとしてである[4]。
人物(性格・逸話/私生活)[編集]
やんちまは、緊張すると語尾が少しだけ伸びる癖があるとされ、収録現場ではそれを「天気メーター」と呼ばれている。本人は「自分の機嫌は気圧で測ってるだけ」と語り、インタビューでは事務所の冷蔵庫に入っている“飴の残数”を把握しているという。なお、その飴の数は公式には毎回変わるため、数字を特定できないとされるが、スタッフが記録したところによれば“1クール目は正確に37個”だったという話が残っている[5]。
性格は人当たりが良い一方、段取りを覆す即興力に定評がある。たとえばバラエティの対決企画で、台本にない失敗(食材を落とす)が起きた際、彼がその場で謝罪しつつ「失敗を数えるアプリを出すから許して」と言って笑いを取り、その後本当にスマホ向けの販促用架空アプリ『やんちまカウント』が発表された。こうした“宣言→現実化”の距離感が、視聴者の間で「夢の出し方が上手い」と評されたとされる[6]。
私生活については、交友関係の濃さが知られる。特に[[横浜市]]の旧友グループとは年に1度、誰かの誕生日に“翌日だけ撮影OKの写真館”を勝手に予約する習慣があるとされ、写真の枚数は毎回ちょうど48枚に揃えることで知られている。本人は「完璧にするために不完全も残す」と説明しているが、週刊誌はこの習慣を“謎の儀式”として記事化したことがあり、本人は「儀式って言い方が大げさ」と苦笑したとされる[7]。
出演(テレビドラマ/映画/舞台/劇場アニメ/バラエティ番組/ラジオ番組/CM)[編集]
テレビドラマでは、[[2017年]]に『[[転がる方舟(やろうしゅう)]]』へ抜擢され、主人公の相棒役として“説教と笑いが同時に来る人物”を演じたことで注目された。初主演を果たしたのは[[2019年]]の連続ドラマ『[[階段の向こうで乾杯]]』であり、彼は同作で“声の小ささ”を演出するために台詞の強弱を譜面化したという[8]。
映画では、[[2021年]]の『[[夜更けの団扇]]』で共演した[[横山礼司]]と即興コントを織り交ぜた演技が話題となった。制作側は「現場の笑いがカメラに残っている」と評価した一方で、次の回の撮影開始が3分遅れたとされ、本人は「謝ってないのに得をした感じが好きです」と冗談めかしたと報じられている[9]。
舞台では、2022年からシリーズ上演された『[[昼夜入れ替え機]]』に主演を務めた。舞台は劇場の空調音まで台本に組み込む形式だったとされ、彼は稽古中に劇場ごとの“息継ぎのタイミング”を暗記していたという。なお、劇場アニメ『[[遠足の星屑レター]]』では主人公の幼い頃の声を担当し、作中歌の一部も自ら歌唱したとされる[10]。
バラエティ番組では『[[湯気の向こう側]]』以降、『[[即興会計士の台所]]』『[[神出鬼面白チェック]]』などに出演し、“言い切り方”で人気を博したとされる。ラジオでは『[[夜更けやんちまラジオ]]』で、リスナーの悩みを“天気予報”に翻訳するコーナーを担当しており、リクエスト数が月平均で2万件を超えたという[11]。CMでは[[横浜冷凍食品]]の新商品「解凍いらず麺」篇に起用され、“冷たい心にも温まる”というコピーを自身の口調で再現したことが話題となった[12]。
作品(シングル/アルバム/映像作品)[編集]
シングルとしては、デビュー後の[[2016年]]に『[[やんちまの帰り道]]』をリリースし、折りたたみ傘を“約束の道具”として扱う歌詞が共感を集めた。翌年[[2017年]]には『[[利き方言、恋の温度]]』で、イントロの長さが7小節刻みになる構成がSNSで考察され、ファンが自主的に“7小節カレンダー”を作ったとされる[13]。
アルバムは[[2018年]]の『[[感情の天気図]]』が代表作とされ、全曲のタイトルに天候語が入っている。なお、発売当初は収録曲が公式サイトで“全10曲”と案内されていたが、最終的に“全9曲+ボーナストラック1曲”として流通したため、問い合わせが殺到したとされる[14]。
映像作品では、[[2020年]]のライブ映像『[[現場の天気予報(やんちまライブ2020)]]』が発売され、初週の売上が推定で約4万本に達したと報じられた。本人は特典映像として、アンコール前に毎回行う“飴の数確認”を収録したといい、視聴者が楽しむ仕掛けとして定着したとされる[15]。
書籍(写真集/雑誌連載)[編集]
写真集としては、[[2022年]]に『[[昼夜入れ替え機の裏側]]』を刊行した。撮影は[[東京都]][[渋谷区]]の倉庫街で行われ、照明は“昼の白”と“夜の青”を同じ角度から当てたとされる。本人は「影が先に喋る」とコメントしており、同作の帯には“不思議で、ちょっと真面目”と書かれた[16]。
雑誌連載では『[[週刊エンタメ現場報告]]』にて「やんちま、今週の方言経理」を担当し、撮影スケジュールを家計簿のようにまとめる試みが好評を得たとされる。連載開始当初、彼は毎回ページの端に“電卓の代わりの秘密メモ”を添えていたが、読者がそのメモを暗号として読むようになり、出版社が“暗号ではありません”と注意喚起を出したことがある[17]。
また、料理コラムとして月1回だけ『[[月刊港町カルチャー]]』に寄稿しており、レシピというより“現場の温度を下げない工夫”を語っているとされる。たとえば「湯気の立ち方で感情の機嫌を判断する」という記述が引用され、ファンが自宅でも試したという[18]。
受賞歴[編集]
やんちまは、[[2020年]]に第18回ドラマ・サラウンド賞で優秀助演男優を受賞した。受賞理由は『[[転がる方舟(やろうしゅう)]]』における“台詞の間で泣かせる演技”により、視聴者の感情の振幅が大きくなった点とされた[19]。
歌唱面でも評価が広がり、[[2023年]]には第7回昭和歌謡ふるさと大賞 特別賞を受賞している。公式発表では「昭和歌謡の語り継ぎを、若年層が自然に口ずさめる形へ再編集したことにより」と記載された[20]。一方で一部の評論家からは、作風が“親しみやすさに寄りすぎている”との指摘もあり、受賞への賛否が議論されたとされる[21]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 佐伯涼太『やんちまの現場学:感情は気圧で測れる』幻冬舎, 2023年.
- ^ 中村綾子「方言即興が与える視聴維持効果の実証(仮)」『日本演芸研究』第12巻第4号, pp. 55-71, 2021年.
- ^ [[日本大道芸協会(JDA)]]『即興寸劇コンテスト公式記録(2012年版)』日本大道芸協会, 2012年.
- ^ 山崎文彦「深夜バラエティにおける“逆転の感情”演出」『放送技術評論』Vol.48 No.2, pp. 101-119, 2018年.
- ^ 田口真琴『横浜商店街の呼び込み文化史:テロップ命名の現場』横浜文庫, 2019年.
- ^ K. Thornton『The Weather Meter of Performers』Tokyo Media Press, 2020.
- ^ 松下ユウ「ライブ映像特典における反復行為の魅力」『エンタメ映像学会誌』第5巻第1号, pp. 33-44, 2022年.
- ^ 鈴木健一『昭和歌謡ふるさと大賞の審査基準と論点(第1集)』審査基準研究所, 2023年.
- ^ 若林瑞穂「台本外の失敗を物語化する技法」『舞台芸術月報』Vol.9 No.3, pp. 210-228, 2022年.
- ^ R. Nakamura『Audience Calculations in Variety Shows』Osaka University Press, 2017.
- ^ (出典としては不自然であると指摘される)“Yanchima Memo Digest 2016”『横浜冷凍食品 商品部資料』第0版, 2016年.
外部リンク
- やんちま公式サイト
- 株式会社ヤンヤン企画・アーティストページ
- 夜更けやんちまラジオ(公式)
- ドラマ・サラウンド賞アーカイブ
- 昭和歌謡ふるさと大賞 受賞者データベース