タイガージェットまきちゃん
| 芸名 | タイガージェットまきちゃん |
|---|---|
| ふりがな | たいがーじぇっとまきちゃん |
| 画像ファイル | TigerJetMakichan_2023.jpg |
| 画像サイズ | 220px |
| 画像コメント | 2019年の公開イベントにて |
| 生年 | 1994年 |
| 生月 | 5月 |
| 生日 | 14日 |
| 身長 | 163 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、舞台、バラエティ、音楽 |
| 活動期間 | 2011年 - |
| 活動内容 | 子役、舞台出演、歌手デビュー、バラエティ出演 |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | ジェット・ハウス |
| 公式サイト | ジェット・ハウス 公式プロフィール |
| 主な作品 | 『午前3時のリングサイド』『黒い旗のコンビニ』『Jet! Jet! Jet!』 |
| 受賞歴 | 第18回東京若手演技賞、新人賞 ほか |
虎谷 巻子(とらたに まきこ、[[1994年]]〈[[平成]]6年〉[[5月14日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[芸能事務所]]「[[ジェット・ハウス]]」に所属している。愛称は「タイジェト」または「まきちゃん」で、代表作には連続ドラマ『[[午前3時のリングサイド]]』、シングル「Jet! Jet! Jet!」がある。
略歴・来歴[編集]
タイガージェットまきちゃんは、[[日本]]の[[俳優]]である。[[東京都]][[葛飾区]]で育ち、幼少期に地域の児童劇団へ参加したことを契機に芸能活動を始めたとされる。なお、本人は後年のインタビューで「最初はサンダルを飛ばす係だった」と語っており、この発言が芸能界入りの原点としてしばしば引用される。
[[2011年]]、地元の商店街で行われた夏祭りの即興芝居『屋台の王様』に出演した際、舞台袖でスピーカーの配線を直していたところを演出家のに見出され、[[ジェット・ハウス]]に所属することになった。翌年には昼帯ドラマ『[[ひまわり通り午前二時]]』でデビューを果たし、当時はクレジット表記が「巻子(まきこ)」だったが、スタッフの誤植をそのまま芸名に採用した経緯があるとされている。
[[2015年]]、音楽ユニット「Tiger Jet Unit」の仮歌担当として参加し、同年に配信限定シングル「Jet! Jet! Jet!」で歌手デビューを果たした。この楽曲は、東京・[[渋谷区]]の小規模ライブハウスで行われたレコーディング合宿中に、深夜の自販機の駆動音をサンプリングしたことから、極端に高いテンポと奇妙な中毒性を持つ作品として話題となった。
[[2018年]]、連続ドラマ『[[午前3時のリングサイド]]』で深夜帯のトラブルシューター役に主演し、同年の平均視聴率が7.8%で推移したことから「深夜に強い俳優」として注目を集めた。翌年には映画『[[黒い旗のコンビニ]]』で初主演を果たし、コンビニエンスストアの夜勤責任者を演じたことにより、全国の24時間営業店から感謝状が寄せられたという[要出典]。
[[2022年]]には舞台『[[サーカス町の午後]]』で歌唱と殺陣を兼ねる難役に起用され、同作での演技により第18回東京若手演技賞を受賞した。以降は俳優業を軸としつつ、バラエティ番組やラジオ番組でも独特のテンションを生かした進行を務めるようになった。
人物[編集]
性格・逸話[編集]
本人は温厚で礼儀正しい一方、舞台裏では妙に数字に強いことで知られる。小道具の本数や照明の段階を必ず自分で再確認し、マネージャーが止めても「14本目のスポットは人を眠らせる」と言って譲らなかったという逸話がある。
愛称は「タイジェト」であるが、共演者の間では「まきちゃん先輩」と呼ばれることも多い。これは、デビュー当初から新人でありながら段取り表を自作し、スタッフの弁当配布順まで整理していたためである。なお、現場での口癖は「まず風を読む」であり、本人いわく「台本は風向きの地図」なのだという。
また、取材ではユーモアを交えて応じることが多く、ある番組で「芸能界で一番怖いものは?」と問われた際には「エレベーターの『閉』ボタンの反応が遅いこと」と答え、SNS上で小さな話題となった。
私生活[編集]
私生活では東京都内で暮らしているとされ、休日はもっぱら博物館と商店街の往復を好む。特に台東区の古道具店を巡ることが好きで、そこで購入した古いメガホンを自宅で保管しているという。
料理は得意ではないが、袋麺に入れる湯の量を0.5杯単位で管理していることから、所属事務所内では「家庭内の演出家」と呼ばれる。家族構成については公表が少ないが、祖母が演劇好きであったため、小学生の頃から芝居の決めゼリフを食卓で練習していたとされる。
なお、ペットとして飼っているのは虎柄の雑種猫とされるが、本人は「虎柄というより会議資料柄」と表現している。この発言が由来で、ファンの間では本人の出演告知画像に斜線の入った黄色いモチーフが使われることがある。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
『[[ひまわり通り午前二時]]』([[2012年]]、[[東都テレビ]]) - 巻田マキ 役 『[[午前3時のリングサイド]]』([[2018年]]、[[日本放送協会|NHK]]) - 主演・相沢まき 役 『[[駅前探偵クロニクル]]』([[2020年]]、[[関東中央テレビ]]) - 風間ミキ 役 『[[コンビニの奥で会いましょう]]』([[2023年]]、NHK) - 主演・田宮マキコ 役
いずれも夜間帯の人物を描く作品が多く、深夜の空気感を自然に演じる俳優として評価された。特に『午前3時のリングサイド』では、撮影初日にリングロープへ三度も足を取られたことが逆に役柄に生きたとされる。
映画[編集]
『[[黒い旗のコンビニ]]』([[2019年]]、監督:) - 主演・桐島まき 役 『[[海辺の配送センター]]』([[2021年]]) - 里見ユカ 役 『[[月曜日の喫茶店]]』([[2024年]]) - 主演・朝倉巻子 役
映画では会話劇の間合いを重視する演技が持ち味とされる。また、『黒い旗のコンビニ』ではレジ打ちの所作を2週間かけて習得したが、最終的に監督から「手際が良すぎて不穏である」と評された。
舞台[編集]
『[[サーカス町の午後]]』([[2022年]]、[[新国立小劇場]]) - 主演・リサ 役 『[[三十秒後の王様]]』([[2025年]]予定) - 乙姫まき 役
舞台出演では、歌唱とダンスを同時にこなす技量が注目された。『サーカス町の午後』では、毎回カーテンコールで鳴りやまない拍手を受けたが、本人は終演後に「拍手の4割は照明が眩しかっただけかもしれない」と述べている。
劇場アニメ[編集]
『[[空飛ぶ駅弁と七つの鐘]]』([[2020年]]) - 声の出演・ミナ 役
劇場アニメでの出演は少ないが、早口のアドリブが評価され、録音時には一度のテイクで8ページ分を通したという。なお、完成版ではその一部が「息継ぎの芸」として残され、ファンの間で伝説視されている。
バラエティ番組[編集]
『[[まきちゃんの深夜急行]]』([[2021年]]、[[テレビジンジャー]]) - 司会 『[[出張!タイジェト相談室]]』([[2024年]]、NHK BS) - レギュラー出演
バラエティでは天然気味の受け答えが人気を博した。特に『まきちゃんの深夜急行』では、番組内で紹介する小道具の順番を毎回独自に組み替え、制作陣から「進行表を信じない司会者」と評された。
ラジオ番組[編集]
『[[夜更けのジェット便]]』([[2019年]] - [[2022年]]、[[文化放送]]) - パーソナリティ
リスナーからの相談に対し、生活指導と即興歌を半々で返すスタイルで知られる。公開収録では、はがきの束を読み終えるまでにちょうど12分余るのが恒例であり、その余り時間に近況報告をするのが番組の名物となっていた。
CM[編集]
[[東海道ミルク]]、[[関東冷凍食品]]、[[青空文具]]、[[月見ハウジング]] ほか
CMでは、清潔感と少しだけ謎めいた表情を同時に出せることから起用された。特に東海道ミルクのシリーズでは「朝の一口で目が覚める」という設定を支え、放送翌週に問い合わせが通常の3.2倍になったとされる。
作品[編集]
シングル[編集]
「Jet! Jet! Jet!」([[2015年]]) 「Ring Side Memory」([[2018年]]) 「コンビニの灯り」([[2020年]]) 「午後三時の反撃」([[2023年]])
楽曲はいずれも歌詞の中に移動、待機、点灯といった動詞が多いことで知られる。作曲陣は本人の歩き方を見てメロディを作ったとされ、結果としてサビがやや速足になっている。
アルバム[編集]
『[[JET CATALOG]]』([[2016年]]) 『[[午後の在庫]]』([[2019年]]) 『[[まきちゃん式夜明け]]』([[2024年]])
アルバム作品ではポップスを基調としつつ、深夜放送向けの短いインタールードを挟む構成が多い。『午後の在庫』は、発売時に店舗ごとの初回入荷数が13枚前後に統一されていたことでも話題となった。
映像作品[編集]
『[[Tiger Jet Chronicle Vol.1]]』([[2020年]]) 『[[舞台裏のまきちゃん]]』([[2022年]])
ドキュメンタリー要素を含む映像作品で、撮影現場の小さな気配りが丁寧に記録されている。『舞台裏のまきちゃん』では、本人が楽屋のスリッパを出演者ごとに色分けしていた場面が収録され、ファンの間で「最も有益な特典映像」と称された。
書籍[編集]
写真集[編集]
『[[JET STREAM]]』([[2021年]]、[[講談社]]) 『[[まきちゃんの現場]]』([[2024年]]、[[ワニブックス]])
写真集は、ドラマの役柄よりも素の表情を重視した内容である。特に『JET STREAM』は、都内の高架下と屋上を交互に巡る構成が独特で、撮影班が風速計を持ち歩いたというエピソードが残る。
雑誌連載[編集]
『[[週刊ドラマ人]]』「まきちゃんの小道具通信」([[2020年]] - ) 『[[月刊ポップアクト]]』「タイジェトの夜ふかしノート」([[2022年]] - )
連載では、役作りに使った台本の書き込みや、稽古場で見つけた奇妙な貼り紙の話が中心である。編集部によれば、本人の原稿は1回につき必ず3か所だけ縦書きと横書きが混在するため、校正がやや難しいという。
受賞歴[編集]
[[2018年]] - 第11回深夜演技奨励賞 受賞、『午前3時のリングサイド』の演技により [[2020年]] - 第24回東日本放送ドラマ新人賞 受賞、『駅前探偵クロニクル』により [[2022年]] - 第18回東京若手演技賞 新人賞 受賞、『サーカス町の午後』により [[2024年]] - 第7回日本夜景文化大賞 特別賞 受賞、深夜帯作品への継続的貢献により
受賞理由はいずれも「静かな場面での緊張感」と「妙に場を和ませる間」が評価されたものである。一方で、授賞式のスピーチが毎回やや長く、マイクの電池残量を気にされることでも知られる。
脚注[編集]
注釈[編集]
1. 芸名の「タイガージェット」は、本人が幼少期に見た玩具の戦闘機の名称と、商店街の虎柄看板を組み合わせたものとされる。 2. 「まきちゃん」は、家族が幼少期から呼んでいた愛称である。 3. 事務所内では、連絡事項をすべて付箋で返す習慣があるため、この呼び名が定着した。
出典[編集]
[1] 佐伯奈々『深夜帯スターの作法』白鳳社、2023年、pp. 41-58. [2] 高瀬雄一『コンビニ映画論: 24時間の演技設計』東都出版、2021年、Vol. 3, pp. 112-129. [3] 文化芸能新聞社 編『平成後期のテレビ俳優名鑑』文化芸能新聞社、2022年、第2巻第4号、pp. 7-19. [4] Margaret L. Turner, “The Night Market Performance in Japan,” Journal of Media Folklore, Vol. 18, No. 2, pp. 77-95. [5] 伊沢真紀『ジェット・ハウスの人材発掘記』青灯書房、2020年、pp. 203-217. [6] 『月刊ポップアクト』編集部「タイジェト現象とその周辺」月刊ポップアクト、2024年、第31巻第8号、pp. 4-11. [7] 河合正彦『舞台裏の礼儀と照明』南雲社、2019年、pp. 90-104. [8] Linda K. Morris, “Subway Hours and Celebrity Memory,” Performing Arts Review, Vol. 9, No. 1, pp. 5-23. [9] 『週刊ドラマ人』編集部「巻子からまきちゃんへ」週刊ドラマ人、2022年、第45号、pp. 16-21. [10] 田辺みどり『歌う俳優の身体技法』鳳凰館、2024年、pp. 61-88.
外部リンク[編集]
ジェット・ハウス 公式プロフィール まきちゃん公式ファンクラブ「JET ROOM」 Tiger Jet Makichan Archive 夜更けのジェット便 アーカイブサイト
脚注
- ^ 佐伯奈々『深夜帯スターの作法』白鳳社、2023年、pp. 41-58.
- ^ 高瀬雄一『コンビニ映画論: 24時間の演技設計』東都出版、2021年、Vol. 3, pp. 112-129.
- ^ 文化芸能新聞社 編『平成後期のテレビ俳優名鑑』文化芸能新聞社、2022年、第2巻第4号、pp. 7-19.
- ^ Margaret L. Turner, “The Night Market Performance in Japan,” Journal of Media Folklore, Vol. 18, No. 2, pp. 77-95.
- ^ 伊沢真紀『ジェット・ハウスの人材発掘記』青灯書房、2020年、pp. 203-217.
- ^ 『月刊ポップアクト』編集部「タイジェト現象とその周辺」月刊ポップアクト、2024年、第31巻第8号、pp. 4-11.
- ^ 河合正彦『舞台裏の礼儀と照明』南雲社、2019年、pp. 90-104.
- ^ Linda K. Morris, “Subway Hours and Celebrity Memory,” Performing Arts Review, Vol. 9, No. 1, pp. 5-23.
- ^ 『週刊ドラマ人』編集部「巻子からまきちゃんへ」週刊ドラマ人、2022年、第45号、pp. 16-21.
- ^ 田辺みどり『歌う俳優の身体技法』鳳凰館、2024年、pp. 61-88.
外部リンク
- ジェット・ハウス 公式プロフィール
- まきちゃん公式ファンクラブ「JET ROOM」
- Tiger Jet Makichan Archive
- 夜更けのジェット便 アーカイブサイト
- 日本芸能夜間研究会