中嶋 久尚
| 名前 | 中嶋 久尚 |
|---|---|
| 本名 | 中嶋 久尚(同じ) |
| ニックネーム | レシ坊(れしぼう) |
| 生年月日 | 1989年8月17日 |
| 没年月日 | — |
| 出身地 | |
| 血液型 | O型 |
| 身長 | 173 cm |
| 方言 | 北関東方言(さいたま弁寄り) |
| 最終学歴 | 芸笑学部 卒業 |
| 師匠 | |
| 弟子 | 0〜2名(活動状況により変動) |
| 相方 | —(ピン) |
| 芸風 | レシート読み上げ漫談、説明調ボケ、即席“計測”で落とす |
| 事務所 | 大宮オレンジラボ |
| 活動時期 | 2013年 - 現在 |
| 他の活動 | ラジオ、ナレーション、企業研修(社内ツッコミ講座) |
| 配偶者 | 一般非公開 |
| 親族 | 不明(本人の言う“家系イベント”は毎回別) |
| 受賞歴 | R-1ぐらんぷり予選通過常連 / 説明芸グランプリ特別賞 |
| 公式サイト | 大宮オレンジラボ・中嶋久尚ページ |
中嶋 久尚(なかじま ひさたか、1989年〈平成元年〉8月17日 - )は、日本の[[お笑いタレント]]、[[司会者]]、[[ナレーター]]。[[大宮オレンジラボ]]所属の[[ピン芸人]]で、数字の多い説明芸と“レシート読み上げ漫談”で知られている[1]。
概要[編集]
中嶋 久尚は、観客の手元にある“何か”を勝手に想定して語り始める[[お笑いタレント]]として知られる。特に、生活音・会話・レシートの情報量を過剰に誇張して、最後に「計測不能です」という結論で着地する芸が特徴である[1]。
同氏は2010年代半ばから、[[埼玉県]][[大宮駅]]周辺の劇場群で評判となり、のちに東京へ“転送”されたとされる(本人談)。なお、転送は比喩ではなく、実際に自宅の住所を“配送会社の推奨表示”に変えたことがきっかけと説明されている[2]。
略歴/来歴/経歴[編集]
学生時代:計測オタクの芽[編集]
中嶋はで育ち、学園では「伝える内容の長さ」を競う“ノート折り曲げ選手権”に参加していたとされる[3]。ただし本人は、勝利条件が「ページ角度の誤差±3度以内」だったと語り、当時の校内ルールを記した文書が存在すると主張している。
また、[[国際芸笑学院]]では“説明のための説明”を研究テーマとして、授業の合間に[[電卓]]を小道具化した。講義名は「冗長性と倫理—誤差の笑い学—」であったとされ、単位は「出席率ではなく、言い換え回数」で付与されたという[4]。
デビュー:大宮で“レシート芸”確立[編集]
2013年、同氏はが運営するミニライブ会場で初登場したとされる。最初のネタは、コンビではなくピンとして「本日の購入履歴を読み上げるだけ」というもので、客席が笑う理由は一切説明されなかったという。
転機は同年11月、衣装のポケットから万引き疑惑寸前の古いレシートが落ち、会場スタッフが慌てて拾おうとした瞬間に中嶋が「はい、証拠は3点です。1)価格 2)時間 3)顔(推定)」と即興で言い切ってしまったことだったと語られている[5]。結果、疑惑は笑いに変換され、以後“レシート読み上げ漫談”が看板芸となった。
東京進出と事務所移籍[編集]
2017年、[[大宮オレンジラボ]]に所属。所属の決め手は、事務所が出した契約書の表紙に「説明芸は再現可能」と書かれていた点だと中嶋は述べている[6]。その後はの小劇場で週2回のライブを行い、平均集客は“毎回同じ数字”になるまで改善を繰り返したとされる。
ただし同氏の記録では、集客数が「観客の人数+照明の点灯数−空調の稼働音(dB)」で表現されており、数式の出典は未提示である。要するに、同氏の改善は社会的データというより“体感の統計”として運用された面があるとされる[7]。
人物[編集]
中嶋 久尚は、自己紹介の冒頭で必ず「今日の気温を小数点第2位まで言える人はいますか」と問いかける癖がある。回答がない場合でも、観客の沈黙を“0.00℃”と解釈し、落語のように畳みかける方式で立て直すとされる[8]。
また、本人は[[金子ギャグ蔵]]を師匠として挙げるが、師弟関係の実態はあいまいである。金子が“ギャグ蔵”という名で活動している期間(1996年〜2003年)とは中嶋の学生期間が重ならないため、時系列の整合性について報道側から突っ込まれることがあった。これに対し中嶋は「師匠は時空を借りる。だからズレるのが正解」と説明したとされる[9]。
なお、本人の私生活は謎とされるが、配偶者について「同じレシートを二度見ない人」と言ったことがある。笑いに見せつつ、本人が物の履歴を重視する性格を示しているとして観察されている[10]。
芸風/作風[編集]
芸風は、説明型のボケと、最後の“計測不能”によるツッコミ不要の着地で構成される。中でも「レシートを読む」回では、商品名の読み上げだけで終わらず、購入動機を勝手に物語化する。たとえば『醤油(推定)』を引くと「家庭の会議で合意形成が行われなかった」といった風に、生活史へ転調する[11]。
また、即席で数式や条件分岐を作り、“観客の反応率”を推定して結論に置く。彼の代表的なフレーズは「確率は未確定ですが、笑いは確定です」である[12]。この言い回しは、番組ディレクターが“最後に温度を下げる”目的で提案したとされるが、本人は「下げる温度が笑いの温度」と反転させて採用したとしている。
一方で、説明の情報量が過剰になるため、初見の観客には“何を面白いと感じればよいか”が分かりにくいという指摘もある。とはいえ、二度見すると伏線が単なる嘘ではなく“観客の常識を測る装置”として働くよう設計されていると評価されている[13]。
受賞歴・評価[編集]
受賞歴としては、[[R-1ぐらんぷり]]予選通過常連が挙げられる。本人は本戦への到達より、予選での“聞き取りづらさ”を磨くことに集中していたとされる。たとえば2018年の予選では、ネタ時間が規定より1分14秒長かったにもかかわらず、判定が“説明の余白が美しい”として好意的だったという[14]。
また、説明芸に特化した地域大会「説明芸グランプリ」で特別賞を受賞したと報じられている。この賞は、観客が理解してから笑うのではなく、“理解が追いつく途中で笑ってしまう”現象を重視するのが特徴とされる[15]。
ただし、評価の背景には賛否がある。テレビ関係者の間では「長いが、長さが笑いの中に溶けている」という支持がある一方、科学番組のスタッフからは「数値が美化されやすい」として注意喚起が行われたとされる[16]。
出演(主なもの)[編集]
テレビでは、[[フジテレビ]]系のバラエティ「朝から説明(とけんです)」へ不定期出演したとされる。番組内で中嶋が“今の気持ちをdBで表現してください”と求めたところ、スタジオの公式ワット数が話題になったといい、公式の測定方法は後日伏せられた[17]。
ラジオでは、[[J-WAVE]]制作の「レシート航海図」にレギュラー参加した。放送では毎回、リスナーが送る“購入品の写真”から架空の家庭会議を作り上げる構成で、メール数は平均約2,700通/月(2019年時点)と報告された[18]。
映画・舞台では、社会派コメディ「沈黙の棚卸し」(2021年)に本人役として出演。劇中で“笑いの在庫がゼロ”と宣言し、観客に拍手を強制する場面が物議を醸したとされるが、結果として拍手の平均継続時間は13.6秒だったと本人が笑いながら語っている[19]。
作品(CD/DVD等)[編集]
作品としては、音声作品『レシ坊の説明は帰宅後に』が知られている。収録は全12トラックで、うち10曲が「0.01単位の言い換え」による差分検証スタイルとされる[20]。
DVD『計測不能の着地』では、ライブ映像に加え、説明芸の“設計図”と称する紙面が封入されたという。紙面には、ツッコミの入る位置を「観客の呼吸の乱れ直後」として○印が付けられており、視聴者からは“これで笑えるの?”という反応があったと記録されている[21]。
また、配信としては『中嶋久尚の家計会議ちゃんねる』があり、週1回のショート動画で“商品名を物語に変換する速度”を競っていた。もっとも、本人が計測した速度はkm/hではなく「心拍の平均増加率」で表現されており、一般的な換算は不明である[22]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 中嶋久尚『レシ坊の説明は帰宅後に』大宮オレンジラボ出版, 2020.
- ^ 山田咲良『笑いは誤差でできている—説明芸の設計学—』春秋出版, 2019.
- ^ 田中宗一郎『日本のピン芸における冗長性の最適化』コメディ研究会誌, 第12巻第3号, pp.45-62, 2021.
- ^ Kwon, Min-Ho『Rhetoric as Measurement: A Study of “Unmeasurable Conclusions”』Journal of Applied Humor, Vol.7, No.2, pp.101-118, 2022.
- ^ 【国際芸笑学院】『授業記録集:冗長性と倫理—誤差の笑い学—』国際芸笑学院学術室, 2016.
- ^ 藤井麻衣『地域劇場における説明型観客反応の時系列』東日本放送技術研究, 第24巻第1号, pp.9-27, 2018.
- ^ 金子ギャグ蔵『師匠という時空の借用書』ギャグ蔵文庫, 2004.
- ^ 松本圭介『笑いの在庫管理—棚卸しコメディ論—』笑芸舎, 2022.
- ^ (書名が一部誤記)中嶋久尚『計測不能の着地』大宮オレンジラボ印刷, 2021.
- ^ 佐藤亮『ラジオ台本の“言い換え係数”推定法』音声芸能レビュー, Vol.3, No.4, pp.77-88, 2020.
外部リンク
- 大宮オレンジラボ 公式プロフィール
- レシート航海図 番組アーカイブ
- 家計会議ちゃんねる 公式チャンネル
- 国際芸笑学院 卒業生インタビュー
- 計測不能ファンページ