利光権三郎3世
| 名前 | 利光権三郎3世 |
|---|---|
| 本名 | 利光権三郎(としみつ ごんざぶろう)※公表日が「後日」扱いとされる |
| ニックネーム | 三世(さんせい)/ 47式(しじゅうななしき) |
| 生年月日 | 1972年4月17日 |
| 没年月日 | |
| 出身地 | (ただし本人は「埼北」とも語る) |
| 血液型 | O型(出身高校の校歌がO調で始まるためとされる) |
| 身長 | 172 cm(靴込みは173 cmと公称) |
| 方言 | 東武線方言(語尾を上げてから言い直す癖がある) |
| 最終学歴 | の私立「利光学園芸能高等学校」芸笑科(廃科とされる) |
| 師匠 | [[鳳雲亭ことぶき]](ほううんてい) |
| 弟子 | 不在(「弟子は借りるもの」という持論による) |
| 相方 | |
| 芸風 | 漫談・実務家ギャグ・行政手続き風コント(ツッコミは本人が担当するとされる) |
| 事務所 | 利光権三郎3世劇団 |
| 活動時期 | 1999年 - 現在 |
| 他の活動 | ラジオ、司会、舞台脚本 |
| 配偶者 | あり(本人は「年に1回だけ紹介する権利」と語る) |
| 親族 | 「利光権三郎」名義の家系が続くとされる(4世の存在は否定も肯定もしない) |
| 受賞歴 | R-1ぐらんぷり(2018年ファイナリスト)/ 2021年“手続き芸”特別賞 |
| 公式サイト | 利光権三郎3世劇団 公式サイト |
利光権三郎3世(としみつ ごんざぶろう さんせい)は、の[[お笑い芸人]]、[[司会者]]。[[利光権三郎3世劇団]]所属で、[[1999年]]デビューとされる。出身地や経歴の詳細は「家訓」により秘匿されてきたが、近年は冠番組でその一部が明かされつつある[1]。
概要[編集]
利光権三郎3世は、[[日本]]のお笑い芸人であり、行政文書の語感を転用した独特の漫談とされる。本人の口上では「笑いは申請書類であり、落款がエンディングである」と説明され、観客に対して“提出期限”を繰り返し提示するのが特徴として知られている[2]。
なお、芸名の「3世」は生物学的な世代ではなく、利光家が代々受け継いだ「封筒番号」が三段階目に到達したことに由来するとされる。別の資料では、3世が“第三種郵便の高速ルート”を開発したとする記述もあり、経歴の一部は公式に「解釈待ち」と扱われている[3]。
略歴/来歴[編集]
利光権三郎3世は1972年4月17日、で生まれたとされる。学生時代は、校内の掲示板を「更新日」ではなく「更新願い」と呼び、文化祭では模擬行政窓口を担当したことで地元で話題になったとされる[4]。
1994年、本人はの民間研修施設「実務笑学講座」に短期参加した。そこで、のちに師匠となる[[鳳雲亭ことぶき]]と出会い、台本作法として「一文目で数字を置き、二文目で規程を疑い、三文目で心を謝る」ことが教えられたと語る[5]。この“心を謝る”工程が、現在のテンポの核だとされる。
1999年、利光権三郎3世劇団名義でデビューした。デビュー作『申請する笑い』は、当時の地方局の深夜枠でテスト放送されたのち、同枠のプロデューサーが“音が書類の手触りになっている”と評したことで、翌年には東京の小劇場へ出演の場を移したとされる[6]。
東京進出[編集]
2002年、のライブハウス「書式ナイト」へ出演し、観客の笑いが平均して“申請番号が呼ばれる瞬間”に集中したと報告された[7]。本人はこの現象を「笑いの同期現象」と呼び、以後のネタでは番号読み上げを必ず入れるようになったとされる。なお、当時のチケットは“半券の裏にだけ答えがある”方式だったとされ、会場スタッフが頭を抱えたという逸話が残っている[7]。
芸名の3世化[編集]
芸名が「利光権三郎3世」と確定したのは2008年のこととされる。前年、利光家の家訓に基づく家宝の封筒を開けた際、「第三封緘(だいさんふうかん)」の文字が見えたことが契機だったと本人は説明した[8]。一方で、関係者の回想では「単に三回目の相方募集に成功したから」だともされ、本人は「どちらも正しい」と主張している[8]。
人物[編集]
利光権三郎3世は、台本の制作段階で“言葉の速度”を計測することで知られる。たとえば、冒頭の自己紹介は「開始から2.3秒以内に“権三郎3世”を言い切る」とルール化されているとされる[9]。
また、楽屋ではコーヒーではなく「温度調整済みの水」を飲む。理由は「液体の粘度が一定でないと、謝罪の“声の丸み”が変わる」ためと説明されている[10]。さらに、舞台の床にテープで円を描き、その円の直径を「47 cm」に設定している。これは出囃子の替わりに“自分の逃げ道”を確保するためだとされるが、本人は「逃げ道は笑いの一部」とも述べている[11]。
一方で、司会の場では急に丁寧語になり、終演後は観客に「ご提出ありがとうございました」と声をかける。この丁寧さが演技の没入を高めたとして、後述する賞レースでは評価点の一部になったとされる[12]。
芸風/作風[編集]
利光権三郎3世の芸風は、漫談を中心に行政手続き・公的機関の語彙・郵便制度の比喩を用いるものとして知られている。特に「窓口番号」「受付可否」「添付書類の不足」を笑いに転換する手法が特徴である[13]。
ネタ作成は本人が担当するとされ、下書きは常にA5用紙で統一されている。紙の角を折らない理由は「折り目は“例外条項”として誤読される」ためだと説明された[14]。また、笑いの山は“規程の矛盾が一度だけ現れる位置”に置かれることが多く、矛盾の提示には毎回、数字を2つ以上含めるとされる。
なお、代表的な形式として「第三種の比喩」「署名欄の感情」「添付の願望」の3部構成があり、最後に“判子ではなく拍手”で締めることが観客の予想を裏切る点として評価されている[15]。このスタイルは司会番組でも同様に用いられ、「笑いの司会進行書」が画面上に一瞬だけ出る演出が話題となったとされる[16]。
ツッコミの設計[編集]
本人のツッコミは、ボケよりも先に“前提条件”を列挙する形式で行われる。例として「前提:いまは雨。仮定:申請は終わっていない。帰結:笑っていいのは“傘の責任範囲”だけ」といった論理の遊戯が披露されるとされる[17]。なお、ここでの数字は主に“住所表記の文字数”から選ぶとされ、観客が知らないうちに自分の地名まで組み込まれていることがあるという[17]。
出囃子・間の文化[編集]
出囃子はCDのジングルではなく、舞台袖の鈴の音で代替されるとされる。鈴の呼び出しは3回で、1回目は「申請のための沈黙」、2回目は「疑いの開始」、3回目は「拍手の予告」と説明されている[18]。このため、観客が拍手を早めると“予告が外れた”として本人がわずかに困った顔をするのが恒例だとされる[18]。
受賞歴[編集]
利光権三世はR-1ぐらんぷり2018年ファイナリストとされ、同年の審査では「丁寧さの中に矛盾がある」点が評価されたとされる[19]。一方、同レースの別資料では「矛盾があるのに真顔が崩れない」のが高得点だったと記されており、審査員の記憶差が露出していると指摘されている[19]。
また、2021年には“手続き芸”特別賞を受賞したとされる。この賞は形式的にはコント技術を対象とするが、実際には司会進行能力とセットで評価されたとする証言がある[20]。本人は授賞式で「提出が遅れましたが、笑いは延滞しません」と述べ、会場を静かに沸かせたとして報じられた[20]。
なお、別年の受賞として『第12回東北書式芸能祭』で最優秀「誤読笑」を獲得したという記録もある。ただし当該年の公式サイトは長らく更新停止状態で、出典の扱いには揺れがあるとされる[21]。
出演[編集]
テレビでは、バラエティ番組『[[窓口バラエティ]]』で準レギュラーとして知られている。ここでは、ゲストの発言に対し「受付番号が存在しない」と突っ込むコーナーが人気になったとされる[22]。
ラジオでは『利光権三郎3世の“47分だけ”』が長寿番組として扱われている。番組の固定企画は「添付書類を読まずに判断する」「署名欄の気持ちを読む」といったもので、リスナー投稿が“実際に提出されたもの”のような体裁で紹介されることがある[23]。そのため、郵便番号を誤って書いたリスナーが一度だけ“返送扱い”として扱われた回が名物になったとされる[23]。
舞台では、の小劇場を拠点に『封緘(ふうかん)三部作』を上演した。第一部は『第一封筒の余白』、第二部は『第二条項の息遣い』、第三部は『第三種のため息』と命名され、終盤に観客へ“拍手用の提出用紙”が配られる演出が話題になったとされる[24]。
作品[編集]
CDとしては『47分の添付』が発売されたとされる。収録曲はコメディーソングではなく、本人が“読み上げ”を楽曲化した形式であり、歌詞には「不足」「再提出」「例外」「受付不可」の語が反復される[25]。
書籍としては『権三郎3世の受付思考』(2020年)があるとされる。同書では、日常の会話を“申請書の項目”に置き換えるワークが紹介されている。たとえば「好き嫌いは欄外の感情として書く」など、具体例が多いとして評判になったとされる[26]。
さらに、VTR教材『実務家ギャグ入門(第2巻)』も出ている。ここでは、笑いの前に必ず「前提を言う」ことが推奨される一方で、巻末に“前提が崩れた場合は謝罪で回復”という注意書きがあり、芸人の実務に近い内容として受け取られた[27]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 編集部『週刊お笑い書式通信』第214号、架空出版、2020年。
- ^ 山田沼三郎「利光家に伝わる“封筒番号”の運用史(第三封緘まで)」『滑稽学研究』Vol.12第3号、滑稽学会、2019年、pp.45-61。
- ^ 佐伯カオル「司会進行書としての漫談—利光権三郎3世の受付語彙」『メディア芸能レビュー』第7巻第1号、メディア芸能研究所、2021年、pp.10-29。
- ^ D. Thompson,
- ^ A. K. Hallow,
- ^ 堀口ミナ「“笑いの同期現象”は本当に起きるのか」『現場音響と表現』Vol.4No.2、音響表現研究会、2018年、pp.88-103。
- ^ 鳳雲亭ことぶき『師匠の謝罪論:一文目の数字と二文目の疑い』北関東文芸社、2006年、pp.12-39。
- ^ 利光権三郎3世『権三郎3世の受付思考』利光学園芸能出版局、2020年。
- ^ 松葉銀二「手続き芸特別賞の審査基準に関する暫定報告」『日本コメディ制度研究』第9巻第4号、日本コメディ制度学会、2021年、pp.201-219。
- ^ 注釈:『東北書式芸能祭』公式資料(閲覧停止中)—利光家関係者が保管していた写しに基づく記述、2022年(要出典扱い)。
外部リンク
- 利光権三郎3世劇団 公式サイト
- 実務笑学講座 アーカイブ
- 書式ナイト 会場日誌
- 窓口バラエティ 番組公式ページ(音声版)
- 滑稽学研究(バックナンバー)