宇田 雅人
| 芸名 | 宇田 雅人 |
|---|---|
| ふりがな | うだ まさと |
| 画像ファイル | UdaMasato_OfficialPortrait.jpg |
| 画像サイズ | 240px |
| 画像コメント | 『週刊・雅人事件』の記者会見衣装で撮影されたとされる |
| 生年 | 1952年〈昭和27年〉 |
| 生月 | 12月 |
| 生日 | 12月12日 |
| 身長 | 172 cm |
| 血液型 | A型(本人談) |
| 職業 | 俳優・タレント・歌手 |
| ジャンル | コメディドラマ/ミュージカル/バラエティ |
| 活動期間 | 1978年 - 現在 |
| 活動内容 | テレビドラマ、舞台、歌唱、司会 |
| 配偶者 | 非公表(ただし「毎年3回だけ手紙を読む」と発言) |
| 事務所 | 株式会社宇田プロダクション |
| 公式サイト | https://uda-masato.example.jp |
| 主な作品 | 『銀河の居酒屋』、『週刊・雅人事件』、『雅人の夜汽車』 |
| 受賞歴 | 日本演劇学会賞(脚本推薦枠)、東京コメディ大賞、TVナビ新人部門特別賞 |
宇田 雅人(よみ、[[1952年]]〈[[昭和]]27年〉[[12月12日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。所属は[[株式会社宇田プロダクション]]。愛称は「うだまさ」。代表作は『銀河の居酒屋』、『週刊・雅人事件』である。
略歴/来歴[編集]
宇田 雅人は、[[東京都]]の下町に近い[[神奈川県]][[横浜市]]で生まれたとされる。母は洋裁学校の講師であり、雅人は幼少期から針目を数える癖があったと報じられた。特に「1針目から3,142針目までが正しいリズム」という独自の数え歌を家庭内で披露していたとされ、後年のコメディ時代芸がこの“数え癖”を土台にしているとも説明された。
高校卒業後、[[1976年]]に[[神奈川放送芸術学院]]へ進学したのち、[[1978年]]に“身長172cmを前提にした滑舌計算”が評価され、[[株式会社宇田プロダクション]]のオーディション枠で採用された。同年、深夜枠のバラエティ『[[夜の12分間]]』に「名もなき常連役」として出演し、当時の視聴者投票で“最も台本が要らなそうな声”第1位を獲得したとされる。もっとも、この投票がどこで行われたかは記録が分散しているとも指摘されている[1]。
デビュー作として語られることが多いのは[[1982年]]のドラマ『[[銀河の居酒屋]]』である。同作は“居酒屋を宇宙港に見立てる”という設定が特徴であり、宇田は店員役として出演した。同年12月、同作の番宣イベントで歌唱した即興曲がCD化され、結果として歌手活動の布石になったとされる。なお、宇田は「最初のデモはテープが2回巻き戻って、合計でちょうど10.5分間ズレた」と語っており、関係者はその再現性の高さに驚いたと回想した[2]。
人物(性格・逸話/私生活)[編集]
宇田雅人は、現場での段取りを“会話の温度”で管理することで知られている。共演者によれば、セリフの前に必ず「今の温度は摂氏何度か」を質問し、摂氏26度なら間を0.7秒、25度なら間を0.9秒にするよう指示するという。本人は「科学的というより、祖母が湯呑みの湯気で占う人だっただけ」と述べたが、監督は“湯気の天気予報”として利用したとされる。
逸話として有名なのは、[[1986年]]の舞台『[[青い階段のチェロ]]』での出来事である。宇田は終盤で転倒する演技が予定されていたが、当日だけ床が予想より2mm沈んでいたため、転倒の軌道を“2mm分だけ未来へずらす”発想で調整したとされる。観客には結果として「転倒が美しく見える」と評され、脚本家は後日「転倒は偶然ではなく編集された」と記したとされる。ただし、編集の原稿が見つからず、要出典の扱いになったとも伝えられている[3]。
私生活については多くが非公開である。一方で宇田は「毎年3回だけ、同じ便箋を同じ枚数(合計18枚)使って手紙を書く」とバラエティ番組内で明かした。宛名の文字数は毎回21文字で、差出日も“月の満ち欠け”に連動させるという。数字へのこだわりは健康のための習慣であると説明され、視聴者から“宇田の暦”としてファンサイトが作られたという報告がある。
出演[編集]
宇田雅人はテレビドラマでの演技に加え、舞台・劇場アニメ・バラエティ番組・ラジオ番組など幅広く出演している。テレビドラマでは[[1991年]]の『[[週刊・雅人事件]]』に主演を果たし、同作で“事件より先に人の癖を見抜く男”として人気を博した。初主演を果たしたとされるこのシリーズは、放送回ごとにBGMの和音が一段階ずつ変化する形式で、視聴者は終盤でその変化を暗号のように読み解いたとされる。
映画では[[1997年]]の『[[滑舌レンジャー]]』に出演し、変身前の素顔を演じる“無口のヒーロー”で共演者から「最も声が小さいのに存在感が最大」と評された。同年、宇田は特別出演として[[横浜]]の屋外撮影にも参加し、風向きが変わるたびにセリフの終端を微調整したとされる。
舞台では『[[青い階段のチェロ]]』『[[白夜の回転木馬]]』などで主演を務めた。劇場アニメでは[[2003年]]の『[[星屑スナック・ラジオ]]』に声優として起用された。バラエティでは『[[夜の12分間]]』から長く続く派生枠に出演し、ラジオ『[[雅人の夜汽車]]』ではリスナーから“次回の終電予告”を募集して話題となった。CMでは[[2010年]]の[[宇田信用金庫]]イメージキャラクターに起用され、“笑う速度が早い人ほど得をする”というキャッチが話題となった。
作品[編集]
宇田雅人の作品は、映像作品、歌唱作品の両方で整理されることが多い。シングルは[[1982年]]に“即興曲がCD化”された流れを受け、翌[[1983年]]に『[[居酒屋オービット]]』で初めてメジャーリリースを果たしたとされる。アルバムでは『[[雅人の夜汽車]]』が特に知られており、収録曲は全17曲で構成され、曲ごとに“間奏の長さ”が0.3秒刻みで設計されていると説明された。
映像作品としては、[[1999年]]のライブ映像『[[銀河の居酒屋 LIVE at 横浜]]』がある。同作の初回盤特典には、宇田が数え歌を録音した音声が付属していたとされ、ファンの間では「耳でカウントして当てるゲーム」が流行したという。本人は「ゲームじゃなくて呼吸の訓練」と否定したが、視聴者の投稿が増えたことで結果として“ゲーム化”したとも報じられている。
なお、宇田は主演作の楽曲を“役名のまま”歌うことでも知られる。『[[週刊・雅人事件]]』の主題歌『[[罪より癖]]』では、歌詞に捜査手順が一切出てこないにもかかわらず、視聴者が「捜査の気配」を感じると評価したことで人気を博した。
書籍[編集]
書籍分野では写真集と雑誌連載を中心に展開している。写真集『[[172cmの約束]]』は、本人の身長をテーマに“靴底の厚みを統一する”という撮影方針で作られたとされる。企画側は、被写体の姿勢ブレを防ぐために“撮影日ごとの気圧”を記録し、各ページのトーン調整に反映したと述べた。ただし、その気圧データが公開されなかったため、出版社側に問い合わせが殺到したという[4]。
雑誌連載では『[[週刊ナンバーズ・ファクトリー]]』で「数字で読む芸能」というコーナーを担当した。同連載は毎月第2水曜日更新で、連載第73回にて宇田が“自分のセリフの長さは平均で何文字か”を算出し、読者の間で計算遊びが広がったとされる。さらに、[[2015年]]からはエッセイ『[[雅人の小さな天気]]』の連載も開始し、ラジオの台本作りを裏側から紹介したと報じられた。
受賞歴[編集]
宇田雅人は、演技面と音楽面の両方から評価される機会が多い。[[1994年]]に[[東京コメディ大賞]]の新人部門特別賞を受賞したとされる。受賞理由は“笑いの間を視覚化する演技”と説明され、当時の審査員は「彼は沈黙を編集する」と記したと報じられた[5]。
また[[1999年]]には日本演劇学会賞の推薦枠を受賞した。受賞理由としては、舞台『[[白夜の回転木馬]]』での演出が“音響設計と台詞の語尾が一致した”点が挙げられた。ただし授賞式の資料では“一致”を数式で示しており、数式が当時の物理部出身の職員により作成されたとされる一方、出典は明示されなかったとも指摘されている[6]。
その後[[2008年]]にはTVナビ特別賞を受賞し、さらに[[2016年]]の舞台『[[銀河の居酒屋 Reprise]]』では主演俳優として評価された。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 佐倉千尋『数字で読む芸能史(増補版)』青灯社, 2021.
- ^ Martha K. Thornton『Interval Comedy and the Japanese Stage』Routledge, 2018. Vol.2 pp.41-66.
- ^ 宇田プロダクション 編『宇田雅人 伝説と計測』中央演芸出版, 2010. 第3巻第2号 pp.12-19.
- ^ 田中稜『バラエティ制作の裏側——沈黙を編集する現場』講談社メディア, 2006. pp.203-219.
- ^ 『東京コメディ大賞 審査報告書(1994年)』東京コメディ大賞事務局, 1995. pp.9-27.
- ^ 中村和泉『劇場アニメ声優の身体技法』日本映画学会, 2007. Vol.5 pp.88-103.
- ^ 山路健司『気圧と写真の色温度——出版現場の小さな戦争』写真文化研究所, 2016. pp.57-74.
- ^ 城戸玲香『ラジオ台本の数学化』NHK出版, 2012. pp.131-148.
- ^ Hiroshi Uda『The Night Train Persona in Contemporary Media』Springer, 2020. pp.77-95.
- ^ 『宇田雅人特集号』週刊ナンバーズ・ファクトリー編集部, 2017. 第11巻第4号 pp.3-40.
外部リンク
- 宇田雅人 公式ファンクラブ
- 宇田プロダクション 公式サイト
- 夜の12分間 放送アーカイブ
- 週刊ナンバーズ・ファクトリー(連載ページ)
- 雅人の夜汽車(公開台本集)