富美沢梅男
| 芸名 | 富美沢 梅男 |
|---|---|
| ふりがな | ふみさわ うめお |
| 画像ファイル | Fumisawa_Umeo.jpg |
| 画像サイズ | 300×400px |
| 画像コメント | 『ウメ男節』のポーズで撮影された宣材写真 |
| 生年 | 1958年〈昭和33年〉 |
| 生月 | 11月 |
| 生日 | 7日 |
| 身長 | 173cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | コメディ、朗読ミュージカル、昭和歌謡 |
| 活動期間 | 1981年 - |
| 活動内容 | テレビドラマ、映画、舞台、バラエティ、CM、ラジオ、歌手活動 |
| 配偶者 | 非公開(噂としては台本書きとされる) |
| 事務所 | 緋鶴芸能 |
| 公式サイト | https://www.fumisawa-umeo.jp |
| 主な作品 | 『朝からドン!ウメ男』、『梅男の路地裏説法』、『ウメ男節〜第三章〜』 |
| 受賞歴 | テレビ演芸新人賞、舞台功労賞(架空) |
富美沢 梅男(ふみさわ うめお、〈33年〉 - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。大阪の舞台出身で、所属事務所は[[緋鶴芸能]]、愛称は「ウメさん」。代表作はバラエティ『[[朝からドン!ウメ男]]』などである[1]。
略歴/来歴[編集]
富美沢梅男は、で生まれ、幼少期から落語会の客席で“反応の速さ”を売りにしていた人物である。家では梅干しの種を数えて遊ぶ癖があり、祖母が「笑いは種より小さく、記憶は種より長い」と言ったことが、後年の彼の語りの節回しに影響したとされる[1]。
高校卒業後、彼は地方紙の折り込みを配るアルバイトと並行し、夜は「即興朗読研究会」に通った。当時の会の看板は内の公民館に掲げられていたが、研究会の会計係が“1回の朗読につき500円を積み立てる”という独自ルールを作り、参加者が増えたという逸話が残っている[2]。なお、富美沢のデビュー年は1981年とされるが、当時の資料が「1980年の最終週」と「1981年の初週」で食い違っており、同年にまたがって記録が更新されたと指摘されている[3]。
1984年にはテレビ番組『[[朝からドン!ウメ男]]』の試験枠に“本人の声だけでスタジオの照明色を当てる”という異様なオーディションで抜擢された。合格条件は「蛍光灯の種類を4秒以内に言い当てること」とされ、本人は「俺、見たんちゃう、聞いたんや」と語ったと伝えられている[4]。この出来事以降、富美沢は「しゃべるほどに声が太くなる」類のパフォーマンスで話題となり、以降は俳優・タレント・歌手として同時並行で活動していった[5]。
人物(性格・逸話/私生活)[編集]
富美沢は、日本の芸能界で珍しい“段取り依存型”の性格で知られている。台本を読む前に必ず裏表紙を触り、ページの角度から台詞の「感情の曲がり方」を推定するという。制作スタッフは「几帳面というより、儀式に近い」と証言している[6]。
逸話として、彼が共演者の緊張をほぐすために、必ず撮影前に“誰かの靴下の色”を当てに行く習慣があったとされる。ある日、共演者の出身俳優が靴下を履き替えた直後に「その色は“忘れない系”や」と言い当てた結果、現場が爆笑に包まれたという。しかし本人は「当てたのは運じゃなくて、洗剤の匂い」と弁明しており、当時の記録係がメモした“洗剤銘柄コード:UM-17”が後に話題となった[7]。
私生活については、配偶者は非公開とされている。ただし週末だけの小さな古道具屋で朗読の練習をしているとされ、常連客が「週に3回、必ず同じ時間帯(午後2時18分)」に現れると語ったことから、彼の生活リズムは“分刻み”だと認識されるようになった[8]。一方で、本人はインタビューで「時間は嘘をつかないけど、俺は嘘をつく」と述べたとも伝えられており、ここが富美沢の魅力であるとする見方がある[9]。
出演[編集]
富美沢は、テレビドラマでは主にコメディ寄りの役柄で起用されることが多い。1986年には『[[路地裏商店街の事件簿]]』で初主演を果たし、失敗だらけの探偵役として人気を博した。同作では“ズボンのポケットに入るはずのない硬貨”を拾い続ける設定があり、脚本家が「拾うたびに視聴者の罪悪感が減る」ように描いたと語ったという[10]。
映画では『[[梅男と赤い傘]]』(1992年)に主演し、観客が涙のタイミングを間違えるよう設計された“笑い泣きの間”で知られた。同年、当時の興行収入は公称で約2.3億円とされるが、劇場側の集計が「2.300億円」「2.30億円」で揺れており、資料の整合性が議論された[11]。舞台では朗読ミュージカル『[[梅男の路地裏説法]]』で大きく評価され、以降、劇場アニメでは脇役ながら落ち着いた語りとして出演が増えた[12]。
バラエティ番組では『[[朝からドン!ウメ男]]』や『[[たしかめたいんです]]』に出演し、“家庭の常識を一度ずらして戻す”スタイルで知られた。ラジオ番組『[[AM熱血・ウメ男堂]]』では、リスナーから送られた生活の悩みを「梅干しの段階表」に換算して解決策を示すコーナーが話題となった[13]。CMでは、飲料の短期キャンペーンに起用された際、撮影中に自分の台詞だけを3回言い直し、それがそのまま採用されたため「最終稿が“本人の三周目”になっている」と揶揄されたともされる[14]。
作品[編集]
歌手としては、1989年にシングル『[[ウメ男節〜第一章〜]]』でデビューした。翌年、第二章にあたる『[[ウメ男節〜第二章〜]]』が話題となり、同シリーズで第三章まで作られた。第三章の発売日に関しては、公式では1991年3月9日とされるが、流通資料では“1991年3月10日(深夜繰り上げ)”とされている[15]。
アルバムとしては『[[路地裏の音譜]]』(1994年)をリリースし、収録曲の作詞作曲に本人が一部関与していると報じられた。本人は「歌詞は数字で書くと逃げる、だから温度で書く」と述べ、スタッフが歌詞カードに“室温メモ(例:23.1℃)”を添付していたという[16]。映像作品では、ライブ収録『[[ウメ男、立つ!]]』(1996年)と、舞台裏ドキュメント『[[袖の向こうで]]』(1998年)が知られる。なお、映像作品のディスク容量が“8.7GB”と公表されたが、当時の記録では“9.2GB”ともされ、媒体のリードアウト設計が変更された可能性があると指摘されている[17]。
書籍[編集]
書籍分野では、写真集『[[梅の匂いは嘘をつかない]]』(2001年)を刊行した。帯のキャッチコピーは「立ち姿で泣かせる」とされ、撮影はの港倉庫で行われたとされる[18]。
また、雑誌連載『[[ウメ男の数字で散歩]]』を開始し、毎月“歩数”をテーマにエッセイを展開した。連載第1回は「1,234歩で世界が変わる」と書かれたが、本人はインタビューで「1,234歩は占いだよ」と笑って否定したとも報じられている[19]。一方で連載のまとめ本『[[数字の路地裏]]』(2004年)では、歩数だけでなく“使った息”まで数える方法論が紹介され、読者からは「健康法みたいだが劇場みたい」と評された[20]。
近年では、朗読ノウハウ本『[[声の折り目]]』を監修として刊行し、台本の見えない“折り線”を自分の方法で可視化する手順が詳述されたとされる[21]。
受賞歴[編集]
富美沢は、テレビと舞台をまたいだ評価を受けたとされる。1987年には『[[朝からドン!ウメ男]]』の演芸枠でテレビ演芸新人賞を受賞した。授賞理由として「声の“間”が統計的に観客の笑いを前倒しした」と記載されたと伝えられており、ただし審査委員会の議事録が全文公開されていないため、詳細は不明とされる[22]。
舞台分野では、1995年に『[[梅男の路地裏説法]]』が評価され舞台功労賞を受賞したとする資料がある。ただし同賞の正式名称は年によって揺れていた可能性があり、“功労”が“功労(演技)”を意味するのか“功労(総合)”を指すのかは要出典とされることがある[23]。
また、2010年代後半には朗読番組で特別功労の打診があったと報じられた。本人は授賞式当日に欠席したものの、代わりに録音で挨拶を送り、それが話題となったという[24]。この一件は「受賞より先に、声で謝る男」として記憶されている。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 佐倉ミツヒロ『大阪の舞台裏統計:笑いはいつ生まれるか』新潮演芸出版, 2003. pp. 41-58.
- ^ 田辺春香『声の折り目──富美沢梅男の“間”の設計』講談社音楽文庫, 2012. 第2巻第1号, pp. 12-19.
- ^ Margaret A. Thornton『Media Timing and Comedic Delivery』Tokyo Academic Press, 2016. pp. 201-214.
- ^ 緋鶴芸能 編『緋鶴名鑑:1980年代の新人たち』緋鶴芸能出版局, 1989. pp. 3-27.
- ^ 中村ケイト『バラエティ台本の技術論(第7版)』日本放送文化研究所, 1999. pp. 77-90.
- ^ 『AM熱血・ウメ男堂』公式リスナーノート編集部『声で旅する生活換算表』廣文堂, 2005. Vol. 1, pp. 9-33.
- ^ 井上ユリ『笑い泣きの間──映画『梅男と赤い傘』分析』学術映像研究会, 1993. pp. 88-101.
- ^ 古賀修一『舞台功労賞の系譜:名称が揺れる理由』演劇年鑑社, 2008. pp. 141-176.
- ^ 富美沢梅男『数字の路地裏』幻冬ハート文庫, 2004. pp. 5-60.
- ^ 田村文吾『写真集の光学:港倉庫で撮る肌の嘘』神戸写真学会紀要, 2002. Vol. 12, No. 3, pp. 33-47.
外部リンク
- 富美沢梅男 公式ファンクラブ
- 緋鶴芸能 チャンネルアーカイブ
- 朝からドン!ウメ男 番組公式ページ
- ウメ男節 公式ディスコグラフィ
- AM熱血・ウメ男堂 過去放送検索