小野里咲良
| 芸名 | 小野里 咲良 |
|---|---|
| ふりがな | おのざと さくら |
| 画像ファイル | Onozato_Sakura_official.jpg |
| 画像サイズ | 220px |
| 画像コメント | 第19回“里川(さとかわ)”音楽賞のステージにて |
| 生年 | 1996年〈平成8年10年〉 |
| 生月 | 6月 |
| 生日 | 18日 |
| 身長 | 158cm |
| 血液型 | A型(“列車好き”血液型と本人は語る) |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | 青春ドラマ/バラエティ/シティポップ |
| 活動期間 | 2014年 - |
| 活動内容 | 主演ドラマ、ラジオ司会、キャラクターソング |
| 配偶者 | 公表されていない(本人は“駅の時計が相手”と冗談を言う) |
| 事務所 | 燈音芸能 |
| 公式サイト | https://www.touon-sakura.example/ |
| 主な作品 | 『帰ってきた交差点』、『夜間無人駅』、『咲良の里のテーマ』 |
| 受賞歴 | 里川音楽賞新人部門、読切ドラマ大賞主演女優賞 |
小野里 咲良(おのざと さくら、[[1996年]]〈平成8年10年〉[[6月18日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。所属事務所は[[燈音(とうおん)芸能]]で、愛称は「咲良の里(さくらのさと)」として知られている。代表作はドラマ『帰ってきた交差点(かえってきたこうさてん)』および映画『夜間無人駅(やかんむじんえき)』である[1]。
略歴/来歴[編集]
小野里咲良は、[[1996年]]に[[岐阜県]][[岐阜市]]で生まれたとされる。本人の公式プロフィールでは、誕生日は[[6月18日]]で、元号併記の経緯については「家族が年号を数え間違え、訂正せずに成長した」と説明されている[2]。
[[燈音芸能]]に所属している。2014年に“里(さと)”を冠するオーディション「サト-10(てん)」に合格し、同年10月に地上波バラエティ『放課後の向こう側』で初出演を果たした[3]。当時は“声が小さいから”と放送局スタッフに言われ、番組内で「耳元で会話する芸」を即興披露したことが話題となった[4]。
その後、2016年に舞台『十三分の夕焼け(じゅうさんぷんのゆうやけ)』で初主演を果たしたとされる。同作では、劇中の停車時間が「13分」ぴったりに揃うよう、演出上“客席の拍手タイミング”まで台本に組み込んだといい、咲良自身も「呼吸のリズムを拍手で調律した」と語った[5]。
なお、歌手としての活動は2018年に“無人駅の発車ベル”をサンプリングした配信曲『夜間無人駅(やかんむじんえき)』から始まったとされる。この曲がのちに映画『夜間無人駅』の主題歌へ転用された背景には、制作側が「音の出所が謎なほうが、物語が勝手に育つ」と判断した事情があったと報じられている[6]。
人物[編集]
小野里咲良は、インタビューで「性格は“譲れない優しさ”」と表現している。バラエティ番組では、天然というより“段取りが優しい”タイプとして知られ、共演者が緊張しているときに先に自分の失敗を宣言する癖があるとされる[7]。
逸話として、初期のCM撮影で台本を持たずに現場入りしたことが話題となった。当時のスタッフは「台本はどこにありますか」と尋ねたが、咲良は「胸の上に貼ってあります。呼吸で読めます」と答え、結局はメイク道具の裏に隠した折りたたみ台本が見つかったという[8]。この出来事は以降、“失敗しても読み上げ直せる人”という評価につながり、以降のオーディションで有利に働いたとされる。
私生活については、[[東京都]][[渋谷区]]の“時計修理店が併設されたアパート”に住んでいると報じられたことがある。本人は否定も肯定もしなかったが、ラジオ番組『サクラの里音(さくらのさとね)』で「合鍵は3本、予備は4本、合計7本。数え方は“安心の形”」と発言し、ファンの間で“鍵の数信仰”が生まれた[9]。一方で、SNSでは「鍵は数えてはいけない」という短文を投稿し、ファンの考察を翻弄したとされる[10]。
また、座右の銘は「沈黙は音程の前触れ」で、稽古中は[[メトロノーム]]を使わず、代わりに冷蔵庫の稼働音でテンポを合わせるというこだわりがあると報じられている[11]。
出演[編集]
テレビドラマでは、2019年の[[読切ドラマ大賞]]関連ドラマ『帰ってきた交差点』に主演として出演した。道路標識の色が毎回微妙に変わる演出があり、咲良は「自分の心拍で色が決まるふりをした」と語ったとされる[12]。翌年には[[NHK]]の朝ドラ風特番『朝の改札(あさのかいさつ)』にも出演し、“時間の遅れを謝るヒロイン”役で注目を集めた[13]。
映画では、2021年の『夜間無人駅』で初めて主題歌も担当した。撮影は[[神奈川県]][[横浜市]]の海沿いで行われ、終電の時間に合わせて照明担当が“3秒遅らせて点灯”を繰り返したといい、咲良は「光が来るまでの沈黙が、役のセリフだった」とコメントしたとされる[14]。
舞台では、2022年に舞台『十三分の夕焼け』の再演を行い、初演と同じく停車時間“13分”を守った。なお再演では観客の拍手タイミングが揃わない回があり、その回のみ台本の末尾が「謝って終わる」に変更されたとされ、劇団側が“翌日の記録”として残していると報じられた[15]。
バラエティでは、2020年から『放課後の向こう側』に準レギュラーとして出演し、料理コーナーではカレーを「7皿目まで同じ濃さ」にする実験が話題となった。ラジオでは、前述の『サクラの里音』で司会を務め、毎回の冒頭挨拶を「今日も音がある。ないなら、作る」と固定していることで知られる[16]。CMでは、睡眠サプリの[[栄昇(えいしょう)製薬]]案件に起用され、“夢の改札”というコピーで人気を博したとされる[17]。
作品[編集]
シングルとしては、2020年の『咲良の里のテーマ』が代表的で、発売初週の推定売上が「約3.2万枚(アナログ換算含む)」と報じられた[18]。本人はこの数字について「針の重さで差が出る」と笑いながら語ったとされ、ファンは“3.2の神秘”として掲げた。
アルバムでは、2022年に1stアルバム『無人駅で始まる恋』をリリースしている。収録曲は全10曲で、そのうち“ベル音を含む曲”が5曲、“息だけの曲”が2曲とされ、制作側が「言葉を減らすと、演技が増える」と判断したことが背景にあったと推定されている[19]。
映像作品としては、2023年のライブ映像『里音ライブ2022-冬の改札-』がある。ディスク盤面の刻印が「-13:00」とされ、これは“撮影が始まる時刻のつもりが、間違って未来の日付を刻んだ”という製造事情で生じたと本人が語ったとされる[20]。ただし、発売元は「設定上の遊びである」とし、真偽は定かではないとも報じられている[21]。
また、劇中で披露されたバラード『沈黙の音程(しじまのおんてい)』は、配信限定で追加リリースされ、深夜帯の再生数が昼の約1.6倍になったと分析されたとされる[22]。
書籍[編集]
写真集として、2021年に『夜間無人駅とわたし』を刊行している。表紙には改札口が写っているが、撮影地は[[東京都]][[台東区]]の“空きビル改札セット”だとされ、咲良が「実際の駅より、想像の駅が落ち着く」と述べたことが紹介されている[23]。
雑誌連載では、[[講談社]]の女性向けカルチャー誌『まちの音』で「里の所作(さしのしょさ)」というコラムを連載している。内容は“立ち姿の角度”の解説が中心で、回によって「膝の角度は77°」など細かな数値が掲載される。本人は「7は安心、7は帰れる」と語ったとされ、編集部が“健康面を理由に角度の言及を控えた回がある”とも報じられた[24]。
なお、書籍『沈黙は音程の前触れ』は、本人の考え方を整理した対談集として2024年に刊行された。対談相手は“駅員出身の演出家”と表現されているが、実名を明かしていないため、SNS上で推理が繰り返されたとされる[25]。
受賞歴[編集]
小野里咲良は、2020年に里川(さとかわ)音楽賞の新人部門を受賞した。受賞理由は『咲良の里のテーマ』が「言葉の少なさで感情を増幅する表現」と評価されたことによるとされる[26]。
2022年には、[[読切ドラマ大賞]]で主演女優賞を受賞した。同賞の選考講評では、『帰ってきた交差点』での“謝る演技”が高く評価されたと記されている。ただし、選考資料の脚注で「謝罪はセリフではなく間であった」とも言及されており、審査員の解釈が作品の細部に偏っていたのではないか、という指摘もある[27]。
また、舞台関連では2023年に“停車時間遵守賞”を受賞したと報じられた。これは演劇賞の枠組みに収まらない分類であるとされるが、劇団が提出した上演記録に基づき、全公演で停車時間“13分”が達成された回数が評価されたと説明されている[28]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 編集部『週刊エンタメ・アーカイブ:里の所作とその数値』講談社, 2024.
- ^ 山村遼『“13分”を守る舞台術——小野里咲良と同期のリズム』青葉出版, 2023.
- ^ Katherine J. Watanabe『Timing as Dialogue in Japanese Contemporary Drama』Tokyo Media Press, 2022.
- ^ 中島理沙『咲良は何を聞いているか:ラジオ司会の言葉設計』東京音響研究所, 2021.
- ^ 佐伯英徳『夜間無人駅の制作裏話:ベル音の来歴と編集』フィルムアンドライト, 2022.
- ^ 『燈音芸能年鑑(第7巻)』燈音芸能出版局, 2019.
- ^ 伊藤尚樹『バラエティにおける“優しい失敗”の効果測定』日本放送学会紀要, Vol.18第4号, 2020. pp.114-131.
- ^ M. Thornton『Celebrity Micro-Personalities and Audience Trust』Journal of Media Folklore, Vol.9 No.2, 2021. pp.55-73.
- ^ 小林真澄『写真集の心理設計:改札セットと視線誘導』スタジオ文献社, 2021.
- ^ 誤植に見る年代表記問題研究会『平成の表記はなぜズレるのか——〈平成8年10年〉をめぐって』通信年表研究, 第1巻第1号, 2018.
外部リンク
- 燈音芸能 公式プロフィール
- サクラの里音 公式アーカイブ
- 里川音楽賞 受賞者一覧
- 読切ドラマ大賞 公式サイト
- 小野里咲良 公式ファンクラブ