東方project
| 名称 | 東方プロジェクト統合管理機構 |
|---|---|
| 略称 | TPIAB |
| ロゴ/画像 | 紅白の円形徽章に八角星と小型の蝶結び |
| 設立 | 1997年4月11日 |
| 本部/headquarters | 東京都新宿区西早稲田三丁目 |
| 代表者/事務局長 | 博麗 霊子 |
| 加盟国数 | 18か国 |
| 職員数 | 412名 |
| 予算 | 年額約38億円 |
| ウェブサイト | tpiab.example.org |
| 特記事項 | 弾幕条約、幻想音楽保存勧告を所管 |
東方プロジェクト統合管理機構(とうほうぷろじぇくととうごうかんりきこう、英: Toho Project Integrated Administration Bureau、略称: TPIAB)は、幻想文化圏における弾幕・音楽・符号資源の統合管理を目的として設立されたである[1]。設立。本部はに置かれている。
概要[編集]
東方プロジェクト統合管理機構は、・・符号化された神話資料を国際的に調整するためのとして設立されたとされる。設立当初は、各地で断片化していた系アーカイブの相互承認と、作品流通に関する紛争の仲裁を主務としていた。
同機構は、、の三層構造を持ち、加盟国ごとの文化局と連携してを出す仕組みである。なお、実際には音源管理よりも「異変時の連絡文面の統一」に多大な労力が割かれていたとされ、内部文書ではしばしば「会議が長い組織」と揶揄されていた[2]。
歴史[編集]
前史と創設[編集]
前身はにの私設研究会として発足した「東方符号連絡会」であるとされる。当初は、弾幕模様の命名法が地域ごとに異なっていたため、内の同人印刷所で発行された目録が流通しにくいという問題があった。
、の仲介で臨時会合が開かれ、の貸会議室「サンライズ西口別館」において現行組織へ改組された。会場費の支払いをめぐって深夜まで協議が続き、後に「東方午前2時協定」と呼ばれる妥協案が成立したという。
拡張期[編集]
からにかけて、同機構は諸国の愛好家団体と協定を結び、年2回の「符術審査会」を実施した。ここで標準化されたのが、弾幕の濃度を示す独自単位であり、以後の広報資料では「一般向けには危険、研究用途には極めて有用」と説明された。
また、にはで試験的に「幻想保全艦隊」の展示が行われたが、実際の内容は等身大パネルと可搬式スピーカーが中心であった。この展示が来場者を記録したことから、機構は初めて予算委員会で黒字説明を受けたとされる。
制度化[編集]
にはが採択され、加盟各国の同人イベントにおける標準ロゴ表示と、即売会での通路幅以上の確保が義務化された。これにより、機構は単なる調整組織から、準国際規範を発行する機関へと変質した。
一方で、議定書の脚注に誤って「霊夢式余白率」という未定義概念が混入したため、数年間にわたり編集委員会で解釈論争が続いた。現在でも要出典とされる箇所が残っている。
組織[編集]
組織構成[編集]
機構の最高意思決定機関はであり、加盟国の文化担当官と主要都市の代表が年1回参集する。議決は通常過半数だが、弾幕の安全分類に関する案件のみ、かつ「赤・青・紫」三色の賛成が必要である。
は常設で、、、、、の5都市に分室を置く。理事は原則として学術・演奏・印刷の各分野から選任されるが、以降は「過去に2回以上、深夜入稿を経験した者」が実務理事の条件に追加された。
主要部局[編集]
事務局の中核は、、、の四部局である。符号管理局は弾幕パターンの命名と登録を担当し、音源保存局は旧式のMIDIデータからライブ録音までを同一棚に収めるという独特の分類法を採用している。
また、異変調停局の下には「紅魔支所」「妖々支所」「永夜支所」の三出張所があるが、これらは実務上、年に数回しか稼働しない。広報局では毎週金曜に定例の「文言修正会」が開かれ、議案1件につき平均の語尾変更が行われると報告されている。
活動[編集]
標準化と登録[編集]
同機構は、弾幕作品の題名、登場要素、音源情報を統一書式で登録する事業を担う。登録件数は時点で累計に達し、そのうち約3割が「同名異曲」問題を抱えるとされる。
特に有名なのは、月面戦史に関する資料の誤登録である。ある職員が「蓬莱」を植物名として処理したため、半年間にわたり資料庫の索引が更新不能になったが、のちに「植物由来の不死概念」として逆に採用された。
文化交流事業[編集]
機構は、、で巡回展「幻想の通貨と拍手」を主催し、各地の即売会運営者に対して通路導線の推奨図を配布している。展示の中心は弾幕を模した投影装置で、来場者が拍手の強さによって光量を変えられる仕組みが人気を博した。
なお、2018年の会場では、出展者の一部が推奨図を誤読し、ブース装飾に実測の垂れ幕を使用したため、会場側と軽い論争になった。
教育・研究[編集]
教育部門では、加盟国の大学と連携して「弾幕史」「幻想民俗学」「二次創作行政論」の講義を認定している。とりわけ系の公開講座は受講者が多く、毎年120人前後が「初級スペルカード論」を履修する。
研究面では、機構付属のが、過去27年分のポスターと配布物を照合し、視認性の変化を測定した結果、以降の赤色使用率が18%上昇したと報告している。ただし、この数値は印刷所ごとの紙質差を考慮していないため、要再検証とされた。
財政[編集]
機構の予算は年額約であり、加盟国拠出金が62%、民間寄付が21%、出版物売上が9%、展示収入が8%を占める。分担金は加盟国の「弾幕接触係数」と「音源輸出量」に応じて算定されるが、係数の算出式が複雑すぎるため、毎年になると各国の会計担当が説明会に集められる。
支出の内訳では、資料保存費が最も大きく、次いで会議運営費、外部翻訳費が続く。特筆すべきは、事務局がの年間購入費としてを計上している点で、これは「儀礼上の視覚効果維持」に必要と説明されている。監査報告では一度、紙吹雪が在庫管理上の「消耗品」ではなく「演出備品」に分類され、帳簿修正にを要した。
加盟国[編集]
2024年時点での加盟国は18か国であり、、、、、、などが含まれる。正式加盟ではないものの、、、は準加盟的な扱いを受け、年次会合にはオブザーバーとして参加している。
加盟条件は、国内において最低1件の「幻想関連出版物保全図書館」または「即売会認定会場」を有することである。ただしについては、人口が少ない代わりに温泉施設での合同読書会実績が評価され、例外的に早期加盟が認められたとされる。
歴代事務局長・幹部[編集]
事務局長[編集]
初代事務局長はで、からまで在任した。彼は文書様式を「縦書き・横書き併記」に改め、後世の職員から「二重帳票の父」と呼ばれた。
第2代のはからまで務め、加盟国拡大と電子アーカイブ化を推進した。退任演説で「弾幕は保存されてこそ平和になる」と述べたが、会場のマイクが一瞬だけハウリングし、その音が後に記念音源として配布された。
主要幹部[編集]
現任の副事務局長はで、広報と危機対応を兼任している。記者会見では毎回、配布資料の文字が細かすぎるとして注意を受けるが、本人は「細字こそ誠実さである」と主張している。
また、財務局長のはに就任し、予算説明書の余白を最小限にする改革を進めた。この改革により、年間のホチキス針使用量が減少したとされる。
不祥事[編集]
、符号管理局が公開した年次目録において、複数の作品が「未確認の月属性を持つ」と誤記される事案が発生した。原因は、担当者が深夜に3版分の校正を重ねた末、書体の違いを異変として誤認したためであると説明されたが、内部監査では「休憩不足」とされた。
には、本部倉庫から「非売品・試験用の星札」が所在不明となり、のちにの搬送箱から発見された。報告書は一部黒塗りで公開されたが、黒塗り部分よりも周辺の注釈の方がかえって情報量が多いとして話題になった。
さらに、の総会では、議長が「異変の平時化」という謎の提案を読み上げたため、各国代表が一様に沈黙する場面があった。議事録では「沈黙2分31秒」とだけ記録されているが、この時間が過去最長かどうかは未確認である。
脚注[編集]
[1] 東方プロジェクト統合管理機構設立準備会『創設宣言と弾幕文化の行政化』幻想文化資料室、1998年。 [2] Margaret H. Thornton, "Administrative Patterns in Symbolic Fan Federations", Journal of Speculative Cultural Governance, Vol. 12, No. 3, pp. 44-67, 2008. [3] 博麗文化政策研究会編『東方符号管理年報 1997-2005』西早稲田出版、2006年。 [4] Kenji Morisawa, "On the Standardization of Spell-Card Terminology", East Asian Archive Review, Vol. 7, No. 1, pp. 5-29, 2011. [5] 東方プロジェクト統合管理機構監査局『第19回財務監査報告書』内部資料、2020年。 [6] Lucie Nováková, "The Corridor Width Question in Mythic Convention Logistics", Prague Cultural Policy Quarterly, Vol. 4, No. 2, pp. 88-101, 2016. [7] 霧雨恒一『二重帳票時代の会議運営』東方行政叢書、2004年。 [8] 八雲佳奈『電子アーカイブと幻想保全』幻想政策大学出版会、2012年。 [9] S. A. Watanabe, "Paper Confetti as Institutional Expenditure", Bulletin of Nonprofit Aesthetics, Vol. 9, No. 4, pp. 201-218, 2022. [10] 東方文化研究所『加盟国別 弾幕接触係数一覧 2024年版』、2024年.
関連項目[編集]
脚注
- ^ 東方プロジェクト統合管理機構設立準備会『創設宣言と弾幕文化の行政化』幻想文化資料室、1998年.
- ^ Margaret H. Thornton, "Administrative Patterns in Symbolic Fan Federations", Journal of Speculative Cultural Governance, Vol. 12, No. 3, pp. 44-67, 2008.
- ^ 博麗文化政策研究会編『東方符号管理年報 1997-2005』西早稲田出版、2006年.
- ^ Kenji Morisawa, "On the Standardization of Spell-Card Terminology", East Asian Archive Review, Vol. 7, No. 1, pp. 5-29, 2011.
- ^ 東方プロジェクト統合管理機構監査局『第19回財務監査報告書』内部資料、2020年.
- ^ Lucie Nováková, "The Corridor Width Question in Mythic Convention Logistics", Prague Cultural Policy Quarterly, Vol. 4, No. 2, pp. 88-101, 2016.
- ^ 霧雨恒一『二重帳票時代の会議運営』東方行政叢書、2004年.
- ^ 八雲佳奈『電子アーカイブと幻想保全』幻想政策大学出版会、2012年.
- ^ S. A. Watanabe, "Paper Confetti as Institutional Expenditure", Bulletin of Nonprofit Aesthetics, Vol. 9, No. 4, pp. 201-218, 2022.
- ^ 東方文化研究所『加盟国別 弾幕接触係数一覧 2024年版』、2024年.
外部リンク
- 東方プロジェクト統合管理機構 公式年報室
- 幻想文化アーカイブ・ポータル
- 弾幕条約資料館
- 西早稲田国際会議センター
- 加盟国共同監査フォーラム