洛ゆきは
| 芸名 | 洛 ゆきは |
|---|---|
| ふりがな | らく ゆきは |
| 画像ファイル | Raku_Yukihа_Official.jpg |
| 画像サイズ | 260×330px |
| 画像コメント | 『月曜、氷の花』制作発表にて |
| 生年 | 2001年〈平成13年〉 |
| 生月 | 10月 |
| 生日 | 7日 |
| 身長 | 163 cm |
| 血液型 | B型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | 青春ドラマ、サブカルバラエティ、シティポップ |
| 活動期間 | 2018年 - |
| 活動内容 | テレビドラマ、バラエティ、ラジオ、CM、音楽活動 |
| 配偶者 | なし |
| 事務所 | 白鴎エンタテインメント |
| 公式サイト | https://rakuyukihа.jp |
| 主な作品 | 『月曜、氷の花』、『冬の回送』、『ユキは言った。』 |
| 受賞歴 | 第29回オレンジ・スター新人賞(2021年)ほか |
洛 ゆきは(らく ゆきは、[[2001年]]〈[[平成]]13年〉[[10月7日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。所属は[[白鴎エンタテインメント]]で、愛称は「ユキ姫」。代表作はテレビドラマ『月曜、氷の花』である[1]。
略歴/来歴[編集]
洛ゆきはは、京都府の“洛ゆき”と呼ばれる地下街の夜警文化に見立てて名付けられた芸名として知られている。本人は「芸名は“運命の方向感覚”を矯正する呪文みたいなもの」と語っているが、発祥は芸能界ではなく、昭和末期に流行した学習教材会社の広報資料に遡るとされる[2]。
同社は、児童のための音読練習を“歩幅のリズム”で矯正する目的で、「洛ゆきは」を含む朗読文を“街角の方位標語”として配布したとされる。当時の配布枚数は全国で約3,417,200枚、配布期間は17週間、朗読テンポは1分間に62拍として記録されていたという(ただし一次資料の所在は確認されていない)。この“方位標語”のフレーズを偶然拾った制作会社のADが、のちの公開オーディションで候補者名として読み上げたことが芸名誕生の直接のきっかけとなったと報じられた[3]。
洛ゆきはは2018年に白鴎エンタテインメントへ所属した後、同年秋の地域劇団の公演で脚光を浴びた。翌年、配信番組で“間”の取り方が話題となったことを契機に、テレビドラマ『月曜、氷の花』のヒロインに抜擢された[4]。なお、公式発表では「初主演を果たした」とされるが、同作が“主役扱いの端正枠”だったとの証言もあり、業界内では早期から評価の二極化が指摘されている[5]。
人物[編集]
洛ゆきはは、取材時の受け答えが丁寧でありつつも、急に“方向”の比喩へ飛ぶ癖があるとされる。本人はインタビューで「私は右肩の感情が先に座るタイプです」と発言しており、スタジオスタッフは“感情を先に置く”動作を合図に段取りを組むようになったという[6]。
性格面では、共演者からは「観察が静か」「笑うときは遅いが長い」と評されることが多い。一方で私生活では、深夜に台本へ付箋を貼り直す習慣があると報じられた。貼り直し回数は平均で3回、付箋の色は“白鴎”の社名カラーに統一されているとされるが、本人は「色を決めると台詞が決まる」とも語っており、ファンの間では儀式のように扱われた[7]。
また、洛ゆきはは“歩く音”を録音してリズム感を調整する方法で知られる。これは『月曜、氷の花』撮影前、助監督のが「足音が脚本のテンポを覚える」と提案したことに起因するとされる。しかし当時、撮影現場の監督メモには足音録音の項目が存在せず、“後付けの逸話”ではないかという声もある[8]。
出演[編集]
テレビドラマでは2020年に『月曜、氷の花』で主演を務めた。同作はの深夜枠で放送され、脚本段階から“氷の比喩をセリフ化しない”方針が徹底されたことで知られている。洛ゆきはは主人公の感情を直接言語化せず、代わりに“冷たさの時間差”を演技で表現したと評価された[9]。
映画では2022年の『冬の回送』で、終電後の駅員を演じた。駅構内の撮影はの架空駅舎で行われたが、実在の施設名を避ける意図があったとされる。洛ゆきはは撮影前に“回送のアナウンス”を62回聞いてから臨んだとされるが、音源の出所が不明であり、当時の現場では「嘘でも面白いから採用された」と冗談めかして語られた[10]。
舞台では2023年に『方位標語(ほういひょうご)』でヒロイン役を務めた。劇場はを想定したセットであるとも報じられ、実際のスケジュール調整が難航したことが裏話として残っている。加えて、バラエティではの『今日も“間”が足りない!』に出演し、MCのと“言い切らない返し”対決を行ったことが話題となった[11]。さらにラジオ番組でパーソナリティを務め、リスナー投稿を台本の“余白”に変える企画が人気を博した[12]。
CMでは2024年にのキャンペーンに起用され、商品名よりも“言葉の温度”を訴求する構成が話題となった。なお、このCMで彼女が着用したスカーフは、衣装担当が“洛ゆきは”という芸名の音から逆算して編んだオーダー品だと説明されている[13]。
作品[編集]
音楽作品として、洛ゆきはは2021年にシングル『月曜のしずく』をリリースした。同曲は“水滴を落とす間”をメトロノーム無しで歌う方針で制作されたとされ、歌詞の改稿は同年内に計19回行われたと報じられた[14]。
続いて2022年にはアルバム『冬の回送(にじの行先)』を発表し、収録曲は全12曲で統一された。最終トラック『帰り道の緯度』は、テレビドラマ『月曜、氷の花』の未公開台詞を元にしているとされるが、作家クレジットが一部伏せられていたため、ファンの間で“誰が書いたのか”が長く議論された[15]。
映像作品としては、2023年にライブ映像『白鴎の夜間航路』がリリースされ、初週売上は推定で約4.3万本とされる。内訳は通常版と特典映像の合算であり、公式の内訳表は出ていない。とはいえ、同作の特典映像には“歩く音だけ”で構成されたコーナーが含まれており、本人の得意技が凝縮されていると説明された[16]。
書籍[編集]
書籍では、2022年に写真集『余白、ひとつぶん』が発売された。撮影地は周辺の商店街とされ、撮影日数は合計で9日、撮影枚数は公称で1万枚とされる。本人は「どれも捨てられる前提で撮った」と語り、編集方針が話題となった[17]。
また、雑誌連載『洛ゆきはの夜間方位記』を系メディアで開始し、月1回のコラムを担当した。連載では“方向感覚”をテーマに、読書ノートや撮影前のルーティンを短い文章で綴ったとされる。連載第7回で「私の声は北を向いている」と書いた回が特に人気を博したが、同号のアンケート結果は編集部の公式サイトに掲載されないまま終了している[18]。
さらに2024年には、台本分析を扱う実用小冊子『間取りのようにセリフを置く』が刊行された。内容は専門的に見えるが、後半は本人の詩的メモが多く、読者が“俳優の道具箱”を覗ける構成として評価された[19]。
受賞歴[編集]
受賞歴では、2021年の第29回オレンジ・スター新人賞を受賞した。同賞は“新しい間の作り方”を評価する部門として知られ、洛ゆきはは『月曜、氷の花』での演技により受賞したと説明されている[20]。
翌年には、第14回ラストライト・ベスト女優賞にノミネートされたが、受賞は別の新人に渡ったとされる。もっとも、洛ゆきはが授賞式で着用したドレスが同年のSNSトレンドを生んだため、“実質的な勝者”と見なす声もある[21]。
また2023年には、舞台部門の第8回方位標語演劇賞で特別奨励を受けた。選考理由には「言葉を言い切らないで観客の想像を動かした」ことが挙げられたが、当時の審査員名簿が非公開だったことが指摘されている[22]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 編集部『スター名鑑・令和コンプリート』白鴎出版, 2024.
- ^ 田村美咲『朗読教材の社会史:音読と方位標語の関係』カラスヤ教材社出版, 1996.
- ^ 小野寺眞琴『現場の余白は誰が作るのか』青空制作, 2022.
- ^ 『月曜、氷の花 公式読本』フジテレビ出版, 2020.
- ^ 佐藤礼二「駅構内撮影における音響設計と俳優動作」『映像音響研究』第12巻第3号, 2022, pp. 55-73.
- ^ 久我まこと『バラエティの“間”の哲学』TBSブックス, 2021.
- ^ 成田由紀『シティポップ制作メモランダム』Vol.8, リズム工房, 2022, pp. 101-118.
- ^ 山下梓『写真集編集の算術:枚数は物語になる』講談社, 2023.
- ^ M. A. Thornton, "Timing as Narrative in Japanese Drama," Journal of Subtle Performance Vol. 5 No. 1, 2021, pp. 9-27.
- ^ Raku, Y. "The North-Facing Voice," Proceedings of the Imagined Stage Society, 第2巻第1号, 2020, pp. 1-6.
外部リンク
- 白鴎エンタテインメント 公式アーティストページ
- らくゆきは 公式ファンクラブ
- オレンジ・スター新人賞 アーカイブ
- 北山演劇塾 公演アーカイブ
- 講談社 洛ゆきはの夜間方位記