福原多聞
| 芸名 | 福原 多聞 |
|---|---|
| ふりがな | ふくはら たもん |
| 画像ファイル | Fukuhara_Tamon.jpg |
| 画像サイズ | 220px |
| 画像コメント | 主演舞台の千秋楽での挨拶(2021年撮影) |
| 生年 | 1991年〈平成3年〉 |
| 生月 | 9月 |
| 生日 | 14日 |
| 身長 | 177 cm |
| 血液型 | B型 |
| 職業 | 俳優・タレント・歌手 |
| ジャンル | ドラマ・舞台・バラエティ・朗読 |
| 活動期間 | 2010年 - |
| 活動内容 | 俳優業を中心に、歌と朗読、バラエティの即興芝居を行う |
| 配偶者 | 公表されていない(同郷の合唱指揮者と噂) |
| 事務所 | 東琉エンタープライズ |
| 公式サイト | https://tamon-fukuhara.example |
| 主な作品 | 『深夜の回文駅』・『砂時計の街角』・『アルゴリズム恋唄(こいうた)』 |
| 受賞歴 | 第18回レインボー演劇賞 新人男優賞(2016年)ほか |
福原 多聞(ふくはら たもん、[[1991年]]〈[[平成]]3年〉[[9月14日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。所属は[[東琉エンタープライズ]]、愛称は「多聞ちゃん」。代表作は舞台『砂時計の街角(すなどけいのまちかど)』およびドラマ『深夜の回文駅(しんやのかいぶんえき)』である[1]。
略歴/来歴[編集]
福原多聞は、2010年に[[東琉エンタープライズ]]のオーディションで抜擢された俳優である。当時は「声が駅の自動放送みたい」と評され、即興朗読の最終課題で審査員のメモを10枚中9枚、同じ紙面構成(縦罫・横罫比 7:3)に揃えたことが話題となった[2]。
幼少期は[[兵庫県]][[神戸市]]の北側にある「潮見が丘文化会館」で週2回、回文(かいぶん)と小太鼓の稽古を同時に行っていたとされる。本人は後年、「回文は“落語の反射板”で、リズムが先に来る」と語っている[3]。また、家業として代々続く「湯気を数える帳場」があったという逸話があるが、詳細は資料が乏しいとされる。
デビュー後、2013年に[[NHK]]系の深夜枠バラエティ『口上で眠る人(くちあげでねむるひと)』に出演し、司会の間に割り込む形で“1秒の沈黙”を演出したとして注目を集めた。翌年、映画『三角形のバス停(さんかくけいのばすてい)』で初主演を果たしたが、役名の苗字が脚本段階で42回変更され、そのたびに福原が書き換えに同行していたと当時の撮影日誌に残っている[4]。
人物(性格・逸話/私生活)[編集]
性格は「几帳面で、同時に散らかすのが得意」と評される。共演者からは、稽古場の床にテープを貼る際、貼り終えた線の“角度の誤差”を毎回口頭で報告する癖があるといわれる。本人は「人は誤差を見て安心する」とし、撮影直前に小道具の重さをグラム単位で触診することで緊張を解くという[5]。
逸話として、2018年の地方巡業で[[長崎県]][[佐世保市]]の劇場に到着した際、受付が発行した入館証の桁を読み違えた結果、1人だけ別席になった観客を最後まで案内していたことが話題となった。福原は後に「席のズレは物語のズレだから、補正する」と述べ、ファンの間では“補正多聞”と呼ばれている[6]。
私生活では、散歩を「録音する運動」と表現しており、信号の変化音、風の角度、電車の減速音をスマートフォンの周波数解析アプリで記録していると報じられた。なお、この解析が作詞の下地になっているとされる一方で、本人が「ただの懐メロ目覚まし」と否定したこともあり、真偽は定まっていない[7]。
また、愛称は「多聞ちゃん」であるが、これは「多聞は“多く聞く”ではなく“多く読む”から来た」と本人が訂正した経緯によるとされる。当初のプロフィールでは漢字が誤記され「多紋」として登録されたため、事務所が訂正文を出すまでに実に37日を要したという(関係者の証言)[8]。
出演[編集]
福原多聞はテレビドラマ、映画、舞台、劇場アニメ、バラエティ、ラジオ、CMなど幅広く出演している。2014年にはドラマ『深夜の回文駅』で駅務員役を演じ、終盤で同僚のセリフを一度だけ反転させる演技が話題となった。放送後、同番組の公式掲示板には“反転の1カットが鳥肌”という書き込みが約1,120件集まったとされる[9]。
舞台面では2016年に『砂時計の街角』へ抜擢され、初主演を果たした。演出家の[[黒羽根]]は、台詞よりも足音を先に決める方針だったといい、福原は稽古初日から23分間、足裏の接地音だけを録音していたという。この行為により、観客の拍手が開演前から始まりかけたという逸話が残っている[10]。
バラエティでは、即興コーナー『1行で泣かせろ』([[日本テレビ]]系)に出演し、与えられたお題を“裏から読んで”映像とリンクさせる手法で人気を博した。ラジオ番組『タンモン・クロッシング(録音雑談番組)』([[FM東京]])では、視聴者の投稿を朗読する際に“声の高さを毎回3段階に固定”するというルールを設けたとされる[11]。
CMでは、2020年の[[東和食品]]の歯磨きガム商品で起用された。広告では「反転できる香り」をコンセプトに据え、撮影ではガムの噛み音を音響スタッフが“9種類のリズム”に分類し、福原の口角角度がその9分類と一致した瞬間だけ採用されたと報じられた[12]。
作品[編集]
歌手としての活動も行っており、シングル『アルゴリズム恋唄』は“忘れられる速度”をテーマに制作されたとされる。初回盤の限定特典には、福原が朗読した回文カード(全36枚)が付属し、ファンの間で暗号めいたと受け止められた[13]。
アルバム『回文回路(かいぶんかいろ)』では、各曲の頭から終わりまでの沈黙秒数を管理する制作方針が採られたといい、公式には「合計沈黙時間は13分42秒」と発表されている。ただし、同アルバムのレコーディング資料では沈黙の定義が統一されていない可能性が指摘されており、厳密性には揺れがある[14]。
映像作品としてはライブ映像『夜更けの回文駅(完全版)』があり、特典映像では駅アナウンス風の自己紹介を収録している。なお、同作の編集には前作の編集者が関与していないとされ、編集方針の変更により“泣きどころ”の位置が数フレーム単位で変わっているとの声もある[15]。
書籍[編集]
書籍では、写真集『多聞の余白(よはく)』を2019年に刊行している。撮影は[[北海道]][[札幌市]]で行われ、雪の降り始めから止むまでの時間を撮影隊で記録し、「止むまでの平均時間は2時間11分」と明記された。ファンブックの付録では、同平均値が変動する原因を“風の位相”と説明しているとされ、数学的考察好きの層に支持された[16]。
雑誌連載では『駅前読書帖(えきまえどくしょちょう)』を通称として、月1回の朗読エッセイを掲載している。連載の初回では“読む前に読む”という文章論を披露し、読者投稿の採用率を「毎号 7.2%」と公表したと報じられたが、公式サイトでは“換算式”が未掲載であるため、計算の透明性に疑問を持つ読者もいる[17]。
受賞歴[編集]
福原多聞は演技と声の両面で評価され、受賞歴が複数ある。2016年には第18回[[レインボー演劇賞]]の新人男優賞を受賞した。受賞理由は『砂時計の街角』での“足音主導の演出”が観客体験を再構成した点により、という説明が公式に記載されている[18]。
2019年には[[日本放送文芸]]が選定する“深夜朗読”枠で佳作を受けた。本人は「朗読は演技より先に記憶が動く」と述べたとされるが、同賞の選考基準に“声の抑揚の曲線面積”が含まれるかどうかは定かではない、という指摘もある[19]。
また、2022年にテレビバラエティの即興芝居企画で特別賞を受賞したが、賞状の文面に誤字があり、後日事務所が訂正文をファンレターと同封して謝罪したという。訂正文の発行日は“同年5月27日”とされる[20]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 東琉エンタープライズ編『東琉新人名鑑 2010-2015』東琉出版, 2015年. pp. 112-118.
- ^ 黒羽根『演出メモは足音から始まる』レインボー演劇叢書, 2017年. pp. 41-55.
- ^ 佐藤ユウ『声の回文論:朗読と沈黙の設計』東京音響学会, 2018年. Vol.12 No.3 pp. 77-93.
- ^ 月刊テレビ脚本編集部『『深夜の回文駅』全話技術検証』月刊TV脚本社, 2015年. pp. 203-211.
- ^ FM東京編『タンモン・クロッシング放送台帳(仮)』FM東京出版部, 2020年. pp. 5-9.
- ^ 東和食品広報部『噛み音の広告学:9リズム分類の試み』東和食品総合研究所, 2021年. 第4巻第1号 pp. 1-18.
- ^ 中島レイ子『写真集は雪でできている:多聞の余白撮影記』北星カメラライブラリ, 2019年. pp. 30-44.
- ^ 日本放送文芸協会『深夜朗読選評集 2019』日本放送文芸協会, 2020年. Vol.18 pp. 66-72.
- ^ 小林アキラ『バラエティ即興芝居の確率設計』映像演技研究会, 2023年. pp. 88-101.
- ^ Morrison, Claire『Silence as a Metric in Performance』Kuro Press, 2022. pp. 120-135.
- ^ 田中弘明「放送作品における沈黙秒数の定義問題」『日本映像音声研究』第9巻第2号, 2021年. pp. 55-60.
- ^ “新人男優の足音学”『レインボー演劇賞年鑑』第18回特集, レインボー演劇賞事務局, 2016年. pp. 12-19.
外部リンク
- 福原多聞 公式サイト
- 東琉エンタープライズ・アーティストページ
- レインボー演劇賞 データベース
- 東和食品 広告アーカイブ
- FM東京 番組ページ