草間 リチャード 敬太
| 芸名 | 草間リチャード敬太 |
|---|---|
| ふりがな | くさま りちゃーど けいた |
| 画像ファイル | Kusama Richard Keita 2024.jpg |
| 画像サイズ | 220px |
| 画像コメント | 2024年、京都駅前の公開収録にて |
| 生年 | 1996年 |
| 生月 | 1月 |
| 生日 | 11日 |
| 身長 | 178 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、舞台、音楽活動 |
| 活動期間 | 2013年 - |
| 活動内容 | テレビ出演、舞台、楽曲制作、ラジオ |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | 京洛エンターテインメント |
| 公式サイト | 京洛エンターテインメント公式プロフィール |
| 主な作品 | 『月面バス停』『回転木馬の午後』『三条通りの午後』 |
| 受賞歴 | 第18回京都若手芸能賞、新人部門 |
草間 リチャード 敬太(くさま りちゃーど けいた、[[1996年]]〈[[平成]]8年〉[[1月11日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[関西テレビ放送]]の深夜番組を起点に活動を広げた人物で、愛称は「リチケイ」とされる。後に[[京都市]]を拠点とする芸能工学事務所「京洛エンターテインメント」に所属し、代表作は舞台『[[月面バス停]]』、シングル「[[回転木馬の午後]]」などで知られる。
略歴[編集]
草間リチャード敬太は、[[京都府]][[京都市]]で生まれ、幼少期より[[舞台芸術]]と[[放送文化]]の双方に親しんだとされる。本人によれば、最初に憧れたのは歌手ではなく、[[京都市営地下鉄]]の車内案内アナウンスであり、抑揚の付け方を独学で模倣していたという。
2013年、[[関西テレビ放送]]の地域情報番組『夜半の三条まち歩き』の再現ドラマ枠でデビューした。同年、番組内の即興コーナーで見せた奇妙に正確な京都弁の切り返しが話題となり、以降、若手タレントとして注目されるようになった。
2016年には舞台『[[月面バス停]]』で初主演を果たした。これは[[大阪市]]の劇団「月光座」と[[NHK大阪放送局]]の共同企画として上演されたもので、後に草間が「宇宙を歩くような気分であった」と語ったことから、舞台経験の転機としてしばしば引用される[1]。
略歴[編集]
デビューからブレークまで[編集]
草間は当初、地元の芸能スクールではなく、[[京都造形芸術大学]]付属の「身体と声の研究講座」に通っていたとされる。ここで[[鈴木栄作]]という架空の演出家に師事し、声色の切り替えと無音でのリアクションを徹底的に鍛えられたという。
2014年には[[毎日放送]]の深夜番組『フロアの上の百科事典』にレギュラー出演し、珍妙な生活実験を真顔で検証する役回りを務めた。同番組の「3分以内に湯気で自己紹介できるか」という企画がSNSで拡散され、草間の名前が一気に広まった。
音楽活動の開始[編集]
2018年、草間はシングル「[[回転木馬の午後]]」で歌手活動を本格化させた。作曲は[[鴨川]]沿いのスタジオで行われ、風の音を録音するために窓を8枚開け放った結果、近隣住民から苦情が3件寄せられたという[2]。
翌年にはアルバム『[[三条通りの午後]]』を発表し、[[京都市]]内の喫茶店12店で先行試聴会を実施した。なお、この試聴会では店主が歌詞カードを見ながらコーヒーを淹れる形式が採用され、音楽イベントとしては異例の静けさが評価された。
人物[編集]
性格・逸話[編集]
草間は几帳面な性格で知られ、楽屋に入る際には必ず照明の角度を15度ずつ確認するとされる。本人の証言では、これは幼少期に祖父が営んでいた写真館の影響であり、「顔より先に影を見る癖がついた」としている。
一方で、突発的な無茶ぶりにも強く、2019年のバラエティ番組『[[笑って渡月橋]]』では、わずか27秒で[[清水寺]]の舞台を模した即興コントを成立させた。共演者の[[上原麻里]]は「草間が立つと、スタジオの空気が少しだけ古都になる」と評した。
私生活[編集]
私生活では、[[自転車]]で京都市内を移動することが多く、愛車の名前を「マチヤ号」と呼んでいる。2021年には[[左京区]]の古書店で購入した昭和期の時刻表を、台本のメモ帳として再利用していたことが報じられた。
また、食の好みは独特で、朝食に[[納豆]]ではなく「冷めたほうじ茶ゼリー」を選ぶことで知られる。これは栄養士からは勧められていないが、本人は「声帯が起きる」と説明している。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
『夜半の三条まち歩き』(2013年、関西テレビ放送)- 再現ドラマの学生役。
『[[鴨川の向こう側]]』(2017年、[[NHK総合テレビジョン]])- 主演・篠原慧。草間の繊細な視線芝居が評価され、同年の京都地区視聴率調査で平均11.4%を記録したとされる[3]。
『[[駅前書店の夜]]』(2022年、[[テレビ東京]])- 司書見習い役で出演。作中で5分間ほぼ無言の場面があり、批評家のあいだで賛否が分かれた。
映画・舞台・その他[編集]
映画『[[細雪の温度]]』(2018年)- 劇場映画初出演。京都市内の旧銀行を改装したセットで撮影され、草間は「床が鳴るたびに時代が変わる気がした」と述べた。
舞台『月面バス停』(2016年)- 初主演。月面都市に取り残されたバス運転手を演じ、終幕でバス停標識を一本背負いする演出が話題となった。
劇場アニメ『[[狐火と三日月の商店街]]』(2020年)- 声の出演。低めの囁き声が高く評価され、アフレコ現場ではマイクとの距離を一定に保つため、床に白線が引かれたという。
バラエティ番組・ラジオ番組・CM[編集]
『フロアの上の百科事典』(2014年 - 2016年、毎日放送)- レギュラー出演。実験企画のたびに小道具を増やし、制作費が初回の1.8倍に膨らんだとされる。
『[[草間リチャード敬太の深夜喫茶]]』(2020年 - 、KBS京都ラジオ)- パーソナリティを務めた。リスナー投稿の9割が京都市内から届くため、番組内で郵便番号を当てるコーナーが恒例化した。
CMでは、[[京都銀行]]、[[JR西日本]]、老舗和菓子店「[[菓匠みやび]]」などに起用された。特に京都銀行のCMでは、通帳を閉じる動作だけで季節の移ろいを表現したとして、広告業界誌で小さく特集された。
作品[編集]
シングル[編集]
「回転木馬の午後」(2018年)- デビューシングル。京都の観覧車と古い喫茶店を重ねた歌詞が特徴で、発売初週に1万2,400枚を売り上げたとされる。
「改札口、七時半」(2020年)- 鉄道会社の協力のもと制作された。改札音を打楽器として使ったため、駅員からは一時的に問い合わせが相次いだ。
「雨の日の八条通」(2023年)- 配信限定。本人がカメラ目線で傘を畳むだけのMVが逆に支持され、視聴回数が伸びた。
アルバム[編集]
『三条通りの午後』(2019年)- 1stアルバム。収録曲の半数以上が京都市内の地名を含み、地図帳のようだと評された。
『駅から徒歩9分』(2022年)- 2ndアルバム。駅名を明示しない歌詞構成が逆に不安を誘うとして、一部の音楽誌でカルト的支持を受けた。
映像作品[編集]
『草間リチャード敬太の京都一周48時間』(2021年) - ドキュメンタリー風映像作品。実際には36時間で撮影されたが、編集で妙に長く見えると評判になった。
『月面バス停』DVD特典映像では、草間が無重力風の歩き方を練習する様子が収録されている。これがファンの間で「歩行教材」と呼ばれ、二次流通市場で高値が付いた時期がある。
書籍[編集]
写真集[編集]
『敬太、午前四時の光』(2021年)は、京都市内の早朝ロケのみで構成された写真集である。撮影枚数は約3,600枚に及んだが、採用されたのは87枚で、残りは全て「表情が良すぎる」として外されたという。
『三条から見た顔』(2024年)では、草間が商店街の鏡面ガラスに映り込む様子を追った。被写体としての自己認識をテーマにしたが、ファンの間では「ほとんど反射の記録」とも呼ばれている。
雑誌連載[編集]
『週刊京都人』での連載「草間敬太の、路地裏の持論」(2019年 - 2022年)は、毎回ひとつの路地と一つの私見を対置する形式で人気を博した。とりわけ「信号は待つためではなく、考えるためにある」という回は、大学のゼミで引用されたとされる。
また、『月刊エンタメ郷土版』では「声の温度計」というエッセイを担当した。ここでは歌う前に飲む水の温度を0.5度単位で記録しており、編集部が表を見失ったために連載継続が危ぶまれたことがある。
受賞歴[編集]
2018年、第18回京都若手芸能賞 新人部門を受賞。受賞理由は「地域文化を過不足なく過剰に表現したため」とされる[4]。
2020年、第12回関西映像演技賞 優秀主演賞を受賞。同年の『鴨川の向こう側』での抑制された演技が評価された。
2023年、第7回日本ローカル・パフォーマンス大賞 特別賞を受賞。なお、この賞は選考委員7人のうち5人が京都出身であったとされ、草間自身も授与式でその偏りに触れたが、司会にやんわり止められたという。
ほかに、広告業界の「第9回静止表情アワード」では、CM中にまばたきを1回に抑えたことが評価され、部門賞を得ている。
脚注[編集]
注釈 [1] 舞台『月面バス停』の制作資料では、初演時の演出ノートが一部紛失している。 [2] 音響スタッフの記録によるが、実際の苦情件数は不明である。
出典 1. 佐伯由紀『京都の深夜文化と若手表現者』白鷺出版社、2019年、pp. 88-93. 2. 鈴木栄作『身体が先に考える――即興演技の現場』京洛書房、2017年、Vol. 2, pp. 14-27. 3. 関西放送文化研究会『地域ドラマの視聴動向2017』関西メディア出版、2018年、pp. 41-46. 4. 杉本梨花『ローカル芸能の成立と評価』南都出版社、2021年、第3巻第1号、pp. 5-19.
外部リンク[編集]
京洛エンターテインメント 公式プロフィール
KBS京都ラジオ『草間リチャード敬太の深夜喫茶』番組ページ
日本ローカル演芸データベース 草間リチャード敬太項目
京都芸能アーカイブス インタビュー記事
月面バス停 公式特設サイト
脚注
- ^ 佐伯由紀『京都の深夜文化と若手表現者』白鷺出版社、2019年、pp. 88-93.
- ^ 鈴木栄作『身体が先に考える――即興演技の現場』京洛書房、2017年、Vol. 2, pp. 14-27.
- ^ 関西放送文化研究会『地域ドラマの視聴動向2017』関西メディア出版、2018年、pp. 41-46.
- ^ 杉本梨花『ローカル芸能の成立と評価』南都出版社、2021年、第3巻第1号、pp. 5-19.
- ^ 田辺一朗『関西深夜番組史ノート』みやこ出版、2020年、pp. 102-118.
- ^ M. Thornton, The Quiet Gesture in Japanese Variety Media, Vol. 7, pp. 201-219, Eastbridge Press, 2022.
- ^ 山村紘『舞台上の都市感覚』嵯峨野研究社、2024年、pp. 55-71.
- ^ E. K. Lawson, “Railway Rhythms and Pop Performance”, Journal of Urban Sound Studies, Vol. 11, No. 3, pp. 44-60, 2021.
- ^ 中井あかね『写真集と記憶の編集』青磁館、2023年、pp. 12-29.
- ^ 渡辺精一郎『京都市の芸能地理学』平安学術出版、2018年、第1巻第4号、pp. 77-84.
外部リンク
- 京洛エンターテインメント公式サイト
- KBS京都ラジオ番組表
- 京都芸能アーカイブ
- 日本ローカル芸能年鑑
- 月面バス停 公式サイト