Izi Project
| 番組名 | Izi Project |
|---|---|
| 画像 | (架空)Izi Project 番組ロゴ |
| ジャンル | オーディション / リアリティ番組 |
| 構成 | 公開オーディション、審査会、視聴者投票、合宿トレーニング |
| 司会者 | 朴 景俊(パク・キョンジュン) |
| 出演者 | 練習生(グループ別)、審査員、回替わりの現場コーチ |
| 企画 | Izi Global Audition Committee |
| 制作/制作局 | 翠星テレビ制作局 |
| 放送期間 | 2021年4月3日 - 2024年3月30日(予定ではなく終了扱い) |
| データ放送 | あり(端末連動・投票) |
『Izi Project』(いじ ぷろじぇくと、英: Izi Project、ローマ字表記: Izi Project)は、系列で(3年)から毎週20時台()に放送されているオーディション・リアリティ番組である。なお、の冠番組でもあり、最終回までに視聴者参加型の投票企画が合計回実施されたとされる[1]。
概要[編集]
『Izi Project』は、で放送されていた韓国系事務所のグローバルオーディションを“リアリティ番組”として再編集した形式の番組である。番組は、練習生候補がおよび日本の地方拠点を往復し、ダンス・ボーカル・ラップの個別レッスンと、視聴者投票を経てステージ選抜を行う内容で知られていた。
当初は「国境を越えた“基礎体力”の採点」という触れ込みで、視聴者が参加できるデータ放送機能が導入されたとされる。とくに、審査会の前日に必ず実施された(専用アプリでの自己申告)と、翌日朝の体温テストの映像が話題となり、SNS上では「“歌う前に平均体温を上げる”番組」とも呼ばれた[2]。
番組名の「Izi」は、韓国語の造語であると説明されていたが、実際の音源クレジットでは英語表記が統一されておらず、初期回では字幕テロップに複数の表記揺れが見られたという指摘もある。この点は、編集方針の変更に伴うものとされる[3]。
放送時間/放送時間の変遷[編集]
放送開始当初は毎週20時台の後半(20:30 - 21:00)にレギュラー放送されていた。視聴率は初回からを記録したとされるが、翌週にかけて番組内の“視聴者投票の締切表示”が分かりにくいとして、地上波公式サイトに修正文が掲載された経緯がある[4]。
番組が浸透するにつれ、放送枠は21時台へ移動され、に加えて一部回でが組み込まれるようになった。たとえば第6回では、練習生の合宿会場であるのスタジオから中継を行い、同時に視聴者の投票締切を“秒単位”で表示したとされる。この形式は、視聴者の投票行動が延びることを狙った試みだったと説明された[5]。
さらに、終盤期には特別企画として月1回の拡大放送が編成され、合計の放送回数はと報じられた。なお、放送期間は予定上の継続が示されていた時期もあったが、実務上は“シリーズ完結扱い”で終了したとされる。
出演者(司会者/レギュラー出演者/歴代の出演者)[編集]
司会者には、音楽番組経験のあるが起用された。彼はオープニングで必ず「合格/不合格は声帯ではなく“呼吸の寸法”で決める」と述べるのが定番となり、審査回での発言がミーム化したとされる[6]。
レギュラー出演としては、審査員が固定枠ではなく“3名入れ替え制”として運用された。審査員は(ボーカル担当)、(振付監修)、(ラップ/作詞)という体制で、回によっては現場コーチが追加されたとされる。とくに、渡辺精一郎の回転動作の解説が細かすぎると視聴者から苦情が入った一件は、後に「丁寧さの裏返し」として特集ページで扱われた[7]。
歴代の出演者としては、練習生側から最終選抜まで残ったグループのメンバーが挙げられる。番組が“関門突破”を強調したため、脱落者の名前テロップが最初の2回だけ大きく、以後小さくなったという編集差異も観察されており、番組史の項で編集方針の変更として触れられている[8]。
番組史[編集]
『Izi Project』は、グローバルオーディションの企画書がで提出されたことに端を発するとされる。当初は配信中心の予定であったが、地上波の枠獲得が早かったため、公開審査の“映り方”を最優先にリニューアルされた経緯がある[9]。
第1シーズンは「基礎体力採点」と呼ばれ、冒頭で必ず実施されるの記録が、後半の歌唱に繋がるよう編集されたとされる。視聴者からは「走る→歌うの因果がありそう」との声が上がった一方で、専門家の間では“筋持久力と音程は別”ではないかという批判が起きたとされる[10]。
第2シーズン以降は企画が拡張され、合宿施設の“湿度ログ”まで映像に組み込まれるようになった。具体的には、の合宿所で湿度がの範囲に入った日のみダンス練習が長く編集されたという噂が広まり、視聴者投票との相関を期待する層が現れた[11]。
ただし、終盤期の編集では“都合の悪い自己申告”を短時間で切り替える場面があり、視聴者がスクリーンショットを解析して違和感を指摘した。番組側は「放送尺の都合」と説明したが、データ放送投票の締切表示が回によって表示になったり表示になったりしたことは、運営内部の仕様変更を示すのではないかとする見方もある[12]。
番組構成/コーナー[編集]
主要コーナーは、練習生の当日課題が毎週入れ替わる形式の「Izi Lab(アイジ・ラボ)」である。ここでは、事前に配布される“寸法カード”に従い、声の伸び・呼吸の止まりを点数化する仕組みが採用されていると説明された[13]。
次に「グローバル面接劇場」が続く。面接劇場では、通常の自己PRではなく“相手の言葉を一度だけ復唱してから返す”というルールが課された。復唱の回数が一定でないと合格ラインに届かない設計で、台本があるのではないかと疑われたこともあるが、演出上の工夫とされている[14]。
さらに「視聴者選抜・秒読み投票」が名物である。データ放送では、視聴者の投票が成立するタイミングが“画面上の秒表示”で確認できる仕様となり、番組公式は「締切の不確実性はフェアネスを損ねる」と説明した[15]。
第2シーズンからは「湿度マッチング(ダンス最適化)」と呼ばれるコーナーが新設された。湿度ログと動きの一致を示す図解が挿入され、ダンス審査が科学っぽく見えるよう編集されたとされる。なお、図解で使われる測定レンジが妙に細かく、という区間が採用されていたと報じられている[16]。
シリーズ/企画[編集]
シリーズ企画としては「Izi Pass」と「Izi Map」が並行して運用された。Izi Passは、視聴者がデータ放送で獲得する“練習生応援ポイント”で構成され、一定ポイントに達すると、番組サイト上の限定アーカイブが解放されたとされる[17]。
Izi Mapは、練習生が各拠点を移動する様子を地図風に表示する企画である。地名としては周辺のスタジオと、海外では、、が組み合わされ、移動距離が“合格確率”として演出された回があった。視聴者投票の結果が、地図上で色分けされる仕組みだったとされる[18]。
一方で、番組内で“距離=成長”のようなメッセージが強調されたため、視聴者からは「努力以外の変数を入れているのでは」という反応が出た。番組側は「編集演出にすぎない」としつつも、次回予告では「今週は走行距離が長い」と断言する文言が入ったことがあり、結果として論争を呼んだ[19]。
また、スポンサーの都合で一部回は企画テーマが差し替えられ、同じコーナー名でも問題文が変化した。第3回と第3回の“同名回”を比較したファンが問題形式の差を報告し、掲示板上で「編集差異研究」が始まったとされる。
オープニング/テーマ曲[編集]
オープニングテーマは、合唱風のコーラスを特徴とする楽曲として紹介された。サビに入る直前でテンポがへ変化する仕様があるとされ、テロップでも“変化点”が示されたことが話題になった[20]。
第1シーズンでは「Izi ひかり街道」という仮タイトルが使用され、配信版では“別ミックス”に差し替えられた。ファンは左右の音像のずれを解析し、ミキサーが別スタジオで作業したのではないかと推測したとされるが、公式には明かされなかった[21]。
エンディングテーマは、毎回同じ歌詞構造を維持しつつ、最終週にだけ“合格の言葉”が追加される構成だったとされる。なお、番組終盤でのみ短いブリッジが入る仕様が確認され、その箇所が視聴者投票の当落と時刻が一致しているように見えたことから、運営の意図を疑う声も出た。
スタッフ(歴代のスタッフ/歴代スタッフ)[編集]
制作体制は制作局が中心で、チーフ・プロデューサーにはが指名されている。安井は企画書段階で「審査の納得感を最大化するには、情報量を増やすより“分岐を見せる”必要がある」と述べたとされ、当初からデータ放送の整備が進められたと説明された[22]。
演出は、公開イベントの仕切りに定評のあったが担当したとされる。金山は中継回で“秒読みの視認性”を最重視したため、テロップのフォントサイズを回ごとに変えた。視聴者がフォントの差を追跡したことで、細部の演出が逆に注目される結果となった[23]。
また、構成は「リアリティ編集」の比率を高める方針で、編集スタッフの一部が海外収録の映像も担当した。番組公式のスタッフロールでは、同一名義が2つの役割にまたがって表示される箇所があり、実務上の兼任を示すものとされるが、担当変更の実態は公表されていない[24]。
ネット局と放送時間/放送局・配信元[編集]
ネット局は、をキー局とする全国同時放送枠として組まれ、地域によっては収録日が異なる“地域差し替え版”が放送されたとされる。具体的には、では視聴率が高い回の再編集版が流れたことがあると報じられた[25]。
配信については、番組公式サイトと提携する動画プラットフォームで、放送後以内に追い配信が提供されたとされる。ただし追い配信の画質は“回によって異なる”と指摘され、視聴者がハッシュ値を解析したという記録もある[26]。
放送分数は概ねで統一され、特別編だけに拡大された。データ放送の受付時間は放送開始から終了までとされ、投票締切が番組内で再提示される仕様であった。
特別番組[編集]
特別番組として「Izi Project 決勝前・全練習生公開控室」が編成された。これは通常回とは異なり、練習生が控室で台本を確認する様子が中心に編集され、視聴者投票の“前哨戦”が実施されたとされる[27]。
また、「Izi Project 研究所(ラボ)出張版」と題する企画では、の公会堂で公開収録が行われた。公開収録では客席の拍手が審査に影響するような描写が入ったため、視聴者からは“客の熱量=点数”ではないかという疑念も出た。番組側は「映像演出の一部」と回答したとされる[28]。
特別番組の放送枠は不定期であったが、季節の改編期には必ず組み込まれた。ファンの間では「改編期の数字を取りに来る番組」という呼び名がついたとされる。
関連商品(DVD/書籍)[編集]
関連商品としては、合宿の舞台裏をまとめたDVDと、審査ロジックを図解した書籍が発売された。DVDは“ディレクターズカット”と称し、通常放送ではカットされる練習風景が追加されたとされる[29]。
書籍は「Izi Lab 審査の寸法」として刊行され、声の伸びを“メートル換算”するような図解が含まれていた。読者からは数式らしきものが多いとして好評だった一方で、測定単位が不統一に見える箇所があり、編集部は「換算は演出」と注記したとされる[30]。
また、データ放送連動の応援ポイント履歴を印刷するための“応援パスポート”が付録として配布された。付録にはのケースデザインがあり、ランダム封入だったとされる。
受賞歴[編集]
受賞歴としては、番組の“データ放送連動”を評価する形で、放送技術系の表彰で優秀賞が与えられたとされる。具体的な年度については複数の説があり、頃に技術部門で受賞した可能性が指摘されている[31]。
一方で、リアリティ編集の扱いが過度に演出寄りだとして、批評誌で辛口の言及があったともされる。批評家は「練習生の感情を“投票締切”の設計に回収している」と論じたとされるが、放送局側は反論を出さなかったという[32]。
なお、受賞は番組名義ではなく、制作会社の別名義で記録されている可能性があるため、外部データでは重複して計上されている場合があるとされる。
使用楽曲[編集]
使用楽曲は、韓国系の作曲家が複数関与したとされ、オーディションの課題曲には“曲名が週替わり”の形式が採用されていた。たとえばダンス課題では「Mirage Step」「Blue Interval」といった曲が使用されたと報じられている[33]。
ただし、放送内で流れた歌唱は必ずしも公式音源と一致しない場合があり、視聴者は“口パクではなくミックス差し替え”と推測したとされる。局は「生演奏に近い整形」と説明したが、詳細は公表されていない[34]。
テーマ曲以外にも、公開控室のBGMとして環境音風の曲が採用され、合宿所の空調音に合わせたような編集が話題となった。環境音の周波数が一定であることを指摘する投稿もあり、番組の技術チームが音響解析を行ったのではないかと考えられた[35]。
批判と論争[編集]
『Izi Project』は、視聴者投票と編集の結びつきが強い点で批判を受けた。特に、投票締切の秒表示が段階的に変更された回があり、視聴者の投票行動に影響があったのではないかと疑われた[36]。
また、合宿施設での湿度ログや体温テストが“科学風の演出”として過剰だとする指摘がある。医療関係者のコメントとして「体温はコンディションの指標になり得るが、音程の評価と直結しない」との趣旨が紹介されたとされるが、出典の出し方に不明確な点があるという[37]。
さらに、韓国系事務所のグローバル枠を扱う際に、視聴者が理解しにくいローカル用語が字幕で省略される場面があった。字幕省略は“尺短縮”とされていたが、視聴者からは「理解不能で投票の判断ができない」という意見も出た[38]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 翠星テレビ 編『Izi Project 放送年鑑(第1巻)』翠星テレビ出版, 2022.
- ^ 朴景俊『“呼吸の寸法”を読む』海鳴社, 2023.
- ^ 安井玲央『オーディションの分岐編集論』レイラインプレス, 2024.
- ^ 金山和真『公開収録の音響設計(第2版)』音設研究所, 2022.
- ^ Kim Ha-yeon『Vocal Endurance in Live Selection Shows』Seoul Performing Arts Journal, Vol.8 No.3, pp.41-59, 2023.
- ^ 渡辺精一郎『振付は数値で説けるか:寸法概論』日本ダンス学会紀要, 第12巻第1号, pp.12-28, 2022.
- ^ Sanchez, Marco『Rap Evaluation Metrics for Reality Auditions』International Music Television Review, Vol.5 No.2, pp.77-93, 2021.
- ^ Izi Global Audition Committee『Izi Lab 審査仕様書(公開版)』内規資料, pp.1-96, 2021.
- ^ 翠星テレビ制作局『データ放送連動投票のUX改善報告』放送技術研究会, 第30回講演資料, pp.3-18, 2022.
- ^ 『放送技術年報』日本放送技術協会, 2023.
外部リンク
- Izi Project 公式サイト(放送アーカイブ)
- 翠星テレビ 番組ページ
- Izi Lab 投票履歴ポータル
- Izi Global Audition Committee 資料室
- Izi Project データ放送解説