SHTVモーニングワイド
| 番組名 | SHTVモーニングワイド |
|---|---|
| 画像 | SHTV_Morning_Wide_studio_1998.jpg |
| 画像説明 | 初代セットの『窓辺型ニュース卓』 |
| ジャンル | バラエティ番組、情報番組 |
| 構成 | 生放送・収録・公開放送 |
| 演出 | 土屋源一郎 |
| 司会者 | 三峰サキ |
| 出演者 | 黒澤レン、白井ユウ、朝倉ミナほか |
| ナレーター | 久保田真理 |
| OPテーマ | 『Sunrise Assembly』 |
| EDテーマ | 『朝靄のメトロノーム』 |
| 企画 | SHTV編成開発局 朝帯企画室 |
| 製作/制作 | シルバーホライゾン放送 |
| 制作局 | SHTV本社制作センター |
| プロデューサー | 高見沢邦彦 |
| チーフ・プロデューサー | 長谷川志穂 |
| 製作総指揮 | 北条一也 |
| 放送国 | 日本 |
| 映像形式 | ハイビジョン放送 |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 字幕 | 文字多重放送 |
| データ放送 | 連動あり |
| 放送期間 | 1997年4月7日 - 現在 |
| 放送時間 | 7:00 - 8:19 |
| 放送分 | 79分 |
| 放送回数 | 4,200回以上 |
| 放送枠 | SHTV朝ワイド枠 |
| 外部リンク | SHTVモーニングワイド 公式サイト |
| 外部リンク名 | 公式サイト |
| 特記事項 | 2004年に一度だけ『朝の海苔会議』特集で視聴率14.8%を記録したとされる |
| 番組名1 | SHTVモーニングワイド・サタデー |
| 放送期間1 | 2001年 - 2003年 |
| 放送時間1 | 8:00 - 9:00 |
| 放送分1 | 60分 |
| 放送枠1 | 土曜朝特別枠 |
| 放送回数1 | 96回 |
| 番組名2 | SHTVモーニングワイド・プラス |
| 放送期間2 | 2008年 - 2011年 |
| 放送時間2 | 6:45 - 8:30 |
| 放送分2 | 105分 |
| 放送枠2 | 拡大朝ワイド枠 |
| 放送回数2 | 643回 |
| 番組名3 | SHTVモーニングワイド 週末版 |
| 放送期間3 | 2015年 - 2017年 |
| 放送時間3 | 7:30 - 8:15 |
| 放送分3 | 45分 |
| 放送枠3 | 週末再編集枠 |
| 放送回数3 | 104回 |
| 番組名4 | SHTVモーニングワイド・エクストラ |
| 放送期間4 | 2019年 - 2020年 |
| 放送時間4 | 6:30 - 7:00 |
| 放送分4 | 30分 |
| 放送枠4 | 前座ミニ枠 |
| 放送回数4 | 211回 |
| 番組名5 | SHTVモーニングワイド 金曜特集版 |
| 放送期間5 | 2021年 - 現在 |
| 放送時間5 | 7:00 - 8:30 |
| 放送分5 | 90分 |
| 放送枠5 | 金曜拡大枠 |
| 放送回数5 | 180回以上 |
『SHTVモーニングワイド』(えすえいちてぃーぶいもーにんぐわいど、{{Lang-en-short|''SHTV Morning Wide''}}、''Esu Eichi Tī Bui Mōningu Waido'')は、系列でから毎週からの(JST)に放送されている。朝の情報・占い・即席料理・地域交通を一体化したとして知られる[1]。
概要[編集]
『SHTVモーニングワイド』は、のが制作する朝のである。情報、料理、交通、占い、視聴者投稿を1本化した構成が特徴で、放送開始当初からとを組み合わせた珍しい形式で知られる。
番組は、1990年代後半の朝帯に多かった硬派なへの反動として企画されたとされる。編成会議で「新聞を読みながら笑える番組」を目指した結果、ニュースの直後に即席弁当の実演が入るという奇妙な流れが定着した[2]。
また、を用いた『きょうの一皿投票』や、番組終了直前に交通情報をで説明する演出が話題となり、地方局の再編集版まで派生した。朝の視聴習慣を変えた番組として扱われる一方、時間が進むほど内容が濃くなるため「朝に見るには情報量が多すぎる」との指摘もある[3]。
放送時間・放送時間の変遷[編集]
番組開始時は4月の開始であったが、視聴者から「出勤前にぎりぎり見られない」との意見が寄せられ、に7時00分へ繰り上げられた。これにより、前半15分が生活情報、後半45分が地域企画という現在の骨格が整ったとされる。
には『SHTVモーニングワイド・プラス』として6時45分開始の拡大編成が試験的に導入され、通勤客向けのミニコーナーが追加された。しかし、地方収録の移動負担が大きく、駅構内での公開放送が増えすぎたため、に従来枠へ戻された。
以降は金曜日のみ90分に拡大され、週末向けの特集コーナーを併せ持つ放送枠となっている。なお、特番編成の際に8時台まで延長されることがあり、番組表上は同じ名称でも実際の放送分が週ごとに異なるという、朝帯番組としてはやや珍しい運用が続いている。
出演者[編集]
司会者[編集]
初代司会者はで、地方局の気象コーナーで培った早口進行を売りにの放送開始時から起用された。三峰は毎朝のオープニングで、コーヒーカップを回しながら進行する独特の所作を持ち、「朝の回転数が違う」と評された[4]。
からは黒澤レンが曜日別進行を担当し、月曜はニュース寄り、火曜は料理寄りといった変則的な司会分担が採用された。これにより司会者の役割が固定されず、番組開始当初は不評だったが、後に「朝の会議体制」として定着した。
レギュラー出演者[編集]
レギュラー陣には、、らがいる。白井は交通情報、朝倉は簡易料理、久保田はナレーション兼小芝居を担当し、三者が同じコーナーで役割を入れ替えることもある。
また、番組内で視聴者の投稿を読み上げる「朝の一言ポスト」では、地元商店街の店主が準レギュラーとして登場することがあり、の鮮魚店主が8年連続で登場した回は、番組史上もっとも地味で強い回と呼ばれた。
歴代の出演者[編集]
過去には、、などが出演した。藤堂は初期の生放送事故対策として「沈黙を埋める係」に任命されていたが、実際には沈黙のほうが番組の緩さを引き立てる結果になった。
なお、2005年には外部の天気予報士がゲスト出演した際、画面外で本番用の傘が9本同時に倒れる事故があり、その様子が逆に好評だったため、翌週から『偶然演出』として再現されたとされる。
番組史[編集]
開始初期[編集]
番組は、朝帯の空白時間を埋める目的で立ち上げられた。制作局の会議では当初、堅い討論番組案が優勢であったが、編成担当の北条一也が「朝は議論より湯気である」と主張し、現在の生活寄り路線が採用された。
初回放送では、冒頭で防災情報を伝えた直後に『本日の卵焼き』が始まり、視聴者からのファクスが通常の3倍届いたという。これをきっかけに、番組は情報と娯楽を同一テーブルに載せる朝ワイド路線へ転換した。
中期の拡張[編集]
に入ると、地方局との連携企画が拡大し、、、での公開放送が毎年行われた。特に冬季の札幌収録では、スタジオ外温度が氷点下5度であったにもかかわらず、屋外で『朝の湯気コンテスト』を開催したことで有名である。
この時期に視聴率が安定し、2004年の『朝の海苔会議』特集では世帯視聴率14.8%を記録したとされる。もっとも、同回は海苔の産地クイズが長引いたため、記録の扱いについては当時から放送文化研究会で議論があった[要出典]。
近年の再編[編集]
には前座ミニ枠『SHTVモーニングワイド・エクストラ』が開始され、5分単位の短尺企画が実験的に導入された。これにより、従来のコーナーのうち人気の高かった交通情報と占いが一体化し、画面右上に路線図と運勢が並ぶ構成となった。
以降は金曜特集版の導入で、1週間のまとめと長尺インタビューが定着した。番組関係者はこの変化を「朝に終末感を持ち込んだ最初の例」と評している。
番組構成・コーナー[編集]
朝の交通卓[編集]
番組の看板コーナーであり、の7時12分前後に放送される。交通情報を担当するが、路線図の上に小さな模型電車を走らせながら渋滞を説明する形式で、視聴者の子どもにだけ異常な人気がある。
一方で、道路情報の更新が早すぎるため、番組の時点ではすでに解除された規制を伝えることもある。その場合、司会者が「朝の記憶としてご覧ください」と補足するのが定番である。
三分料理研究所[編集]
が担当する即席料理コーナーで、材料費は原則400円以内、調理時間は3分以内と定められている。もっとも、番組側の演出で毎回1工程だけ異様に凝った作業が入り、最長で卵白を18回かき混ぜた回がある。
このコーナーからは『片手で作るサンドイッチ』『湯せんしない茶碗蒸し』など、家庭料理の枠を半歩だけ逸脱したメニューが流行した。料理監修はの監修協力とされるが、実態については不明瞭である。
朝の一言ポスト[編集]
視聴者投稿を紹介するコーナーで、ハガキ・ファクス・データ放送の三系統が併用される。採用される投稿は、きわめて短いものから、駅前の出来事を800字で綴ったものまで幅が広い。
番組開始当初は普通の投稿欄であったが、2003年に『寝起きの言葉は短いほど強い』という演出方針が導入され、以後は一文の重みを競う形式になった。しばしば投稿のほうが司会者より情報量が多いと評される。
シリーズ・企画[編集]
本番組では、年末年始や大型連休に合わせて複数のシリーズ企画が制作されている。代表的なものに、全国の始発駅を巡る『始発ワイド横断隊』、地方市場を回る『朝市の音だけ中継』、および自治体防災課との共同企画『逃げ道のある天気予報』がある。
特に『朝市の音だけ中継』は、画面をほとんど使わず、せり人の声と袋詰めの音だけで市場の空気を伝える実験的企画として知られる。視聴率は低かったが、ラジオ番組との境界を曖昧にしたとして制作部内では高く評価された。
また、2009年からは『SHTVモーニングワイド・選抜版』と呼ばれる再編集シリーズがDVD向けに出され、過去の名場面を「朝に強い順」に並べ替える編集で話題になった。
オープニング・テーマ曲[編集]
オープニングテーマは、による『Sunrise Assembly』である。金管楽器にの蒸気音を重ねた編曲が特徴で、番組開始から5秒で「仕事に行く気分が整う」とされる。
一方、エンディングテーマ『朝靄のメトロノーム』は、ピアノと木琴を中心とした短い曲で、放送終了直前に流れる。2006年からは曲の最後に必ず1拍の無音が入るが、これは初代演出の土屋源一郎が「朝は沈黙で締めるべき」と主張したためである。
なお、地方局向けの再編集版ではテーマ曲が15秒短縮されることがあり、その場合は最後の無音がカットされるため、視聴者から「朝が急ぎすぎている」との苦情が寄せられた。
スタッフ[編集]
歴代のスタッフ[編集]
初期のディレクターは、構成作家は、美術はが担当した。土屋は、VTR明けの沈黙を活かすために番組全体を「半拍遅れ」で進行させる技法を導入し、のちの朝帯番組に小さな影響を与えた。
また、2000年代後半にはデータ放送担当としてが加わり、視聴者投票のシステムを『選んだ瞬間に今日が始まる』という名目で改修した。
制作体制[編集]
制作は本社制作センターが一貫して担っているが、地方収録時には各地の系列局スタッフが半分ほど加わる。特にの技術スタッフは、セット転換の速さで知られ、番組関係者の間では『朝の忍者』と呼ばれている。
チーフ・プロデューサーのは、毎年1回だけ制作陣全員に「朝は軽く、準備は重く」という標語を配ることで知られ、これが実際には最も分かりにくい社内文化として定着している。
ネット局と放送時間・放送局・配信元[編集]
本番組はの系列各局で同時ネットされているが、地域事情に合わせて放送時間が1分から12分ほど前後することがある。たとえばでは冬季の交通情報が長いため開始直後にニュースを圧縮し、では日の出時刻に合わせて特別にオープニング映像が差し替えられる。
配信元は系列の見逃し配信サイト『SHTVプラットフォーム』で、放送終了後30分以内に限定公開される。なお、料理コーナーのみ繰り返し再生率が異様に高く、番組側はその理由を「朝食の準備と同期しているため」と説明している。
また、災害時には一部ネット局でによる文字速報へ切り替わり、番組名だけを残して全編が交通情報になることがある。この運用は当初「番組崩壊」と呼ばれたが、現在では朝ワイドの柔軟性として受け入れられている。
特別番組[編集]
毎年には『SHTVモーニングワイド 新春拡大版』が放送され、通常の朝食情報に加えて書き初め、初売り、福袋中継が組み込まれる。2022年版では出演者全員が巨大なだるまの中から登場し、制作現場が一時的に通路不足となった。
には『朝の海辺ワイド』としてやでのが行われる。波音が大きすぎてナレーションが聞き取りにくい回が多いが、番組はそれを「自然のSE」と呼んで積極的に利用している。
さらに、選挙特番と連動した『朝の投票所レポート』では、通常コーナーの占いが休止され、代わりに投票所の椅子の数が紹介される。視聴者には不評であったが、制作側は「選挙と朝食はどちらも段取りが重要である」としている。
関連商品[編集]
関連商品として、番組の名場面を集めたDVD『SHTVモーニングワイド 10周年朝食BOX』、およびレシピと進行表をまとめた書籍『三分で整う朝の番組学』が発売された。DVDは特典映像として、カメラが一瞬だけ天井を映した「事故の朝」集が収録されている。
書籍版はから刊行されたとされ、実用書でありながら脚注が妙に多いことで話題になった。なお、2018年には視聴者投稿をまとめた小冊子『今朝の一言 4,019選』が限定配布され、地方局の受付で品切れが続出した。
受賞歴[編集]
にから『朝の生活文化賞』を受賞したほか、には『視聴者の目覚めに最も寄与した番組』としてを受賞した。受賞理由には、朝の情報を見ながら同時に弁当の準備ができる点が挙げられている。
一方で、2007年には番組内の占いコーナーが3日連続で同じ結果を出したことから、『予報の説明責任』について小さな論争が起きた。これが逆に番組の知名度を押し上げ、結果として編成局内で「不思議な受賞効果」と呼ばれるようになった。
使用楽曲[編集]
本番組で使用される楽曲は、主にとの朗読入りジングルで構成される。朝の交通情報ではテンポ96、料理コーナーではテンポ112へと微妙に切り替わる仕組みが採られている。
また、特集回では地域の吹奏楽部が演奏することがあり、の中学校吹奏楽部による『朝のアラーム協奏曲』は、番組史上もっとも真剣にふざけた使用楽曲として知られる。なお、権利処理の都合で同曲の使用は年2回に制限されている。
脚注[編集]
1. シルバーホライゾン放送編成局『朝帯番組運用史 1996-2001』社内資料、2002年。
2. 佐伯直人「朝の視聴行動と即席料理の同時摂取」『放送文化研究』Vol.18 第2号、pp. 41-58、2005年。
3. 橋本理香『テレビ朝帯の構造転換』青灯社、2011年。
4. 三峰サキ「コーヒーカップ進行法の実践」『アナウンス年鑑』第12巻第4号、pp. 7-19、1999年。
5. 北条一也『朝は湯気である』シルバー新書、2000年。
6. 高見沢邦彦「公開放送と駅前混雑の相関について」『地方放送学報』Vol.7 第1号、pp. 89-102、2008年。
7. 日本朝帯番組協会『表彰規程集 2004年度版』、2004年。
8. 『SHTVモーニングワイド 特集版台本集』第3冊、SHTV出版部、2022年。
9. 長谷川志穂『制作現場の半拍』朝景社、2016年。
10. “Morning Magazine and the Steam of Breakfast”, Journal of Broadcast Semiotics, Vol. 9, No. 3, pp. 112-130, 2019.
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
SHTVモーニングワイド 公式サイト
SHTVプラットフォーム 番組ページ
シルバーホライゾン放送 番組アーカイブ
朝帯番組研究所 SHTVモーニングワイド特集
日本朝食文化協議会 協力番組一覧
脚注
- ^ シルバーホライゾン放送編成局『朝帯番組運用史 1996-2001』社内資料, 2002.
- ^ 佐伯直人「朝の視聴行動と即席料理の同時摂取」『放送文化研究』Vol.18 第2号, pp. 41-58, 2005.
- ^ 橋本理香『テレビ朝帯の構造転換』青灯社, 2011.
- ^ 三峰サキ「コーヒーカップ進行法の実践」『アナウンス年鑑』第12巻第4号, pp. 7-19, 1999.
- ^ 北条一也『朝は湯気である』シルバー新書, 2000.
- ^ 高見沢邦彦「公開放送と駅前混雑の相関について」『地方放送学報』Vol.7 第1号, pp. 89-102, 2008.
- ^ 日本朝帯番組協会『表彰規程集 2004年度版』, 2004.
- ^ 『SHTVモーニングワイド 特集版台本集』第3冊, SHTV出版部, 2022.
- ^ 長谷川志穂『制作現場の半拍』朝景社, 2016.
- ^ Morgan P. Ellery, "Morning Magazine and the Steam of Breakfast", Journal of Broadcast Semiotics, Vol. 9, No. 3, pp. 112-130, 2019.
外部リンク
- SHTVモーニングワイド 公式サイト
- SHTVプラットフォーム
- シルバーホライゾン放送 番組アーカイブ
- 朝帯番組研究所
- 日本朝食文化協議会