THE ALFEE
| 芸名 | 有泉 咲夢 |
|---|---|
| ふりがな | ありいずみ さくむ |
| 画像ファイル | Ariizumi_Sakumu_THE_ALFEE.jpg |
| 画像サイズ | 250×333px |
| 画像コメント | “アルフィー”の愛称で知られる舞台衣装姿(公式宣材写真より) |
| 生年 | 〈平成3年〉 |
| 生月 | 7月 |
| 生日 | 24日 |
| 身長 | 177 cm |
| 血液型 | AB型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | 演劇×ポップス(クロスオーバー) |
| 活動期間 | 〜 |
| 活動内容 | ドラマ主演、バラエティ司会、ライブパフォーマンス |
| 配偶者 | 記載なし(本人は“観客が一番の相手”と発言) |
| 事務所 | 株式会社瀬戸内音楽工房 |
| 公式サイト | THE ALFEE公式サイト |
| 主な作品 | 『白線タクシーの夜』、『星屑アンティーク』、『週末迷子ラジオ』 |
| 受賞歴 | 日本舞台音響新人賞(音響連動賞)ほか |
有泉(ありいずみ) 咲夢(さくむ)(ざくむ ありいずみ、〈平成3年〉 - )は、の、、。株式会社[[瀬戸内音楽工房]]に所属しており、愛称は「アルフィー」である。代表作はテレビドラマ『[[白線タクシーの夜]]』および音楽アルバム『[[星屑アンティーク]]』である。
略歴/来歴[編集]
有泉 咲夢は、岡山県の架空の港町であるの倉庫街で育ち、幼少期から“船の汽笛よりも、台詞の語尾が先に聞こえる”という独特の聴覚に恵まれたとされる[1]。家族は代々、打ち合わせ用の台本を海藻の乾燥台に貼り付ける習慣があり、咲夢はそれを「台詞の熟成」と呼んでいたという[2]。
芸能界への導火線は、大学在学中のに参加した即興演劇のワークショップである。本人によれば、最初の稽古で喉が震えたのではなく、袖の縫い目が“共鳴”したために役を任されたとされる[3]。その後、音楽プロデューサーのが運営するアマチュア発掘会『潮騒オーディション第42回』で合格し、同年に歌唱と演技を同時に学ぶ契約(いわゆる“舞台歌手育成”)を結んだ[4]。
デビューは、深夜のローカル番組『[[潮見町シネマ横丁]]』内での司会起用であった。同年に放送されたミニドラマ『[[一分だけの回送]]』で初主演を果たし、同作の視聴者投稿が「“回送”という言葉が恋の比喩だと気づいた」と拡散したことが、俳優としての知名度を押し上げたとされる[5]。なお、当時のプロフィールでは“THE ALFEE”の表記が先に出ていたという証言もあるが、公式には改名経緯は非公開である[6]。
人物[編集]
性格は几帳面であるとされ、撮影現場では台本の余白に「息を吸う秒数」を赤ペンで書く癖があると報じられている[7]。特に私生活では、朝食をとる前に必ず“今日の音程”を測るため、キッチンのレンジフードに向けて小声で音階を奏でる姿が目撃されたことがあるという[8]。ただし本人は「音程ではなく、空気の温度を確かめているだけ」と説明している[9]。
逸話としては、バラエティ番組のロケでわざと道に迷い、地元の駐在所に「現在地の歌詞」を提出しようとしたことが話題となったとされる[10]。当時のやりとりは『週末迷子ラジオ』(後述)のコーナーとして再編集され、リスナーからは「“迷子なのに整ってる”って初めて聞いた」と人気を博したという[11]。この“迷子の秩序化”は、咲夢の信条である「不確かなものを芸に変える」であると紹介されることが多い。
一方で、ファンの間では「咲夢は“アルフィー”と呼ばれたいのではなく、“あなたが息をしている音”を見つけたいのだ」と詩的に語る傾向があるとも指摘されている[12]。当人の発言録には「僕の愛称はアルフィー、でも僕が抱えるのは愛じゃない、合図だ」といった断片が残っている[13]。
出演[編集]
テレビドラマでは『[[白線タクシーの夜]]』()で主演を務め、交通量の少ない国道沿いの“白線だけが点滅する”演出が話題となったとされる[14]。脚本段階では俳優が白線に手を触れる場面がなかったものの、咲夢が「触れたら音になるはず」と提案し、結果として効果音が音声ではなく映像側に同期されたという[15]。翌年には『[[雨粒裁判所]]』()で共演したとの掛け合いが好評となり、主演俳優としての安定感が評価された[16]。
映画では『[[廻る手紙と潮の匂い]]』()に起用され、手紙の封緘が作中で“鐘”の役割を果たす設定に合わせ、現場で指先だけの動作で感情を表現したと記録されている[17]。舞台では『[[カーテンコールは三回遅れてくる]]』に抜擢され、上演中の観客の咳払いを合図として照明が変わる仕組みが採用された[18]。なお、この舞台は音響と連動していたため、後述の受賞歴につながったとされる[19]。
バラエティ番組では『[[昼行灯トラベラー]]』(〜)の司会に起用され、旅先で必ず“最寄りの非常口”を口頭で実況するスタイルが定着した[20]。ラジオでは『[[週末迷子ラジオ]]』(〜)に出演し、毎回冒頭で「今日のあなたの迷いは何番?」と問いかける[21]。ラジオ放送回数は、公式アーカイブ上で2023年時点にに到達しているとされるが[22]、本人は「もっと数え方がある」と笑いながら濁したという[23]。
またCMでは、のキャンペーン『合図で守る夜』に起用され、実写の横断歩道を見ながら“合図の音”を口ずさむ演技が話題となったと報じられている[24]。
作品[編集]
音楽作品では、シングル『[[星屑スタンプラリー]]』()が初期の代表曲として知られている。発売初週の売上は“公表されない”方針だったが、事務所関係者が「梱包テープの残量が分あった」とだけ語ったため、ファンによって売上推定が盛り上がった[25]。同曲は“行った場所より、戻ってきた距離”を歌う構成であると評された[26]。
アルバムは『[[星屑アンティーク]]』()が最も売上があるとされ、収録曲のうち半数に“電話の保留音”のような旋律が埋め込まれていると分析された[27]。ただし本人は「電話は題材、主役は間」と説明しており、評価の焦点が音数ではなく間合いに移ったことが特徴である[28]。
映像作品としては、ライブ映像『[[アルフィー回収装置LIVE]]』()が発売された。収録日当日、機材搬入が遅れたために“照明の点灯タイミング”がずれたが、そのずれがむしろ振付と整合したことから、そのまま編集に採用されたという[29]。また、特典映像にはの公開収録の“咳の数”をカウントする企画が収められているとされる[30]。
書籍[編集]
書籍では、写真集『[[手紙の湿度]]』()が刊行され、タイトルは「感情が紙に染みる速度」を測定したという自身の言い回しに由来すると紹介されている[31]。写真集は港町の倉庫を舞台に撮影され、の倉庫群が“実際には別の自治体にある”と噂されたが、版元は撮影地の詳細を伏せた[32]。
雑誌の連載としては、雑誌『[[現場と机の間]]』での「台詞の温度計」が知られている。連載では、各回の冒頭に“体温ではなく言葉の体温”を図示する方式が採用され、読者の間で「次回予告が短いのに刺さる」と話題になった[33]。なお、連載第では、本人が「次の台詞はで終える」と断言したにもかかわらず、実際の本文はだったことが編集部のインタビューで明かされた[34]。
受賞歴[編集]
受賞歴としては、舞台『[[カーテンコールは三回遅れてくる]]』で音響と動作を連動させた功績により、日本舞台音響新人賞(音響連動賞)を受賞したとされる[35]。選考理由は「俳優の“息”を技術的パラメータとして扱ったこと」にあると説明された[36]。
また、映画『[[廻る手紙と潮の匂い]]』では、第若手表現者審査で“情動同期賞”を受けたと記録されている[37]。同賞は通常、撮影・編集の側が受けることが多いが、咲夢が「自分の手が遅れることを先に台本に書いた」と発言したことが評価につながったという[38]。さらにバラエティ部門では『[[昼行灯トラベラー]]』で、旅番組の“迷子演出”が評価され、視聴者参加型企画賞を受賞したとされる[39]。
ただし一部では、受賞理由に関して「審査員が咳払いのデータを重視しすぎたのでは」という冗談混じりの批判も見られる[40]。もっとも、本人は「咳払いは合図で、合図は嘘をつかない」と一貫して答えている[41]。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
THE ALFEE公式サイト
瀬戸内音楽工房 オフィシャルページ
現場と机の間 公式連載アーカイブ
週末迷子ラジオ ポッドキャスト
脚注
- ^ 有泉咲夢『台詞の湿度—現場メモと音程の嘘』瀬戸内音楽工房出版, 2020.
- ^ 渡辺精一郎『即興から契約へ:潮騒オーディションの記録』NHK出版, 2013.
- ^ 田中麗子『俳優の息はデータである:舞台音響連動の実践』音響工学社, 2019. pp. 44-57.
- ^ Sakumu Ariizumi, “Timing as Narrative in Cross-over Performance,” Journal of Stage-Linked Media, Vol. 12 No. 2, pp. 101-118, 2021.
- ^ 遠藤和馬『共演者は鏡になる:白線タクシーの夜の裏側』文藝春奏, 2017. pp. 12-25.
- ^ 瀬戸内市観光課『潮見町ロケーションガイド(改訂版)』瀬戸内市役所, 2022.
- ^ 日本道路安全協会『合図で守る夜:キャンペーン運用報告書』第3版, 道路安全研究財団, 2020. pp. 3-9.
- ^ M. A. Thornton, “Cough-Cued Lighting: An Unusual Case Study,” International Review of Performing Arts, Vol. 7 Issue 4, pp. 55-73, 2022.
- ^ 『現場と机の間』編集部『台詞の温度計 まとめ(第1-20回)』現場と机の間社, 2023. pp. 201-213.
- ^ 星屑アンティーク制作委員会『アルフィー回収装置:LIVE完全読本(第1巻)』未確定出版社, 2021. pp. 77-88.
外部リンク
- THE ALFEE公式サイト
- 瀬戸内音楽工房 公式ページ
- 週末迷子ラジオ ポッドキャストアーカイブ
- 現場と机の間 連載「台詞の温度計」
- 日本舞台音響賞 過去受賞者一覧