お腹ピーピーブラザーズ
| 芸名 | 大正 誠(たいしょう まこと) |
|---|---|
| ふりがな | たいしょう まこと |
| 画像ファイル | Taisho_Makoto_Official.jpg |
| 画像サイズ | 260px |
| 画像コメント | 腹部マイク“ピーピー”を装着して微笑む宣材写真 |
| 生年 | 〈昭和59年〉 |
| 生月 | 4 |
| 生日 | 17日 |
| 身長 | 178 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | 三人組お腹ロック(奇声ギャグ×歌唱) |
大正 誠(たいしょう まこと、〈昭和59年〉 - )は、の、、である。内外で“お腹ピーピーブラザーズ”の顔役として知られている[1]。
略歴/来歴[編集]
大正 誠は、の芸能事務所「腹鳴レコード株式会社」に所属している。愛称は「マコ姫(※当人は“姫”と呼ばれると腹が鳴るので嫌だと言う)」である[2]。
『お腹ピーピーブラザーズ』は、太田 大幸(おおた はるゆき)とコーラック鈴木(こーらっく すずき)を含む三人組として、胃腸の擬音をリズムに変換する独自の芸で人気を博したとされる。誠はこの三人組の“腹部司令”として、舞台上で腹鳴り音(実際には足裏用の微振動パッドとマイク処理)を担当したことで知られている[3]。
同年に相当する時期として、本人の公式プロフィールには「1989年、都内の路上で合計42回の公開腹鳴り計測を行い、その記録がプロデューサーの耳に残った」旨が記載されている。ただし、この計測手法は同業者から“科学っぽさが勝手に乗っている”と指摘されており、出典の整合性が議論となった経緯がある[4]。なお、同グループは1996年にサードシングル『紙がねェ!!』でブレイクしたとされるが、当時の関係者が語る数字があまりに細かいことから、真偽は“歌番組のテロップが作った数字”だとする見方も存在する[5]。
人物[編集]
大正 誠は、舞台では豪快に驚いて見せる一方、私生活では食事を“回数で管理する”ことで知られている。本人は「朝は3口、昼は7口、夜は“ピーピーが鳴るまで”8分」と語ったとされ、同発言はバラエティ番組で何度も引用された[6]。
性格は“腹が減ると優しい”タイプだとされ、共演者の間では「楽屋の冷蔵庫の卵は、誠が来ると先に割られている」と冗談めかして語られている。また、共演者には気軽に呼びかけるが、プライベートでの電話は“1回につき最大12秒”で切るこだわりがあるとされる(本人いわく「途中で切っても落ち込まないように」)[7]。
なお、誠はデビュー当初から腹部マイクに対して異常なこだわりを持ち、毎回装着角度を0.5度単位で調整していたという逸話が残る。こうした調整のため、初主演を果たした舞台『胃袋探偵ハラハラ』では、稽古初日から“汗の塩分濃度”まで計測したとされる。ただし、舞台演出家は「塩分濃度よりも笑いを上げるための儀式だった」と述べており、記録は“記憶”として伝わっている[8]。
受け継がれた「鳴る前の間」[編集]
誠の芸風は“腹鳴りの1秒前に間を置く”ことに特徴がある。三人組結成直後、ラジオ生放送で一度だけタイミングがずれて“無音のまま歌い切った”回があり、その瞬間に逆へ振れた笑いが起きたため、以降は意図的に「鳴る前の間」を作る作法として定着したとされる[9]。
衣装の暗黙のルール[編集]
私生活の細かいこだわりとして、衣装はすべて“洗濯表示が見えない向き”で揃えられるとされる。誠は「お腹ピーピーは見えちゃいけない」と冗談を言うが、実際にはステージ照明の反射テストが理由だったとする説も有力である[10]。
出演[編集]
大正 誠は、俳優として複数のテレビドラマに出演している。特に『探偵ハラハラ・第12話 おかわり禁止令』(1993年)では、主役の相棒役を務めたことで話題となったとされる。同作では、誠が腹部マイクを外した状態で“空腹の演技だけで笑いを取る”場面があり、当時の視聴者から“咀嚼音がリアルすぎる”との指摘が集中したと伝えられている[11]。
映画では『紙がねェ!!』(劇中バンドの実名使用が物議を醸したとされる)に出演したとされ、当該作品は舞台挨拶で「本当に紙が喉に詰まるか」を検証した企画が話題となった[12]。舞台は『胃袋探偵ハラハラ』ほか、劇場アニメ『腹の中の宇宙』の声優出演でも人気を博したとされる。
バラエティ番組では『お腹は正直者!』(毎週火曜19時台)を中心に活動し、司会を務めた回が高視聴率だったとされる。ただし、同番組は後年に“腹が鳴らない回のテロップが早すぎる”と批判され、番組制作側は編集タイミングの調整を行ったとされる[13]。また、ラジオ番組『ピーピー放送局』では、誠が毎回“腹鳴りの擬音を文字にすると何になるか”を募集したことが支持され、常連投稿が増えたと報じられた[14]。
CMでは、胃薬ブランド「ミゾグチAEX」に起用されたとされる。同CMのキャッチコピーは「飲むなら、まずピーピーの相談を」であり、放送後に“相談窓口みたいな広告だ”と好意的に受け止められた一方で、医薬品広告として不適切ではないかという指摘もあったとされる[15]。
作品[編集]
大正 誠名義および『お腹ピーピーブラザーズ』名義で音楽作品があるとされる。シングルでは『紙がねェ!!』(1996年)が代表作として挙げられる。『オリコン週間』の集計では、初週売上が“推定28万2,416枚”と報じられたが、関係者は「その数字は集計係が腹時計を見ながら推測した」と冗談交じりに説明しており、数字の出どころには揺れが見られる[16]。
アルバムは『胃袋ステレオ』(1997年)と『鳴りのコンチェルト』(1999年)があり、後者は収録曲のタイトルに“食べ物の擬音語”が多いことで知られている。映像作品としては『お腹ピーピーブラザーズLIVE 1998 “間が勝つ”』(2000年)がリリースされたとされ、収録曲の合間に長い無音が挿入されている点が評価された[17]。
なお、誠は歌唱パートの中でも“低音の腹鳴り”を担当したとされる。これは特定周波数をマイクで増幅し、歌声に重ねる手法だったと説明される場合もあるが、ライブ当日はあえて手順を一部省き、観客の反応に合わせて“鳴らし方の配分”を変えていたと伝えられている[18]。同調整は、翌年のツアーに引き継がれたとされる。
書籍[編集]
大正 誠は書籍でも活動している。写真集として『マコ姫の腹鳴りガイド(撮影日:全42回)』(1998年)があり、表紙では腹部マイクの位置が0.5センチずれていることで話題となった[19]。
雑誌の連載としては、学芸系の月刊誌『芸能研究サブカル文庫』で『腹の中の作曲術』が掲載されたとされる。同連載では、歌詞の作り方を“料理の手順”に見立てて紹介し、読者が自宅で擬音を録音する企画に参加したことで、当時の投稿が急増したとされる[20]。
また、単行本として『紙がねェ!!実験ノート』(2001年)が刊行されたとされ、誠は“言葉に詰まる前に笑う”をテーマにしたと述べたと伝えられる。だが出版社側は、このタイトルが編集会議で偶然飛び出した言葉であることを後年に認めており、厳密な設計ではなかった可能性も指摘されている[21]。
受賞歴[編集]
大正 誠は、受賞歴が複数あるとされる。『お腹ピーピーブラザーズ』としては、1997年に「日本腹芸能音楽賞」を受賞したと報じられた。同賞は“笑いの身体性”を評価する枠組みであり、受賞理由は『紙がねェ!!』の“空腹から笑いへ変換する演出”により決定したとされる[22]。
また、誠個人としては、1994年に「第9回お腹の間アワード」に抜擢されたとされ、当時の選考コメントは「無音を恐れず、間で笑いを作った」だったという。なお、当該アワードの主催は実在の芸術団体として紹介される一方で、公式サイトが短期間で更新停止していた経緯があり、授賞の実務記録の所在が不明だとする声もある[23]。
舞台分野では『胃袋探偵ハラハラ』で最優秀腹演出賞を受賞したとされる。受賞理由は、誠が観客の“咳払い”のタイミングに合わせて間を微調整したことであると説明された[24]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
脚注
- ^ 田中トモエ『腹鳴り芸の系譜:お腹ピーピーブラザーズ解体記』腹鳴レコード出版, 1999.
- ^ 山根シヲリ『笑いと身体リズムの相互作用』日本演芸学会, 2002.
- ^ 鈴木ガラ『擬音語の音響加工論—0.5度調整の記録』音響研究社, 2000.
- ^ 大塚レイナ『バラエティ編集術の裏側:無音の設計』映像編集協議会, 2003.
- ^ Hideo K. Nakamura, “Stomach Sounds as Performance Signals,” Vol. 12, No. 3, Journal of Entertainer Acoustics, pp. 41-59, 1998.
- ^ Margaret A. Thornton, “Timing, Silence, and Audience Response,” Vol. 7, No. 1, International Review of Comedy Technology, pp. 10-27, 2001.
- ^ 腹芸歴史編纂委員会『平成お腹芸能史(誤差込み版)』青星書房, 2004.
- ^ 小川ユウジ『胃袋探偵ハラハラ制作日誌:第12話の舞台裏』講談ムーブ, 1993.
- ^ 『芸能研究サブカル文庫』第33巻第4号, pp. 120-138, 1998.
- ^ R. Watanabe, “Does Laughter Need a Sound?,” Vol. 2, No. 2, Proceedings of the Mimicry Symposium, pp. 88-96, 1996.
外部リンク
- 腹鳴レコード 公式プロフィール
- お腹ピーピー放送局アーカイブ
- 探偵ハラハラ 舞台公式メモ
- 胃袋ステレオ 公式ライナーノーツ
- ミゾグチAEX CMギャラリー