きみがわるいんだ
| 番組名 | きみがわるいんだ |
|---|---|
| 画像 | 架空の番組ロゴ(うねる文字列) |
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 構成 | トーク+判定(推理)+視聴者参加 |
| 司会者 | 星見トモル |
| 出演者 | レギュラー:鴨川ユリカ、真鍋シオン/準レギュラー:光石レン 他 |
| OPテーマ | 『悪い合図(The Bad Signal)』 |
| 制作/制作 | 北辰テレビ制作局/夢見スタジオ |
| 放送期間 | 2013年7月12日〜継続中 |
| 外部リンク | 北辰テレビ 番組サイト(架空) |
『きみがわるいんだ』(きみがわるいんだ、''Kimi ga Warui Nda''、Kimi ga Warui Nda)は、系列で(25年)から毎週21時台(JST)に放送されているバラエティ番組である。主人公格の司会者であるの冠番組でもあり、視聴者参加型の「悪いところ特定」企画で知られている[1]。
概要[編集]
『きみがわるいんだ』は、スタジオ内の「反省時計(ハンセイメーター)」が一定値を超えると、出演者の言動の“悪さ”を視聴者投票で確定する形式のバラエティ番組である[2]。
番組開始当初は“気味が悪い”という感覚を言語化する試みとして企画されたとされる。具体的には、冒頭ナレーションで「気味が悪いんだ」と切り出し、エンディングでは必ず「君が悪いんだ」で締める構造が採用された[3]。
なお番組名は、視聴者の自己言及を誘発する文体として設計されたといい、北辰テレビ編成部の資料では「相手のせいにするのではなく、自分の“読み”を疑わせる」ことが目的と記されている[4]。
この番組はデータ放送と連動しており、放送分中に投票結果の“確からしさスコア”が段階的に表示される点が特徴である[5]。
放送時間/放送時間の変遷[編集]
初期フォーマット(2013年〜2016年)[編集]
番組開始当初はの夕方ではなく、21時台(JST)に固定されており、放送枠は60分だった[6]。開始からの最初の13回は「収録→公開放送」のハイブリッドとして扱われ、観客の反応が“悪さ判定”の閾値に反映される仕様で放送されたとされる[7]。
この時期は視聴率が平均で7.4%前後を推移したとされ、特に第9回では「悪いところは“声の速さ”に出る」という解釈が話題になった[8]。もっとも、編成担当者の回想では実際の平均は7.19%だった可能性も指摘されている[要出典]。
改編とハイビジョン化(2017年〜)[編集]
2017年4月のリニューアルで、放送時間は21時台前半へ15分前倒しとなり、合計75分に拡大された[9]。同時にハイビジョン放送へ移行し、反省時計の針が“視聴者側スクリーン”にも表示されるようになった[10]。
2020年以降は「データ放送での確からしさスコア」が放送中リアルタイムで更新される形式が定着し、視聴者参加の比率が上がった[11]。この調整により、番組開始当初のテロップ密度(1分あたり26.8個)が、現在は1分あたり31.4個へ増加したとされる[12]。
出演者(司会者/レギュラー出演者/歴代の出演者)[編集]
司会はであり、放送回ごとに“悪さ判定の言い回し”を変える職人型として知られている。星見は「悪いんだ」を断定ではなく“推定”として口にすることで、視聴者に推理の余白を残す方針を取ったとされる[13]。
レギュラーは鴨川ユリカ(言語化担当)と真鍋シオン(反応速度担当)である。鴨川は「気味が悪い」を音韻から分解し、真鍋は出演者の笑い方を“速度テンポ”として数値化する役目を担う[14]。
歴代の準レギュラーとしては、地方収録で特に活躍したが挙げられる。光石は「君が悪いんだ」を締める直前に、観客全員へ小さな指名ゲームを促すのが恒例とされる[15]。
またゲストとして出演する俳優・作家・気象キャスターは、ほぼ例外なくスタジオに「反省用ミラー(表面が少し歪む鏡)」を設置してから発言する。これは番組側の演出として「自己像がズレると悪さが見つかる」理屈で説明された[16]。
番組史[編集]
誕生の経緯と“反省時計”の由来[編集]
番組の企画は、北辰テレビ制作局の若手プロデューサーが、深夜の会議で「気味が悪いんだと言われたら、次に誰が悪いか探してしまう」と発言したことに始まるとされる[17]。彼はその言葉をそのままタイトルにせず、語感を「きみがわるいんだ」に整えたと説明したとされる[18]。
反省時計は、当時話題になっていた“体感科学”ブームの文脈で、放送技術の計測に寄せて開発された装置である。具体的には、針の動きが出演者の声の抑揚と同期するように調整されたとされる[19]。
ただし、この同期方式には社内で懐疑的な声もあった。別資料では、時計は単にBGMの拍に合わせて動いていた可能性が示されており、当時の担当者が「見た目が勝った」と記したことが社内回覧で残っている[要出典]。
社会的ヒットと“悪いところの共有”文化[編集]
番組は視聴者参加型のため、家庭内で「今日いちばん悪かったのは誰だった?」という会話が増えたと報告された。地方局の中には、同様の問いを地域の防災イベントで用いたところもあるとされる[20]。
一方で、悪さが“個人攻撃”へ流れる危険も指摘された。北辰テレビは2021年にガイドラインを改定し、確定判定の言い回しを「悪いのはあなた」ではなく「悪いと推定される振る舞い」とする統一基準を設けた[21]。
それでも番組の終端フレーズは変えられていない。星見は「最後は言い切りが必要」だとして、毎回「君が悪いんだ」で締める方針を貫いたとされる[22]。
番組構成/コーナー(主要コーナーのサブセクション)[編集]
主要コーナーは「悪さの字幕(アクシデント字幕編)」である。このコーナーでは出演者の発言が“別の意味の字幕”に翻訳され、観客が「これは気味が悪いか?」を判定する形式で進行する[23]。
次に「反省指数ランキング」が置かれる。ランキングは当日の投票を基に、反省時計の値を含む5要素から算出され、上位3人は翌週の冒頭で“過去の悪さ回収”を求められる[24]。なお算出式は番組内で明かされないが、「声の速さ:35%」「間:22%」「言い換え:18%」「笑いの反射:15%」「間違いの一貫性:10%」という内訳がネット上で拡散したとされる[25]。
さらに「地方収録・悪い風景」では、やなど実在の地域を舞台に、地元の方言で“悪さ”が変換される瞬間を探す。収録日当日、雨の有無で判定が揺れるため、番組スタッフが気象データを持ち込むこともあるとされる[26]。
コーナーが新設されたのは2022年のことで、「悪いのに面白い」コンプラ回避企画として、ボケを“善悪ではなく違和感”として採点する枠が導入された[27]。
シリーズ/企画[編集]
シリーズ企画としては「悪い言葉の地図」が継続している。番組内で特定の一文(例:「きみがわるいんだ」)が、都道府県ごとにどの“聞き方”で成立するかを調査するという設定で、データ放送と連動して視聴者が自宅の地域選択を行う[28]。
また年末特番の「生放送・反省時計の夜」では、放送時間を90分に延長し、生放送の中で過去の確定判定が“取り消し”になる可能性を提示する演出が入る[29]。この企画は、見直しが起きた場合だけEDテーマのアレンジが変わる仕様になっているとされる[30]。
企画上の遊びとして、司会席の足元に“地面の温度が低いほど悪さが見える”という設定があり、スタッフが床下センサーを隠し設置していると報じられたことがある[31]。もっとも、公式な説明は「演出」であるとされる。
オープニング/テーマ曲[編集]
オープニング映像では、タイトル文字がゆっくり反転して表示され、最後に反省時計が一回だけ逆回転する。ここで必ず「気味が悪いんだ」とナレーションされる構成が採用されている[32]。
OPテーマは『悪い合図(The Bad Signal)』であり、サビの歌詞が“断定”ではなく“推定”形で構成されているのが特徴とされる[33]。一方、EDテーマは『君が悪いんだ(Kimi ga Warui Nda)』で、エンディング後半に視聴者投票の結果が即時表示される演出が入る[34]。
曲の編曲担当は外部アーティストのとされるが、初期は番組内の音響班だけで完結していたとの証言もある[35]。使用楽曲の一覧は回ごとに更新され、ハイビジョン化以降は“針の軌跡に同期した音の粒”が増えたと説明されている[36]。
スタッフ(歴代のスタッフ/歴代スタッフ)[編集]
チーフ・プロデューサーはであり、長寿番組としての安定感を重視して構成のテンポ調整を担当したとされる[37]。制作総指揮には、北辰テレビの編成室出身であるが名を連ねることが多い[38]。
演出はのが担当することが多く、地方収録でも同一の“反省用ミラー”を持ち込む徹底ぶりが知られている[39]。演出ノートには「視聴者が自分に矛先を向けた瞬間、番組は成功する」との一文があるとされる[40]。
一方、脚本は週替わりで、回によってトークパートの比率が変わる。番組開始当初はトーク55%:判定45%であったが、リニューアル後はトーク48%:判定52%へ寄せられたと推定される[41]。
ネット局と放送時間/放送局・配信元[編集]
ネット局は、、など複数に広がり、同時ネットが中心とされる[42]。ただし一部地域では放送枠が移動しており、地域編成の都合で「同日深夜0時台」にずれるケースもあった[43]。
配信元は北辰テレビの公式ストリーミング基盤(架空)であり、放送分から24時間以内の見逃し配信が実施されるとされる[44]。データ放送連動の投票結果は、配信閲覧でも閲覧者画面へ反映される仕様が導入されたと報告されている[45]。
生放送回のみ、視聴者参加の締切が数分早まる。これは番組側が「締切遅延が“悪さの遅れ”として観測される」ことを避けるためだと説明した[46]。
特別番組[編集]
特別番組として「反省時計大検定〜なぜ気味が悪いのか〜」が年に1回放送される。番組史上では“気味”に関する言語分析を徹底する回であり、ゲストに日本語学研究者を招くこともあるとされる[47]。
また「年度末・君が悪いんだ回収スペシャル」では、過去の視聴者投票のうち“確からしさスコア”が最も低かった回を再検証する。再検証では星見が「前回の解釈は間違っていた可能性がある」と言いながらも、締めの文句だけは変えない演出が定番となっている[48]。
この特番は公開放送として実施され、地方収録会場の候補が事前に告知される。たとえば金沢市の施設で行われた回では、雨天にもかかわらず反省時計が通常通り動いたため「時計が悪さを拾った」とネットで盛り上がった[49]。
受賞歴[編集]
番組は継続中の番組として扱われており、制作現場の評価では「視聴者参加型の編集テンポ」が称賛されている[50]。受賞歴としては、架空の業界賞「日本データ放送演出賞」を受賞したとされる[51]。
一方で、文言が強く聞こえるという指摘もあり、「家庭内での言い換え指導」へ波及した点が論点となったと報じられた[52]。ただし北辰テレビは、ガイドラインに基づく表現であるとして反論したとされる[53]。
使用楽曲[編集]
使用楽曲はOP/EDに加えて、判定フェーズでの短いジングルが中心である。判定ジングルは、反省時計の針が一回転するたびに音程が微妙に上がる設定で、ハイビジョン放送以降はその差が視聴者に分かりやすくなったとされる[54]。
また“確定直前”のBGMには低周波成分が含まれると噂され、視聴者の感想が割れた回もある。番組側は「音の感じ方は人により異なる」として、科学的な主張は避けたとされる[55]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 北辰テレビ編成室『『きみがわるいんだ』企画メモ(第1版)』北辰テレビ, 2013年。
- ^ 星見トモル『言い切らない断定(脚本ノート断章)』夢見出版, 2016年。
- ^ 安房カズト『視聴者の“読み”を測る装置開発史』放送技術研究会, 2018年。
- ^ 鴨川ユリカ『気味の音韻分解と投票行動』『メディア言語学研究』Vol.12 No.3, pp.41-58, 2020年。
- ^ 真鍋シオン『反応速度による違和感推定の試み』『放送心理学ジャーナル』Vol.7 No.1, pp.9-27, 2019年。
- ^ 澪庭ユウト『悪い合図の作曲設計:推定形サビのレトリック』音楽工房ブリッジ, 2021年。
- ^ 小倉ミナト『反省用ミラーの演出設計:歪みと発話の同期』『テレビドラマ演出論』第4巻第2号, pp.113-129, 2017年。
- ^ 大歳マサト『番組継続の数字:7.4%の意味論』北辰レポート社, 2022年。
- ^ “Real-time Polling and Narrative Friction” Thornton, M.A., 『Journal of Interactive Broadcasting』Vol.18 No.4, pp.201-219, 2021.
- ^ “Watching the Needle: Mediated Guilt in Weekly Variety” García, L., 『International Review of TV Studies』Vol.3 No.2, pp.55-73, 2019.
外部リンク
- 北辰テレビ きみがわるいんだ公式サイト
- 反省時計プロジェクト(番組周辺企画)
- データ放送連動チュートリアル倉庫
- 夢見スタジオ クレジットアーカイブ
- 星見トモルの番組内日記(更新停止中)