ウルトラマンダイヤエース
| 番組名 | ウルトラマンダイヤエース |
|---|---|
| 画像 | Ultraman_Dia_Ace_logo.png(架空) |
| ジャンル | 特撮×参加型バラエティ(架空) |
| 構成 | ミニドラマ、怪獣査定クイズ、生中継コーナー |
| 司会者 | 寺田レン |
| 出演者 | 寺田レン/綾小路ミナ/神楽坂タク/“ダイヤ審判”真田オサムほか |
| ナレーター | 柊ユキト |
| OPテーマ | 『ダイヤが鳴る夜(2012リミックス)』 |
| 製作/制作 | 星光テレビ制作局×ウルトラダイヤスタジオ |
| 放送期間 | 2012年4月7日 - 2020年9月26日(第1期)/2021年1月9日 - 継続(第2期) |
『ウルトラマンダイヤエース』(うるとらまんだいやえーす、英: Ultraman Dia Ace、ローマ字表記: Urutoraman Dia Eesu)は、こと系列で(24年)から毎週19時台()に放送されている円環児童ドラマ風のである。主演枠としての冠番組でもあり、対怪獣即答クイズが視聴者参加型として定着したとされる[1]。
概要[編集]
『ウルトラマンダイヤエース』は、怪獣の“攻撃力”をダイヤ型のスコア装置で測定し、視聴者が即時に「採点の根拠」を送ることで物語が進む体裁のである[1]。番組は毎週19時台に放送され、特撮パートとスタジオ会話パートが交互に配置されることでテンポの良さを売りにしたとされる。
番組の成立経緯は「当時の子ども向け番組が“倒す”快感に偏り、視聴者が“なぜ倒せたか”を説明できない」という社会的指摘から始まったと説明されることが多い。これに対しは、視聴者の“説明文作成”をゲーム化することで、怪獣被害の想定を学習へ寄せる方針を採ったとされる[2]。ただし後年、番組内の採点基準が運用上きわめて曖昧であったことが一部で問題視されたとも報じられている[3]。
なお、番組タイトルに含まれる「ダイヤエース」は、当初は主人公の愛称として設定されたが、のちに「ダイヤ型採点」「エース級説明力」という二重の意味が“広報上の都合で後付けされた”と語られている。Wikipediaに倣った体裁では定義が先行するものの、制作資料では「意味は都度調整」と記されていたとされる(当該資料は所在不明)[4]。
放送時間/放送時間の変遷[編集]
番組開始当初は毎週19時30分からので、放送分は45分として組まれていた[5]。第1回放送は19時30分きっかりに始まったとされるが、実際のタイムテーブル上は、OPテーマのフル尺が延びて19時32分開始になった回が確認されている[6]。視聴者の間では「2分の遅れが“怪獣の影響”の演出だった」という冗談が一時流行したともされる。
2014年春のリニューアルでは、スタジオ収録パートが長くなったため放送分が48分へ延長された[7]。同時に、公開放送会場であるからの“現地採点中継”が新設され、視聴率が月単位で微増したと報告された[8]。なお、この港湾展示場は実在地名を使用しつつ、番組内では「第三ダイヤ港」と呼ばれていたとされる。
2020年9月に第1期が終了した理由は、制作体制の刷新とされるが、裏では“採点装置の仕様がスポンサー都合で変更された”ことが不満として語られたことがある。一方、第2期は2021年1月から放送枠が20時台へ一度移動し、その後再びへ戻ったと説明される場合が多い。視聴者投稿の集計フローが理由であったともされるが、放送局側は「曜日最適化」としか回答しなかったと記録されている[9]。
出演者(司会者/レギュラー出演者/歴代の出演者)[編集]
司会は寺田レンであり、番組開始から一貫して“説明の先生”役を担当している。寺田は当初、ドラマ主演歴を持たないにもかかわらず起用されたとされ、は「説明力の台詞が多く、舞台経験が必要」と説明したとされる[10]。
レギュラー出演者としては、算数学習系キャラの綾小路ミナ、現場中継を取りまとめる神楽坂タク、そして最終判定を担う“ダイヤ審判”真田オサムが挙げられる。真田は審判役であるにもかかわらず、収録のたびに“審判採点が遅れる”設定を演じていたとされ、スタジオの笑いを作る装置として機能していたという[11]。
歴代のゲストは多く、2016年ごろから“怪獣査定クイズ”の企画ゲストとして、企業研修講師出身のタレントが繰り返し出演したとされる[12]。また、特別回ではプロ棋士が“ダイヤ形の角度”をテーマに監修した回があったとも言及されているが、放送局資料の確認が取れないため、真偽は不明とされる[13]。ただし、視聴者の投稿掲示板では「将棋盤の目の数え方が採点と似ていた」と盛んに語られたとされる。
番組史[編集]
立ち上げ(2012年)と“採点装置”構想[編集]
番組は2012年4月7日に放送開始したとされ、立ち上げ期では“怪獣の被害を文章で申告させる”ことが趣旨として前面に出された[1]。この文章を素早く評価する仕組みとして、番組内では「ダイヤ審査スキャナ」と呼ばれる装置が導入された。装置は視聴者投稿の文字数だけでなく、句読点の位置もスコアへ換算する仕様だったと説明されることがある[14]。
また、装置の開発に関しては、の協力を得たとされるが、同機構の公式発表では関与が確認できないといわれている。とはいえ、制作資料では“文字の揺れ(手書き相当)”を誤差として扱う調整が細かく記述されており、装置開発が実際に相当進んでいた可能性も示唆されている[15]。この矛盾は、番組史の中では“嘘っぽいけど面白い”部分として半ば愛されていたとされる。
第1期の黄金回と“48分の神話”[編集]
第1期で特に話題になったのは、放送分が48分へ延長された直後の回である。番組内では「採点は48の理由で決まる」と煽るナレーションが挿入され、視聴者が“48項目チェックリスト”を印刷して応募したというエピソードが残っている[7]。
この“48の理由”は、放送局が後年に“視聴者応募を増やすための演出”と説明したとされるが、同時に番組サイトに掲載された応募要項には確かに48項目が書かれていたとされる[16]。さらに細部として、最後の項目だけ文字数制限が1字緩く設定されていたと当時の投稿者が証言している。もっとも、要項のアーカイブは長らく閲覧できなかったため、真偽は確定していない[17]。
また、黄金回の一部では“視聴率 13.7%”のような細かい数字が誇張され、番組スタッフが「小数点以下が怪獣の気分」と冗談を言ったと伝えられた。数字はスポンサー向け資料の慣習で作られた可能性が指摘されているが、視聴者にはあえて神話として受け止められたとされる[18]。
第2期再開と“暫定採点”論争[編集]
第2期(2021年1月9日開始)は、放送枠移動ののち連動を強化したことで注目されたとされる[19]。この再開期には「暫定採点」がテーマとなり、視聴者が投票した結果が翌週の本編に“反映されるのではなく参照される”方式へ変更されたと説明された。
この仕様変更に対し、視聴者からは「ダイヤエースは“勝つ”のでなく“間に合う”に変わった」と不満の声が上がったとも言われる。放送局は「採点の透明性向上」と回答したが、実際の採点ロジックは“公開されない”まま運用されたと報じられている[20]。ただし番組内では、透明性を示すために公開ダイヤを見せる演出が行われ、その写真が公式SNSで拡散されるなど、広報的には成功したとも評価された。
番組構成/コーナー(主要コーナーのサブセクション)[編集]
主要コーナーは「怪獣査定クイズ」「ミニドラマ:ダイヤで封印」「スタジオ公開採点」の3本柱で構成される。視聴者参加は毎回、番組内の“採点タイマー”が止まった瞬間に行われる設定で、実際には収録後に集計される形式だったとされる[21]。
怪獣査定クイズは、怪獣の攻撃描写を0.5秒刻みのテロップで提示し、出演者が「採点根拠を言語化」することを求められる。ここでは“言語化の速度”が副次スコアとなるため、早口の解答者ほど点が伸びるとされるが、番組内ではそれを“速さは正しさの証明ではない”と軽く否定する形でバランスを取ったと説明される[22]。
ミニドラマ:ダイヤで封印は、主人公がダイヤ形のカードをかざして怪獣の能力を封じる。カードは毎回色が変わり、番組スタッフによれば色は“スポンサーの化粧品成分”を連想しないように選定されたとされるが、視聴者はむしろ頻繁に一致を見つけたと主張した[23]。また公開放送では、視聴者が会場でカードの角度を測る“角度チェック”が行われ、角度は“63度±2度”とされる時期があった。ただしこの数字は、番組内の台本ではなく現場の測定メモに由来するとされ、出典は不明である[24]。
シリーズ/企画[編集]
シリーズ企画としては、春の「学級怪獣シーズン」、夏の「海風ダイヤ便」、冬の「帰ってきた封印職人」などの季節枠がある。これらの企画では、架空の自治体である(きたしおし)を舞台にして、怪獣災害の“手続き”を学ぶ構成が採られた。
とくに「海風ダイヤ便」では、で公開生中継が組まれ、現地から送られた視聴者投稿が“海に浮かぶ透明ケース”に入っている演出がされていた。透明ケースの描写は毎回同じで、重量が“312g”と具体的に語られたが、放送後に計測担当が交代して数値が変わったとされる。この変化が制作の単なる記録ミスなのか、演出上の修正なのかは不明とされる[25]。
また、番組の後半には「暫定採点の月」が設けられ、投票結果がすぐ反映されない代わりに“来週の説得台詞”に転用されるルールが追加された。視聴者からは賛否が出たが、反対派は「ダイヤエースは結果を隠している」と述べ、賛成派は「言語化が深まる」と評価したとされる。以降この対立は、番組史上の“静かな名物”として扱われるようになった[26]。
オープニング/テーマ曲[編集]
OPテーマは『ダイヤが鳴る夜(2012リミックス)』であり、開始当初から同曲が採用されているとされる[27]。歌詞は毎回一部差し替えられ、怪獣の種類に応じて「封印」「回収」「再申請」などの語が入れ替わった。制作サイドは差し替えを“視聴者の学習設計”と説明したが、実際には差し替えのためにスタジオ録音が毎回追加され、制作遅延を招いた時期もあったとされる[28]。
EDテーマは『Aceの歩幅(星光バージョン)』で、こちらは放送枠移動後にテンポがわずかに変更された。番組内のナレーターである柊ユキトは、ED直前に「今週の角度は測れましたか」と問いかけ、データ放送の再確認を促した。なお、一部地域ではEDのテロップが欠ける放送分が確認されており、当時のファイル欠損が原因だったのではないかと指摘された[29]。
曲そのものについては、音響スタッフが“ダイヤの反射音を模した周波数”を用意したという逸話がある。具体的に周波数が“4.7kHz”とされたが、これは打ち合わせの書き損じメモが拡散した数字であった可能性があると後に述べられている[30]。
スタッフ(歴代のスタッフ/歴代スタッフ)[編集]
制作局はであり、演出には笹森コウ(ささもり こう)が関わったとされる[31]。笹森は「怪獣の説明を、走って伝えるのではなく立ち止まって伝える」と語ったと伝えられるが、同時にテンポ優先の回も多かったと記録されている。
プロデューサーとしては、牧野カナエ、そしてチーフ・プロデューサーの佐伯ミツヤが挙げられる。佐伯は就任後に「視聴率は“分母”が大事」と発言し、スポンサーが求める数字と番組趣旨の両立を進めたとされる[32]。ただし、分母の扱いが不透明だったことを理由に、視聴者団体から質問状が出されたことがあるとされるが、公開記録は確認できない。
音響面では、田端シンイチが“ダイヤの鳴動”効果音の制作を担当した。彼は効果音を水滴の反響として録り直し、“合計 9回目で採用”したと語ったとされる[33]。なお、この「9回」の根拠が制作日報なのか、単なる談話なのかは不明とされるため、出典の取り扱いは慎重であるとされている(ただし当時の番組内で9回目のテイクが流れたと証言する視聴者もいる)[34]。
ネット局と放送時間/放送局・配信元[編集]
ネット局は全国の中堅局で構成され、基幹局としてが位置づけられた。系列は特定の呼称を持ち、番組では「星光ダイヤ系列」と呼称されることが多い[35]。ただし実務上は、放送局ごとに編成が異なるため、放送枠のズレが発生した回もあったと説明されている。
配信は第2期から強化され、で期間限定の見逃し配信が行われるとされた。配信版では、公開採点の部分だけが“音声解説付き”になっていたとされるが、これはアクセシビリティを理由とする説明と、スポンサーの要請を理由とする説明が混在している[36]。
一方、データ放送は全ネット局で完全一致することは難しく、地域により“投票ボタンの文言”が微調整されたとされる。たとえばを舞台にした回では、文言が「採点根拠を選択」から「申請理由を選択」に変わった回がある。この変更は番組内で「行政仕様」と説明されたが、実際にはシステム改修だったとする指摘もある[37]。
特別番組[編集]
特別番組としては、年末に放送された『ウルトラマンダイヤエース 大封印祭(ハイビジョン生放送)』が知られている[38]。この回は“生放送”とされつつ、テロップの遅延が発生したため、一部の視聴者は「実質収録の追っかけ」と受け止めたという。
また、世界観の再編を目的とした『ダイヤ審査機 起動実験スペシャル』では、スタジオで採点装置の自己診断を行う演出が組まれた。ここで装置の稼働時間が“37分12秒”と細かく語られたが、後にスタッフが「尺合わせの台本数字」と認めたとされる[39]。ただし、番組公式サイトでは「自己診断に要する平均時間」として同数字が掲載されたと記憶する視聴者もおり、矛盾点は残っている。
さらに、地方収録として『海風ダイヤ便 in』が企画され、現地の港湾関連団体が“演出協力”をしたとされる[40]。協力団体名は番組内では伏せられたが、関係者が匿名で語ったとする証言が出回り、後年になって一部が照合されたといわれている。
関連商品(DVD/書籍)[編集]
関連商品としては、DVD『ウルトラマンダイヤエース 角度チェックBOX(全12巻)』が発売された。全12巻は当初“全10巻”予定だったが、角度チェック回のリピート放送が増えたため増巻になったとされる[41]。また、書籍『説明できる怪獣図鑑 ダイヤエース式』は、番組の採点言語化を一般向けに編集した体裁で出版された。
書籍には、視聴者投稿のテンプレートが掲載されたとされ、項目の一部が「句読点は2つまで」など細かなルールとして紹介された。もっとも、実際の投稿ルールがその通りだったかは不明とされ、後年の編集者は「雰囲気を整えるための再構成」と語ったとされる[42]。この曖昧さが逆に“番組ファンの遊び”として受け取られ、ルールごっこが広まったとも言われる。
また、フィギュアとして『ダイヤ審判 真田オサム 1/7サイズ』が展開されたが、番組内では真田の像がなぜか“同じ角度で固定されている”と視聴者が指摘した。発売元は「可動部の都合」と説明したものの、番組内の設定では可動だった可能性が指摘され、ファンの間で“嘘パーツ論争”が起きた[43]。
受賞歴[編集]
受賞歴としては、架空の放送文化賞『星光ダイヤ表現賞』を“番組単位で2回受賞”したとする記録がある[44]。一方で、賞が設立された年が番組開始より前である点から、受賞時期の誤記ではないかという指摘も存在する[45]。
番組の評価軸は「参加型の言語化」「怪獣題材の教育転用」が中心とされ、特にデータ放送と連動した説明フォーマットが評価されたと説明される。もっとも、視聴者参加が実質的に演出であった可能性を踏まえ、評価の妥当性に疑問を持つ声もある[46]。この論点は、番組が“言語化を学べる”と主張しながら、採点基準が透明でないという矛盾として語られることが多い。
使用楽曲[編集]
使用楽曲には、OP/EDに加えて、ミニドラマ用BGMとして『封印のオクターブ』『即答タイマー』『角度反響(夜港バージョン)』などがあるとされる[47]。BGMの多くは短尺で差し替えられ、回ごとに“ダイヤの色”に合わせて音階が変わったと説明される。
なお、楽曲クレジットは放送年ごとに修正が入った形跡があり、2014年のリニューアル以降に表記が整えられたとされる。初期回では作曲者名が略称で載っていたとも言われるが、番組公式のアーカイブが断片的なため、完全な検証はできないとされている[48]。ただし、ファンが耳コピで同一フレーズを突き止めたという主張もあり、実際には同一素材の再利用が多かった可能性が示唆されている[49]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 星光テレビ制作局『『ウルトラマンダイヤエース』制作資料(2012年版)』星光テレビ制作局, 2012.
- ^ 牧野カナエ『参加型言語化演出の設計思想』星光出版, 2014.
- ^ 笹森コウ「ダイヤ審査スキャナの台詞運用(試作メモより)」『放送演出研究』第18巻第3号, 2013, pp.33-52.
- ^ 佐伯ミツヤ「“48分の神話”と視聴者投稿の編成」『メディア編成論叢』Vol.7 No.1, 2016, pp.101-119.
- ^ 綾小路ミナ『私の採点根拠はいつも句読点から始まる』海風文庫, 2015.
- ^ 田端シンイチ「水滴反響による効果音生成と誤差許容」『音響制作ジャーナル』第22巻第2号, 2014, pp.10-24.
- ^ 神楽坂タク「地方収録と視聴者導線の最適化:横浜北運河事例」『地域放送レビュー』第9巻第4号, 2018, pp.77-96.
- ^ 寺田レン『説明力は逃げない:冠番組の作り方』星光ライブラリ, 2019.
- ^ 柊ユキト「ナレーション速度のスコア影響(推定)」『Broadcast Voice Studies』Vol.12, 2020, pp.201-215.
- ^ 星光テレビ公式ポータル『番組コーナー辞典(改訂版)』星光テレビ, 2021.
外部リンク
- 星光ダイヤ 公式アーカイブ
- ウルトラダイヤエース 参加者ログ
- ダイヤ審判研究会
- 角度チェック広場
- 星光テレビ制作局コラム