コント右折信号
| 名前 | コント右折信号 |
|---|---|
| 画像 | — |
| キャプション | 右手でウィンクしつつ、必ず45度だけ曲がる構えが定番とされる。 |
| メンバー | 三号車のカワノ / 右折姫リン / 交差点番長ツバサ / 速度違反レイカ(ほか準メンバー複数) |
| 結成年 | 2009年 |
| 解散年 | —(活動中) |
| 事務所 | ライトブルー企画 |
| 活動時期 | 2009年 - 現在 |
| 芸種 | コント |
| ネタ作成者 | 右折姫リン(台本統括) |
| 出身 | 埼玉県・東京都・神奈川県など(主に関東) |
| 出会い | 大宮セブン放課後サークル(通称:大宮セブン) |
| 旧コンビ名 | コント赤信号(旧称扱い) |
| 別名 | 右折組 / 交差点一座 |
| 同期 | 同年度の[[NSC東京校]]U期 |
| 影響 | 「赤信号に憧れて、右に曲がるための言い訳を作る」思想 |
| 現在の代表番組 | 『渋滞バラエティ 右折信号です』 |
| 過去の代表番組 | 『夜間標識と我々』 |
| 現在の活動状況 | 全国ツアーと劇場公演を並行し、出囃子付きの即興回も行う。 |
| 受賞歴 | [[キングオブコント]]2016年ファイナリスト(準レギュラー枠) ほか |
| 公式サイト | ライトブルー企画内特設ページ |
コント右折信号(こんと うてんせつ しんごう)は、所属のお笑い芸人である。[[YYYY年]]結成のコント集団として知られ、[[キングオブコント]]系の常連として話題となった[1]。
概要[編集]
は、信号機をモチーフにした「操作可能な言い訳」をテーマとするコント集団であるとされる。特に、舞台上に設置された簡易の道路標識(折りたたみ式)を用い、観客が「笑いながら道順を理解した気分」になる形式が特徴とされている[1]。
集団名は、彼らが敬愛していたとされる架空の先輩ユニット『コント赤信号』への対抗心と、交通ルールを“口頭で矯正する”発想に由来すると説明されることが多い。一方で本人たちは「右折は逃げではなく、次の言い訳の準備である」とも述べており、以後このスタイルが定着したとされる[2]。
来歴[編集]
結成の経緯[編集]
2009年、埼玉県の[[大宮セブン]]放課後サークルに在籍していたカワノ、リン、ツバサ(当時は仮名)が、「赤信号を見ているのに行ってしまう人」を題材にしたミニコントを試作したのが始まりとされる。3人はまず、台本の最終行を必ず「右折(45度)」と書くルールを作ったとされるが、当時のメンバー表が行方不明になり、真偽不明のまま伝説化したとも報じられている[3]。
また、彼らの“赤信号憧憬”は偶然ではなく、2008年に神奈川県の小劇場[[横浜みなとみらいホール]]で観た「標識コント」の記録映像が原点であるという。この映像は当時、[[国土交通省]]の広報依頼で制作された“架空の安全教育DVD”に紛れ込んでいた、と語られることがある[4]。ただしDVDの所在については「貸し出し台帳のページが抜けている」とされ、確認困難とされている。
東京進出と大所帯化[編集]
2013年ごろ、彼らは拠点を[[東京都]][[新宿区]]の小劇場連盟に移したとされる。理由は、舞台の裏でレンタル標識の在庫管理ができると聞いたためで、結果として準メンバーが増え、最終的に「コント右折信号」自体が“大所帯のコント集団”として運用される形に変化したとされる[5]。
集団の拡大は、2014年の大規模オーディション『右折45(よんじゅうご)』で決定されたと語られている。同オーディションでは、全応募者の台本から『謝罪の位置』を数える採点方式が導入され、延べ約12,480人が受験したとされるが、公式発表の数字に小数点以下が存在しないことが“逆に怪しい”と話題になった[6]。
芸風[編集]
コント右折信号の芸風は、基本的に「道路を理解させるのではなく、道路に理解させる」方向へ進むことにあるとされる。つまり、登場人物は道に迷うのではなく、道側が迷っている体で会話を組み立てるのが特徴とされる[7]。
作法として、最初の10秒で必ず標識音(録音ではなく“人力で再現したビープ音”)を入れると決められている。なお、ビープ音を入れる担当が日によって変わるため、音程が微妙にズレることがあり、それが“テンポの誤差”として評価される場合もあるとされる[8]。
さらに、観客に向けて「次の右折で笑ってください」と視線誘導する所作がある。これは心理学用語としての[[ナラティブ]]分析に着想したものだと説明されるが、当の本人たちは「笑いはナビである。ナビに逆らうな」と冗談めかして語っている[9]。
エピソード[編集]
2016年、[[キングオブコント]]の地方予選で、彼らは本番中に舞台標識を“右折せずに前進”させてしまったとされる。その際、リンは一切の謝罪をせず、「この標識は今、心の中で右折しています」と説明したところ、審査員の一人が頷き、結果的に高得点になったと伝えられている[10]。
同年の裏話として、楽屋では「右折までの待ち時間」を時計ではなく“信号の色の変化数”で管理していたともされる。具体的には、青→黄→赤のサイクルが3回起きたら本編を開始する、という運用だったとされるが、会場側の設備更新でサイクルが2回に短縮された日だけ、ネタの2行目が妙に滑ったという[11]。観客はそのズレを“計算された間”と受け取ったらしく、本人たちは後に「ズレたのではない。道路が仕様変更したのだ」と主張したとされる。
また、2018年の単独公演『交差点一座 休日ダイヤ』では、客席のど真ん中に小型の横断歩道(紙製)を敷き、最後に“渡らない選択”を促す演出を行った。この演出のために、スタッフが前日から[[さいたま市]]の倉庫で紙の粘着度を試験し、合計27回の貼り替えを行ったとされる[12]。結果は好評で、翌週には別会場でも同様の演出が増えたとされるが、誰が元祖かは不明とされている。
出囃子・受賞歴[編集]
出囃子は、彼らが自作した「曲名のない警笛」であるとされる。これはメロディではなく、一定のテンポで“ピー・ピピピー”の強弱が変わるだけの音で、舞台袖では「右折はリズム、笑いは余白」と書かれたメモが共有されていたという[13]。
受賞歴では、2016年の[[キングオブコント]]でファイナリストに名を連ねたとされる。ただし当時の公式順位表は、なぜか“右折の角度”で並んでいたとも噂されており、審査方法の説明に一部不明点があるとして、後年にファンの間で議論になった[14]。
また、2019年には「標識演出部門」と称する社内アワードで最優秀コント賞を受けたとされるが、社内アワードの正式名称が複数に分岐している。たとえば、[[ライトブルー企画]]の広報資料では『右折標識演出大賞』と記載され、別の資料では『交差点コメディ表彰』になっていることがあり、資料を編集した人物が違う可能性が指摘されている[15]。
出演・作品[編集]
テレビ番組では、[[渋滞バラエティ 右折信号です]]が代表番組として挙げられることが多い。番組では、毎回“街のどこかが詰まる”という前提を置き、視聴者が送れるメモをもとにコントが進行する仕組みだったとされる[16]。
過去には深夜枠の[[夜間標識と我々]]で、架空の交通安全指導員役を全員が務めた。指導員は毎回、国道の“読み替え方”を間違えることで笑いを取るのが定番で、視聴者からは「右折信号を聞くと眠れない」という反応が届いたとされる[17]。
配信面では、短尺コントシリーズ『45秒で右折(にじゅうご)』が当たったとされる。2020年当時、各動画の平均視聴完了率が63.2%だったと報じられたが、これは“完了”の定義が「字幕が消える瞬間まで」ではないかという疑いも持たれた[18]。
作品としては、DVD『交差点の言い訳 第1巻』(2017年)、CD『曲名のない警笛』(2019年)が知られている。なお、DVDの映像特典に含まれる“台本の裏表”の写真が、なぜか左右反転で保存されていたという逸話がある。
批判と論争[編集]
コント右折信号は、交通モチーフの扱いについて一部の批判を受けたことがあるとされる。たとえば、街頭イベントで観客に標識を配る企画があり、その配布が“交通秩序を連想させる”として注意喚起が行われたと報じられた[19]。
一方で本人たちは、標識を正しく模写することを重視していると主張し、「右折信号とは、曲がる勇気の比喩である」と述べているとされる。さらに、教育的側面をうたうことで誤解を避けようとした結果、学校関係者の間で“学級の言い訳”が増えたという指摘もあり、笑いが現実の癖に転写する危険性が議論された[20]。
また、脚本担当がリンであるとされるが、実際には複数人の共同執筆であるにもかかわらず、クレジットが単独表記になっていることがある。編集部が取材したとされる資料では、担当表が“右折できた人順”で並べ替えられていたと書かれており、真偽は不明であるとされる[21]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 山田宙人『標識を笑わせる方法—コント右折信号の技術論』ライトブルー企画出版, 2021.
- ^ 田中ルミ子「交通メタファーとコメディの相互作用」『日本コント学会誌』第12巻第3号, pp. 41-58, 2018.
- ^ Margaret A. Thornton「The Timing of Apologies in Street-Themed Sketch Comedy」『Journal of Applied Laughter』Vol. 7 No. 2, pp. 110-129, 2020.
- ^ 小林信之『深夜の標識学—夜間番組の笑い設計』K.P.ライブラリ, 2019.
- ^ 佐藤明久「出囃子としての警笛:即興と擬似音の統計」『メディア演芸研究』第5巻第1号, pp. 1-19, 2017.
- ^ 石井菜央『交差点の言い訳—大所帯コントの運営実務』東北劇場事務局, 2016.
- ^ 国際芸能レビュー編集部『コメディ全国渋滞マップ 2016-2020』国際芸能レビュー社, 2022.
- ^ 『ライトブルー企画 右折標識演出大賞 報告書(抜粋)』ライトブルー企画, 2019.
- ^ 編集者不詳「右折45の採点表—応募者12,480人の意味」『演芸広報年報』第3巻第4号, pp. 77-89, 2015.
- ^ (タイトルが微妙に異なる)Ryuji Nakamura『Right Turn Comedy: A Semiotic Study』Tokyo Signal Press, 2018.
外部リンク
- ライトブルー企画 特設ページ
- キングオブコント 公式アーカイブ(架空)
- 大宮セブン 放課後サークル記録館(架空)
- 渋滞バラエティ 右折信号です 番組サイト(架空)
- 曲名のない警笛 公式再生リスト(架空)