ナンデヤ=ハン・シン・カンケイナイヤロ
| 選手名 | 南出 弥一 |
|---|---|
| 画像 | N/A |
| 画像サイズ | 240px |
| 画像説明 | 2024年の球団イベントにて |
| 愛称 | ナンデヤ |
| 生年月日 | 1991年7月16日 |
| 出身地 | 大阪府堺市 |
| 身長 | 181 cm |
| 体重 | 83 kg |
| 国籍 | 日本 |
| 背番号 | 37 |
| ポジション | 外野手 |
| 所属チーム | 大阪ブレイカーズ |
| 利き手/利き足 | 右投左打 |
| medaltemplates | 2022年 アジア競技大会 金メダル |
南出 弥一(なんで やいち、[[1991年]]〈[[平成]]3年〉[[7月16日]] - )は、[[大阪府]][[堺市]]出身の[[プロ野球選手]]([[外野手]])。右投左打。[[日本プロ野球]]の[[大阪ブレイカーズ]]所属。[[2023年]]に[[セ・リーグ]]新記録となる一試合7出塁を記録し、[[MVP]]に選ばれたことで知られる[1]。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
南出はの商店街に近い住宅地で育ち、入学後にを始めたとされる。小学生時代は主に二塁手であったが、当時から「守備位置に関係なく打席に立つと何かが起こる」と評され、学童チームでは年間の場外打を記録したという。
では1年秋にベンチ入りし、2年夏から外野手としてデビューした。3年春のでは、試合前にベンチ裏で「なんでや、関係ないやろ」と独り言のように叫んだことが広まり、これが後に通称「ナンデヤ」の語源になったとされる[要出典]。ただし本人はのちに「関係がないという意味ではなく、集中の切り替えの合図だった」と説明している。
大阪ブレイカーズ時代[編集]
のドラフト会議で大阪ブレイカーズから3位指名を受け、同年に入団した。プロ入り後は2軍で打率.347を記録し、翌には一軍初出場を果たしたが、初球を見送った直後に三塁コーチへ向けて「ナンデヤ」と叫び、球場の大型ビジョンにその口の形が拡大表示されたことで一躍注目を集めた。
には主に左翼手として起用され、自己ベストを更新するを記録した。同年、当時の監督であるにより「凡退しても表情が変わらない希有な選手」と評され、ベンチでは試合中にへ相手投手の癖を細かく書き込む姿がたびたび見られた。
代表経歴[編集]
南出は日本代表に選出され、決勝の戦で延長11回に勝ち越しの適時二塁打を放ち、金メダル獲得に貢献した。大会期間中はホテルの朝食会場で毎朝を3パック食べていたことが報じられ、チーム内では「腸で試合を組み立てる男」と呼ばれた。
には代表候補にも名を連ねたが、最終登録からは外れた。その際、本人が「出られなくても、心はベンチに所属している」とコメントしたとされ、スポーツ紙の見出しだけが一人歩きした経緯がある。
選手としての特徴[編集]
南出は、初球から迷いなく振り抜くの打者で、右投左打という珍しい構えから逆方向への長打を量産した。特にへの対応力が高く、球界では「外角を見てから打つのではなく、外角が打たれに来る」とまで言われた。
また、打席で一度だけ意味のないように見える独特の間を取ることから、解説者の間では「ナンデヤ・タイム」と呼ばれた。この間については、本人がの一種だと説明している一方で、同僚の捕手は「本人にも理由はわかっていない」と語っており、事実関係は定かでない。
人物[編集]
南出は極端に細かいルーティンを持つ人物として知られている。試合前には必ずだけ右足首を回し、移動バスでは窓際の左からの席に座ることを好んだ。球団関係者によれば、席が埋まっている場合には「今日は勝てへん」とつぶやくため、遠征先のファンがその席を空けて待つこともあったという。
私生活では内の古書店で野球雑誌を買い集めるのが趣味で、特にの打撃理論書を愛読していた。2021年には自費で「打撃と笑いの関係」をテーマにした講演会をで開き、参加者のうちが「野球より言葉が印象に残った」と回答したとされる。
なお、試合後に記者へ答える際、質問の最後を必ず復唱してから返す癖があり、これは「自分の理解がに引きずられないため」と本人が説明していたが、周囲からは単なる照れ隠しと見なされていた。
記録[編集]
タイトル・表彰[編集]
月間MVP:2回(2018年6月、2023年8月)
ベストナイン:3回(2018年、2020年、2023年)
ゴールデングラブ賞:1回(2020年)
アジア競技大会 金メダル(2022年)
2023年には一試合を記録し、では稀とされる「四球・安打・失策・振り逃げ・死球・野選・捕逸」の全パターンを単独で発生させた選手として話題になった。
代表歴・個人記録[編集]
代表通算:18試合出場、打率.321、2本塁打、11打点
通算記録:984試合、打率.286、146本塁打、593打点、112盗塁
連続安打:18試合
連続試合出塁:27試合
自己最多三塁打:単年7本
またには、ホームラン後にベンチ前で見せた謎の指差しポーズが『ナンデヤ指標』としてファンサイトに掲載され、翌月には非公式ながら球団グッズにも採用された。
出演[編集]
CM[編集]
南出はの省エネキャンペーンCMに出演し、「電気代を気にする前に、まず打席で迷うな」という文句で知られた。放映期間は春から夏までで、CM内ではバットを持ったまま冷蔵庫の前でうなずく演出が話題になった。
ほかにの観光PR動画『ようこそ、弥一のまちへ』にも出演し、地元の古墳群を背景に素振りをする姿が収録されている。
テレビ番組[編集]
の地域スポーツ特集『球音の向こう』やのバラエティ番組にたびたびゲスト出演した。とくに放送の料理企画では、納豆にソースをかける独自の食べ方を披露し、番組内でレシピ監修者に静かに止められた。
また、オフシーズンにはの深夜番組において、野球解説というより独白に近いコメントを連発し、制作スタッフから「編集で意味が通るか毎回わからない」と評された。
著書[編集]
南出は引退前に近い時期から断続的に文章を執筆しており、2019年に自著『打席の外で考えたこと』をから刊行した。同書は打撃論、遠征飯、球場のスピーカー音量に関する考察が半々を占める構成で、付録として「バスの席順と打率の相関表」が掲載されている。
2024年には第2作『なんでや、でも打つ。』をより刊行し、発売初週でを売り上げたとされる。なお、書店員の間では「タイトルだけで内容が想像できない本」として扱われたが、読者アンケートでは『意外と野球の話だった』という感想が多数を占めた。
背番号[編集]
南出の背番号は、プロ入り当初はであったが、に一時へ変更されたのち、翌年に再び37へ戻された。球団広報によれば、9番時代は「しっくり来ない」という本人の申し出があり、背番号変更届がシーズン中に出されたという。
また、代表ではを着用した。これは本人が「5と1を足すと6で、6回表の流れが変わる」と説明したためとされるが、実際には前任者の使用番号との調整結果であるともいわれている。
脚注[編集]
注釈[編集]
南出の愛称「ナンデヤ」は、試合中の発声に由来するとされるが、商標登録の過程で研究会との見解差が生じたことがある。
一部の記述は球団広報資料と本人の発言が一致しないため、年譜には編集上の揺れがある。
出典[編集]
『大阪ブレイカーズ年鑑 2014-2024』大阪ブレイカーズ広報室、2024年。
『日本プロ野球選手名鑑 2023』ベースボール・メディア社、2023年。
『月刊バットアンドボイス』第18巻第4号、スポーツ文化研究所、2021年、pp. 44-51。
『関西野球史における発話型打者の研究』関西大学出版部、2022年、pp. 103-129。
John H. Mercer, "The Vocal Mechanics of Left-Handed Power Hitters," Journal of Applied Sports Sociology, Vol. 12, No. 2, 2023, pp. 77-98.
田中由紀子『打撃と笑いの境界線』河出書房新社、2020年。
M. Thornton, "Bench-Side Utterances and Performance Anxiety in Professional Baseball," International Review of Baseball Studies, Vol. 8, No. 1, 2024, pp. 11-39.
『アジア競技大会代表選手名簿 2022』日本オリンピック委員会、2022年。
『堺市スポーツ栄光録』堺市文化観光局、2025年。
「ナンデヤ発声の社会的拡散に関する一考察」『球場言語学紀要』第3巻第1号、2024年、pp. 5-22.
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
[大阪ブレイカーズ公式プロフィール]
[日本プロ野球選手会プロフィール]
[堺市スポーツ人名録]
[球場言語学研究センター 南出弥一ページ]
[プロ野球データベース「ナンデヤ記録室」]
脚注
- ^ 『大阪ブレイカーズ年鑑 2014-2024』大阪ブレイカーズ広報室、2024年。
- ^ 『日本プロ野球選手名鑑 2023』ベースボール・メディア社、2023年。
- ^ 『月刊バットアンドボイス』第18巻第4号、スポーツ文化研究所、2021年、pp. 44-51。
- ^ 『関西野球史における発話型打者の研究』関西大学出版部、2022年、pp. 103-129。
- ^ John H. Mercer, "The Vocal Mechanics of Left-Handed Power Hitters," Journal of Applied Sports Sociology, Vol. 12, No. 2, 2023, pp. 77-98.
- ^ 田中由紀子『打撃と笑いの境界線』河出書房新社、2020年。
- ^ M. Thornton, "Bench-Side Utterances and Performance Anxiety in Professional Baseball," International Review of Baseball Studies, Vol. 8, No. 1, 2024, pp. 11-39.
- ^ 『アジア競技大会代表選手名簿 2022』日本オリンピック委員会、2022年。
- ^ 『堺市スポーツ栄光録』堺市文化観光局、2025年。
- ^ 「ナンデヤ発声の社会的拡散に関する一考察」『球場言語学紀要』第3巻第1号、2024年、pp. 5-22。
外部リンク
- 大阪ブレイカーズ公式プロフィール
- 日本プロ野球選手会プロフィール
- 堺市スポーツ人名録
- 球場言語学研究センター
- プロ野球データベース「ナンデヤ記録室」