上原 竜彦
| 芸名 | 上原 竜彦 |
|---|---|
| ふりがな | うえはら たつひこ |
| 画像ファイル | Tatsuhiko_Uehara_2019.jpg |
| 画像サイズ | 250px |
| 画像コメント | 舞台挨拶にて(2019年) |
| 生年 | 1989年 |
| 生月 | 4月 |
| 生日 | 17日 |
| 身長 | 176 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、舞台、音楽、バラエティ |
| 活動期間 | 2007年 - |
| 活動内容 | 舞台デビュー、ドラマ出演、歌手活動 |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | 青空クリエイティブ |
| 公式サイト | 青空クリエイティブ公式プロフィール |
| 主な作品 | 『月面の歯車』、『夜更けの口笛学園』、『前歯の向こう側』 |
| 受賞歴 | 第12回東京スモールシアター賞 主演男優賞 |
上原 竜彦(うえはら たつひこ、[[1989年]]〈[[平成]]元年〉[[4月17日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[東京湾放送]]系列の深夜番組で注目され、愛称は「すきっ歯の竜」、所属事務所は[[青空クリエイティブ]]である。代表作に舞台『[[月面の歯車]]』、シングル「前歯の向こう側」がある。
略歴[編集]
上原 竜彦は、[[東京都]][[墨田区]]出身の俳優である。幼少期から地域の児童劇団に参加し、当時は「発声がやや横に流れる」と評されたが、これが後年の独特な発話法の原型になったとされる[1]。
[[2007年]]、[[浅草]]の小劇場『かどや座』で上演された実験劇『歯列都市』の補助出演で舞台デビューを果たした。同年、舞台監督だった[[長谷川一徳]]の目に留まり、翌年には[[青空クリエイティブ]]に所属している。
[[2011年]]に深夜ドラマ『[[午前2時のサーカス]]』で準主演を務めたことにより、一躍知られる存在となった。なお、同作の役作りのため、3か月で7本の歯科模型を試作したという逸話があるが、本人は「たぶん4本目からは慣れていない」と述べている[要出典]。
[[2014年]]にはシングル「前歯の向こう側」で歌手デビューし、翌年の[[NHK紅白歌合戦]]の非公式関連特番に出演して話題となった。以降は俳優業を軸にしつつ、バラエティ番組やCMにも活動の幅を広げた。
人物[編集]
性格・逸話[編集]
上原は、現場では非常に寡黙である一方、撮影の合間に突然歯列模型の話を始めることで知られる。共演者の[[松井玲子]]によれば、台本読みの前に必ず鏡で口元を確認していたという。
また、[[2016年]]の舞台『[[海辺の三角定規]]』では、セリフの切れ目ごとに1ミリずつ前進する演技を自ら提案し、演出家を困惑させたが、結果として客席前方の反応が異様に良くなったとされる。
私生活[編集]
私生活では東京都内の高層マンションに居住し、趣味は深夜の自転車走行と歯科博物館巡りである。とくに[[埼玉県]][[川越市]]の旧商家で開催された『口腔史資料展』を毎年欠かさず訪れていたという。
交友関係は広く、[[落語家]]や舞台俳優との交流が多い。なお、本人は「結婚観はまだ二段階右折中」と語ったことがあり、意味は不明であるがファンの間では名言として扱われている。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
『[[午前2時のサーカス]]』([[2011年]]、[[東京湾放送]]) - 佐伯透 役 『[[白線上のレシピ]]』([[2013年]]、[[日本放送協会|NHK]]) - 望月隼人 役 『[[新宿メトロノーム]]』([[2017年]]、[[関東中央テレビ]]) - 主演・三島拓海 役 『[[春までの歯医者]]』([[2020年]]、[[民放]]連続ドラマ) - 神谷結斗 役
いずれも口数の少ない青年役が多く、無言の芝居で画面を持たせるタイプとして評価された。
映画[編集]
『[[月面の歯車]]』([[2012年]]) - 主演・瀬尾圭介 役 『[[夜のバス停で会おう]]』([[2015年]]) - 井上誠 役 『[[シネマトロンと七つの椅子]]』([[2018年]]) - 主演・東雲亮 役 『[[港区三丁目、歯科医院前]]』([[2022年]]) - 田代光一 役
とくに『月面の歯車』は、無重力での発声練習が本物すぎたため、観客の一部が宇宙飛行士映画と誤認したことがある。
舞台[編集]
『歯列都市』([[2007年]]) 『[[月面の歯車]]』(舞台版、[[2012年]]) - 主演 『[[海辺の三角定規]]』([[2016年]]) - 椎名修 役 『[[夜更けの口笛学園]]』([[2019年]]) - 校長補佐・三上 役 『[[三日月の口内炎]]』([[2023年]]) - 主演・立花悠人 役
舞台では観客との距離が近いことから「すきっ歯が見える芝居」として話題となったが、本人は「見せているのではなく、隠れていないだけ」と説明している。
劇場アニメ[編集]
『[[星屑ランナーと白い歯車]]』([[2014年]]) - 声の出演・カイト 役 『[[虹色の喉笛]]』([[2019年]]) - 声の出演・新田シオン 役
アフレコ時には口の動きを過剰に合わせる癖があり、アニメーターからは「口パクの教科書のような人」と呼ばれた。
バラエティ番組[編集]
『[[深夜の図書室]]』([[2013年]] - [[2016年]]、[[東京湾放送]]) 『[[笑って削って]]』([[2015年]]、[[全国ネット]]) 『[[上原竜彦の一日一本]]』([[2021年]] - )
[[2015年]]の特番『笑って削って』では、歯科用ミラーを使った早押しクイズに挑戦し、珍しく全問正解してMCを泣かせた。
ラジオ番組[編集]
『[[竜彦の夜更け相談室]]』([[2014年]] - [[2018年]]、[[FM東都]]) 『[[口元からこんにちは]]』([[2020年]]、[[TBSラジオ]]系)
声だけの仕事では表情が見えないためか、逆に「歯並びの見える話し方」が完成していたとされる。
CM[編集]
[[東都電機]]「デジタル歯ブラシ N-7」 [[関東乳業]]「朝の白いミルク」 [[西武観光]]「港町リゾート 2022」 [[桜製薬]]「口内バランスシリーズ」
とりわけ『デジタル歯ブラシ N-7』のCMは、本人が真顔で笑顔を作るという難題を要求されたため、放送開始1週間でSNS上の二次創作が2万件を超えた。
作品[編集]
シングル[編集]
「前歯の向こう側」([[2014年]]) 「夜の歯科医院で」([[2016年]]) 「笑うたびに月が欠ける」([[2019年]])
デビュー曲「前歯の向こう側」は、発売初週で1.8万枚を記録し、音楽番組では歌詞よりも歯型の振付が注目された。
アルバム[編集]
『[[口腔惑星]]』([[2015年]]) 『[[無音のリズム]]』([[2018年]]) 『[[夜明けの咀嚼]]』([[2021年]])
『無音のリズム』は、ほとんどが息継ぎと歯ぎしりで構成された実験作とされるが、配信サイトのジャンル分類ではなぜか「演歌」に入っていた。
映像作品[編集]
『[[竜彦の休日・前編]]』([[2017年]]) 『[[竜彦の休日・後編]]』([[2017年]]) 『[[上原竜彦 LIVE at 三軒茶屋]]』([[2020年]])
ライブ映像作品では、MC中に客席の歯の本数を数えるという奇妙な癖が記録されており、会場によっては本人の集中力が極端に上がることが確認された。
書籍[編集]
写真集[編集]
『[[ひかりの隙間]]』([[2018年]]、[[青空出版]]) 『[[午前四時の横顔]]』([[2022年]]、[[都心アート社]])
『ひかりの隙間』では、編集部の要望により全編で口元を少しだけ開けた表情が採用され、発売イベントでは「この写真集は歯で持っている」と評された。
雑誌連載[編集]
『[[週刊ステージ人]]』「上原竜彦の裏側で整える」 『[[月刊シアター新報]]』「竜彦と小道具」 『[[音楽と暮らす]]』「朝に歌う、夜に黙る」
連載では、毎回1つだけ小道具の配置が微妙に変わるため、読者が間違い探しのように楽しんでいたとされる。
受賞歴[編集]
[[2012年]] - 第5回[[関東若手演劇祭]] 新人奨励賞(『月面の歯車』の演技により) [[2017年]] - 第12回[[東京スモールシアター賞]] 主演男優賞(『新宿メトロノーム』により) [[2019年]] - [[日本舞台芸術協会]] ベスト・モノローグ賞 [[2022年]] - 第8回[[港区文化振興賞]] 特別表彰
なお、[[2022年]]の表彰理由は「地域イベントへの出席率が極めて高く、歯科健診啓発にも寄与したため」とされているが、本人は受賞スピーチで一度も歯科健診に触れなかった。
脚注[編集]
注釈[編集]
[1] 上原の初期の発話法については、児童劇団時代の記録が一部散逸しており、詳細は一定しない。 [2] 歯型の模型試作数については、関係者の証言に差がある。
出典[編集]
『[[東京湾芸能年鑑]] 2018年度版』[[東京湾文化社]], 2018年, pp. 214-219. Mikae Sato, "The Aesthetic of Dental Gaps in Contemporary Japanese Performance," [[Journal of East Asian Popular Arts]], Vol. 14, No. 2, 2020, pp. 88-103. [[長谷川一徳]]『小劇場の夜明けとその余白』[[青空出版]], 2016年. 『[[関東舞台人名録]] 第9巻』[[関東芸能資料刊行会]], 2019年, pp. 41-44. Kenji Morita, "Micropolitics of Smile Control on Late-Night Television," [[Pacific Media Studies]], Vol. 7, No. 1, 2017, pp. 12-29. 『[[音楽と身体のあいだ]]』[[都心アート社]], 2021年, pp. 73-79. 佐伯香織『口元の演技学』[[白波書房]], 2022年. "Tatsuhiko Uehara Discography Notes," [[Aozora Creative Archives]], 2023. 『[[歯列と舞台装置の近代史]]』[[口腔文化研究所]], 2020年, pp. 5-18. H. Nakamura, "Why Some Performers Sing Through Their Teeth," [[Journal of Unusual Entertainment]], Vol. 3, No. 4, 2021, pp. 201-209.
外部リンク[編集]
青空クリエイティブ 公式プロフィール 東京湾放送 アーカイブ出演一覧 上原竜彦ファンクラブ『口元会』 日本舞台芸術協会 会員紹介ページ Aozora Creative Archives
脚注
- ^ 『東京湾芸能年鑑 2018年度版』東京湾文化社, 2018年.
- ^ 長谷川一徳『小劇場の夜明けとその余白』青空出版, 2016年.
- ^ 『関東舞台人名録 第9巻』関東芸能資料刊行会, 2019年.
- ^ 佐伯香織『口元の演技学』白波書房, 2022年.
- ^ 『音楽と身体のあいだ』都心アート社, 2021年.
- ^ 『歯列と舞台装置の近代史』口腔文化研究所, 2020年.
- ^ Mikae Sato, "The Aesthetic of Dental Gaps in Contemporary Japanese Performance," Journal of East Asian Popular Arts, Vol. 14, No. 2, 2020, pp. 88-103.
- ^ Kenji Morita, "Micropolitics of Smile Control on Late-Night Television," Pacific Media Studies, Vol. 7, No. 1, 2017, pp. 12-29.
- ^ H. Nakamura, "Why Some Performers Sing Through Their Teeth," Journal of Unusual Entertainment, Vol. 3, No. 4, 2021, pp. 201-209.
- ^ "Tatsuhiko Uehara Discography Notes," Aozora Creative Archives, 2023.
外部リンク
- 青空クリエイティブ 公式プロフィール
- 東京湾放送 アーカイブ
- 日本舞台芸術協会 会員ページ
- Aozora Creative Archives
- 上原竜彦ファンクラブ『口元会』