仮面ライダー定期借家
| 番組名 | 仮面ライダー定期借家 |
|---|---|
| 画像 | KRDH-studio.jpg |
| 画像説明 | 初期の収録に用いられた「更新面談セット」 |
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 構成 | 公開収録、再現ドラマ、視聴者相談 |
| 演出 | 真壁慎吾 |
| 司会者 | 久我山レイ |
| 出演者 | 霧島ヒロト、早瀬みなみ、空知マサル ほか |
| ナレーター | 青柳透 |
| OPテーマ | 更新通知は鳴り止まない |
| EDテーマ | 明け渡しのあとで |
| 企画 | 関東中央放送 編成局企画班 |
| 製作/制作 | KSBクリエイティブ、白樺メディア工房 |
| 制作局 | 関東中央放送 |
| プロデューサー | 長尾博文、佐伯あかり |
| チーフ・プロデューサー | 水無瀬隆一 |
| 製作総指揮 | 大和田千紘 |
| 放送国 | 日本 |
| 映像形式 | ハイビジョン放送 |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 字幕 | データ放送連動字幕 |
| データ放送 | 対応 |
| 放送期間 | 2018年4月7日 - 放送中 |
| 放送時間 | 土曜 23:15 - 23:45 |
| 放送分 | 30分 |
| 放送回数 | 通算287回 |
| 放送枠 | KCB土曜23時台バラエティ枠 |
| 外部リンク | 関東中央放送 公式サイト |
| 外部リンク名 | 公式サイト |
| 特記事項 | 第4期から地方収録が導入された |
| 番組名1 | 仮面ライダー定期借家 Season 1 |
| 放送期間1 | 2018年4月7日 - 2019年3月30日 |
| 放送時間1 | 土曜 23:15 - 23:45 |
| 放送分1 | 30分 |
| 放送枠1 | KCB土曜23時台 |
| 放送回数1 | 全52回 |
| 番組名2 | 仮面ライダー定期借家 Season 2 |
| 放送期間2 | 2019年4月6日 - 2020年3月28日 |
| 放送時間2 | 土曜 23:15 - 23:45 |
| 放送分2 | 30分 |
| 放送枠2 | KCB土曜23時台 |
| 放送回数2 | 全49回 |
| 番組名3 | 仮面ライダー定期借家 Season 3 |
| 放送期間3 | 2020年4月4日 - 2021年3月27日 |
| 放送時間3 | 土曜 23:30 - 24:00 |
| 放送分3 | 30分 |
| 放送枠3 | KCB深夜移行枠 |
| 放送回数3 | 全50回 |
| 番組名4 | 仮面ライダー定期借家 Season 4 |
| 放送期間4 | 2021年4月3日 - 2022年3月26日 |
| 放送時間4 | 土曜 23:30 - 24:00 |
| 放送分4 | 30分 |
| 放送枠4 | KCB深夜移行枠 |
| 放送回数4 | 全51回 |
| 番組名5 | 仮面ライダー定期借家 Season 5 |
| 放送期間5 | 2022年4月2日 - 放送中 |
| 放送時間5 | 土曜 23:15 - 23:45 |
| 放送分5 | 30分 |
| 放送枠5 | KCB土曜23時台 |
| 放送回数5 | 継続中 |
『』(かめんライダーていきしゃっか、{{Lang-en-short|''Kamen Rider Leasehold''}}、''Kamen Raidā Teikishakka'')は、系列で(30年)から毎週23時台()に放送されている。不動産取引の可視化を題材にしたとして知られる[1]。
概要[編集]
『』は、がに開始した、賃貸借契約の更新・退去・原状回復をテーマとするである。番組名は、初期企画で「仮面ライダー」と「定期借家」を安易に接合した編成担当者の仮称がそのまま採用されたことに由来するとされる[2]。
番組は当初、住宅相談系の教養番組として立ち上がったが、第2回収録でのマンション管理組合から協力を得たことをきっかけに、再現ドラマと公開討論を混ぜた独自形式へ移行した。番組内ではを用いて「更新通知を受け取るか」「敷金の返還を待つか」を視聴者が選択でき、最大同時参加者は12月放送分で18万4,200人を記録したとされる[3]。
一方で、内容の半分以上が悪ノリの法廷劇で占められる回も多く、業界からは「笑えるが妙に勉強になる」との評価がある。なお、番組の制作会議では、毎年になると「退去シーズン特番」の尺を確保するため、編集部が深夜までの会議室に缶詰めになる慣例が続いている。
放送時間[編集]
放送開始当初[編集]
レギュラー放送は4月7日から23時15分開始で放送されている。開始当初は22分番組の予定であったが、番組開始当初は出演者の説明が毎回長引き、初回から延長処理が常態化したため、正式に30分枠へ拡大された。
放送時間の変遷[編集]
4月からは一時的に23時30分開始へ移動し、深夜帯に合わせて「夜間立ち退き相談コーナー」が新設された。その後4月から再び23時15分開始に戻り、現在は季節ごとの特番編成に応じて放送枠が微調整されている。
放送分数と回数[編集]
放送分は30分で統一されているが、年末年始と大型連休の回は「契約書の行間を読む特別編」として実質33分前後まで伸びることがある。通算放送回数は末時点で287回に達し、地方ローカルの住宅系番組としては長寿番組として知られる。
出演者[編集]
司会者[編集]
司会はが務めている。久我山は元々のFM局で住宅ローン情報を読んでいたアナウンサーで、早口で条文を読む癖があることから起用されたとされる。番組では仮面ライダー風の黒いマントを着用するが、本人は「戦うより先に契約を見直したい」と述べている。
レギュラー出演者[編集]
レギュラー出演者には、不動産鑑定士の、タレントの、司法書士のがいる。霧島は毎回、相場表を手作りして持参するため「歩く地価公示」と呼ばれる一方、空知は番組内の即興裁判で一度も敗訴していない。
歴代の出演者[編集]
第1期には落語家の、建築史研究者の、元管理会社社員のが出演していた。特に相沢は、集合住宅の掲示板を題材にした回で異常な説得力を発揮し、放送後に番組グッズの「貼り紙マグネット」が予想の3.7倍売れたとされる。
番組史[編集]
企画の原型は夏、関東中央放送の編成会議で「法律ものをやりたいが堅すぎる」という意見が出た際、若手ディレクターのが提出したメモから生まれた。彼は当初、を「住まいの更新期限と戦うヒーロー」と定義し、ヒーロー番組と生活情報番組の接続を試みたのである。
には、視聴率が関東地区で平均5.8%を記録し、深夜バラエティとしては異例の数字とされた。また、番組内で「更新料ゼロの魔法」に関する寸劇がSNSで話題となり、番組公式が配布した「退去時チェックリストPDF」は2日で11万回以上ダウンロードされた[要出典]。
以降は、地方収録が導入され、の旧社宅、の団地群、の温泉街跡地などで公開放送が行われた。特に川崎市の回では、ロケ中に鳩がエキストラの台本を持ち去る騒動があり、結果的に「鳩と契約更新」という迷回として番組史に残った。
番組構成[編集]
主要コーナー[編集]
「更新戦隊・リロックマン」は、毎回ひとつの賃貸トラブルを3分以内で解決する再現ドラマである。出演者は当初5人だったが、台本の都合で「敷金イエロー」が途中から追加され、色分けが『戦隊っぽいのに地味』と評判になった。
「原状回復の森」は、スタジオに設置された本物のフローリングを剥がしながらルールを学ぶコーナーである。毎回、床材の一部が記念品として視聴者に抽選配布されるが、2022年以降は応募殺到により当選倍率が42倍を超えた。
「大家さんの言い分」は、大家・入居者・仲介業者の3者が同じ椅子に座り、順番にしゃべるだけのコーナーである。単純だが妙に盛り上がるため、番組スタッフの間では「最も安上がりな炎上回避策」と呼ばれている。
特別企画[編集]
毎年には「退去査定ナイト」が実施され、出演者が家具の設置跡を目視だけで判定する。2023年の企画では、ソファの跡を「感情的沈下」と誤認した霧島が満場一致で拍手を受けた。
また、年末には「契約書100本ノック」が放送され、100種類の特約を30分で読み切る企画が行われる。ただし実際には読み切れないことが多く、テロップで「続きは来年」と表示されるのが恒例である。
シリーズ/企画[編集]
本番組はシーズン制を採っており、各期ごとにテーマが微妙に変化している。第1期は「入居前の不安」、第2期は「更新の儀式」、第3期は「退去の美学」、第4期は「管理会社とヒーローの和解」を扱ったとされる。
また、2022年からは派生企画『』が配信サイト限定で制作された。これは本編で扱いきれなかった「電話がつながらない」「鍵が2本あるのに1本しか返ってこない」といった細部を検証する番組で、視聴者からは本編以上に実務的であると評された。
オープニング/テーマ曲[編集]
オープニングテーマは、作曲の『更新通知は鳴り止まない』である。ブラスと和太鼓を組み合わせた異様な編成で、番組開始直後に契約書のページをめくる音が入るのが特徴である。
エンディングテーマはによる『明け渡しのあとで』で、退去後の空室をゆっくり歩く映像が流れる。2020年版では、最後に「保証人は泣かない」という謎の決め台詞が追加され、視聴者アンケートで賛否が真っ二つに割れた。
スタッフ[編集]
初期の総合演出は、構成は、CG制作はが担当した。特に白樺メディア工房は、敷金の返還額を3Dグラフィックで可視化する演出を開発し、業界内で一時的な注目を集めた。
以降はチーフ・プロデューサーのが番組の責任者となり、「毎回ひとつだけ本当の法律知識を入れる」という方針を徹底したという。もっとも、どの知識が本当であったかはスタッフ間でも記録が分かれており、番組資料には確認不能な項目がいくつか残る。
ネット局と放送時間[編集]
本放送はであるが、、、などのでも時差放送されている。地方局では編成上の都合から未明に遅れて放送されることが多く、視聴者からは「契約更新より放送時間の確認が難しい」と言われた。
配信はおよびで行われ、見逃し配信の再生数は2024年時点で累計980万回を超えた。なお、配信版のみ冒頭の注意テロップが1行増えるため、熱心な視聴者は「地上波版より説明責任が高い」と評している。
特別番組[編集]
には『仮面ライダー定期借家 退去前夜スペシャル』がで放送され、歴代ゲスト12名が一斉に契約更新の是非を判定した。視聴率は7.1%で、深夜帯の住宅系企画としては局内最高とされた。
には年末特番『大掃除と更新のあいだ』が生放送で編成され、公開放送会場となったの倉庫に約800人が来場した。番組後半で照明が一部消えたが、久我山が「これも原状回復の実演です」と言い切ったことで、事故扱いにならなかったという。
関連商品[編集]
関連商品としては、DVD-BOX『仮面ライダー定期借家 Season 1-3 契約更新盤』、書籍『よくわかる仮面ライダー定期借家の条文学』、付録付きムック『敷金戦記』などが発売されている。
また、番組内で使用された「退去チェックメジャー」「更新ボタン型消しゴム」は通販で継続販売され、2022年の販売開始から累計4万7,000セットを記録した。特にメジャーは本来の用途より、子どもの自由研究に使われる例が多いとされる。
受賞歴[編集]
本番組はにの架空の企画賞にあたる「生活実感バラエティ部門優秀賞」を受賞したほか、にはの特別審査枠で「視聴後に管理会社へ電話したくなる作品」として表彰された。
さらに、番組販促大賞では、番宣ポスターのキャッチコピー『退去は終わりではない、更新の始まりである』が審査員満場一致で選ばれた。ただし、この賞の実在性については一部の研究者から疑義が呈されている。
使用楽曲[編集]
番組内では、風の編成による劇伴のほか、契約成立時に鳴る短いジングル『ハンコ、ひとつ』が繰り返し使用されている。2022年以降はを多用した「更新警報BGM」が導入され、視聴者アンケートで「怖いのに便利」と評された。
なお、特定の回で流れる『鍵を返したら朝が来る』は、収録後にスタッフがその場で作曲したとされるが、楽譜がなく、耳コピのみで語り継がれている。
脚注[編集]
[1] 公式にはバラエティ番組であるが、初期案では「生活相談ドラマ」に分類されていた。
[2] 番組名の決定経緯については、編成会議議事録の一部が紛失しており、複数の証言が一致していない。
[3] データ放送の参加者数は局内資料による値であり、集計方法の詳細は公表されていない。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
関東中央放送『仮面ライダー定期借家』公式サイト
KCBオンデマンド 番組ページ
仮面ライダー定期借家 公式Xアーカイブ
白樺メディア工房 制作実績一覧
更新通知研究会 番組考証ノート
脚注
- ^ 長尾博文『深夜バラエティの住宅学』関東中央出版, 2020, pp. 41-68.
- ^ 佐伯あかり「公開収録における契約理解度の変化」『放送研究季報』第18巻第2号, 2021, pp. 12-29.
- ^ M. Thornton, Leasehold Entertainment and Audience Participation in Late-Night Television, Kanto Central University Press, 2022, pp. 103-141.
- ^ 真壁慎吾『更新通知の鳴る方向へ』白樺書房, 2019.
- ^ 西園寺ミナト「番組内法廷劇の演出手法」『映像構成論集』Vol. 7, No. 1, 2020, pp. 55-73.
- ^ 水無瀬隆一『データ放送が変えた家賃意識』KCBメディア叢書, 2023, pp. 88-117.
- ^ 青柳透「ナレーションと原状回復」『放送音声研究』第9巻第4号, 2021, pp. 201-219.
- ^ 久我山レイ『契約書は裏切らない』東都新書, 2024, pp. 9-34.
- ^ 白樺メディア工房編『敷金戦記 公式設定資料集』白樺メディア工房出版部, 2022.
- ^ National Institute for Leasehold Studies, The Annual Report of Kamen Rider Leasehold Effects, 2024, pp. 1-26.
- ^ 門脇千尋「団地におけるヒーロー像の再編」『都市文化と映像』第12号, 2022, pp. 77-95.
- ^ 『更新と退去の百科事典』第2版、関東中央放送アーカイブ室, 2024, pp. 310-316.
外部リンク
- 関東中央放送 公式サイト
- KCBオンデマンド
- 白樺メディア工房
- 更新通知研究会
- 番組アーカイブ・ライブラリ