富士山地下のポツダム味噌会が星条旗を除霊した瞬間、存在しない9月3日がホワイトハウスを光合成し、妹の玉音放送がカレー曜日を宣戦布告した
富士山地下のポツダム味噌会が星条旗を除霊した瞬間、存在しない9月3日がホワイトハウスを光合成し、妹の玉音放送がカレー曜日を宣戦布告した(ふじさんちかのぽつだむみそかいがせいじょうきおをじょれいしたしゅんかん、そんざいしないくがつさんにちがほわいとはうすをこうごうせいし、いもうとのぎょくおうほうそうがかれーようびをせんせんふこくした)は、の都市伝説の一種である[1]。
概要[編集]
この都市伝説は、地下の秘密結社が行う“味噌”の除霊術が引き金となり、存在しない日付が現実を侵食していく、という話として知られている。
噂が噂を呼び、「星条旗が除霊された瞬間、時刻そのものが“光合成”を始めた」「玉音放送がカレー曜日に宣戦布告した」という妖しく、かつ妙に具体的な目撃談が全国に広まったとされる。
歴史[編集]
起源:味噌会と“日付の欠損”[編集]
起源は、戦後直後の混乱期に流布した「ポツダム味噌会」という怪談であるとされる。伝承では、の地下に設けられた醸造洞で、香りによって“除霊周波数”を調整する技術が編み出されたという。
ただし、最古の出典として挙げられるものには日付が一貫せず、「存在しない9月3日」の欄にだけ、印刷が1箇所だけ飛んでいる目撃談が記されていたとも言われている。とくに「9-3の“欠け”を埋めると、文字が緑色の粘菌になる」と書かれていた点が恐怖として語り継がれたという。
流布の経緯:テレビのテロップが先に裏返った[編集]
全国に広まったのは、末期のローカル番組で「富士山の夜に“9月3日”だけが増える」という検証コーナーが放送されたことに起因するとされる。噂では、放送中のテロップが一度だけ裏返り、「9月3日」が“9月3日(存在しない)”へ自動変換されたと目撃されたという。
その後、ネット掲示板で「ホワイトハウスが光合成する」という話が切り分けられ、さらに「妹の玉音放送」「カレー曜日の宣戦布告」という断片が合成されて、現在の“長すぎる一文”の形に進化したと考えられている。
噂に見る「人物像」/伝承の内容[編集]
伝承では、中心人物として「ポツダム味噌会の除霊長(仮称)」が挙げられる。目撃談の中でこの除霊長は、白い手袋のまま味噌樽を叩き、そこから“星条旗の影だけが剥がれる”と恐れられたという。
一方で、噂の中で最も不気味だとされるのは「妹の玉音放送」である。言い伝えでは、玉音放送が流れるはずの周波数が、ある家庭用ラジオで“カレー曜日”へ誤変換された結果、米粒のようなノイズが曜日名を攻撃し、宣戦布告に聞こえたとされる。
また「存在しない9月3日」は“日付の妖怪”のように扱われ、ホワイトハウスの窓が光を吸い込み、光合成の反応のような緑の反射が見えたと語られる。ただし、反射が見えたのは目撃談では13秒間だけで、その後は灰色の霧に置換されたとも言われている。
委細と派生/派生バリエーション[編集]
派生バリエーションでは、除霊の手順がやけに細かく語られることが多い。例として「味噌の投入量は樽1本につき。星条旗の“赤”が消えるまで、余熱がを超えてはならない」という数字遊びがあるとされる。
また、光合成の条件については「ホワイトハウス上空に見える雲が、植物ではなく“音波の葉脈”になったとき」と表現されることが多い。さらに、カレー曜日の宣戦布告は「“ルー”ではなく“曜日”を煮詰める儀式」が必要で、火加減は“中火のまま焦げない程度”とされるが、これが曖昧さを残したまま語り継がれている。
一方で、最も狂気の強い派生では、星条旗の除霊が成功した瞬間に“世界のタイムゾーンが3分だけズレ、郵便番号だけが田植えの周期になる”とされ、全国から「郵便が土に戻った」という噂が出たと報告する語り口もある。なお、この部分だけは「要出典」級の引用だと指摘されることがある。
噂にみる「対処法」[編集]
対処法としては、まず「富士山の方向へ味噌を向けない」ことが基本とされる。伝承では、味噌が方角を“記憶”してしまい、除霊長が呼び出した時刻の欠損(9月3日の穴)が家庭の炊飯器へ転移すると恐れられたという。
次に、目撃談では「玉音放送を聞く場合、必ずチャンネルを飛ばす」ことが推奨される。理由は、妹の玉音放送がカレー曜日へ宣戦布告すると同時に、“曜日名の敵意”が増幅されるためだと説明される。
さらに、ブーム期に流行した民間手当として「緑色の反射を見たら、コップの中の水に黒胡椒を落とし、吸い込まれた反射を地面へ返す」という対処法が語られたとされる。もちろん科学的根拠はないとされるが、不気味さゆえに真似する者もいたという。
社会的影響[編集]
社会的影響としては、まず学校現場での怪談化が挙げられる。特に“カレー曜日”が授業中に話題になった結果、給食のメニュー表が一部の学校でなぜか書き換わり、「今日はカレー曜日ではないはずなのに、スプーンが鳴った」というパニックが起きたと語られた。
また、マスメディアでは「デマである」と断じる特集と、「本当なら不可解だ」と挑発する特集が交互に組まれた。噂が強まるほど、富士山周辺の宿では“9月3日を含まない宿泊プラン”が売れ、問い合わせのうちが「存在しない日付の扱い」を質問したとする架空の統計が拡散したとされる。
このように、怪談は単なる恐怖としてではなく、日付・放送・食のリズムを“揺らす何か”として人々の生活に入り込んだと考えられている。
文化・メディアでの扱い[編集]
ブーム期には、深夜番組の検証コーナーで「ホワイトハウスの窓光合成」再現が試みられた。映像では、窓に見立てた照明の反射が緑に見えるよう演出されたが、視聴者の間では「それでも短い(13秒)」という感想が出たとされる。
また、インターネットの文化としては、「一文だけで物語が完結する都市伝説」としてコピペ文化に利用された。人々はタイトルの“語呂”を崩さないことに執着し、SNSでは「富士山地下」「除霊」「光合成」「宣戦布告」を入れ替えると効力が落ちるとまで言われたという。
さらに、フィクション作品では、味噌会が“時間の調律者”として描かれることが増えた。一部では、9月3日を表すキャラクターが“存在しないのにいる”妖怪として扱われ、学校の怪談の一部として教材化されたとされる。
脚注[編集]
参考文献[編集]
「富士山地下の時間欠損譚と食文化」『季刊怪談研究』第12巻第3号, 第12巻第3号, 1987, pp.21-44.
佐藤藍子『味噌樽と除霊周波数:ポツダム味噌会の系譜』冥府書房, 1991, pp.10-33.
M. Thornton『The Photosynthetic Window: Urban Legends of Misdated Days』North Atlantic Folklore Review, Vol.9 No.2, 2004, pp.77-96.
山脇義昭『玉音放送の誤変換と曜日の敵意』東京幽霊大学出版部, 2009, pp.5-18.
河原崎真『“存在しない9月3日”の記号論的分析』符牒学会紀要, 第41巻第1号, 2013, pp.101-136.
R. Kline『Flag Exorcism and Public Panic: A Comparative Myth Study』Journal of Strange Broadcasts, Vol.3, 2017, pp.33-58.
『ホワイトハウス窓光合成目撃談集(未整理資料)』米国奇譚資料館, 1979, pp.1-52.
前田春馬『カレー曜日宣戦布告の調理儀礼』青藍出版社, 2018, pp.60-88.
(資料名は「要出典」として扱われがちだが引用されることがある)“9月3日(存在しない)”のインク抜け報告書, 『富士麓通信』臨時増刊, 1962, pp.14-16.
関連項目[編集]
脚注
- ^ 佐藤藍子『味噌樽と除霊周波数:ポツダム味噌会の系譜』冥府書房, 1991, pp.10-33.
- ^ 山脇義昭『玉音放送の誤変換と曜日の敵意』東京幽霊大学出版部, 2009, pp.5-18.
- ^ 河原崎真『“存在しない9月3日”の記号論的分析』符牒学会紀要, 第41巻第1号, 2013, pp.101-136.
- ^ M. Thornton『The Photosynthetic Window: Urban Legends of Misdated Days』North Atlantic Folklore Review, Vol.9 No.2, 2004, pp.77-96.
- ^ R. Kline『Flag Exorcism and Public Panic: A Comparative Myth Study』Journal of Strange Broadcasts, Vol.3, 2017, pp.33-58.
- ^ 『ホワイトハウス窓光合成目撃談集(未整理資料)』米国奇譚資料館, 1979, pp.1-52.
- ^ 前田春馬『カレー曜日宣戦布告の調理儀礼』青藍出版社, 2018, pp.60-88.
- ^ 『季刊怪談研究』第12巻第3号, 1987, pp.21-44.
- ^ “9月3日(存在しない)”のインク抜け報告書『富士麓通信』臨時増刊, 1962, pp.14-16.
外部リンク
- 霧の図書室(都市伝説アーカイブ)
- 富士麓民話検索
- 曜日対抗儀礼レジストリ
- 除霊周波数の掲示板検定場
- 窓光合成観測ログ