愛宮みつき
| 芸名 | 愛宮みつき |
|---|---|
| ふりがな | えのみや みつき |
| 画像ファイル | Enomiya_Mickey_2019.jpg |
| 画像サイズ | 240px |
| 画像コメント | 2019年の舞台挨拶にて |
| 生年 | 1989年 |
| 生月 | 7月 |
| 生日 | 18日 |
| 身長 | 167 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台、音楽 |
| 活動期間 | 2008年 - |
| 活動内容 | 俳優、音楽活動、バラエティ出演 |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | 北斗プロモーション |
| 公式サイト | 北斗プロモーション公式プロフィール |
| 主な作品 | 『夜明け前のメトロノーム』, 『玻璃の月曜日』, 『ミツキ・コード』 |
| 受賞歴 | 第22回青葉演技賞 新人賞 |
愛宮 みつき(えのみや みつき、[[1989年]]〈[[平成]]元年〉[[7月18日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[東京芸術学院]]特別演技科を経て[[北斗プロモーション]]に所属している。愛称は「ミッキー」で、初主演作『夜明け前のメトロノーム』で知られる。
略歴[編集]
愛宮みつきは、[[東京都]][[世田谷区]]出身の俳優である。[[2008年]]、[[東京芸術学院]]の学内公演『紙の船団』で無名の船員役を演じたことがきっかけとなり、同公演を観劇していた[[北斗プロモーション]]の演出部にスカウトされたとされる。
[[2009年]]に情報番組のリポーター補助としてテレビ初出演し、翌年には深夜ドラマ『硝子の夜更け』で端役ながらも強い印象を残した。同年、本人が「呼吸の間合いを測るために毎朝4時18分に起床していた」と語ったことが話題となり、以降、役づくりに妙に細かい人物として知られるようになった。
[[2013年]]の映画『夜明け前のメトロノーム』で初主演を果たした。劇中で演じた改札係の青年が、1日平均37回だけ時刻表を見上げるという設定が受け、公開後4週で観客動員が18万人を超えたとされる[要出典]。この作品以降、繊細な青年役からコミカルな司会業まで幅広く活動するようになった。
[[2017年]]にはシングル『ミツキ・コード』で歌手デビューし、同年の音楽特番で俳優と歌手の境界を曖昧にする演出が話題となった。なお、本人はインタビューで「歌は芝居の副産物」と述べているが、関係者の証言ではマイクを持つと急に姿勢が良くなるため、演出家から重宝されていたという。
デビュー前後[編集]
学生時代は[[新宿区]]の小劇場で裏方を務めており、照明卓の横で台本を暗記していたことがある。特に[[2007年]]夏のワークショップでは、休憩中に水分補給を忘れていたため、演出家から「感情の保湿が足りない」と評されたという。
この時期に培った独特の間合いが後年のバラエティ番組でも生かされ、トーク中に3秒だけ無言になる癖が「芸」として定着した。編集部の一部では、この無言が視聴率の0.2ポイントを押し上げたとする記録も残っている。
転機となった作品[編集]
『玻璃の月曜日』では、毎週月曜だけ記憶が1時間遅れる証券会社社員を演じた。撮影では[[東京都]][[江東区]]の旧倉庫街を使用し、早朝の霧と相まって現場全体が異様に静かだったため、スタッフが「現実感がないほど現実的だった」と回想している。
この作品の後、愛宮はテレビドラマの主演候補として急浮上し、[[NHK]]と民放双方からオファーがあったとされる。特に[[2015年]]の連続ドラマ『未明のレストラン』では、食卓に置かれた塩の粒数まで指定する執拗さが脚本家に評価された。
人物[編集]
愛宮みつきは、礼儀正しく控えめである一方、役に入ると周囲を巻き込むタイプとして知られる。現場では自分の出番でない場面でも立ち位置を数センチ単位で確認するため、助監督から「歩幅が統計学的」と評されたことがある。
私生活では紅茶を好み、特に[[神田]]の老舗喫茶店で提供される季節限定ブレンドを好むという。もっとも、本人は「好きなのは紅茶ではなく、紅茶を飲むときの沈黙」と述べており、真意は不明である。
また、衣装合わせの際に靴下の左右を必ず逆に履くという奇癖がある。本人によれば「左右が整いすぎると芝居の呼吸が固くなる」ためで、実際にこの習慣が舞台『月の裁縫箱』での動きの柔らかさにつながったとされる。
性格・逸話[編集]
共演者への差し入れが異様に細かいことで知られ、[[2021年]]のドラマ現場では、全員分の羊羹に名前札を付けて配ったという。さらに、ある日は「食べる順番が演技に影響する」として、羊羹の前にクラッカーを配布したため、制作部が軽い混乱に陥った。
一方で、子ども番組の収録ではスタジオ内のぬいぐるみの配置を毎回微調整し、結果としてセット担当から「空間の信仰心が強い」と言われた。本人はその評に笑いながらも否定しなかった。
私生活[編集]
休日は[[鎌倉市]]や[[横浜市]]の海辺を散歩することが多いとされる。だが、目撃情報の多くが「同じ白い帽子をかぶっていた」という曖昧なもので、本人かどうかはやや怪しい。
また、[[2018年]]頃から週1回だけ料理教室に通っていると公言しているが、通っているのは和食ではなく「盛り付けの角度を学ぶ講座」であるという。これがどの程度実際の料理に反映されているかは定かではない。
出演[編集]
愛宮みつきの出演作は、テレビドラマを中心に映画、舞台、バラエティ番組、ラジオ番組へと広がっている。特に[[2010年代]]後半以降は、俳優業と並行して司会を務める機会が増えた。
出演傾向としては、寡黙な役柄から急に饒舌な報道番組のゲストまで振れ幅が大きい。制作関係者の間では「編集しやすいのに切ると物足りない人物」と評されている。
なお、本人は「出演はすべて連続した一つの長い演技」と発言したことがあり、この言葉はファンの間で半ば座右の銘のように扱われている。
テレビドラマ[編集]
『硝子の夜更け』([[2010年]]、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]])- カフェ店員役。セリフは少なかったが、コップを置く速さが妙に記憶に残ると評された。
『未明のレストラン』([[2015年]]、[[NHK]][[BSプレミアム]])- 主演・高瀬蓮役。視聴者アンケートで「朝食前に見ると食欲が整う」との感想が寄せられた。
『ミツキ・コード』([[2019年]]、[[TBSテレビ|TBS]])- 主演・相川巳月役。暗号を解読するたびに口元が少しだけ上がる演技が話題となった。
映画[編集]
『夜明け前のメトロノーム』([[2013年]])- 初主演作。都心の終電間際を舞台にした静かな群像劇である。
『玻璃の月曜日』([[2016年]])- 証券会社社員役。[[大阪市]]での試写会では、株価チャートの表示音がやけにリアルだと評判になった。
『海鳴りの片道切符』([[2022年]])- 船員役。撮影の大半がセットだったにもかかわらず、公開後に一部観客が「実際に航海したような疲労感がある」と感想を述べた。
舞台[編集]
『月の裁縫箱』([[2014年]]、[[シアターコクーン]])- 主演。針仕事の所作を1か月かけて習得し、袖口の扱いだけで拍手が起きた回がある。
『紙の船団 リバイバル版』([[2018年]]、[[PARCO劇場]])- 船員長役。本人が原点回帰として出演を希望したとされる。
『午前三時の客席』([[2023年]]、[[東京芸術劇場]])- 朗読と即興芝居を組み合わせた実験的舞台で、終演後の沈黙が長すぎたため、観客が二度拍手した。
劇場アニメ[編集]
『星屑ホテルの案内人』([[2020年]])- 声の出演。地声より2音ほど高い「案内声」を作り上げたとされる。
『しおりと空白の国』([[2024年]])- 主人公・ミズキ役。アフレコ現場で台本を持つ手の角度まで指定されたという。
バラエティ番組[編集]
『深夜の棚卸し会議』([[2017年]] - [[2019年]]、[[テレビ朝日]])- 進行役。番組名に反してほぼ雑談番組だったが、視聴率は安定していた。
『愛宮みつきの余白研究所』([[2021年]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]])- MC。ゲストの沈黙を見守る企画が意外にも人気を博した。
ラジオ番組[編集]
『愛宮みつきの午前0時、紙の音』([[2016年]] - [[2018年]]、[[文化放送]])- パーソナリティ。封筒を開ける音だけで30分持たせた回がある。
『ミッキーの帰り道レシピ』([[2020年]] - 、[[TOKYO FM]])- 司会。料理番組的なタイトルであるが、実際には帰宅途中の心構えを語る番組である。
CM[編集]
[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]「朝の改札は、やさしい」([[2014年]])。改札機の前で1秒だけ微笑む姿が印象的だった。
[[資生堂]]「ひとつ前の光」([[2019年]])。肌色のトーンを6段階で見せる演出があり、広告業界で細かすぎると評判になった。
[[サントリー]]「午後の余白」([[2022年]])。缶飲料を持ったまま何も言わない15秒版が特に好評であった。
作品[編集]
愛宮みつきは歌手としても活動しており、音楽作品は役柄と同様に静かな起伏を持つことで知られる。いずれも朗読的な歌唱と映像演出の相性が良いとされ、ライブでは芝居と区別しにくい構成が採用されることが多い。
[[2017年]]のデビュー以降、シングルは通算5作、アルバムは2作、映像作品は3作が発表された。本人は売上数字にあまり触れないが、スタッフによれば初回出荷の箱を自ら開けたがる傾向があるという。
音楽面でも細部へのこだわりは強く、サビの最後に0.5秒だけ無音を入れるなど、聞き手の姿勢を整えさせる工夫が見られる。
シングル[編集]
『ミツキ・コード』([[2017年]])- デビューシングル。歌詞の中に改札、封筒、午前4時が繰り返し出てくる。
『白い靴下の証明』([[2019年]])- 配信限定であったが、舞台ファンを中心に長く聴かれた。
『午後三時の微熱』([[2022年]])- [[大阪府]]のラジオ局で先行オンエアされ、問い合わせが43件寄せられた。
アルバム[編集]
『夜明け前のメトロノーム』([[2018年]])- 同名映画とは別作品。映画版よりもパーカッションが多い。
『余白の行方』([[2021年]])- バラード中心の構成で、全10曲のうち7曲が三拍子である。
収録曲の中には、3分12秒の間にセリフが一度もないにもかかわらず「芝居が見える」と評された曲がある。
映像作品[編集]
『Mitsuki E. Live at Kanda Hall』([[2020年]])- 初の映像作品。客席の照明がやや明るく、まるでリハーサルのようだと評された。
『ENOMIYA Mickey 24/7 - Documentary Reel』([[2023年]])- ドキュメンタリー風作品。本人の出勤前ルーティンが過剰に丁寧に記録されている。
書籍[編集]
愛宮みつきの書籍は、写真集と雑誌連載が中心である。俳優としての顔とは異なり、紙媒体では静止した視線が評価される傾向にある。
写真集は毎回、撮影地の選定に異様なまでに手間をかけることで知られる。たとえば『みつき、午前の海へ』では、[[千葉県]][[館山市]]の防波堤を4日間だけ借景として使用したとされる。
雑誌連載ではエッセイよりも小道具解説が多く、本人が選んだ文房具や茶器の写真が過剰な情報量を生むため、読者の間で「情報の密度が高いグラビア」と呼ばれている。
写真集[編集]
『みつき、午前の海へ』([[2016年]]、[[ワニブックス]])- 防波堤と白いシャツだけで構成された写真集である。
『余白の温度』([[2020年]]、[[講談社]])- 収録カットの半分以上が窓辺での横顔で占められる。
『ENOMIYA Mickey Portrait Notes』([[2024年]]、[[玄光社]])- 1ページごとに撮影メモが付され、編集者の労力が最も高い一冊とされる。
雑誌連載[編集]
[[『装苑』]]「愛宮みつきの衣装余白学」- 毎号1着の服について語る連載。
[[『ダ・ヴィンチ』]]「紙の音を聴く」- 読書エッセイ風だが、実際にはしおりの位置の話が中心である。
[[『AERA]]』「午前4時18分の人々」- インタビュー連載。本人は第3回までしか出ていないが、タイトルだけが妙に定着した。
受賞歴[編集]
愛宮みつきは[[2013年]]の『夜明け前のメトロノーム』で第22回青葉演技賞新人賞を受賞した。受賞理由には「無音の場面における視線の説得力」が挙げられており、選考委員の一人は「歩く前から歩いているように見える」と評したという。
[[2018年]]には第41回関東映像表現賞・主演男優賞を受賞し、同年の受賞スピーチで「緊張すると靴下の左右を間違える」と述べて会場を和ませた。翌年には[[日本芸能振興協会]]より年間話題人物賞を受賞した。
なお、[[2022年]]の[[文化庁メディア芸術祭]]では、歌唱と演技の境界を曖昧にしたとして特別推薦を受けたが、最終的には「分類不能」と記録された[要出典]。
主な受賞[編集]
第22回青葉演技賞 新人賞([[2013年]])
第41回関東映像表現賞 主演男優賞([[2018年]])
日本芸能振興協会 年間話題人物賞([[2019年]])
第15回東京パフォーマンス大賞 特別賞([[2022年]])
脚注[編集]
注釈
[1] 愛称の「ミッキー」は、本人が子役時代に耳当てを常用していたことに由来するとされる。
[2] 初主演作の観客動員数は公開4週時点の制作会社発表に基づくもので、実数は異なる可能性がある。
出典
- 北斗プロモーション編『愛宮みつき 活動記録2008-2024』北斗出版, 2024年. - 佐伯真理子『静かな主役たち』青灯社, 2019年. - 山下祐介『テレビ時代の余白演出』三栄書房, 2018年. - Margaret H. Thornton “The Aesthetics of Silence in Japanese Pop Acting” Journal of East Asian Performance Studies, Vol. 12, No. 3, pp. 44-69, 2021. - 井川玲子『歌う俳優の作法』幻冬舎メディア, 2020年. - Kenjiro Watanabe “A Study of 4:18 AM Routins in Modern Celebrity Culture” Nippon Media Review, Vol. 7, No. 2, pp. 11-28, 2022. - 『週刊芸能観測』第18巻第41号, 2018年10月号. - 中野由希『封筒と沈黙のあいだ』双葉社, 2023年. - Robert J. Ellison “Why Socks Matter: Costume Micrology in Screen Acting” Costume & Narrative, Vol. 5, No. 1, pp. 5-17, 2020. - 『月刊ステージワーク』第9巻第6号, 2024年6月号.
外部リンク[編集]
北斗プロモーション公式プロフィール
ENOMIYA Mickey Official Diary
日本タレント記録館 愛宮みつき項
東京芸術学院 卒業生紹介ページ
ミツキ・コード 特設サイト
脚注
- ^ 北斗プロモーション編『愛宮みつき 活動記録2008-2024』北斗出版, 2024年.
- ^ 佐伯真理子『静かな主役たち』青灯社, 2019年.
- ^ 山下祐介『テレビ時代の余白演出』三栄書房, 2018年.
- ^ Margaret H. Thornton “The Aesthetics of Silence in Japanese Pop Acting” Journal of East Asian Performance Studies, Vol. 12, No. 3, pp. 44-69, 2021.
- ^ 井川玲子『歌う俳優の作法』幻冬舎メディア, 2020年.
- ^ Kenjiro Watanabe “A Study of 4:18 AM Routins in Modern Celebrity Culture” Nippon Media Review, Vol. 7, No. 2, pp. 11-28, 2022.
- ^ 『週刊芸能観測』第18巻第41号, 2018年10月号.
- ^ 中野由希『封筒と沈黙のあいだ』双葉社, 2023年.
- ^ Robert J. Ellison “Why Socks Matter: Costume Micrology in Screen Acting” Costume & Narrative, Vol. 5, No. 1, pp. 5-17, 2020.
- ^ 『月刊ステージワーク』第9巻第6号, 2024年6月号.
外部リンク
- 北斗プロモーション公式プロフィール
- ENOMIYA Mickey Official Diary
- 日本タレント記録館 愛宮みつき項
- 東京芸術学院 卒業生紹介ページ
- ミツキ・コード 特設サイト