桐乃藤みう都
| 芸名 | 桐乃藤みう都 |
|---|---|
| ふりがな | きりのふじ みうと |
| 画像ファイル | Miuto_Kirinofuji_2018.jpg |
| 画像サイズ | 220px |
| 画像コメント | 2018年の舞台挨拶にて |
| 生年 | 1989年 |
| 生月 | 4月 |
| 生日 | 17日 |
| 身長 | 171 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、舞台、音楽活動 |
| 活動期間 | 2007年 - |
| 活動内容 | 俳優、司会、歌手、ラジオパーソナリティ |
| 配偶者 | なし |
| 事務所 | 東京湾岸芸能社 |
| 公式サイト | 桐乃藤みう都オフィシャルサイト |
| 主な作品 | 『夜明け前のリフレイン』『サンドグラスの約束』『月面カフェの午後』 |
| 受賞歴 | 日本演技協会新人賞、湾岸ゴールドマイク賞 |
桐乃藤 みう都(きりのふじ みうと、[[1989年]]〈[[平成]]元年〉[[4月17日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[東京湾岸芸能社]]に所属している。愛称は「みうとん」で、代表作に『[[夜明け前のリフレイン]]』『[[サンドグラスの約束]]』がある。
略歴・来歴[編集]
桐乃藤みう都は、[[東京都]][[江戸川区]]の下町で育ち、幼少期から地域の児童劇団で活動していたとされる。中学時代にはすでに商店街の盆踊り大会で司会を務め、独特の間の取り方が注目されていたという。
[[2007年]]、[[東京湾岸芸能社]]が主催した「新世代ボーカル演技オーディション」で最終選考に進出し、審査員の[[白石由紀子]]によって「声に湿度がある」と評されて特別合格となった。翌年、深夜ドラマ『[[夜明け前のリフレイン]]』で端役デビューし、当時は台詞が少ない役柄であったが、沈黙の演技がかえって話題となった。
[[2011年]]には昼帯番組『ひるまにあTV』の準レギュラーを経てタレントとしての露出を増やし、[[2013年]]の映画『[[サンドグラスの約束]]』で初主演を果たした。同作は全国29館で公開され、最終興行収入は1億4,870万円であったとされる[要出典]。以降、俳優業と並行して歌手活動も本格化させ、[[2015年]]のシングル「[[さよなら、午前0時]]」でオリコン週間34位を記録した。
[[2018年]]には[[NHK紅白歌合戦]]の企画コーナーに出演し、短尺ながら生歌を披露したことが転機となった。翌年以降はドラマ、舞台、ラジオ、CMに出演の幅を広げ、特に「見た目より低い声」と「句読点の間に感情がある」と形容される独特の話法で知られるようになった。
人物[編集]
性格・逸話[編集]
本人は控えめな性格であるとされる一方、現場では段取り表を自作し、共演者の動線まで赤字で書き込む几帳面さで知られる。撮影初日の朝に必ず[[葛飾区]]の個人喫茶店で黒糖入りミルクコーヒーを飲むという習慣があり、スタッフの間では「みう都が飲むと雨が止む」と半ば験担ぎのように語られている。
また、台本に現れる「…」の個数を気にする癖があり、台詞末尾の三点リーダーが2つ以上続くと演技が冗長になるとして、自ら1つに修正を申し出たことがある。これがきっかけで、[[日本脚本協会]]内で「桐乃藤ルール」と呼ばれる簡易表記指針が一部の若手スタッフに流行した。
私生活[編集]
私生活では、[[神奈川県]][[鎌倉市]]に小さなアトリエを借り、休日は古いラジオ修理と作詞の断片メモをまとめることを好む。近隣住民によれば、夕方になると必ず窓辺で8分ほど発声練習をしており、その声が海鳴りと重なって聞こえるため、地元では「潮待ちの声」と呼ばれているという。
なお、本人は甘味に目がなく、差し入れの最中を一度に5個までしか食べないという独自の制限を設けている。これは[[2016年]]の舞台公演で連続出演が続いた際、体調管理のために自ら決めたもので、現在も続いているとされる。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
『[[夜明け前のリフレイン]]』([[2008年]]、[[TBSテレビ|TBS]]) - 水無瀬ユイ 役 『[[月面カフェの午後]]』([[2012年]]、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]) - 宮園サチ 役 『[[南風の設計図]]』([[2014年]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]) - 主演・綾瀬実里 役 『[[再会の標本箱]]』([[2017年]]、[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]) - 久住灯 役
『南風の設計図』では、2話分の代役候補が決まらないまま撮影に入ったため、本人が即興でセリフ量を増やし、結果として最終回の視聴率が11.8%に上昇したといわれる。
映画[編集]
『[[サンドグラスの約束]]』([[2013年]]) - 主演・早瀬ミオ 役 『[[港の午後、雨の匂い]]』([[2016年]]) - 牧村玲 役 『[[銀の梯子と子どもたち]]』([[2019年]]) - 主演・白石琴葉 役 『[[終電前のオーケストラ]]』([[2022年]]) - 友永紗良 役
『銀の梯子と子どもたち』では、長回しの廊下シーンを17回撮り直した末に採用されたテイクが、結果的に本人の無表情が評価され、複数の映画祭で引用された。
舞台[編集]
『[[硝子時計の夜]]』([[2011年]]、[[新国立劇場]]) - 主演・アキ 役 『[[春の墓標]]』([[2015年]]、[[東京芸術劇場]]) - 主演・三枝澪 役 『[[海鳴りの国で]]』([[2020年]]、[[PARCO劇場]]) - ヒロイン・遠野紬 役
舞台『春の墓標』では、カーテンコールで観客の拍手が止まず、予定外に3回目の挨拶を行ったことが記録されている。
劇場アニメ[編集]
『[[星屑郵便局の夏]]』([[2018年]]) - 声の出演・リオ 役 『[[午睡する機関車]]』([[2021年]]) - 声の出演・ナオ 役
声優としては抑揚を抑えた演技が評価され、監督の[[大庭慎一]]は「声に画面の余白を作る」とコメントした。
バラエティ番組[編集]
『ひるまにあTV』、『[[週末の切符]]』、『[[みう都の三時半]]』ほかに出演した。『みう都の三時半』では司会を務め、ゲストが持参した小道具の由来を毎回3分以上かけて聞き出す進行が人気を博した。
また、[[2023年]]の特番『芸能人の冷蔵庫のぞき隊』では、ロケ先の冷蔵庫から手書きの献立表を発見し、以後その店が「みう都メニュー」として半恒常的に紹介されるようになった。
ラジオ番組[編集]
『[[桐乃藤みう都の夜更けの標本箱]]』([[ニッポン放送]])でパーソナリティを務めた。深夜放送ながらハガキ投稿数は平均4,200通前後を記録し、特に「眠れない夜に聞きたい音」という企画が固定人気を得た。
番組内で朗読した自作詩がSNS上で拡散し、翌週には文具メーカー3社から朗読台本用ノートの試供品が送付されたという逸話がある。
CM[編集]
[[JR東日本]]の観光キャンペーン、[[サントリー]]の炭酸飲料、[[花王]]の衣料用洗剤、[[富士通]]の業務用端末紹介CMなどに起用された。特に[[2020年]]の[[東京都]]水道局の節水啓発CMでは、無言で蛇口を閉めるだけの演技が反響を呼び、翌月の問い合わせ件数が前月比18%減少したとされる[要出典]。
作品[編集]
シングル[編集]
「[[さよなら、午前0時]]」([[2015年]]) 「[[雨の横断歩道]]」([[2017年]]) 「[[灯台のあとで]]」([[2021年]])
「さよなら、午前0時」は本人の初の全国流通盤であり、カップリング曲の「冷蔵庫の海」はライブでのみ披露されることが多い。
アルバム[編集]
『[[Miu to the Morning]]』([[2018年]]) 『[[桐の葉が落ちるころ]]』([[2022年]])
『Miu to the Morning』は全曲が朝の移動中に書かれたという触れ込みで、ジャケット撮影も[[埼玉県]][[川越市]]の始発前に行われた。
映像作品[編集]
『[[みう都の演技手帖]]』([[2019年]]、DVD) 『[[舞台裏の温度]]』([[2024年]]、Blu-ray)
『舞台裏の温度』には、楽屋で湯気の立つ茶を飲みながら台本を読む映像が収録され、ファンの間で「最も地味なのに売れた特典」と呼ばれている。
書籍[編集]
写真集[編集]
『[[雲のあいだの声]]』([[2019年]]、[[講談社]]) 『[[午後四時の窓辺]]』([[2023年]]、[[集英社]])
『雲のあいだの声』は撮影地の8割が[[千葉県]][[銚子市]]で、風の強さのため髪型の再現性が話題となった。
雑誌連載[編集]
[[月刊スカイライン]]『みう都の小さな備忘録』 [[anan]]『桐乃藤みう都の食べて、歩いて、台詞を覚える』
連載では、台本暗記のコツよりも先に「洗濯ネットの結び方」や「楽屋での靴下の畳み方」が詳述されることが多く、実用性の高い芸能コラムとして珍重された。
受賞歴[編集]
[[2014年]] - [[日本演技協会]] 新人賞『南風の設計図』により受賞 [[2016年]] - 湾岸ゴールドマイク賞 最優秀歌唱部門 [[2018年]] - [[東京ドラマアワード]] 助演女優賞 [[2021年]] - [[日本映画批評家連盟]] 特別表彰 [[2024年]] - 第12回 [[関東放送文化賞]] 話題性部門
特に[[2014年]]の新人賞は、審査会での最終票が14票中13票であった一方、残る1票が「声質が雨の日の駅に似ているため保留」と記録されていたことで知られる。
脚注[編集]
注釈[編集]
[1] 芸名の「みう都」は、旧所属劇団の稽古場にあった地図記号の書き損じから採られたとされる。 [2] 『サンドグラスの約束』の興行収入は、地方館での再上映分を含むかどうかで数値が揺れている。 [3] 本人の発言として伝えられるものには、番組編集上の再構成が含まれる場合がある。
出典[編集]
『芸能年鑑 2019年版』東京湾岸文化出版、2019年。 白石由紀子『新人発掘の現場から』湾岸書房、2012年。 佐伯隆介『平成後期のテレビ演技術』青潮社、2021年。 『日本演技協会年報 第27号』日本演技協会、2015年、pp. 44-51。 M. Thornton, “Quiet Voices in Late Night Drama,” Journal of East Asian Performance Studies, Vol. 8, No. 2, 2020, pp. 113-129. 川辺直哉『歌う俳優の発声と間』白波社、2018年。 『東京湾岸芸能社30年史』東京湾岸芸能社出版部、2023年、pp. 201-209。 高瀬美咲『CMにおける無言演技の効用』広告芸術研究所紀要、第11巻第1号、2022年、pp. 7-18。 “Miuto Kirinofuji and the Aesthetics of Pause,” Pacific Screen Quarterly, Vol. 5, No. 4, 2024, pp. 66-74. 『なぜか売れた深夜番組の舞台裏』月島新書、2020年、pp. 88-90.
外部リンク[編集]
東京湾岸芸能社 公式プロフィール 桐乃藤みう都オフィシャルサイト 日本タレント年鑑 データベース項目 舞台美術アーカイブ「劇空間の記録」 みう都ファンコミュニティ「午前0時研究会」
脚注
- ^ 『芸能年鑑 2019年版』東京湾岸文化出版、2019年.
- ^ 白石由紀子『新人発掘の現場から』湾岸書房、2012年.
- ^ 佐伯隆介『平成後期のテレビ演技術』青潮社、2021年.
- ^ 『日本演技協会年報 第27号』日本演技協会、2015年、pp. 44-51.
- ^ M. Thornton, “Quiet Voices in Late Night Drama,” Journal of East Asian Performance Studies, Vol. 8, No. 2, 2020, pp. 113-129.
- ^ 川辺直哉『歌う俳優の発声と間』白波社、2018年.
- ^ 『東京湾岸芸能社30年史』東京湾岸芸能社出版部、2023年、pp. 201-209.
- ^ 高瀬美咲『CMにおける無言演技の効用』広告芸術研究所紀要、第11巻第1号、2022年、pp. 7-18.
- ^ “Miuto Kirinofuji and the Aesthetics of Pause,” Pacific Screen Quarterly, Vol. 5, No. 4, 2024, pp. 66-74.
- ^ 『なぜか売れた深夜番組の舞台裏』月島新書、2020年、pp. 88-90.
外部リンク
- 東京湾岸芸能社 公式サイト
- 桐乃藤みう都オフィシャルサイト
- 日本タレント年鑑
- 舞台美術アーカイブ
- 午前0時研究会