革命的共産主義者同盟ホッジャ主義派
| 名称 | 革命的共産主義者同盟ホッジャ主義派 |
|---|---|
| 略称 | RCAF |
| ロゴ/画像 | 赤地に白い巻物と稲妻、中心に「H」の意匠 |
| 設立(設立年月日) | |
| 本部/headquarters(所在地) | 東京都千代田区九段北三丁目 |
| 代表者/事務局長 | 事務局長・ |
| 加盟国数 | —(国内団体) |
| 職員数 | 常勤職員 38人、運動員 1,240人(自己申告) |
| 予算 | 年間 6億3,450万円(2021年度見込み) |
| ウェブサイト | RCAF公式掲示板 |
| 特記事項 | 他党派・海外勢力を「修正主義」と分類する内部行政を行う |
革命的共産主義者同盟ホッジャ主義派(かくめいてき きょうさんしゅぎしゃ どうめい ホッジャしゅぎは、英: Revolutionary Communists Alliance — HoĐjaist Faction、略称: RCAF)は、の達成を目的として設立されたである[1]。設立。本部は東京都千代田区に置かれている。
概要[編集]
革命的共産主義者同盟ホッジャ主義派(RCAF)は、国内の複数の学習サークルを前身として、を最終目標に掲げる政治団体である[1]。同派は、理論的基軸としてを採用し、「資本主義の延命装置」や「修正主義の集積」を徹底的に排除する方針を、機関決議として整備しているとされる。
同派の特徴は、政治的同盟を「革命同盟」ではなく「選別された共同作業」に限定し、原則として外部組織との名目提携も「一時的な戦術」と位置付ける点にある。また、活動の多くは街頭講義、工場見学型の宣伝、そして“純化監査”と呼ばれる内部監督制度で構成されている。
なお、同派は自己紹介資料の中で、創設直後から「外部の時間割を採用しない」運用を行ったとも説明している。具体的には、集会開始時刻を毎週分単位で変更し、会員の遅刻率を観察することで「改良主義の兆候」を検出するという、奇妙に実務的な監査が行われたと伝えられる。
歴史/沿革[編集]
前史:理論輸入と分岐[編集]
同派の前身は、1970年代初頭に東京都内で活動していた「反帝国史研究会」(後に無期限停止)と「実戦宣伝講座」(後に改組)とされる。両者は当初、大学キャンパスでの講義中心であったが、1972年の“冬季討議”を境に、理論の選別が始まったとする記録がある。特に、討議参加者の名簿が凍結された日付が11月17日であることから、その日が創設日とされている。
分岐の火種は、革命の速度論にあったと説明される。一方は「速度を統計で管理するべき」と主張し、他方は「速度管理は修正主義の窓口」と反論した。結局、少なくとも一次資料上では、前者が多数を占め、内部に「時間割監査室」が設置されたとされる。
成立:千代田の小規模本部[編集]
設立後、同派は千代田区の下宿一室を仮事務局として運営したとされる。そこでは、壁面に「禁則文書の棚卸し」一覧が貼られ、閲覧許可が“閲覧日”ではなく“閲覧者の人格評価”によって決まっていたとされる。もっとも、この運用は過度な管理であるとして、内部から抗議が出たが、理事会は「人格評価は革命の安全装置」として正当化したと伝えられる。
その後、1976年には宣伝部門の拠点が東京都の九段北地区へ移転され、本部機能が整えられたとされる。内部資料によれば、移転当日の荷物は合計712箱で、うち166箱が“理論用”と記載されたという。箱数の根拠は不明であるが、同派はこの数字を「前線の貯蔵量」として繰り返し参照したとされる。
組織(組織構成/主要部局)[編集]
同派は、最高意思決定機関としてを置き、同派の内部規程はによって運営されるとされる。総会は年2回の定例であり、決議は“採択”ではなく“革命適格性の更新”と呼ばれる手順を経るのが特徴である[2]。
主要部局としては、宣伝活動を管轄する「革命的広報局」、内部点検を担う「純化監査室」、資金配分を決定する「戦費審議室」が置かれているとされる。また、外部との窓口として「分断防波堤局」が設置され、協力要請のうち一定条件を満たさないものは即時に却下される運用が取られている。
このほか、教育を担当する「ホッジャ主義学習部」が存在し、毎学期末に“自己検証レポート”を提出させる。提出様式は、用紙サイズをA4に固定する一方、記入欄の行数を毎回19行、21行、23行と周期的に変えることが推奨されているという。周期の理由は「資本主義の標準化への抵抗」と説明されているが、同時に単なる管理の側面があるとの指摘も、内部外に存在したとされる。
活動/活動内容[編集]
同派は、路上講義やビラ配布を中心に活動を行っているとされるが、それらは単なる宣伝ではなく、参加者の“場の規律”を重視する方式で実施される。例えば、街頭講義の開始前に配布物を机上に一列整列させ、整列順が「修正主義度」の自己申告と一致しない場合は、その参加者を“学習課題”に回す運用が採られたと報告されている。
また、工場見学を「観察戦闘訓練」と呼び、撮影を禁止したうえで、見学終了後に参加者へ「所管ラインの推定」問題を解かせるという。ここでいう所管とは、実在の現場における部門ではなく、理論上の“支配構造の分岐”を指すとされ、見学者には現場の人員配置を比喩的に語らせることが求められた。
資金・人員面では、独自の“孤立運用”が有名とされる。同派は他団体との共同イベントに参加しない方針を掲げ、「孤立は衰弱ではなく純度の保護」としている。その一方で、孤立運用の結果として、現場での動員は限定的になったとも指摘されている。内部資料では、動員数が「増加」ではなく「適格性の比率」で評価されると記されている。
財政[編集]
同派の予算は、自己申告ベースで年間6億3,450万円であるとされる(2021年度見込み)。内訳は、理論出版費に約1億2,800万円、街頭活動費に約9,600万円、教育費に約7,300万円、さらに“革命的運用費”として約1億4,500万円が計上されるとされる[3]。
分担金は会員の収入階層に応じて算定され、最下位階層は月額7,200円、中位は月額2万1,400円、上位は月額5万8,000円と説明される例がある。ただし、これらの金額は内部パンフレットで提示されたもので、実際の運用との差がある可能性も指摘されている。
資金管理は戦費審議室が担うとされ、出納は四半期ごとに理事会へ報告される。会計監査は監査室が実施するが、監査室は“数字の整合性”に加えて“数字の語彙”まで検査するという、細部に踏み込んだ評価を採っていたとされる。
加盟国(国際機関の場合)[編集]
同派は日本の政治団体として運営されており、の概念は直接には適用されない。しかし、海外の同調サークルを「海外連絡点」として登録する制度は存在するとされる。
この制度では、連絡点は国家ではなく“言語環境”を単位として登録されるとされ、英語圏は「拡散リスクが高い」として監督頻度が高く設定される一方、北欧圏は「翻訳コストが高い」とされ監督頻度が低く設定される、といった内部整理が存在したと報じられている。
ただし、海外連絡点の実在は十分に確認されていない。内部文書では、海外連絡点の数は“3つ以上”とだけ記載されることが多く、正確な人数は公開されないとされる。
歴代事務局長/幹部[編集]
事務局長は同派の中心的役職であり、活動の方針を決定する理事会へ報告する立場とされる。初代事務局長は北海道出身のとされ、在任中は“講義の所要時間を厳密に秒単位で管理する”施策が導入されたとされる。
第二代事務局長には長野県のが据えられたとされ、この時期には教育制度の様式が統一され、自己検証レポートの提出形式が固定されたと伝えられる。その後、第三代として東京都在住のが就任し、千代田本部の運営規程を整えたと説明される。
近年の幹部構成では、広報局長に、監査室長に、戦費審議室長にが就いているとされる。これらの人物名は内部配布資料の見出しに現れることが多いが、外部での確認は限定的であるとされる。
不祥事[編集]
同派は過去に複数の内部不祥事が指摘されたとされ、特に問題視されたのが“禁止文書の再配布”に関する事案である。内部資料によれば、禁止文書は棚卸しのたびに焼却される手順とされていたが、1984年の春検査で、焼却予定の段ボールが“保管箱”へすり替わっていたとされる[4]。
また、純化監査室による点検が過剰であったとして、参加者のメンタルに悪影響が出たとの噂が流れたとされる。具体的には、街頭講義の翌日に提出させる“所管ライン推定”の課題が難度過多で、未提出者に対して「再教育だけでなく償却」を求めた運用があったとする証言がある。ただし、これらの証言は内部の対立関係に基づく可能性もあり、真偽は確定していないとされる。
さらに、会計面では“革命的運用費”の内訳が曖昧だとして、一部の会員が分担金の使途説明を求めたとされる。このとき理事会は「説明は報告の段階であり、説明要求は党派性の欠如」として処理したとされ、内部の離反を招いた可能性が指摘されている。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 山辺宗矩『革命的共産主義者同盟の内部規程(付・時間割監査の記録)』曙光社, 1979.
- ^ Kiyo Takeuchi, “On the Purity Audit Mechanism in Japanese Sectarian Groups,” Vol. 12, No. 3, Journal of Political Improvisation, 1981.
- ^ ミナト・ラディ『ホッジャ主義の国内翻訳と決議文の言い換え』新潮学術文庫, 1986.
- ^ 鈴岡千歳『分断防波堤局と決議採択の儀式化』月曜憲章出版社, 第2巻第1号, 1992.
- ^ E. Verden, “War Funds and Administrative Vocabularies: A Comparative Note,” Vol. 5, No. 2, International Review of Budgetary Rhetoric, 2004.
- ^ 佐手内楓『千代田本部移転の物流統計(箱数の意味論)』九段文庫, 2009.
- ^ A. Mertens, “Self-Verification Reports as Governance Technology,” Vol. 19, No. 7, Journal of Sect Dynamics, 2013.
- ^ 東雲真鉄『分担金体系の再構成—革命的運用費の位置づけ』RCAF編纂室, 2021.
- ^ 渡瀬光冬『街頭講義の秒単位運用と教育効果』実戦宣伝研究会, pp. 113-144, 1977.
- ^ 小石川文雄『理事会・総会・決議の言い回し:要点のみ』(抄録)中央法制アーカイブ, 1995.
外部リンク
- RCAF公式掲示板
- 千代田革命史アーカイブ
- 純化監査データベース(要閲覧)
- 戦費審議室・公開要約
- 時間割監査ログ倉庫