THE CONTest 〜全国学生コント頂上決戦〜
| 番組名 | THE CONTest 〜全国学生コント頂上決戦〜 |
|---|---|
| 画像 | THE_CONTest_logo.svg |
| 画像説明 | 番組ロゴ |
| ジャンル | バラエティ番組、コメディ番組 |
| 構成 | 佐伯真一、黒川ミドリ |
| 演出 | 久住壮太 |
| 司会者 | 藤堂ユウ、朝比奈レイ |
| 出演者 | 全国学生芸人連盟ほか |
| ナレーター | 真壁遼 |
| OPテーマ | Drive Your Punchline |
| EDテーマ | 帰り道のバックステージ |
| 企画 | 学生放送企画室 |
| 製作/制作 | 日央放送、北雲プロダクション |
| 制作局 | 日央放送 |
| プロデューサー | 小澤千尋、三宅仁美 |
| チーフ・プロデューサー | 青木隆平 |
| 製作総指揮 | 水無瀬要 |
| 放送国 | 日本 |
| 映像形式 | ハイビジョン放送 |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 字幕 | 文字多重放送 |
| データ放送 | 連動データ放送 |
| 放送期間 | 2021年10月9日 - 放送中 |
| 放送時間 | 土曜 23:00 - 23:30 |
| 放送分 | 30分 |
| 放送回数 | 128回 |
| 放送枠 | 土曜23時台バラエティ枠 |
| 外部リンク | 公式サイト |
| 外部リンク名 | THE CONTest 公式 |
| 特記事項 | 初期は公開収録形式、2023年より地方収録を導入 |
| 番組名1 | THE CONTest SP 秋の学生コント祭り |
| 放送期間1 | 2021年11月 |
| 放送時間1 | 土曜 23:00 - 23:54 |
| 放送分1 | 54分 |
| 放送枠1 | 特別拡大枠 |
| 放送回数1 | 1回 |
| 番組名2 | THE CONTest 〜関東予選LIVE〜 |
| 放送期間2 | 2022年4月 - 2022年6月 |
| 放送時間2 | 金曜 24:30 - 25:00 |
| 放送分2 | 30分 |
| 放送枠2 | 深夜スポーツ・芸能複合枠 |
| 放送回数2 | 12回 |
『THE CONTest 〜全国学生コント頂上決戦〜』(ざ こんてすと ぜんこくがくせいこんとちょうじょうけっせん、{{Lang-en-short|''THE CONTest: National Student Sketch Summit''}}、''Za Kontesuto: Zenkoku Gakusei Konto Chōjō Kessen'')は、[[日央放送系列|系列]]で([[令和]]3年)から毎週23時台([[日本標準時|JST]])に放送されている[[バラエティ番組]]。学生芸人の即興力を競う深夜帯の[[冠番組]]として知られる[1]。
概要[編集]
『THE CONTest 〜全国学生コント頂上決戦〜』は、系列で放送されている学生芸人参加型の[[バラエティ番組]]である。全国の大学・専門学校・高等専門学校の演劇サークル、落語研究会、お笑い同好会などを横断的に集め、30秒から3分程度の短編コントで勝敗を競う形式を採っている[2]。
番組名の「CONTest」は、コントとコンテストをかけた造語とされるが、初期の企画書では「Contest of Noisy Talents」と書かれていたという説もある。番組開始当初はの小劇場での公開放送を中心としていたが、2023年以降は、、などで地方収録を行うようになった。
放送時間の変遷[編集]
レギュラー放送はに開始され、当初は毎週23:00 - 23:30の放送であった。視聴率は初回で3.8%を記録し、深夜帯の学生番組としては異例の数字とされた[3]。
2022年4月からは一時的に放送枠が移動し、毎週24:30 - 25:00の編成で放送された。その後、同年10月より再び土曜23時台に戻され、以降は30分枠のまま安定している。なお、年末特番の時期には生放送で60分に拡大されることがあり、2024年の年越し直前回は連動データ放送の投票数が12万票を超えたとされる[4]。
出演者[編集]
司会者[編集]
司会はとの二人体制である。藤堂は芸人出身で、番組内では「台本を読まない進行」で知られ、朝比奈は舞台俳優出身として学生芸人の芝居の粗を拾う役割を担っている。二人は開始前にの稽古場で週1回の読み合わせを行っていたとされる[要出典]。
また、ナレーターのが試合終了時に入れる「この一言で人生が変わる」という決め台詞が、SNS上で小さな流行語となった。
レギュラー出演者[編集]
準レギュラーには、審査員席を兼ねる、分析役の、舞台転換を担当する学生スタッフ代表のがいる。山科は元放送作家であるが、番組内では毎回一つだけ古い漫才用語を持ち出す癖があり、これが若手出演者の間で「山科チェック」と呼ばれている。
2023年には、即興音響担当としてが加入し、効果音を生演奏するコーナーが新設された。彼女の古いアコーディオンにより、優勝ネタが妙に泣ける方向へ寄る回が増えたとされる。
歴代の出演者[編集]
歴代出演者は延べ430組以上に及ぶ。特にの「白樺スモールトーク」や、の「赤点バンブー」など、学校名よりユニット名の方が先に覚えられる例が多い。
なお、2022年秋には、3回戦敗退直後の学生が舞台袖で即席ユニットを組み、翌週の補欠枠から優勝した事例があり、番組史上もっとも不自然な下剋上として語られている。
番組史[編集]
企画成立まで[編集]
本番組の原型は、にの若手制作陣が行った「大学芸人のネタを1分だけ見たい」という社内アンケートにあるとされる。当時、深夜バラエティの新規企画としては珍しく、学園祭の巡回録画班が直接企画書の下書きを集めた点が特徴であった。
企画の中心人物であるは、学生演劇の熱量をテレビ用に圧縮するには、審査よりも「対決の見せ方」が重要であると主張し、これが後のトーナメント形式につながった。初期案には「全国学生お笑い甲子園」という案もあったが、商標の都合で断念したという。
放送開始後の変化[編集]
放送開始後、番組は地方大学からの応募が急増し、2022年には応募数が1,480組に達した。うち実際に収録まで進んだのは72組で、採用率の低さがかえって「本気度の証明」として宣伝に使われた。
2023年の第2期では、審査基準に「コントの完成度」だけでなく「舞台装置の片付け速度」が加わり、物議を醸した。これにより、机を一瞬で畳める工学系サークルが有利になったとされるが、制作側は「番組の現場運営上の必要」であるとしている。
社会的反響[編集]
番組は学生芸人の露出機会を広げた一方、大学のサークル勧誘において「番組に出られるか」が過度に重視される現象も生んだ。とくにでは、文化祭シーズンに「THE CONTest対策講座」を名乗る模擬審査会が増え、学内広報と混同される事例が相次いだ。
また、番組放送後に「30秒以内で笑わせる」形式が短尺動画文化と親和的であるとして、SNSでの切り抜き拡散が進んだ。もっとも、編集部は毎週「切り抜かれた時点でオチが半分死ぬ」と嘆いている。
番組構成・コーナー[編集]
メイン対戦『3分間一本勝負』[編集]
番組の中心は、2組が持ち時間3分でコントを披露する『3分間一本勝負』である。審査員5名が赤・青の札で判定し、引き分けの場合は観客席の学生代表による挙手で決着をつける。
このコーナーでは、台本の完成度よりも「1回笑いが起きた後にどれだけ立て直せるか」が重視される。2024年には、冒頭10秒で小道具の椅子が壊れた組が、その事故を丸ごとネタにして逆転勝利した。
主要コーナー『即興お題リレー』[編集]
『即興お題リレー』は、番組開始当初からある人気コーナーで、前の組が残した小道具を使い、次の組が即座に別設定のコントへ繋げる形式である。ここではの倉庫に保管される「使い回し道具箱」が活躍する。
初回は紙袋と発泡スチロールのみで成立する想定だったが、回を重ねるにつれ、なぜか業務用の太鼓や等身大のホワイトボードが常備されるようになった。制作側は「お題の自由度を確保するため」と説明しているが、視聴者の間では「ただの備品不足ではないか」とも言われている。
主要コーナー『学内推薦コント』[編集]
2023年に新設された『学内推薦コント』は、各学校の教職員やOBが「この組なら全国に出してよい」と推薦したユニットだけが参加できるコーナーである。推薦状には学内の備品借用履歴まで添付されるという。
このコーナーでは、推薦された組が本番直前まで自信満々である一方、実際の舞台では過去の内輪ネタを持ち込みすぎて空回りする例が目立つ。しかし、そうした失敗が逆に学校名の知名度向上につながることがあるため、地方広報担当からは密かに歓迎されている。
シリーズ・企画[編集]
番組はレギュラー放送のほか、春・夏・冬の年3回、地区予選をまとめた特別編を展開している。『THE CONTest 春の予選強化月間』ではとの2会場を中継で結び、放送分が通常の30分から90分に拡大された。
また、2024年からは『女子学生限定ミニマム杯』と『高専ロボットコント選手権』が派生企画として放送され、番組の裾野を広げた。ただし後者はロボットの制御ミスで3回連続して鉄板ネタが崩壊し、むしろ学生の突発対応力を競う形になった。
オープニング・テーマ曲[編集]
オープニングテーマはの『Drive Your Punchline』である。ブラスとシンセを混ぜた軽快な曲調で、番組開始時のタイトルアニメーションでは、巨大なマイクが風のステージを突き抜ける映像が用いられている。
エンディングテーマはの『帰り道のバックステージ』で、敗退した学生が帰りの電車で次回案を練る様子を想起させる構成である。第37回以降は、審査員が歌詞に合わせて小さく手拍子を入れる演出が定着した。
スタッフ[編集]
歴代のスタッフ[編集]
初期のスタッフには、演出の、構成の、、美術のがいた。久住は舞台転換のテンポを重視し、収録前日にセットをわざと半分だけ組ませる独自の訓練を導入したことで知られる。
2023年以降は配信対応のため、データ放送担当に、SNS切り抜き監修にが加わった。千葉は「炎上しない切り抜き」の設計で評価されたが、実際には毎回1本だけ妙に拡散する素材を残すため、効果があったのかは定かでない。
制作体制の変化[編集]
番組は収録中心であるが、年度末の決勝回では公開放送が採用されることがある。その際、制作局のは観客整理のためにのイベント会社と契約し、入場時に笑い声の音量を測るという独特の運営を行った。
なお、2024年の特番では、チーフ・プロデューサーのが「学生番組の宿命として、優勝校よりも“途中で壊れた小道具”のほうが長く記憶される」と語ったとされる。
ネット局と放送時間[編集]
本放送は系列で放送されているが、一部地域では放送枠の都合により1週間遅れまたは2週間遅れでのネットとなっている。特に、、の一部系列局では、地方大学の収録回を優先して編成するため、放送順が前後することがある。
また、からは配信元として『Nio Stage+』で見逃し配信が実施され、全国同時視聴の指数が「深夜学生バラエティとしては異例」と評された。字幕とデータ放送の連動により、視聴者は審査予想を投稿できるが、的中率の高い者は番組内で「野生の放送作家」と呼ばれる。
特別番組[編集]
特別番組としては、2021年末の『THE CONTest SP 秋の学生コント祭り』がよく知られている。これは本編初の拡大版であり、通常の審査に加えて、敗者復活戦を2段階導入したため、放送時間の半分が裏回しに費やされた。
2024年の『THE CONTest 年末総決算 48組連続ネタ祭り』では、放送分が2時間に拡大され、スタジオの換気のために途中で1回だけCMの代わりに窓が開けられたという。制作上は珍事であるが、視聴者には妙な開放感があったとして好評であった。
関連商品[編集]
関連商品としては、2022年に『THE CONTest 公式ネタ帳 1分で作る学生コント』がから刊行された。収録組のネタの骨組みだけを抜粋した実用書で、大学の演劇部や放送研究会で半ば教本のように扱われている。
また、2024年には初のDVD『THE CONTest 全国学生コント頂上決戦 2021-2023 BEST SELECTION』が発売され、特典映像には「舞台袖で叫び続ける司会者集」と「敗退後の反省会を早送りした2分半」が収められた。付録のステッカーは、なぜか優勝校のロゴよりもマイクの故障箇所の図解が人気であった。
受賞歴[編集]
には主催の『深夜番組企画賞』を受賞した。審査講評では「若年層の笑いをコンテスト化した点が新しい」と評価された一方、「学生側の精神的負荷が高すぎる」との指摘もあった。
にはの特別部門を受賞し、番組側は受賞コメントで「賞状よりも控室の延長コードを増やしてほしい」と述べた。もっとも、授賞式の帰りに優勝校OBがそのまま別番組の構成会議に呼ばれたという逸話があり、番組の人材流動化を象徴する出来事として語られている。
使用楽曲[編集]
番組内で使用される楽曲は、基本的に短尺でループしやすいものが多い。対戦開始時にはの『Punchline Parade』、結果発表時にはの『A Stage After the Laughter』が使われる。
また、地方収録回ではその土地にちなむ民謡風アレンジが流されることがあり、収録回ではなぜか尺八とエレキベースが同時に鳴る独自の編曲が採用された。この編曲は一部の視聴者に「妙に落ち着く」と好評で、番組の隠れた名物となっている。
脚注[編集]
注釈
[1] 番組名の正式な英語表記については制作資料ごとに揺れがある。 [2] 学校種別の内訳には年度により変動がある。 [要出典] 司会者の稽古頻度については関係者証言のみである。
出典
1. 佐伯真一『深夜バラエティの現場論』北雲社, 2022年. 2. 水無瀬要「学生芸人番組の審査設計」『放送研究季報』Vol.18, No.2, 2021, pp.44-61. 3. 日央放送編『THE CONTest 制作年報2022』日央放送出版部, 2023年. 4. 黒川ミドリ「公開収録における観客反応の定量分析」『メディア実験論集』第9巻第1号, 2024, pp.12-29. 5. Margaret H. Thornton, “Youth Comedy Competitions and Late-Night Scheduling,” Journal of East Asian Broadcast Studies, Vol.7, No.4, 2023, pp.101-118. 6. 青木隆平『番組は小道具で決まる』北雲新書, 2024年. 7. 山科マサル「笑いの判定基準は本当に5人で足りるのか」『放送と批評』第31号, 2022, pp.7-15. 8. 日央放送『連動データ放送利用報告書 THE CONTest版』2024年版. 9. 佐藤いずみ『地方収録と学生文化圏』港湾教育出版社, 2024年. 10. L. Bennett, “The Contest as Campus Diplomacy,” Media & Performance Review, Vol.12, No.1, 2024, pp.55-73.
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
THE CONTest 公式サイト
日央放送 番組ページ
Nio Stage+ 配信ページ
全国学生コント連盟 アーカイブ
番組研究室『THE CONTest年鑑』
脚注
- ^ 佐伯真一『深夜バラエティの現場論』北雲社, 2022年.
- ^ 水無瀬要「学生芸人番組の審査設計」『放送研究季報』Vol.18, No.2, 2021, pp.44-61.
- ^ 日央放送編『THE CONTest 制作年報2022』日央放送出版部, 2023年.
- ^ 黒川ミドリ「公開収録における観客反応の定量分析」『メディア実験論集』第9巻第1号, 2024, pp.12-29.
- ^ Margaret H. Thornton, “Youth Comedy Competitions and Late-Night Scheduling,” Journal of East Asian Broadcast Studies, Vol.7, No.4, 2023, pp.101-118.
- ^ 青木隆平『番組は小道具で決まる』北雲新書, 2024年.
- ^ 山科マサル「笑いの判定基準は本当に5人で足りるのか」『放送と批評』第31号, 2022, pp.7-15.
- ^ 日央放送『連動データ放送利用報告書 THE CONTest版』2024年版.
- ^ 佐藤いずみ『地方収録と学生文化圏』港湾教育出版社, 2024年.
- ^ L. Bennett, “The Contest as Campus Diplomacy,” Media & Performance Review, Vol.12, No.1, 2024, pp.55-73.
外部リンク
- THE CONTest 公式サイト
- 日央放送 番組案内
- Nio Stage+
- 全国学生コント連盟
- 北雲プロダクション