すもももも
| 芸名 | すもももも |
|---|---|
| ふりがな | ももやま すももも |
| 画像ファイル | Sumomomomo_Momoyama_2023.jpg |
| 画像サイズ | 250px |
| 画像コメント | 2023年の舞台挨拶にて |
| 生年 | 1994年 |
| 生月 | 8月 |
| 生日 | 23日 |
| 身長 | 162 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、舞台、音楽活動 |
| 活動期間 | 2012年 - |
| 活動内容 | 舞台出演、バラエティ、シングル歌手 |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | 東映芸能 |
| 公式サイト | 東映芸能 公式プロフィール |
| 主な作品 | 『桃の呼吸、三拍子。』『薄紅の国道』『もももナイト』 |
| 受賞歴 | 第17回関東演劇新人賞 |
桃山 すももも(ももやま すももも、[[1994年]]〈[[平成]]6年〉[[8月23日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[東映芸能]]に所属している。愛称は「ももも」で、主演作『桃の呼吸、三拍子。』などで知られる[1]。
略歴・来歴[編集]
すももももは、[[東京都]][[三鷹市]]出身の[[俳優]]である。幼少期から地元の児童劇団に所属し、[[2012年]]に[[渋谷区]]の小劇場で上演された『柘榴坂の三拍子』でデビューしたとされる。同作では台詞量が異様に多い役を与えられ、以降、早口と反復表現に強い若手として注目された。
[[2014年]]、[[NHK Eテレ]]の語学バラエティ『ことばの温室』で準レギュラーを務めたことにより一般層にも認知が広がった。同年には[[日本テレビ]]系ドラマ『薄紅の国道』に出演し、当時まだ18歳でありながら、郊外のパーキングエリアで人生相談をする青年という難役を演じて話題となった。なお、この役名がそのまま愛称の「ももも」の由来になったとする説があるが、本人は後年のインタビューで「現場の弁当札の誤記である」と述べている。
[[2017年]]には映画『桃の呼吸、三拍子。』で初主演を果たした。監督のが、都内の果物店で偶然耳にした「すもももももももものうち」という早口言葉をもとに脚本化した企画であり、当初は短編の予定であったが、[[松竹]]側の意向により長編化されたという。作品は[[大阪市]]と[[福島県]][[福島市]]で小規模上映されたのち口コミで拡大し、同年のインディーズ映画興行で異例のヒットを記録した。
[[2020年]]以降は歌手活動を本格化させ、シングル「桃はまだ青い」の発売を経て、[[NHK紅白歌合戦]]の企画枠出演候補にも挙げられたが、最終的には見送られたとされる。もっとも、[[2022年]]には民放各局の年末音楽特番に連続出演しており、俳優・タレント・歌手の三分野を横断する存在として位置付けられている。
ブレイクまで[編集]
デビュー当初は舞台を中心に活動していたが、台詞の頭韻が妙に心地よいとして演出家の間で評判になった。特に[[下北沢]]の小劇場『シアター果樹園』での公演では、客席から「一度聞くと忘れない声」と評され、地方公演の物販で名前入り手ぬぐいが1週間で1,200枚売れたとされる。
音楽活動への展開[編集]
歌手転向は突然ではなく、舞台挨拶で歌う癖があったことがきっかけといわれる。[[2021年]]のミニアルバム『果肉の数だけ夜がある』では、全6曲のうち4曲が果物をモチーフにしており、特に収録曲「核のやさしさ」はラジオ局の自主規制をめぐり再編集版が流通したという。
人物[編集]
すももももは、極端に几帳面な性格として知られる。台本に現れる句読点の位置を赤鉛筆で統一しないと落ち着かず、共演者からは「現場で最も静かなのに、ノートだけがうるさい」と評されたという。
私生活では甘味を好み、特に白玉と梅酢を合わせた独自の補食を日課としている。[[神奈川県]][[鎌倉市]]の和菓子店で週1回だけ販売される限定品「ももも最中」は、本人が試食会で「この湿度は日本の夏そのもの」と語ったことにより商品化されたとされる[要出典]。一方で、舞台本番前は一切果物を口にしないという迷信を持ち、共演者が差し入れした桃を楽屋の冷蔵庫に未開封のまま3日置いた逸話がある。
愛称の「ももも」は、所属事務所内での呼称がそのまま定着したものである。本人はこの呼び名について「三回続くと優しいので、怒られにくい」とコメントしており、ファンの間では“ももも語”と呼ばれる独特の言い回しが模倣されている。たとえば謝罪の際に「すみません」を「すもみません」と発音するのが定番であるが、本人はこれを一度も正式に推奨していない。
性格・逸話[編集]
撮影現場では照明の色温度に敏感で、[[3000K]]以下の暖色照明を好む。あるドラマでは、自ら照明部に依頼して豆電球を23個追加させたため、セット全体が異様に温かい雰囲気になったとされる。
私生活[編集]
家族構成は非公表部分が多いが、祖母が茶道の師範であったため、所作の美しさはそこから学んだと本人は語っている。休日は[[国立市]]の古書店を巡ることが多く、[[平仮名]]だけで書かれた詩集を収集しているという。
出演[編集]
すももももの出演歴は、[[テレビドラマ]]を中心に、映画、舞台、劇場アニメ、バラエティ番組、ラジオ番組、CMに広がっている。特に台詞の言い回しを活かした役柄に強く、反復表現を含むセリフでは他の追随を許さないとされる。
[[2018年]]の『海辺の補習』では、[[TBSテレビ]]系の学園ドラマで問題児の英語教師を演じ、同年のドラマアカデミー賞で助演部門にノミネートされた。翌年の『駅前ローズマリー』では、[[東京]]の再開発地区を巡る市民運動の広報役として出演し、当時の若手俳優としては珍しく新聞紙面で演技が論評された。
映画では『桃の呼吸、三拍子。』のほか、『月見草の予定表』([[2019年]])、『国道17号線のひみつ』([[2022年]])に出演した。舞台では『柘榴坂の三拍子』『夜の果樹園』『もももは黙らない』で主演を務め、いずれも初日カーテンコールが予定より7分長引いたという。なお、劇場アニメ『さよなら、プラム駅』では声優として起用され、低めの囁き声が「電車内放送のようだ」と評判となった。
バラエティ番組では[[フジテレビ]]系『もももナイト』でMCを務め、[[ABCラジオ]]の深夜番組『桃井戸の時間』にもレギュラー出演している。CMでは[[JR東日本]]の観光キャンペーン、[[明治]]の果実菓子シリーズ、[[ダイハツ工業]]の小型車広告などに起用された。
テレビドラマ[編集]
『薄紅の国道』『海辺の補習』『駅前ローズマリー』などに出演した。とくに『駅前ローズマリー』では、1話ごとに異なる自販機の前で独白する役柄で、撮影現場の自販機売上が通常の1.8倍になったといわれる。
映画[編集]
『桃の呼吸、三拍子。』で初主演を果たしたほか、『月見草の予定表』では脇役ながら終盤17分にわたり無言で歩き続ける場面を担当した。監督は「歩幅が妙に一定で助かる」とコメントした。
舞台[編集]
舞台出演では、[[新宿]]の小劇場から[[大阪]]の中ホールまで幅広い。『夜の果樹園』では、開演前に客席へ配られた紙袋の中身が全て青い桃だったため、一部観客が本編と演出を混同した。
作品[編集]
歌手としての作品は、いずれも俳優活動と地続きのコンセプトを持つ。デビューシングル「桃はまだ青い」は[[2020年]]に発売され、オリコン週間30位台ながら、[[北海道]][[札幌市]]のAM局で異例の高リクエストを記録した。
アルバム『果肉の数だけ夜がある』は、果物を主題にした全6曲構成で、作詞には本人のほかとが参加した。同作の制作時、録音ブースに本物の果実を置くと音が「丸くなる」という謎のセッション規定があり、エンジニアが毎回市場で仕入れを行ったという。
映像作品では、舞台裏を追ったドキュメンタリー『ももも、移動中。』が[[WOWOW]]で放送された。これは楽屋弁当の記録とリハーサル風景が半々で構成される珍しい内容で、ファンの間では「最も地味で最も中毒性がある映像作品」と評価されている。
シングル[編集]
「桃はまだ青い」「午後三時の核」「もも色通信」の3作が代表的である。とくに「もも色通信」は、サビで一度だけ早口言葉を挟む構成が受け、[[NHK-FM]]の自主制作番組で7週連続オンエアされた。
アルバム[編集]
『果肉の数だけ夜がある』は、発売初週の売上が推定8,400枚であった。ジャケット写真は[[青森県]][[弘前市]]のリンゴ園で撮影されたが、リンゴではなく桃の木を植え替えて使ったため、撮影後に農園主と制作会社が1か月協議したとされる。
映像作品[編集]
『ももも、移動中。』の特典映像には、本人が新幹線の座席で台本を逆さに読むだけの場面が収録されている。これが「静かな演技の極致」として一部の映画学校で教材化されたという。
書籍[編集]
写真集は『桃のあいだに』と『もももの余白』の2冊がある。前者は[[鎌倉]]、[[尾道]]、[[金沢市]]で撮影され、後者はほぼ全編が控室でのオフショットで構成されている。いずれも衣装の色が淡く統一されており、編集者の間では「果物というより和紙に近い」と評された。
雑誌連載では、[[女性セブン]]系のカルチャー誌『月刊フルーツ・シアター』でコラム「すももの時間」を[[2021年]]から担当した。コラムでは稽古場で見つけた微妙な気まずさや、地方公演先の喫茶店のメニューを細かく記録しており、掲載開始から半年で計14回、本文より脚注が長い回があったとされる。
写真集[編集]
『桃のあいだに』は初版3万部、『もももの余白』は増刷を重ねて累計4万5千部とされる。特典ポストカードの一部に、本人の手書きで「なるべく青い日に開封してください」と書かれていた。
雑誌連載[編集]
連載「すももの時間」は、撮影の裏話よりも移動中の観察記録が多い。編集部によれば、本人は一度も締切を落とさなかったが、原稿の末尾に果物の絵文字を20個以上付けるため、毎号組版が少しだけ遅れたという。
受賞歴[編集]
[[2018年]]に第17回関東演劇新人賞を受賞した。受賞理由は、舞台『夜の果樹園』における「感情の立ち上がりが早い一方で、沈黙がやけに長い演技」に対してであったとされる。
[[2021年]]には[[日本タレント大賞]]の新人文化部門を受賞し、翌年には[[NHK]]関連番組での活動により、テレビ文化貢献賞の候補に挙がった。もっとも、選考会では「歌手なのか俳優なのか判然としないが、会議資料の読みやすさは抜群」と評されたという。なお、地方の自主映画祭で授与された「青果親善特別賞」は、審査員3名全員がその場で即興的に作った賞であるとも伝えられている。
主な受賞[編集]
関東演劇新人賞、日本タレント大賞新人文化部門、青果親善特別賞などがある。受賞トロフィーはすべて角の丸い円柱形で統一されており、本人は「握ると落ち着く」と語っている。
ノミネート歴[編集]
ドラマアカデミー賞、音楽番組優秀歌唱賞、舞台芸術賞などにノミネートされた。いずれも最終選考で落選することが多いが、業界内では「ノミネートされると番組の空気が少しやわらぐ」との声がある。
脚注[編集]
注釈 [1] 事務所公式プロフィールでは、芸名の表記揺れとして「すももももぉ」が一時期掲載されていた。 [2] 早口言葉由来説は、本人の卒業アルバムの寄せ書きにまで遡るとする研究があるが、編集者間で見解が割れている。
出典 [3] 『月刊フルーツ・シアター』2021年9月号、特集「桃色の現場とその周辺」。 [4] 東映芸能『すもももも 公式年譜』2023年版。 [5] 片桐譲二『桃の呼吸、三拍子。制作日誌』青林企画、2018年。
注釈[編集]
芸名の由来については諸説あるが、現場での誤記説が最も広く知られている。なお、本人はこの件を積極的に否定していない。
出典[編集]
テレビ情報誌、映画パンフレット、事務所資料、舞台公演プログラムなどが用いられた体裁になっている。
外部リンク[編集]
東映芸能 公式プロフィール
すもももも オフィシャルファンクラブ「ももも会」
『桃の呼吸、三拍子。』特設サイト
月刊フルーツ・シアター 連載アーカイブ
もももナイト 番組ページ
脚注
- ^ 片桐譲二『桃の呼吸、三拍子。制作日誌』青林企画, 2018.
- ^ 佐伯里奈「すももももという発音美学」『演劇研究』Vol. 14, No. 2, pp. 33-49, 2019.
- ^ 東映芸能広報部『すもももも 公式年譜』東映芸能出版, 2023.
- ^ Margaret H. Thornton, “Phonetic Repetition and Idol Branding in Contemporary Japan,” Journal of Pop Culture Studies, Vol. 22, No. 4, pp. 118-136, 2021.
- ^ 高橋ミサ「地方公演における果実意匠の利用」『舞台美術』第31巻第1号, pp. 55-67, 2020.
- ^ Jean-Luc Morita, “The Fruitless Star: A Case Study of Momomomo,” Asian Entertainment Review, Vol. 9, No. 1, pp. 7-24, 2022.
- ^ 月刊フルーツ・シアター編集部『もももの時間』フルーツ社, 2021.
- ^ 大森志保「早口言葉と若手俳優の発声訓練」『声と身体』第18巻第3号, pp. 201-219, 2018.
- ^ Caroline E. Webb, “When a Caption Becomes a Career: Mistakes in Japanese Talent Naming,” Media Folklore Quarterly, Vol. 5, No. 2, pp. 90-101, 2020.
- ^ 吉澤レモン『果肉の数だけ夜がある』ライム書房, 2021.
外部リンク
- 東映芸能 公式サイト
- すもももも オフィシャルファンクラブ
- 月刊フルーツ・シアター
- もももナイト 公式ページ
- 日本タレントデータ倉庫