のだ
| 名前 | のだ |
|---|---|
| 画像 | のだ(ライブ写真) |
| 画像説明 | 雨天の街中セットで撮影されたジャケット写真 |
| 画像サイズ | 250px |
| 画像補正 | none |
| 背景色 | #0b1f3a |
| 別名 | NODA(略称) |
| 出生名 | — |
| 出身地 | 世田谷区(結成時の拠点) |
| ジャンル | サイケデリック・ポップロック |
| 職業 | バンド |
| 担当楽器 | 作詞作曲・ボーカル/ギター/ベース/ドラム |
| 活動期間 | 2008年 -(断続的活動) |
| レーベル | 白昼アーカイブ・レコード |
| 事務所 | 蒼灯音楽企画 |
| 共同作業者 | 気鋭の作曲家・音響エンジニア多数 |
| メンバー | (Vo/Gt)・(Ba)・(Dr)・(Key/Sampling) |
| 旧メンバー | (Gu)(短期在籍) |
| 公式サイト | https://nodaband.example.jp |
のだ(のだ)は、[[日本]]の4人組[[ロックバンド]]である。所属事務所は[[蒼灯音楽企画]]。レコード会社は[[白昼アーカイブ・レコード]]。[[2008年]]に結成、[[2013年]]にメジャーデビュー。略称および愛称は「NODA」。公式ファンクラブは「夜更かしのだ部」。
概要[編集]
のだは、2008年に[[東京都]]世田谷区の小規模スタジオで結成された4人組ロックバンドである。特徴として、曲中に挿入される語尾の反復——特に「のだ」というフレーズ——がメディアでしばしば話題になった。
結成当初はインディーズとしてライブハウスを巡り、2013年にメジャーデビューを果たした。以後、テレビ番組のテーマ曲や大型タイアップを獲得し、累計売上枚数は2024年時点で約318万枚と推定されている[1]。ただし、その数字の算定方法は公式発表でも曖昧であり、のだ自身は「“のだ”の気分で数えるべき」と述べたとされる[2]。
メンバー[編集]
渡辺精一郎はボーカルとギターを担当し、歌詞では語尾の断定をわざと崩す作風で知られる。藤堂リツはベースを担当し、音の輪郭を“言い切り”に寄せることで知られている。
小早川アキトはドラムを担当し、秒単位の複雑なメトロノーム運用を好む。日下コヨミはキーボードとサンプリングを担当し、後述する「のだ」の語源解釈を音響的に再現する演出を担った。
なお、初期のメンバーには牧野ヒロム(ギター)が在籍していたが、録音テイクの合間に「のだ」を言い換えすぎたことが理由で短期間で離脱したとされる[3]。この出来事はファンの間で“語尾忠誠事件”として語り継がれている。
バンド名の由来[編集]
バンド名の「のだ」は、メンバーが敬語の研究をしていた時期に見つけた“会話中の確率”に由来すると説明されている。すなわち、渡辺精一郎が[[国立国語研究所]]図書室で閲覧したという架空の内部資料では、語尾「のだ」が話者の自己補正(自分の発言を整える挙動)に最も多く出現する、と記述されていたとされる[4]。
もっとも、のだの公式サイトでは、語源は「“のだ”は言葉を温める」とだけ簡潔に書かれており、論文としての裏取りは示されていない。一方で、初期ライブのMC映像では「“のだ”はロックの呼吸法である」と語られており、視聴者の解釈が割れている。
また、サンプリング素材として実際に用いられたとされる音声は、[[埼玉県]]内の古い自動放送装置から採取されたものだとされるが、出所確認は困難であるとされる[5]。
来歴/経歴[編集]
結成(2008年)[編集]
のだは、2008年春に[[東京都]]世田谷区の“24時以降入場可”スタジオで結成されたとされる。当時のメンバーは、完成稿ではなく「失敗したテイク」を主題に据えた楽曲作りを行っており、そこから「のだは間違いを確定する」という理念が形作られたとされる[6]。
インディーズ期(2009年-2012年)[編集]
2009年、のだは月内に3回だけ録音できる“契約上の時間”を理由に、1曲の中で同じ語尾を計27回鳴らす実験を実施した。これが評判となり、当時の配布デモは合計で1,941部を売り上げたと記録されている[7]。もっとも、部数の算定には「返金分を引かない」ルールがあったとされ、後年の検証では整合性が取れなかった。
メジャーデビュー(2013年)[編集]
2013年、のだは[[白昼アーカイブ・レコード]]からメジャーデビューを果たした。デビューシングル『夜更けのだ語り』は初週で約4.8万枚を記録し、[[オリコン]]週間チャートで最高位2位を獲得したとされる[8]。ただし、同時期に発売された別作品の影響で順位の変動要因は複数あり、公式は「気圧の相性」と説明したとされる[9]。
ブレイク期(2014年-2016年)[編集]
2014年に『語尾(ごび)のコンパス』が深夜ドラマの挿入歌となり、同年のライブ動員は全国で延べ12万4,310人に達したと報告されている[10]。2015年には日本武道館で3日間開催され、最後の夜は雨天にもかかわらず入場率が99.2%だったとされる[11]。
一方で2016年には、歌詞の“のだ”頻度が高すぎるという理由で一部メディアから批判的に取り上げられ、バンド側は「語尾は栄養である」と反論したとされる[12]。
活動の再編(2017年-2020年)[編集]
2017年には制作工程の見直しにより活動が一時的に縮小したと報じられた。日下コヨミが音響ソフトの開発に関わったことで、ツアーでは“語尾のサンプル庫”が増強され、1曲あたりの用意音源が平均63種類になったとされる[13]。
2020年には世界的な感染拡大の影響で配信ライブを中心に行い、視聴回数は累計で約1億回に達したと発表された[14]。ただし、同発表では同時視聴数の集計条件が不明で、後に「寝落ち計測を含む」との噂も出回った[15]。
復調と新章(2021年-)[編集]
2021年からは再結成ではなく“語尾設計の再出発”と称して活動を拡大した。2022年にはアルバム『確定のだ形態論』が発売され、初動でオリコン週間1位を獲得したとされる[16]。さらに2023年には、語尾「のだ」を歌詞に含まない楽曲『余白の夜』をあえて収録し、ファンの議論が過熱した。
音楽性[編集]
のだの音楽性は、サイケデリック・ポップロックを基調にしつつ、語尾の反復をリズム構造に組み込む点で特徴的とされる。渡辺精一郎は、言葉の断定を小節単位に合わせるため、歌詞の行末を“拍の長さ”として設計していると説明したとされる[17]。
また、日下コヨミによるサンプリングは、街の放送音や古い録音のノイズを意図的に残す方針であり、『語尾(ごび)のコンパス』では“0.17秒の揺れ”が聴感上の核になっているとファンサイトで分析された[18]。
ただし、レビューでは「音の実験が先行して意味が空転する」との指摘もあり、批評家の間では“のだ語尾の神秘化”が是非を分ける争点になっている。
人物[編集]
渡辺精一郎はインタビューで、語尾「のだ」を“説明の手前で止めるための踏み台”として語ることが多い。藤堂リツは、ベースラインを「相づち」として扱い、ボーカルが断定しきる瞬間にだけ音圧を下げる技法を取るとされる[19]。
小早川アキトは、ツアーごとに使用するスネアの胴鳴りを統計化し、“勝ちの回”と“学びの回”を分けて練習する癖があると報じられた[20]。一方で日下コヨミは、ステージ袖で必ず同じ順序でイヤモニを外す儀式を行い、その順序が曲の出来に影響すると本人が語ったとされる[21]。
評価[編集]
のだは、歌詞の文法性と音響演出の結びつきによって、国語学的な切り口からも注目を集めた。学会的には、音楽が“語尾”を通して感情の整流器になる、という見方が一部で紹介されたとされる[22]。
一方で、作品の解釈が過剰に語尾へ収束することがあり、「聴き手の想像力を回収しすぎる」との指摘もあった。もっとも当人たちは「言葉の末尾は逃げ場である」と語り、ファンに対しては“全部を決めない約束”を掲げているとされる[23]。
なお、同バンドは国民的と呼ばれることもあるが、その根拠として挙げられる指標が作品ごとに変動しており、評価の確実性は一様ではないとも批評されている。
受賞歴/賞・記録[編集]
2014年の音楽アワードでは『夜更けのだ語り』が最優秀シングルにノミネートされ、最終的に観客投票部門1位を獲得したとされる[24]。また、2015年には“語尾頻度”を観測する独自指標である「断定指数」が注目され、授賞式でのスピーチが話題となった[25]。
ライブ面では、2016年の全国ツアーで平均入場率が97.6%だったと報じられている[26]。ただし同年の一部会場で入場率が計測不能になったため、集計は補正処理された可能性があるとされる[27]。
さらに、2023年にはストリーミングが累計で約6.2億回再生を突破したと発表され、公式は「のだは時間より先に再生される」と比喩したとされる[28]。
ディスコグラフィ[編集]
シングルとしては、2013年の『夜更けのだ語り』、2014年の『語尾(ごび)のコンパス』、2015年の『確かめののだ』などがある。配信限定シングルとしては『余白の夜』(2023年)が知られており、物理メディア未発売であったとされる[29]。
アルバムとしては、2015年『言い切りの街』、2018年『語尾工学の午後』、2022年『確定のだ形態論』があり、特に後者は初動で週間1位を獲得したと報じられた[30]。ベスト・アルバムとしては、2020年『のだ断定集(全88曲)』があるが、収録曲数は発売後に“未クレジットの語尾”が追加されたため、最終的な総数が88から90に変化したという噂もある[31]。
映像作品としては、2016年のライブ映像『武道館・語尾の残響』と、2021年の配信収録『深夜のだ語学会』がリリースされたとされる。
ストリーミング認定[編集]
レコード協会の独自集計によれば、2019年以降に配信が急伸し、主要曲はそれぞれゴールド/プラチナ相当を複数回更新したとされる[32]。『語尾(ごび)のコンパス』は累計で約1.7億回再生を突破したと発表されたが、その“突破”日が必ずしも同一時間帯で公開されていないため、時差集計の疑念もある[33]。
なお、ファンクラブ限定音源はストリーミング認定の対象外とされる一方で、ファンは“のだ部の耳だけ”で指標を見つけてしまうことがあるという噂もある[34]。
タイアップ一覧[編集]
のだのタイアップとしては、2014年の深夜ドラマ『余白検証室』の挿入歌『語尾(ごび)のコンパス』がある。2017年には[[TBS]]系列のバラエティ『ことばの実験台』のテーマ曲として『確かめののだ』が用いられたとされる[35]。
また、2021年には[[NTTデータ]]が進めた“文脈理解”広告キャンペーンで、日下コヨミのサンプリング技術が取り上げられたと報じられた[36]。ただし、広告側の公式リリースではアーティスト名が伏せられていたため、ファンが推定で結びつけたという経緯がある。
ライブ・イベント/ライブ・コンサートツアー[編集]
ツアーは一般に全国規模で実施され、2016年の『断定指数ツアー』では全24公演が行われたとされる[37]。会場の選定は“音の反射率”を基準にしていると説明され、同ツアーでは残響時間が平均1.42秒になるホールを優先したと報告された[38]。
また、ファンイベントとしては「夜更かしのだ部集会」があり、朗読劇とミニライブがセットで行われる。2022年の開催では参加申込が約3.1倍に達したとされるが、重複申込の取り扱いが複雑であった可能性があると指摘されている[39]。
出演(テレビ/ラジオ/映画/CM)[編集]
テレビでは、2015年の音楽特番『言葉の音階』に出演し、『夜更けのだ語り』を“口の形”を見せながら披露したことが話題となった[40]。ラジオでは、渡辺精一郎がパーソナリティを務めた番組『語尾ラジオのだ便』があり、放送回数は累計で312回に達したとされる[41]。
映画では、2018年の劇場アニメ『文法の守り神』で主題歌を提供したと報じられた。なお、エンドロールの“語尾のだ”表記が毎回異なり、スタッフが遊んでいたのではないかとファンが推測したとされる[42]。
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
のだは、2021年に[[NHK紅白歌合戦]]へ初出場したとされる。出場曲は『確かめののだ』で、当日の衣装は語尾記号をモチーフにした刺繍が施されていたと報じられた[43]。
ただし、放送後の公式記録では当日の立ち位置が一部で修正されている。これは“譜面の語尾”が左右逆に見えてしまったため、翌週の再点検で直された可能性があると専門家が述べたとされる[44]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 渡辺精一郎『語尾は栄養である』蒼灯出版, 2019年.
- ^ 藤堂リツ『ベースは相づちである』アーカイブ・プレス, 2020年.
- ^ 小早川アキト『一秒のズレを設計する』リズム工房, 2016年.
- ^ 日下コヨミ『サンプリングのだ――音響で語尾を描く』音文社, 2022年.
- ^ 『オリコン週間チャート(架空集計)』オリコン, 2013年, Vol.12, 第3号, pp.44-49.
- ^ 山田倫太郎「断定指数と聴取行動の相関に関する一考察」『日本音楽行動研究』, 2015年, 第7巻第2号, pp.21-38.
- ^ Megan A. Hart『Linguistic Endings in Contemporary Rock』Tokyo Academic Press, 2018, Vol.3, No.1, pp.101-130.
- ^ 佐藤美咲「語尾反復による感情整流モデル」『言語情報処理研究』, 2021年, 第19巻第4号, pp.77-92.
- ^ 鈴木一馬『NHKと音楽の同時確定』NHK出版, 2021年, pp.310-318.
- ^ “断定指数の計測条件”に関する内部報告書(要旨)『白昼アーカイブ資料』, 2016年, pp.1-9.
外部リンク
- 夜更かしのだ部 公式掲示板
- 白昼アーカイブ・レコード アーティストページ
- 蒼灯音楽企画 メディアアーカイブ
- 語尾サンプル庫(非公開情報)
- のだ語学会(イベントレポート)