ぽこぽこ ポケモン
| タイトル | ぽこぽこ ポケモン |
|---|---|
| 画像 | PokoPokoPokemon_KeyArt.png |
| 画像サイズ | 260x260px |
| ジャンル | 落ちもの×冒険ロールプレイングゲーム(通称: ぷにぷにRPG) |
| 対応機種 | 架空の携帯型ゲーム機「PokoPocket S」 |
| 開発元 | ぽこぽこ研究機構(PokoPoko Research Institute) |
| 発売元 | 雲海流通株式会社 |
| プロデューサー | 篠原シズク |
| 発売日 | 2021年11月3日 |
| 対象年齢 | 7歳以上 |
『ぽこぽこ ポケモン』(英: Poko Poko Pokémon、略称: PP-P)は、[[2021年]][[11月3日]]に[[日本]]の[[ぽこぽこ研究機構]]から発売された[[架空の携帯型ゲーム機]]用[[コンピュータRPG]]。[[ぽこぽこ ポケモン]]シリーズの第6作目であり、同作内に登場する[[もちもち種]]の総称、ならびにそれらを題材にした[[メディアミックス]]作品群を指す[1]。
概要[編集]
『ぽこぽこ ポケモン』は、落ちものパズル要素とロールプレイングゲーム要素を組み合わせた冒険ゲームとして知られている。プレイヤーは[[こっぺい]]と呼ばれる相棒枠を携え、フィールド上に発生する[[泡紋]]を採集しながら、[[もちもち種]]と呼ばれる生物群を育成していく。
本作の成立経緯は、当時の家庭用向けパズルの「上達」を数値化する研究が、誤って生物擬態シミュレーションへ応用されたことにあるとされる。開発陣は[[泡紋]]の粒径を「ぽこぽこ係数(PKC)」として定義し、一定値を超えると戦闘AIが“愛着”を獲得する設計を採用した[2]。この仕組みが好評となり、シリーズ第6作目としてメディアミックス展開へ繋がったと説明される。
ゲーム内容/ゲームシステム[編集]
システム(探索・採集・育成)[編集]
ゲームシステムの特徴として、昼夜ではなく「泡圧」によって行動が変化する点が挙げられる。プレイヤーは地図上に表示された[[泡紋帯]]を歩き、十秒ごとに表示が更新される「ぽこ密度(PD)」を目安に採集ルートを組む。採集した泡素材は[[こっぺい]]の“内圧”を調整するために使われ、これにより戦闘中の[[ぷにゲージ]]増加量が変わるとされる。
また、育成は経験値型ではなく「連打耐久値(RVR)」と呼ばれる身体感覚に寄せた指標で記録されるのが特徴とされる。実際、プロデューサーの篠原シズクはインタビューで「RVRは心拍に相関する」と述べたが、根拠の出典は作中のマニュアル内の注記に留められており、よく読むと“なぜ?”が残る箇所でもある[3]。
戦闘(落ちもの×ハンティングアクション)[編集]
戦闘はハンティングアクションとして設計されており、フィールド上に散る「ぽよ玉」を一定数回収することで敵の行動が制限される。さらに、戦闘画面では落ちものパズルのように[[ぽこブロック]]が落下し、連結させるほど[[ぷにクラフト]]が強化される仕組みが採用されている。
攻撃判定は「当てた回数」ではなく「当てた“角度”の合算」で決まると説明される。開発資料では合算式が細かく提示され、例えば「角度合算 270°未満なら通常、270°以上360°未満なら軽クリティカル、360°以上なら“ぽこ昇天”」といった段階が記載されたとされる[4]。ただしこの数式はアップデートで一度“読み替え”が入ったとも言われ、掲示板では「どの角度が360°判定なのか」が論争になった。
アイテム・対戦・オフラインモード[編集]
アイテムは[[泡香料]]、[[内圧ゲル]]、[[ひっぱり糸]]などが中心であり、特に泡香料は“匂い”に応じて[[もちもち種]]の性格が変わるとされる。対戦モードでは、相手の[[泡紋帯]]を奪うことで戦闘テンポを崩す設計になっている。
オンライン対応版は「泡圧同期」が売り文句で、協力プレイでは複数人で[[ぷにゲージ]]を合算する“共同クラフト”が用意された。なお、オフラインモードでも同様の演算が行われるため、通信の有無で難易度が変わらないと公式説明される一方、実際の体感差が報告されたとされる[5]。
ストーリー[編集]
物語は、港湾都市[[潮待ち市]]で観測された「泡の異常増殖」から始まる。主人公は[[こっぺい隊]]に所属し、行方不明になった先輩の足取りを追って、泡紋を“集める者”と“返す者”の対立に巻き込まれていく。
第3章では、敵対勢力の研究員が「[[PKC]]は生物ではなく信号である」と主張し、泡紋の採集を“改ざんされた教育データ”と見なしていることが明らかになる。この章の象徴シーンとして、洞窟内で光る「ぽこ沈黙の鐘」があり、プレイヤーは一度だけ鐘の真下に立ってRVRを“空にする”儀式を行うとされる。
終盤では、泡を返す儀式が「倒す」ではなく「負債を満たす」形で進められる。エンディングの選択肢は複数あるものの、結局のところ評価は“最終泡圧の安定度”により決まると説明される。なお、隠しルートでは、主人公の夢の中に出てくる[[もちもち種]]がプレイヤーの操作傾向を模倣しているという、妙に生々しい描写が追加される[6]。
登場キャラクター/登場人物[編集]
主人公は名前非公開のことが多いが、便宜上「主人公」と呼ばれる。移動中は[[こっぺい]]と会話する描写があり、会話内容は毎回「ぽこぽこ敬語」に変換される仕様だとされる。
仲間側には、泡圧計測のエキスパートである[[蒼井モモカ]]がいる。モモカは潮待ち市の[[沿岸科学局]]に所属し、泡紋帯の“漂流方向”を読むことで危険地帯を迂回させる役割を担うとされる。一方で、モモカは自分の過去を一度だけ曖昧に伏せるため、プレイヤーは「結局、何が起きた?」という引っかかりを残すことになる。
敵側は、雲海流通が裏で支える研究組織[[泡譲院(ほうじょういん)]]の職員たちで構成されるとされる。彼らは“返す”ことを怠る人々を「泡の未履行」として扱い、敵キャラクターは戦闘開始時に必ず「ぽこ、返して」と呟く台詞があると報告されている[7]。この台詞がテンプレ化しているため、ファンの間では「実は運用テストの残骸では」と疑われた。
用語・世界観/設定[編集]
本作の中心となる用語として、[[泡紋]]、[[こっぺい]]、[[もちもち種]]がある。泡紋は大気中の微粒子に似たもので、一定の湿度で“触れてはいけない形”に変化する、と説明される。
[[もちもち種]]は、戦闘に出現する生物群であり、図鑑上では「潤滑度」「反発係数」「ぽこ嗅覚」によって分類される。分類の単位として、反発係数は[[R-Factor]]という略称で記録され、例えば“R-Factor 0.74以上の個体は滑走行動を優先する”など、やけに細かい閾値が採用されている。
さらに、育成に関わる[[ぷにゲージ]]は“満ちる”ほど強くなるのではなく、満ち切る寸前で最適値を迎えるとされる。開発段階の検証メモでは「100%はピークではなく、むしろ破綻」と記されていたとされるが、出典は作中の開発資料の一節に依存しており、信頼性が揺れる箇所になっている[8]。
開発/制作(制作経緯/スタッフ)[編集]
開発は[[ぽこぽこ研究機構]]の“学際連携”部門が主導したとされる。機構の所在地は架空の行政区[[神縄区]]に置かれており、当時は[[文部科学省]]系の予算に相当する「文化可塑化実験助成」が付いたと説明される。
制作経緯としては、まずパズル研究員が「連結の快感」を定量化し、その指標を当時流行していた[[AI対話]]の最適化へ転用したところ、対話がなぜか“生物っぽい語尾”に収束した、という逸話が語られている。そこから、語尾の揺れが泡紋採集の成功率へ間接的に影響するよう改造された結果、落ちもの×RPGの基礎が固まったとされる[9]。
スタッフとしては、ディレクターの[[八潮ユカリ]]がシステム面を、デザイナーの[[折原ノア]]がもちもち種の造形を担ったとされる。プログラマーの[[三角ナギサ]]は、ぷにゲージの演算を「配列の詩」と呼んでいたとされ、ゲーム内の設定文にもその語感が反映されていると説明される。
音楽(サウンドトラック)[編集]
音楽は[[湯ノ花サウンド工房]]が制作したとされ、タイトルは「Poko Pressure Suite」シリーズとして複数巻でリリースされた。収録曲は泡圧に同期するよう設計され、戦闘開始時にテンポが自動で変わる仕様が導入されたと説明される。
特に評価された楽曲は「[[逆流オルゴール]]」であり、終盤の共同クラフトに合わせて三拍子が二拍子へ“滑り込む”構成になっている。開発スタッフが「ぽこぽこは音程ではなく、緩衝のリズム」と語ったことが、ファンの間で引用されている[10]。
他機種版/移植版[編集]
その後、携帯型専用として設計された制約を活かす形で、架空の据置機「PokoDock」へ移植されたとされる。移植版では、オフラインモードの演算結果が微妙に変わる“癖”が追加された。これは、据置機のファン制御が温度に影響し、泡紋の擬似湿度が変化するという説明が付けられている。
また、観測用機能を模した配信向けモード「[[泡圧ライブキャプチャ]]」が追加され、実況者が泡紋の数値を画面に重ねて表示できるようになった。ファンコミュニティでは、数値表示のフォントが細すぎて読めない問題が議論され、のちにUIが軽量化されたとされる[11]。
評価(売上)[編集]
発売初週で全世界累計80万本を突破したとされ、特に日本では「ぷにぷにRPG」部門で高い支持を得たと説明される。続いて月次ランキングでは、架空指標の「泡圧満足度指数」が急上昇し、ゲーム雑誌[[ファミ通]]の企画ページで特集されたとされる。
一方で、過度な数値依存が批判され、難易度の調整が“角度判定”の理解不足によるものではないかと指摘された。加えて、シリーズ既存ファンからは「第6作目らしさ」が薄いという声もあったとされる。ただし最終的には日本ゲーム大賞に相当する[[虹色パズル大賞]]を受賞したと記され、結果としてミリオンセラーを記録したことになっている[12]。
関連作品[編集]
関連作品として、テレビアニメ「[[ぽこぽこ ポケモン 返して隊]]」が挙げられる。アニメは洞窟の鐘を起点に展開し、主人公の夢の描写が原作ファンに注目されたとされる。
また、漫画版「泡譲院の未履行」は[[月刊エトセトラ]]で連載されたと説明される。さらに、ゲームブック形式の外伝「[[こっぺい行動録]]」では、選択肢ごとにR-Factorが変化する仕組みが導入されたとされ、プレイヤーの間で“読み物なのに育成が始まる”と評された[13]。
関連商品(攻略本/書籍/その他の書籍)[編集]
攻略本は「[[PKC完全読本]]」が最初に刊行され、角度合算の表が大判で掲載されたとされる。続いて「[[ぷにゲージ最適帳]]」では、100%破綻理論の検証手順が掲載され、読者が自宅で再現できるよう“床の傾き測定”の注意書きまで付けられたとされるが、信じるかどうかは読者に委ねられている。
さらに、ノベライズ「潮待ち市の泡紋日誌」では、敵勢力[[泡譲院]]の側の視点が描かれ、なぜ「返す」が倫理問題になったのかが補足されたとされる[14]。一部の書店では“ゲームの攻略ではなく人生相談っぽい”として棚に独自陳列されたとも報告されている。
脚注[編集]
参考文献[編集]
篠原シズク『Poko Pressure: ぽこぽこ ポケモン開発秘話』雲海流通出版, 2022年。
八潮ユカリ「泡紋帯の設計とPKCの導入(Vol.6 第1報)」『ゲームシステム研究誌』第18巻第2号, pp.41-59, 2021年。
三角ナギサ「RVRと身体感覚推定の疑似相関モデル」『計測インタラクション年報』Vol.12 No.3, pp.201-228, 2020年。
折原ノア「落ちもの連結による角度合算ダイナミクス」『インタラクティブデザイン論集』第7巻第4号, pp.77-96, 2021年。
湯ノ花サウンド工房編『逆流オルゴールの作曲手順: テンポ自動変調の技法』音波協会, 2022年。
沿岸科学局「潮待ち市における泡圧観測と住民反応」『地域実験科学報告』第3巻第1号, pp.3-25, 2019年。
泡譲院(編集)『未履行の言葉辞典』虹色文庫, 2020年。(タイトル表記が原本と一部異なる)
International Journal of Puffer-Tech「Poko Density Thresholds and Friendly Targeting」Vol.9 No.1, pp.1-18, 2022年。(一部引用箇所が要注意)
神縄区文化可塑化実験助成委員会『文化可塑化の現場手記』神縄区役所, 2018年。
ファミ通編集部「ぷにぷにRPGの評価手法(特集)」『ファミ通』2021年12月増刊号, pp.12-37, 2021年。
PokoPocket S ユーザー検証チーム『泡圧ライブキャプチャの最適化』PokoDock Labs Press, 2023年。
虹色パズル大賞事務局『第1回虹色パズル大賞 質疑記録集』虹色学会, 2022年。
関連項目[編集]
脚注
- ^ 篠原シズク『Poko Pressure: ぽこぽこ ポケモン開発秘話』雲海流通出版, 2022年。
- ^ 八潮ユカリ「泡紋帯の設計とPKCの導入(Vol.6 第1報)」『ゲームシステム研究誌』第18巻第2号, pp.41-59, 2021年。
- ^ 三角ナギサ「RVRと身体感覚推定の疑似相関モデル」『計測インタラクション年報』Vol.12 No.3, pp.201-228, 2020年。
- ^ 折原ノア「落ちもの連結による角度合算ダイナミクス」『インタラクティブデザイン論集』第7巻第4号, pp.77-96, 2021年。
- ^ 湯ノ花サウンド工房編『逆流オルゴールの作曲手順: テンポ自動変調の技法』音波協会, 2022年。
- ^ 沿岸科学局「潮待ち市における泡圧観測と住民反応」『地域実験科学報告』第3巻第1号, pp.3-25, 2019年。
- ^ 泡譲院(編集)『未履行の言葉辞典』虹色文庫, 2020年。(タイトル表記が原本と一部異なる)
- ^ International Journal of Puffer-Tech「Poko Density Thresholds and Friendly Targeting」Vol.9 No.1, pp.1-18, 2022年。(一部引用箇所が要注意)
- ^ 神縄区文化可塑化実験助成委員会『文化可塑化の現場手記』神縄区役所, 2018年。
- ^ ファミ通編集部「ぷにぷにRPGの評価手法(特集)」『ファミ通』2021年12月増刊号, pp.12-37, 2021年。
- ^ PokoPocket S ユーザー検証チーム『泡圧ライブキャプチャの最適化』PokoDock Labs Press, 2023年。
- ^ 虹色パズル大賞事務局『第1回虹色パズル大賞 質疑記録集』虹色学会, 2022年。
外部リンク
- PokoPoko公式図鑑ポータル
- 泡圧ライブキャプチャ配信者ガイド
- PKC換算早見表(コミュニティ保管庫)
- こっぺい内圧計測のノート
- 虹色パズル大賞アーカイブ