『**カイロス**』
| タイトル | カイロス |
|---|---|
| ジャンル | 時間操作・学園・群像劇 |
| 作者 | 霧島玄太 |
| 出版社 | 燐光社 |
| 掲載誌 | 月刊クロノス・フロント |
| レーベル | リベラ・コミックス |
| 連載期間 | 2012年4月 - 2020年11月 |
| 巻数 | 全18巻 |
| 話数 | 全143話 |
『カイロス』は、による日本の漫画。『』()において連載された[1]。時間を「切り取る」能力を持つ少年たちの戦いを描き、後にやも行われた社会現象的作品である[1]。
概要[編集]
『カイロス』は、東京都の私立時計塔学園を舞台に、一定の条件下でのみ発動する「瞬間断層」を巡る少年少女たちの葛藤を描いた系漫画である。連載開始時は春号の巻頭カラーで登場し、編集部が「次世代の知的バトル作品」と位置付けたことから、初期から大きく紙幅が割かれたとされる[2]。
作中では、時間を止めるのではなく「意味のある一瞬のみを切り出す」という独特の発想が採用されており、この設定が高校物理、古典修辞学、駅の発車メロディーを同時に参照する奇妙な作風を生んだ。単行本は発売初週で18万部を記録し、には累計発行部数が420万部を突破したとされる[3]。
また、作中用語の一部が若者言葉として流行し、特に「カイロスる」(迷いのない決断を下すこと)という言い回しは、の予備校生の間で広まったという。しかし、この語が実際にどの程度浸透していたかについては異論もあり、調査報告ごとに数値が微妙に異なる[要出典]。
中盤以降の作風変化[編集]
中盤以降は、能力バトルの構造から離れ、地下に存在する「時差の溜まり場」や、文京区の古書店に隠された記録装置など、都市伝説的要素が増加した。これにより、シリーズは単なるバトル漫画から「半ば考古学的な時間叙事詩」へ移行したと評される一方、設定の密度が高まりすぎたため、作中年表だけで全74頁を要する事態となった[5]。