キュウソネコカミ
| 芸名 | 丘 上 ねこ |
|---|---|
| ふりがな | おか うえ ねこ |
| 画像ファイル | KyusoNekoKami_OkaUeNeko.jpg |
| 画像サイズ | 240px |
| 画像コメント | 『第73回語呂合わせ演芸祭』での受賞スピーチ時(本人談) |
| 生年 | 1992年〈平成4年〉 |
| 生月 | 9月 |
| 生日 | 9月9日 |
| 身長 | 173cm |
| 血液型 | A型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | コメディ演技、猫語トーク、昭和歌謡カヴァー |
| 活動期間 | 2011年 - |
| 活動内容 | ドラマ主演、バラエティ司会、歌唱活動、即興ナレーション |
| 配偶者 | 公表していない(“未来の契約書だけ先に読んでいる”と発言) |
| 事務所 | 音響猫映研 |
| 公式サイト | https://nekokami.example |
| 主な作品 | 『穴あき月光』/『猫舌オーディオ』/『九条橋の深呼吸』 |
| 受賞歴 | 日本即興芸能賞(2020年)、穴あき愛嬌大賞(2022年) |
丘 上 ねこ(おか うえ ねこ)(きゅうそねこかみ、[[1992年]]〈[[平成]]4年〉[[9月9日]] - )は、日本の俳優、タレント、歌手。穴の開いたヘルメットで登場する癖があり、所属事務所『[[音響猫映研]]』に所属している。愛称は『ねこかみ先輩』で、代表作は『[[穴あき月光』』シリーズで知られる。
略歴/来歴[編集]
丘 上 ねこは、日本の[[東京都]]出身の俳優、タレント、歌手である。本人は幼少期を「[[救急車]]のサイレンより、ラジオのノイズの方が先に歌詞に聞こえた」と語っている。
[[2010年]]、[[音響猫映研]]のオーディションに落選し、落選通知書の裏に書いた“猫の言い回し”メモが、なぜか現場の録音スタッフの目に留まったことで再面接が行われたとされる。当時、再面接の枠はたったの5分であり、本人は緊張で声が震える代わりに、台本の余白を「3行だけ」読み上げたという逸話が残っている。[1]
[[2011年]]に[[テレビ]]ドラマ『[[深夜シェルター方角]]』へ出演し、翌年にはバラエティ『[[ねこかみ会議室]]』で準レギュラーとして人気を博した。同年、所属事務所の方針転換により活動名を“キュウソネコカミ”として扱う時期があり、本人は「“叫び”のようにテンポが速くて、“噛み”のように言葉が刺さる」からだと説明している(この説明は一部ファンの間で“説明が説明しすぎている”として話題となった)。[2]
人物(性格・逸話/私生活)[編集]
丘 上 ねこは、共演者の間で「段取りよりも先に空気を整えるタイプ」とされる。特に収録前は、控室の時計を必ず逆回しにしてから1分間だけ“無音の相談”を行うと伝えられる。無音の相談とは、誰にも聞かれないように話をまとめる儀式であるが、本人は「言葉は聴かれると薄くなる」としており、放送スタッフからは“便利すぎる迷信”として扱われている。
私生活では、[[渋谷区]]の小さなスタジオ兼住居で、猫用の「超低周波スピーカー」を自作していると報じられたことがある。音は人間にはほぼ聞こえないが、本人は「“安心”は聴こえない方が効く」と述べている。なお、猫の名前は“キュウソ”ではなく“モールス”であるとされ、理由は「鳴き声が点線みたいだから」である。[3]
性格面では、インタビューでの回答がやけに具体的であることで知られている。たとえば「好きな食べ物は?」という質問に対し「朝は味噌汁を“具が浮くまでの49秒”待つ。昼は海苔の枚数を“7/3/1”に割る」と答え、関係者は「数を言うと落ち着くんだと思う」と証言したという。[4]
出演[編集]
丘 上 ねこは、[[テレビドラマ]]では『[[深夜シェルター方角]]』に出演したのち、[[2016年]]の『[[九条橋の深呼吸]]』で初主演を果たした。当時の監督は、主演抜擢の理由を「セリフが早口でも意味が遅れて届くから」と説明している。[5]
映画では『[[穴あき月光]]』シリーズで人気を博した。シリーズの第1作は“穴”をテーマにしたミステリーであり、本人は主演俳優として舞台挨拶の際に必ず紙コップを1個だけ割り、会場の注意を一瞬ずらすパフォーマンスを行ったとされる。これが“場を割る演技”として言及され、同年の映画賞では助演よりも主演級の評価を集めた。[6]
舞台・劇場アニメでは『[[猫舌オーディオ]]』の舞台版に起用され、声の芝居を担当した。さらに[[劇場アニメ]]『[[月のノイズを聴く子]]』では、主人公の心の声役を務めたと報じられている。また、バラエティでは『[[ねこかみ会議室]]』で司会を務め、ラジオでは『[[周波数の墓標]]』([[FM]]番組)で“即興ナレーション”を担当していた。[7]
CM出演としては、[[音響猫映研]]の系列ネットワークを背景に[[清涼飲料]]のブランド『[[ゼロフレーバー・カムカム]]』に起用された。起用理由は「笑顔が“音割れしない”」と評されたためで、本人はこのキャッチコピーを現場で3回復唱し、最後にだけ語尾を噛んだという。[8]
作品[編集]
歌手としての丘 上 ねこは、[[シングル]]『[[穴あき月光・序章]]』([[2017年]])でデビュー後、同年に『[[猫の分だけ叫ぶ]]』をリリースした。楽曲は“歌詞が途中で折れる”構造が特徴とされ、本人は「途中で折れても、折れた音が次の音に行く」と解説している。[9]
アルバムでは『[[九条橋アナログ録音]]』([[2019年]])が話題となった。ジャケットに描かれている猫は実在の猫ではなく、本人が3日間かけて“8回描き直した”とされる。なお、収録曲は全12曲であり、内訳は「静かな曲4」「速い曲4」「噛み合わない曲4」と表現された。ファンはこの分類に“嘘くささ”と“納得”が同居しているとして称賛した。[10]
映像作品としては『[[ねこかみ会議室 Live]]』([[2021年]])があり、特典映像には“無音の相談”のように会話が一切入らない映像が収録されている。無音だが字幕は点滅するため、視聴者が勝手に意味を補ってしまう仕様とされ、配信サイトでは再生回数が通常盤の1.7倍に伸びたと発表された。[11]
書籍[編集]
書籍では写真集『[[逆さに並べた呼吸]]』([[2020年]])を刊行した。表紙は“逆さの月”を撮影したとして宣伝されたが、実際には逆さになっているのは月ではなく、撮影者の自転車のハンドルであると後に本人が明かしている。[12]
雑誌連載としては『[[週刊音の余白]]』にて「3行だけレビュー」を担当した。連載は“1話3行”の形式で続き、初回は「恋愛は調味料、失恋は洗剤」と書いたとされるが、編集部は「比喩の範囲を広げすぎないためのルール」だと説明した。[13]
また、当時の[[新聞]]企画ではコラム「猫の点と線」も掲載され、文字数が毎回“222字”ぴったりになるよう調整していると報じられた。ただし本人は「ぴったりじゃなくて、編集がぴったりにした」と反論し、二次創作でその論争が長期化した。[14]
受賞歴[編集]
丘 上 ねこは、演技と即興トークが評価され、[[2020年]]に日本即興芸能賞を受賞した。当時の受賞理由は「早口でも意味が遅れて届く設計と、沈黙の演出が視聴体験を作り替えたこと」と記された。[15]
翌[[2021年]]には“音響猫映研の創立30周年”に合わせた特別企画で、演劇賞の協賛枠を勝ち取ったとされる。さらに[[2022年]]には穴あき愛嬌大賞を受賞し、表彰状に“穴が空いていた”と報じられた。公式発表では紙の欠損とされるが、本人は「最初から穴のある紙にしただけ」と笑っており、真偽の検証が行われないまま話題として残った。[16]
批判と論争[編集]
一方で、丘 上 ねこの“細かすぎる数字”に対しては批判もある。番組で語られる「49秒」「7/3/1」のような比率は演出意図の誇張ではないか、という指摘があり、SNS上で“計測していないのに計測した体で語る芸風”として論争になった。
また、広告契約において「音割れしない笑顔」という表現が曖昧だとして、消費者向け資料の修正を求める声が出た。音響専門家からは、笑顔の音響特性を一般化するのは不適切ではないかとの見解が示されたが、事務所は「比喩表現」であるとして反論した。[17]
ただし批判の一部は、本人が意図的に“測定できないもの”を測定したように語ることを快感として楽しむファンの文化と結びつき、結果として芸風の個性が強化されたとも考えられている。ここは賛否が分かれ、当時の編集記事でも結論を急がない姿勢が見られた。[18]
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 音響猫映研編『猫語の記録:無音の相談はなぜ効くのか』音響猫映研出版局, 2021年.
- ^ 佐波田トモキ『“叫ぶのに噛む”演技論』講談胡瓜学会出版, 2018年.
- ^ Margaret A. Thornton『Silence as Timing in Japanese Variety』Journal of Performative Listening, Vol.12 No.4, pp.33-57, 2022.
- ^ 小宮ナツ『穴のある台本術:誤差を笑いに変える方法』ランダムハウス喉元, 2020年.
- ^ 伊東チアキ『点と線で読むスターの行動原理』東京芸能大学出版会, 2019年.
- ^ Ryoji Sakamoto『The Number Habit in Contemporary Comedians』International Review of Comedic Numerology, Vol.3 No.1, pp.1-19, 2021.
- ^ 『第73回語呂合わせ演芸祭 記録集』語呂合わせ委員会, 2023年.
- ^ 清水ミツル『A型の即興:血液型と役作りの“たまたま”』文芸社バズレーベル, 2016年.
- ^ (書名が微妙に一致するものとして扱われる)丘上ねこ『逆さに並べた呼吸』幻冬猫工房, 2020年.
- ^ 週刊音の余白編集部『3行だけレビュー大全(増補改訂版)』週刊音の余白社, 2022年.
- ^ National Association of Sound Culture『Advertising Metaphor and Consumer Interpretation』pp.88-104, 2021.
外部リンク
- 音響猫映研 公式プロフィール
- ねこかみファンレター倉庫
- 穴あき月光 公式アーカイブ
- 週刊音の余白 連載目録
- 日本即興芸能賞 データベース