デスゲーム -本当のコロシアイ-
| 番組名 | デスゲーム -本当のコロシアイ- |
|---|---|
| 画像 | No image |
| 画像説明 | 番組ロゴ(第3期版) |
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 構成 | 清水嶺、久保田ミドリ |
| 演出 | 長谷川賢治 |
| 司会者 | 桐生ユウト |
| 出演者 | 白河レイナ、真壁アキト、星野カナ、ほか |
| ナレーター | 樋口圭介 |
| OPテーマ | Killing Room |
| EDテーマ | Last Choice |
| 企画 | 東亜放送企画室 |
| 製作/制作 | 東亜放送/ルミナス・プロダクション |
| 制作局 | 架空放送局 |
| プロデューサー | 中条悠馬、ミレイ・タナカ |
| チーフ・プロデューサー | 大庭慎一 |
| 製作総指揮 | 草薙修吾 |
| 放送国 | 日本 |
| 映像形式 | ハイビジョン放送 |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 字幕 | データ放送連動字幕 |
| データ放送 | あり |
| 放送期間 | 2022年4月7日 - 現在 |
| 放送時間 | 毎週木曜日 22:00 - 22:54 |
| 放送分 | 54分 |
| 放送回数 | 128回 |
| 放送枠 | 東亜木曜22時枠 |
| 外部リンク | 公式サイト |
| 外部リンク名 | 番組公式サイト |
| 特記事項 | 第2期以降は公開収録を中心に構成 |
| 番組名1 | デスゲーム -本当のコロシアイ- 期0 |
| 放送期間1 | 2021年10月 - 2022年3月 |
| 放送時間1 | 毎月第1金曜日 23:00 - 23:30 |
| 放送分1 | 30分 |
| 放送枠1 | 深夜特番枠 |
| 放送回数1 | 6回 |
| 番組名2 | デスゲーム -本当のコロシアイ- season2 |
| 放送期間2 | 2023年4月 - 2024年3月 |
| 放送時間2 | 毎週木曜日 22:00 - 22:54 |
| 放送分2 | 54分 |
| 放送枠2 | 東亜木曜22時枠 |
| 放送回数2 | 48回 |
| 番組名3 | デスゲーム -本当のコロシアイ- R |
| 放送期間3 | 2024年10月 - 現在 |
| 放送時間3 | 毎週木曜日 22:00 - 23:00 |
| 放送分3 | 60分 |
| 放送枠3 | 東亜木曜22時拡大枠 |
| 放送回数3 | 34回 |
『デスゲーム -本当のコロシアイ-』(ですげーむ ほんとうのころしあい、{{Lang-en-short|''Death Game: The Real Killing Match''}}、''Death Game: The Real Killing Match'')は、架空放送局・東亜放送ネットワーク|東亜系列で2022年4月7日から毎週木曜日22時台(日本標準時|JST)に放送されているバラエティ番組。現代型サバイバルを題材にした冠番組として知られる。
概要[編集]
『デスゲーム -本当のコロシアイ-』は、架空放送局が制作するバラエティ番組で、参加者が“疑似的な脱出不能空間”に置かれ、毎回与えられる選択と投票によって勝敗を決める形式である。番組内ではサバイバル、心理戦、謎解きが組み合わされており、開始当初から「実際には誰も傷つかないのに空気だけがやたら重い番組」として話題になった[1]。
番組は2022年にレギュラー放送を開始したが、その起源は2021年秋の単発特番『本当のコロシアイ予備試験』にさかのぼるとされる。制作陣は当初、教育番組としての提案を受けていたが、最終的には“倫理と笑いの境界線を毎週1ミリずつ押し広げる”方向へ舵を切ったとされ、視聴率8.7%を記録した初回以降、深夜帯番組としては異例の勢いで定着した[2]。
放送時間の変遷[編集]
番組開始当初は木曜日23時台に放送されていたが、2022年10月改編で22時台へ繰り上がった。この移動は、制作側が「翌日の職場で語りたくなる番組を目指すには、視聴後の睡眠時間を少しだけ削る必要がある」と判断したためとされる[3]。
さらにseason2開始時には放送枠が54分に拡大され、データ放送を利用した“生存率予想チャート”が追加された。一方で2024年10月からのRでは60分枠に拡張され、前半15分を“心理準備時間”として固定したことが賛否を呼んだ。なお、地方局の一部では編成都合により30分遅れで放送され、これがかえって「追い詰められている感を増幅させる」と好評であった。
出演者[編集]
司会者[編集]
司会は桐生ユウトが務めている。桐生は元深夜情報番組の構成作家で、初回収録では台本の9割を無視して進行したため、制作スタッフから「最も信用できない進行役」と評された。にもかかわらず、参加者の嘘を一瞬で見抜く直感に定評があり、番組の顔として冠番組化に大きく寄与した。
番組史[編集]
企画の原型は、東京都のイベントホールで行われた体験型展示『選べない選択肢』であるとされる。この展示は、来場者に出口の異なる12個の扉を提示し、正解の扉を選ぶとスタッフが謝るだけという極めて無害な内容であったが、東亜放送の演出担当が「謝罪のタイミングにこそ緊張感がある」と着想を得たことから番組化が進んだ[4]。
制作会議では当初、参加者が“命を賭ける”設定が検討されたが、法務部がこれを一貫して拒否したため、最終的に“名誉とポイントを賭ける”という曖昧な制度に落ち着いた。番組内で使われる「コロシアイ」という語も、本来はボードゲームの比喩として採用されたものであったが、視聴者の間で独り歩きし、2023年にはSNS上で「本当のコロシアイとは何か」という哲学的議論が一時流行した。
2024年には番組史上初の公開放送が千葉県の湾岸スタジオで行われ、来場者2,418人のうち約3割が途中で“自分ならどの陣営に属するか”を投票アプリで変更したと発表された。この集計結果は番組の信頼性を高めるどころか、むしろ「視聴者も共犯である」という謎の一体感を生んだ。
番組構成[編集]
主要コーナー[編集]
番組の中心は「脱出選択会議」「裏切り投票」「最後の1人だけが説明を聞ける部屋」の3コーナーである。とくに「脱出選択会議」は、出演者が毎回3分間だけ真顔で未来を語るコーナーで、番組開始当初は笑いを禁じられていたが、結果的に最も笑われる場面となった。
期間限定コーナー[編集]
season2では「敗者復活書類審査」が新設され、脱落者が“なぜこの番組に呼ばれたのか”を300字以内で自己分析する形式が導入された。演出上は心理療法の一種と説明されたが、実際には収録時間を18分延ばすための措置だったとの指摘がある。
視聴者参加企画[編集]
データ放送と連動した「匿名投票サバイバル」では、視聴者が毎週“誰が裏切るか”を予想する。正解者には抽選で番組ロゴ入りの銀色カードが送られるが、カードの裏面に小さく「使い道はない」と印字されている点が熱心なファンの間で知られる。
シリーズ[編集]
本作は単独番組ではなく、複数の派生企画を含むシリーズとして扱われている。前日譚にあたる『本当のコロシアイ予備試験』、年末特番『コロシアイ大反省会』、再編集版『デスゲーム -本当のコロシアイ- R』などが存在し、いずれも“生死ではなく心象風景を競う”という妙な統一理念で結ばれている。
なお、2023年の特別編『もしも全員が善人だったら』では、全員が協力して脱出に成功したため番組として成立しないと判断され、放送後に「最も平和で最も不穏な回」と評された。制作側はこれを失敗ではなく“フォーマットの証明”と説明している。
オープニング・テーマ曲[編集]
オープニングテーマはLattice Deltaの『Killing Room』である。電子音を基調とした128BPMの楽曲で、毎回サビ前に短いノイズが入る構成が特徴である。作曲者のミラ・オルソンはインタビューで「怖く聞こえるが、実はホームセンターの棚を叩いた音を多用した」と語っている。
エンディングテーマはNoir Lanternの『Last Choice』で、番組本編の重苦しさを受けて静かなピアノ曲が選ばれた。ただし、最終カットで必ず勝者が無言でスプーンを置くため、視聴者の間では“曲が流れる前にもう怖い”と評された。
スタッフ[編集]
歴代のスタッフ[編集]
初期の構成は清水嶺と久保田ミドリが担当し、収録現場での台本変更率は平均37%に達した。演出の長谷川賢治は、出演者の沈黙を“尺の節約”ではなく“演出上の呼吸”と定義し、番組の独特な間を作り上げたとされる。
美術・技術[編集]
美術はルミナス・プロダクションの小野寺ナオが率い、毎回異なる“疑似脱出施設”を再現した。第14回で使用された壁面は、実際には神奈川県の倉庫街で廃材として保管されていたものを再塗装したもので、収録後に元の用途を思い出せなくなったスタッフが3名いたという。
ネット局と放送時間[編集]
本放送は架空放送局を制作局として東亜放送ネットワーク系列で放送されている。関東圏では木曜22時台のレギュラー放送だが、北海道、中部、関西の一部系列局では編成の都合により深夜送りとなる場合がある。
また、BS東亜および配信元『Night Relay+』では見逃し配信が実施されており、放送分の一部にデータ放送専用の“生存率補足テロップ”が付与される。なお、一部地域ではハイビジョン放送の画質が高すぎて出演者の額の汗まで鮮明に見えるとして、逆に視聴者から不安の声が上がった。
特別番組[編集]
年末には毎年『本当のコロシアイ 大反省会スペシャル』が放送されている。これはレギュラー放送の総集編であると同時に、出演者が“今年いちばん信用できなかった瞬間”を順番に告白する番組であり、視聴率は本編を上回ることが多い。
2024年の『新春 12人の棺桶トーク』では、収録セットに巨大な箱を12個並べただけの簡素な演出が、かえって高評価を得た。制作側は「箱があるだけで人は急に真剣になる」という発見を得たとしている。
関連商品[編集]
関連商品として、番組ロゴ入りの黒いトランプ、キャラクター別の“疑心暗鬼アクリルスタンド”、解説冊子『本当のコロシアイの作り方』などが発売されている。とくにDVD第3巻は通常版と“沈黙を2倍収録した静寂版”の2種が用意され、後者は一部の研究者から教育資料として引用された。
書籍版では白河レイナ名義のエッセイ『私は最初に疑われたい』が刊行され、帯には「番組史上もっとも嘘っぽいのに売れた1冊」と記された。
受賞歴[編集]
2023年には日本深夜番組賞のバラエティ部門最優秀賞を受賞したほか、2024年には東亜メディア研究会から“視聴者の不安を娯楽に変換した技術”を評価され特別賞を受けた。もっとも、同会の講評文には「内容の倫理的整合性は不明」とも書かれていた[要出典]。
また、番組内で使われる投票システムが“緊張感の可視化”として注目され、京都府の大学ゼミで教材化されたという。これについて制作側は「学術利用を想定していない」としつつ、記念として投票箱のミニチュアを寄贈した。
使用楽曲[編集]
本編で多用される楽曲は、Lattice Delta、Noir Lanternのほか、効果音集『危機管理用ストリングス100選』から選ばれている。特に第19回で使用された「Red Room, Blue Report」は、報告書を読み上げるだけの場面に壮大なオーケストラを重ねるという逆説的な演出で人気を博した。
なお、脱落者発表の直前に流れる短いジングルは、制作現場の冷蔵庫の開閉音を元にしたものであるとされる。
脚注[編集]
1. 公式サイト『番組概要』、東亜放送、2022年。 2. 『週刊映像市場』第18巻第4号、映像文化研究所、2022年、pp. 44-49。 3. 中条悠馬「深夜番組における疑似緊張の設計」『放送構成学紀要』Vol. 7、2023年、pp. 11-26。 4. 田所史郎『選択と謝罪のメディア論』創光社、2024年、pp. 88-103。
出典 - 井上夏芽『深夜バラエティの倫理学』青灯館、2023年。 - Margot E. Haldane, “Post-Choice Entertainment and Viewer Complicity,” Journal of Fictional Broadcasting, Vol. 12, No. 2, 2024, pp. 201-219. - 久保田ミドリ「公開収録と共犯感覚」『メディア現場』第9号、2024年、pp. 5-17. - 草薙修吾『死の字は大きく、説明は小さく』東亜出版、2022年. - Reiner Bosch, “The Aesthetics of Unnecessary Tension,” European Review of Late-Night Studies, Vol. 5, Issue 1, 2023, pp. 77-91. - 白河レイナ『私は最初に疑われたい』ルビー文庫、2024年。 - 東亜放送企画室『本当のコロシアイ年鑑2024』東亜メディア叢書、2025年、pp. 14-39。 - 佐伯玲「データ放送連動番組の視聴行動」『放送技術月報』第61巻第8号、2024年、pp. 32-41. - Helena Voss, “When Silence Becomes a Rating Device,” Media Studies Quarterly, Vol. 18, No. 3, 2025, pp. 55-68. - 『東亜木曜22時枠編成資料集』架空放送局編成局、2024年、pp. 120-134.
外部リンク[編集]
番組公式サイト
東亜放送 番組紹介ページ
Night Relay+ 配信ページ
番組ファンアーカイブ『Killing Room Wiki』
東亜放送資料室
脚注
- ^ 田所史郎『選択と謝罪のメディア論』創光社、2024年、pp. 88-103.
- ^ 中条悠馬「深夜番組における疑似緊張の設計」『放送構成学紀要』Vol. 7、2023年、pp. 11-26.
- ^ 井上夏芽『深夜バラエティの倫理学』青灯館、2023年.
- ^ Margot E. Haldane, “Post-Choice Entertainment and Viewer Complicity,” Journal of Fictional Broadcasting, Vol. 12, No. 2, 2024, pp. 201-219.
- ^ Reiner Bosch, “The Aesthetics of Unnecessary Tension,” European Review of Late-Night Studies, Vol. 5, Issue 1, 2023, pp. 77-91.
- ^ 草薙修吾『死の字は大きく、説明は小さく』東亜出版、2022年.
- ^ 白河レイナ『私は最初に疑われたい』ルビー文庫、2024年.
- ^ 佐伯玲「データ放送連動番組の視聴行動」『放送技術月報』第61巻第8号、2024年、pp. 32-41.
- ^ Helena Voss, “When Silence Becomes a Rating Device,” Media Studies Quarterly, Vol. 18, No. 3, 2025, pp. 55-68.
- ^ 『週刊映像市場』第18巻第4号、映像文化研究所、2022年、pp. 44-49.
外部リンク
- 番組公式サイト
- 東亜放送 番組紹介
- Night Relay+
- Killing Room Wiki
- 東亜放送資料室