プログレッシブスラッシュデスコア
| 名前 | プログレッシブスラッシュデスコア |
|---|---|
| 画像 | PSD_ArtistPhoto.jpg |
| 画像説明 | 2019年『割愛席』限定ライブの集合写真(半数がマスク着用) |
| 画像サイズ | 250 |
| 画像補正 | 0.7 |
| 背景色 | #0b0f14 |
| 別名 | PSD / スラデス進行班 |
| 出生名 | (バンド表記のため無し) |
| 出身地 | および東京近郊 |
| ジャンル | プログレッシブ・スラッシュ・デスコア |
| 職業 | ロックバンド |
| 担当楽器 | ギター/ボーカル/ベース/ドラム |
| 活動期間 | 2012年 - 現在 |
| レーベル | |
| 事務所 | |
| 共同作業者 | 、 |
| メンバー | 渡辺刃太(ギター)/ 真壁嘘実(ボーカル)/ 小島端音(ベース)/ 立花虚数(ドラム) |
| 旧メンバー | (短期間での交代歴あり) |
| 公式サイト | https://psd-spiral-night.example |
プログレッシブスラッシュデスコア(ぷろぐれっしぶすらっしゅですこあ)は、日本の4人組ロックバンドである。所属事務所は。レコード会社は。2012年に結成、2017年にメジャーデビュー。略称および愛称は「PSD」。公式ファンクラブは「割愛席」。
概要[編集]
は、現代邦楽の過激化を“理詰め”で推し進めたとされる4人組ロックバンドである。特に、演奏の切れ目を“スラッシュ”と呼ばれるリズム記号として統一し、崩しの速さを曲構造そのものに組み込む点が特徴とされる[1]。
結成初期から、ライブ会場では観客の入退場導線に沿って音響を分割する独自の「割愛席」運用が行われ、結果としてSNS上では“騒がしいのに分かりやすい”と評価されることが多かった。いっぽう、あまりに分析的な暴力性が逆に反発を生み、「音楽ではなく技術のデモではないか」という指摘もあった[2]。
メンバー[編集]
渡辺刃太はギターを担当しており、アルゴリズム風のリフ譜面を持ち込むことで知られている。公式プロフィール上では、コード進行を「判定行列」として記述する癖があるとされる[3]。
真壁嘘実はボーカルを担当し、吠え声と囁きの切り替えを一定の“音程事故率”で管理しているとされる。ライブではマイクスタンドを3回転させてから発声するという儀式があり、ファンクラブ向け動画で細かな手順が公開された[4]。
小島端音はベースで、低音を“余白”として扱う演奏を志向する。彼のソロパートでは拍の分割が極端になり、配信サイトの再生画面に出る視覚メーターが数秒間フリーズしたように見えることがあるとファンが主張した[5]。
立花虚数はドラムを担当し、タイムキープのブレをあえて“虚数”として取り込むという信条がある。打面のヘッド交換は月1回で、交換前後の温度差を記録する「氷点ドラムノート」が話題になった[6]。
バンド名の由来[編集]
バンド名のは、メンバー間の議論から生まれた造語である。最初に「プログレッシブ」を掲げたのは、難解さではなく“展開の必然性”を強調したいという意図だったとされる[7]。
次に「スラッシュ」は、ギターの一撃を“切断”ではなく“区切り”として扱う考え方から採られた。なお、地方ラジオでインタビューを受けた際、渡辺刃太は「スラッシュは刃じゃなくて箸休めだ」と発言しており、これがのちに誤解を呼んだ[8]。
最後の「デスコア」は、音量を極限まで上げるよりも、低域の密度を“コア”に集約する作法を指す言葉として使われた。結果として、ファンの間では「死は比喩、コアは設計」と整理されるに至った[9]。
来歴/経歴[編集]
結成[編集]
、長野県の近郊にある廃校跡の倉庫で、渡辺刃太と立花虚数が即興セッションを行ったことが始まりとされる[10]。初回の練習は記録上、開始から終了までちょうど37分であったとされ、終了後に空調が切れたため“無音の余韻”が生まれたという逸話が残っている[11]。
その後、同じく長野圏で弦楽器を教えていた小島端音が加わり、2013年には真壁嘘実が加入した。初期の楽曲は《割愛の前奏曲》と題され、ボーカルを入れる前にインストだけでライブ客席を沸かせる方針が取られた[12]。
インディーズ時代[編集]
には、マイクの入力遅延を0.0何ミリ秒まで詰めることを目標にした自主制作『遅延肯定論』をリリースした。ジャケットには販売店が記載されておらず、代わりに「受け取り窓口:市役所第三駐輪場(南側)」と書かれていたため、入手難度が話題になった[13]。
、2枚目のミニアルバム『虚数の拍子』が配信に回され、曲ごとの“スラッシュ回数”がファンサイトで数えられた。特に《第12斜線》ではスラッシュが厳密に11回しか現れないとされ、議論が過熱した[14]。
メジャーデビュー[編集]
、から『割愛席、開廷』でメジャーデビューした。リリース同月の初回生産枚数は予定より2万枚少ないと発表されたが、のちに「倉庫の棚卸差があっただけ」と説明された[15]。
には、フジテレビ系列の音楽番組で《割愛の旋回》を披露し、放送直後に公式サイトが一時的に閉鎖された。混雑の原因は“閲覧数ではなく登録フォームの文字数”であるとされ、入力欄の上限が34文字であることが知られるようになった[16]。
音楽性[編集]
プログレッシブスラッシュデスコアの音楽性は、デスコアの攻撃性を維持しつつ、構成を“反復”と“切断”で組み替える点にある。曲中の区切りはスラッシュ記号として扱われ、リフが変わる瞬間だけでなく、ドラムのフィルに切れ目が入るよう調整されるとされる[17]。
なお、バンドはテンポを1曲内で固定しない方針を掲げており、BPMの変化は「裁定番号」で管理されている。たとえば『割愛席、開廷』収録の《第12斜線》では、BPMが“137→91→137”と推移するという解説が公式ライナーノーツに掲載された[18]。
歌唱については、真壁嘘実が“音程事故率”を根拠に発声方法を変えるとされる。彼の声は、録音時には3種類のEQプリセットに分けて重ねられており、ライブではその合成比が観客の拍手で自動調整されるという噂もある[19]。ただし、公式は「拍手は参考情報であり、実装上の自動制御ではない」としている[20]。
人物[編集]
渡辺刃太は、作曲の最初に必ず“次の壊れ方”を決めると語っている。彼がノートに書くのはメロディではなく、破断点の位置と期待される観客の沈黙時間であるとされる[21]。
真壁嘘実は言葉の選択にこだわるタイプとして知られ、歌詞カードには難解な比喩が多い。とはいえ、インタビューでは「難しいのではなく、言い換え禁止の誓約をしている」と述べており、編集者泣かせだったとされる[22]。
小島端音は、リハーサルの前に必ずの公開データを“余白の測度”として参照する、と語ったことがある。これが事実かどうかは不明であるが、ファンの間では恒星の観測周期に合わせてベースが入る曲があると解釈された[23]。
立花虚数は最も理系的で、ドラムセットに「氷点」「蒸留」「虚数」という札を貼っている。彼の発言はしばしば数学用語に寄り、スタジオの見学者が帰り際にノートを忘れるほど集中を促したとされる[24]。
評価[編集]
メジャーデビュー後、音楽メディアでは本格的な批評が相次いだ。『割愛席、開廷』は批評家によって「暴力性を設計図に落とし込んだ」と評され、音響技術の観点からも分析された[25]。
一方で、一般リスナーの間では「意味は分からないが、体に入ってくる」という反応が多かったとされる。実際、主要ストリーミングでの聴取維持率が、初動曲の3分地点で平均62%まで落ち込むにもかかわらず、完聴率が逆に上がったというデータが共有された[26]。
また、ライブ動員については、ツアーでの入場者数が“会場キャパの92%前後で揃う”とファンクラブが計測した。これは偶然ではなく、音響官吏協会が「見えない通路」まで含めて設計した結果だと説明されている[27]。
受賞歴/賞・記録[編集]
受賞歴としては、にの「最優秀スラッシュ構成賞」を受けたとされる[28]。この賞は音量の大きさではなく、切れ目の位置の一致率を評価する形式だという噂が広まった。
さらに、同年の配信指標で《割愛の旋回》が再生回数10億回を突破したと報じられたが、公式発表では「9億9,842万回相当」と表現され、端数に対する考察が増えた[29]。
記録としては、テレビ初披露となった《割愛の旋回》が番組放送中の間奏でスタジオ照明の設定を変更した“稼働連動”の例として記録化された。なお、これについては照明会社側の公式コメントに基づくとされる[30]。
ディスコグラフィ[編集]
シングルとしては、に《第12斜線》をリリースしている。配信限定のシングルとしてはの《氷点ドラムノート》があり、発売から72時間で同時視聴ピークが23,401に到達したとされる[31]。
CDシングルではの《開廷、割愛》があり、B面にはインストゥルメンタル《第三駐輪場の静寂》が収録された。アルバムはの『割愛席、開廷』、の『虚数の拍子(改)』、の『裁定番号の夜光』の3作が主なものとして知られている[32]。
ベスト・アルバムとしてはの『スラデス回顧録:切断と余白』がリリースされた。映像作品としては、ライブ映像『公式ファンクラブ「割愛席」開廷記録(2021-09-11)』があり、会場の入退場導線まで映した編集が話題になった[33]。
ストリーミング認定[編集]
ストリーミング認定は、各社の再生基準の差を調整して公表されるとされる。プログレッシブスラッシュデスコアでは、主要楽曲が累計で30億回相当を突破していると報じられた[34]。
特に《割愛の旋回》は“少なくとも7プラットフォームで上位0.5%以内”に入ったとされる。なお、認定の根拠として「視聴ログの丸め処理が一部統一されている」旨の社内資料が存在するという、編集部筋の証言がある[35]。
タイアップ一覧[編集]
タイアップとしては、にアニメ映画の劇伴オーディションで最終候補に残ったことが知られている。採用はされなかったものの、同作の宣伝PVで《第12斜線》の“スラッシュ部分のみ”が使用されたとされる[36]。
さらにには、内の鉄道系広報『乗換余白キャンペーン』に協力し、車内アナウンスのテンポを参考にしたSE設計が評価された。ここでは会期中の配布冊子に“余白BPM”の換算表が載ったという[37]。
CMとしては、飲料メーカーの季節商品で、広告尺の都合により《氷点ドラムノート》が30秒版に再構成された。なお、30秒版の音源ではスラッシュがちょうど4回しか入らない仕様が明記されている[38]。
ライブ・イベント/ライブ・コンサートツアー[編集]
ライブ・ツアーとしては、の『割愛席、予習』がインディーズ会場での回り切り形式であった。次いでには全国6都市の『虚数の拍子』ツアーが組まれ、各会場で同一の照明パターンを実装したとされる[39]。
の『公式ファンクラブ「割愛席」開廷記録』では、会場ごとに音響遅延を微調整するためリハーサル時間が20分単位で区切られた。結果、開演時刻が毎回“分単位で揃う”と観客が感じたとされる[40]。
には海外公演として、ので単独ステージを行った。セットリストの順番を現地の天気に合わせて入れ替えたという、立花虚数の発言が後に字幕付き動画として拡散した[41]。
出演(テレビ/ラジオ/映画/CM)[編集]
テレビ出演としては、に系の特番『夜光の解析』に出演したとされる[42]。ここでは《割愛の旋回》の“演奏部分だけ”を切り出して解説するコーナーが組まれ、スタジオの客席が一度消灯した。
ラジオではからの深夜番組『残響研究室』にレギュラーとして参加していた。真壁嘘実が“歌詞の言い換え禁止”をテーマに語った回は、メール採用率が異常に高かったとされる[43]。
映画では、ドキュメンタリー映画に監修名義で関与したと報じられた。もっとも作品側のクレジットは「特別協力」にとどまっており、関与の濃淡が議論された[44]。
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
のに初出場したとされる。出場曲は《開廷、割愛》で、演奏中にセットの床が段階的に傾く演出が話題になった[45]。
ただし、記録上は本番のリハーサル回数が通常より少ないと指摘されており、関係者の間では「番組側が“割愛席”の導線設計に感心したため、段取りを前倒しした」という説明があった[46]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 渡辺刃太『割愛席の設計書:スラッシュ記号の統一』螺旋夜光レコード, 2018.
- ^ 真壁嘘実『音程事故率と発声管理』音響官吏協会出版局, 2021.
- ^ 小島端音『余白としての低域—ベースが沈黙を作る方法』現場理論社, 2020.
- ^ 立花虚数『虚数の拍子:ドラムを数学にする禁忌』反響設計局, 2019.
- ^ 『日本音響賞 審査要項(第17回)』日本音響賞委員会, 2020.
- ^ M. A. Thornton, “Rhythmic Cuts as Perceived Silence in Extreme Metal,” Journal of Applied Sonics, Vol. 12 No. 3, pp. 41-66, 2017.
- ^ K. Tanaka, “BPM Rounding and Listener Retention: A Multi-Platform Study,” International Review of Streaming Metrics, Vol. 6 Issue 1, pp. 109-131, 2022.
- ^ 鈴木暁『断層の翼 宣伝PVの編集技法』映像局出版, 2019.
- ^ 田村理央『国立天文台データ利用の表象論:作曲への翻訳可能性』観測文化学会紀要, 第9巻第2号, pp. 77-95, 2023.
- ^ E. Kovács, “EQ Preset Stacking in Live Vocals: Field Notes,” Proceedings of the High-Pressure Voice Conference, Vol. 4, pp. 1-18, 2021.
外部リンク
- 螺旋夜光レコード 公式アーカイブ
- 音響官吏協会 PSD研究室
- 割愛席 公式ファンクラブポータル
- 反響設計局 公式プレイリスト
- 高圧ボーカル研究所 エフェクト図書館