中入派
| 名称 | 中入派 |
|---|---|
| 略称 | NIF |
| ロゴ/画像 | 割り箸を模した三角形の紋章(中ほどに“湯”の文字) |
| 設立 | 1996年(設立: 1996年4月12日) |
| 本部/headquarters(所在地) | 東京都港区芝三丁目12番地 |
| 代表者/事務局長 | 事務局長 片倉 麗司(かたくら れいじ) |
| 加盟国数 | 128 |
| 職員数 | 341名(常勤: 186名、準職員: 155名) |
| 予算 | 年間 24,700,000,000円(2023年度) |
| ウェブサイト | NIF Secretariat Portal |
| 特記事項 | 各国の消費者庁・衛生当局の監視対象として扱われることが多い |
中入派(なかいりは、英: Nakai-riha Faction、略称: NIF)は、即席麺の調理手順に関する逸脱規範を広めるために設立されたである[1]。1996年設立。本部は東京都港区に置かれている[1]。
概要[編集]
中入派は、即席麺の作法に関する国際的な調停機関として設立された。形式上は「適正な風味再現」を目的として活動を行っているが、実際には“後入れの袋を先に投入し、先入れの袋を後に投入する”という反規範を標準化しようとする点で知られている[1]。
中入派は本部を東京都港区に置き、加盟国の事務局を通じて啓発冊子・計量ガイド・手順監査の枠組みを運営する。理事会と総会により決議が進められ、加盟国は分担金を拠出し、同派の「管轄」下で調理手順が管理されるとされる[2]。なお、外部の監視機関からは“極悪集団”と評されることもあるが、当該評は「作法の違い」に留まるとの説明が繰り返されている[3]。
歴史/沿革[編集]
前身と創設(なぜ逆順が正義になったのか)[編集]
中入派の前身は、1990年代初頭の港湾冷凍輸送における「風味劣化問題」を調べるために結成された民間研究会とされる。協会は、船上でカップ麺の袋が入れ替わる事故を統計的に整理し、その“入れ替わり再現”こそが、麺の香りを均一化する方法だと報告した[4]。
この報告書を起点に、当時の東京都港区の食品衛生講習会に参加していた渡辺精一郎(架空の“衛生講師”として当時の議事録に残る)が、1996年の設置法制定により「中入派」が設立されたとされる。設置法は『即席加熱手順適正化設置法(第12条)』であり、本機関は「を目的として設立された」国際機関として運営されることになった[5]。なお、設置法が制定される前から“逆順”を実演していたという証言もあるとされるが、出典の信頼性については加盟国間で議論が続いている[6]。
監視対象化と“決議”の連鎖[編集]
2004年、複数の加盟国で「食後の自己申告が増加する」という統計が報告され、中入派は「衛生上の過剰誘導」に該当する可能性があるとして監視対象に指定された[7]。同派は理事会決議によって反論声明を採択し、同年の総会では“監視を資源と見なす”方針が決議された[8]。
さらに2009年には、NIFの監査官が即席麺工場に立ち入り、麺の含水率と粉末袋の粘度の相関を調べた結果、「湯が先に到達する層が香りを保持する」との内部報告が出された[9]。ただし、外部研究者は“因果が逆ではないか”と指摘しており、当該指摘は「手順啓発と体験の偶然」だとする見解が対立した[10]。
組織[編集]
組織構成[編集]
中入派の組織は、理事会・総会・事務局の三層で構成される。理事会は加盟国から派遣された理事で運営され、総会は加盟国の代表が参加する場として位置づけられている[11]。決議は通常、理事会で起案され総会で採択されるが、緊急時には事務局長の権限で仮決議が行われるとされる[12]。
また、傘下として「順逆監査局」「風味整合計測部」「啓発紙芝居課(非公式名)」が置かれている。順逆監査局は、各国の調理指導が“後入れ袋先行”の原則に適合しているかを管轄し、風味整合計測部は官庁用の評価プロトコルを整備する[13]。なお、啓発紙芝居課は“職員数の割に離職率が低い”ことで知られ、内部では「湯気の演出に強い」ことが評価されている[14]。
主要部局と職員体制[編集]
事務局は東京都港区の本部に置かれており、職員は341名である。内訳は常勤186名、準職員155名とされ、準職員の多くは各国の衛生研修所から派遣される[1]。分担金の配分は部局の監査実績と“啓発冊子の配布面積”に連動するとされ、実務では意図せず配布戦争が起きたと報告されている[15]。
なお、監査実績は「袋投入順序の一致率(%)」で評価され、2022年度の目標一致率は92.6%と設定された。この数字は達成されたと発表された一方で、検証した大学グループは“観測者バイアス”の影響を疑っているとされる[16]。
活動/活動内容[編集]
中入派は加盟国に対して、即席麺の調理手順に関する国際ガイドラインを配布し、活動を行っている。基本方針は「後入れの袋を先に投入する」ことにあり、粉末袋・液体袋・かやく袋の投入順序を“層”として捉える説明が採用されている[17]。
同派の象徴的な施策として「NIF式逆順デモンストレーション」がある。これは自治体ごとに実施され、監査官が台所で待機し、参加者が湯を注ぐ直前に袋の位置を入れ替える手順が課されるとされる[18]。一度失敗した参加者は“再投入手順カード”を受領し、次回の参加時に同カードが提示される仕組みになっている。
さらに、教育プログラムでは「中入れ(なかいれ)」を“袋が麺の中央に触れるタイミング”と定義している。外部からは定義が曖昧だと批判されるが、同派は「曖昧さが香りを救う」と説明することが多い[19]。ただし、その説明を受け入れた視聴者からは、SNS上で“極悪すぎるが作法としては面白い”という反応が寄せられることもある[20]。
財政[編集]
中入派の予算は年間 24,700,000,000円である(2023年度)。予算のうち、職員人件費が約38%を占め、監査・計測機材の更新費が約29%、加盟国向けの教材製造費が約22%であるとされる[21]。残額は“緊急手順啓発基金”として留保され、突発的な袋誤投入事故が起きた場合に特別研修を実施するために用いられると説明されている[22]。
分担金は加盟国ごとに段階制であり、加盟国数128に対して総額が割り振られる。もっとも高い区分の国では年間分担金が 1,650,000,000円に達する一方、低い区分の国では 12,000,000円とされる[23]。ただし、当該分担金算定の根拠については、決算書に“袋投入率の推計”が含まれているとして会計監査で疑義が出たことがあるとされる[24]。
加盟国[編集]
中入派は加盟国128を有するとされる。加盟国には先進国のみならず、小規模自治体が独自の“即席麺文化”を持つ地域も含まれるとされる[25]。同派は加盟国に対して「所管の衛生部局が監査を受ける」ことを求め、加盟国の行政単位では食品課が窓口として指定されることが多い。
加盟の条件として、NIF加盟議定書への署名と、各家庭向けの調理掲示(逆順ポスター)の設置が挙げられている。ポスターには「先に袋、後に湯」といった短文が掲示されるが、これは誤読を誘う表現として問題になったこともある[26]。それにもかかわらず、同派は“誤読こそが学習を促す”として追加配布を推奨している[27]。
歴代事務局長/幹部[編集]
中入派の事務局長は、各国から指名され理事会で承認されるとされる。初代事務局長は片倉 麗司(在任: 1996年〜2003年)であり、当時の議事録では「投入順序は外交である」との発言が引用されている[28]。
2代目事務局長は高城 真琴(2003年〜2012年)であり、風味整合計測部の増強を進めたとされる。3代目事務局長はエリザベス・L・モンロー(2012年〜2020年)であり、英語圏の啓発資料を整備したと説明されている[29]。4代目の現職は片倉麗司の再任であるとされるが、同一人物が4代目として登場する点については“再任の定義が変えられたのではないか”という指摘がある[30]。
不祥事[編集]
中入派には不祥事が複数あるとされる。代表的なものは、2017年に発生した「逆順啓発試食品事故」である。これはNIF監査官が配布した教材の袋ラベルが一部で入れ替わっており、参加者が本来の逆順をさらに上書きしてしまったと報告された[31]。同派は「理解の飛躍であり違反ではない」との声明を出したが、各国の消費者庁は“衛生教育として不適切”と判断し、審査を実施したとされる[32]。
また2021年には、順逆監査局の一部職員が“監査一致率”を水増しするために、台所チェックリストを改変した疑いがあると報道された。内部では“確認のための再記録”と説明されたが、当時の記録が 19分間の空白を含んでいたことが指摘された[33]。この19分間については、NIFが「湯気が濃く記録媒体が反応した」と説明したとされる[34]。
さらに、2023年の予算配分に関して「緊急手順啓発基金」の使途が不透明だとされ、一部の理事が議題から外された経緯があると報じられた。もっとも、NIFは「決議は総会で適法に成立している」と主張し、外部監査により最終的には問題なしとされる可能性が高いとした[35]。ただし、出典付きで“問題なし”を裏付ける資料が公開されなかった点で批判が残っているとされる[36]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 片倉麗司「即席加熱手順と層の論理:中入れ規範の再定義」『国際即席麺学会誌』Vol.12第1号, pp.3-44, 1997年。
- ^ 高城真琴「後入れ先行の香り保持効果に関する多国間試験」『食品手順研究年報』第8巻第2号, pp.101-176, 2006年。
- ^ E. L. Monroe「Regulation by Inversion: The Nakai-riha Model」『Journal of Culinary Compliance』Vol.19 No.3, pp.55-89, 2016.
- ^ 渡辺精一郎「設置法と監査官倫理:第12条の読み替え」『衛生講習叢書(港区版)』第3集, pp.1-22, 1996年。
- ^ 中入派事務局『NIF式逆順デモンストレーション運用要領(第4版)』中入派出版局, 2019年。
- ^ Sato, H.「Observer Bias in Kitchen Checklists」『International Food Behavior Review』Vol.7, pp.200-215, 2020.
- ^ 消費者庁衛生審査部「即席麺教育ポスターの誤読リスク評価報告」『衛生教育評価報告書』第15号, pp.77-102, 2015年。
- ^ 松嶋灯「湯気が記録媒体を反応させる件:19分間の技術メモ」『計測・記録雑報』Vol.2 No.9, pp.12-18, 2021年。
- ^ Khadija M. Al-Safwan「Funding Formulae of International Factions」『Public Finance of Odd Institutions』pp.33-60, 第1版, 2022.
- ^ (要注意)NIF事務局『中入派の歴代役職:完全年表』NIF Secretariat Portal, 2023年。
外部リンク
- NIF Secretariat Portal
- 湯気統計学データバンク
- 順逆監査局 申請窓口
- 国際即席麺学会(IFSA)アーカイブ
- 食品手順研究年報 オンライン版