川端こうし
| 氏名 | 川端 こうし |
|---|---|
| 画像 | Koshi_Kawabata_2023.jpg |
| 画像サイズ | 250px |
| 画像説明 | 2023年、国際親善試合での川端 |
| 愛称 | コーシー、堺の旋回機 |
| 生年月日 | 1994年7月18日 |
| 出身地 | 大阪府堺市 |
| 身長 | 178 cm |
| 体重 | 71 kg |
| 国籍 | 日本 |
| 背番号 | 8 |
| ポジション | ミッドフィルダー |
| 所属チーム/クラブ | 大阪スパークス |
| 利き手/利き足 | 右投左打 |
| medaltemplates | アジア競技大会 金 2018 / 金 2022 |
川端 こうし(かわばた こうし、[[1994年]]〈[[平成]]6年〉[[7月18日]] - )は、[[大阪府]][[堺市]]出身の[[プロフィールドホッケー選手]](ミッドフィルダー)。右投左打。[[ジャパンホッケーリーグ]]の[[大阪スパークス]]所属。[[アジア競技大会]]で2度の金メダルを獲得し、[[2020年東京オリンピック]]代表にも選出された[1]。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
川端はの臨海部に近い住宅地で育ち、幼少期から公園の舗装路を使って一人でスティック練習をしていたとされる。小学3年時には、地元のに入団し、当時の指導者であるにより「地面の反発を読むのが異常に早い」と評された。
中学はに進学し、全国中学校大会で3年連続ベスト4を記録した。なお、2年生のときには試合中にスティックの先端を1.7センチ削りすぎて失格寸前となり、用具係のが夜通し再加工した逸話が残る[2]。
所属チーム別の経歴[編集]
にへ入学し、同年ので初優勝を果たした。高校卒業後の、に入団し、プロ入り後1年目からレギュラーを務めた。初年度は控え登録からの出発であったが、当時の監督の方針により第3Q専任の切り札として起用され、リーグ最終節で自己ベストを更新する1試合4アシストを記録した。
には主将に就任し、同年のでリーグ新記録となる18連勝に貢献した。さらににはへ期限付き移籍し、欧州クラブ選手権で初出場を果たしたが、現地では「K. Kawabata」が場内アナウンスで「Cabbage」と聞き間違えられる珍事があったという。
代表経歴[編集]
に日本代表へ初選出され、同年のでデビューを飾った。代表では左サイドからの高速回転パスを武器に活躍し、では決勝で2得点を演出して金メダルを獲得した。
では代表を代表する攻撃的MFとして起用され、開幕戦で3連続シュートブロックを記録した。翌のでも金メダルを獲得し、2大会連続で主力として代表の中心を担った。なお、同大会では試合前に靴紐を結ぶまでの所要時間が9秒を切ることを目標としていたという[3]。
選手としての特徴[編集]
川端は、低い重心から繰り出されるスラローム状のドリブルと、右手の強打から左足で角度を変える独特のプレースタイルで知られる。特に「三拍子ターン」と呼ばれる回転技術は、本人が高校時代に体育館の床面塗装の継ぎ目を避けるうちに確立したとされる。
また、試合終盤の判断力に優れ、シーズンには後半残り5分での得点関与が12回に達した。専門誌『』は、川端のプレーを「理論上は単純だが、実際には再現が難しい」と評し、特にセンターパスの球速を毎年0.8km/hずつ引き上げている点を高く評価した。
一方で、本人は自らの強みを「走力ではなく、相手の視線を半拍ずらすこと」と語っている。これはほかの選手にはあまり見られない感覚的説明であるが、コーチ陣の間では妙に通用しており、の分析班が一時期、目線追跡装置を導入する契機にもなった。
人物[編集]
川端は寡黙な選手として知られる一方、ロッカールームでは極端に細かいルーティンを持つことで有名である。試合前には必ず水を147mlだけ飲み、スティックの握りを左から右へ3回確認する。本人いわく「数字が揃うと芝の音が静かになる」とのことである。
には、遠征先ので購入した竹製の箸を、そのまま試合会場の弁当箱に挿したまま入場しようとしてスタッフに止められた。この件は一部で笑い話となったが、川端は「箸の角度が呼吸に関係する」と説明し、以後チーム内では半ば公認のゲン担ぎとなった。
また、地元・堺への愛着が強く、オフには周辺を走るのが習慣であるとされる。練習後に立ち寄る定食店では、必ず唐揚げ定食のご飯を先に半分だけ食べ、残りを味噌汁と合わせるという独自の食べ方を続けている。
記録[編集]
タイトル[編集]
リーグ優勝はで3回、代表では金メダル2回を獲得している。個人タイトルとしては、に、にを受賞した。
表彰[編集]
、、およびを受けている。なお、には試合中のスティック落下回数が年間2回に抑えられたことを評価され、チーム独自の『用具管理賞』も授与された。
代表歴[編集]
日本代表としては、2回、2回、1回の出場を果たした。通算では国際Aマッチ相当の試合に84試合出場し、19得点27アシストを記録している。
個人記録[編集]
リーグ戦では1試合最多アシスト4、1試合最多走行距離13.6km、1シーズン連続出場28試合を達成した。さらにには、1試合で同じ相手選手から3度ボールを奪取したことで、スタジアム内アナウンスにて『執念の3連続回収』と紹介された。
出演[編集]
川端は現役選手としての知名度を背景に、いくつかのCMや番組にも出演している。特にの「夜間練習を支える電気料金プラン」CMでは、無表情のままスティックを振る演技が話題となった。
テレビ番組ではのスポーツドキュメンタリー『勝負の15秒』、およびのローカル番組『すごいぞ堺』に出演し、地元商店街での買い物風景を公開した。なお、収録時にコロッケを2個同時に持ったままインタビューを受けたことが「妙に絵になる」と評された。
また、からはのマナー啓発ポスターにも起用され、「急いでも走りすぎない」というコピーが、競技のプレースタイルと妙に重なっているとして反響を呼んだ。
著書[編集]
著書に『』(、)がある。内容は技術論と食事管理が半々で構成されており、最後の章だけ妙に長い脚注が付されていることで知られる。
には共著で『』にも参加し、同書では「遠くを見るのではなく、次の芝目を見る」という独自理論を展開した。出版関係者によれば、初校の段階で本文中に「靴紐の結び直し手順」が11ページ分挿入されていたという[4]。
背番号[編集]
背番号はおよび日本代表ともに8番である。本人は7番を希望していたが、入団会見の席で「8は左右をつなぐ」と説明され、以後は縁起番号として受け入れた。
なお、の欧州短期移籍時のみ18番を着用したが、現地メディアからは「背番号が大きすぎて守備範囲まで拡張されたように見える」と報じられた。クラブ内部では8番のユニフォームが年間平均で23着補充されており、汗の吸収率の高さが確認されている。
脚注[編集]
1. ^ 日本ホッケー協会『2022年度 競技者登録名簿』第18巻第2号、pp. 41-43. 2. ^ ただし、同大会の公式記録簿には当該失格は記載されていない。 3. ^ 目標値の由来については本人談であり、要出典。 4. ^ 『ミッドフィールドの呼吸学』の初版奥付には、著者の欄が一時的に「川端こうし+芝目研究会」となっていた。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
大阪スパークス公式プロフィール
日本ホッケー協会 選手データベース
JHL 個人成績ページ
堺市スポーツ振興センター インタビュー記事
川端こうし後援会 公式アーカイブ
脚注
- ^ 中村亮介『関西ホッケー史とその周縁』スポーツ文化研究社, 2023, pp. 114-139.
- ^ S. Williams, “Midfield Rotation and Peripheral Vision in Japanese Field Hockey,” Journal of Asian Sports Science, Vol. 12, No. 3, 2022, pp. 55-73.
- ^ 田所志保『大阪スパークスの戦術変遷』関西ホッケー出版, 2021, pp. 8-29.
- ^ M. A. Thornton, “The 0.8 km/h Problem: Incremental Passing Speed in Elite Hockey,” International Review of Turf Sports, Vol. 9, Issue 1, 2024, pp. 201-219.
- ^ 日本ホッケー協会編『代表選手名鑑2022』日本ホッケー協会資料室, 2022, pp. 67-68.
- ^ 小泉勝彦『第3Q専任論』大阪戦術研究会, 2019, pp. 90-97.
- ^ A. Fernández, “Cabbage on Ice: Misheard Names in European Club Transfers,” Scandinavian Journal of Sports Phonetics, Vol. 4, No. 2, 2021, pp. 12-31.
- ^ 高橋怜『靴紐の社会学』関西学術出版社, 2024, pp. 150-176.
- ^ 『ミッドフィールドの呼吸学』編集委員会『ミッドフィールドの呼吸学』スポーツ叢書社, 2024, pp. 3-118.
- ^ 伊東由里子『堺とスポーツ、そして臨海部』港湾文化新書, 2020, pp. 44-59.
外部リンク
- 大阪スパークス公式サイト
- 日本ホッケー協会公式サイト
- ジャパンホッケーリーグ選手名鑑
- 堺市スポーツアーカイブ
- 川端こうし後援会ページ