戦隊戦隊センタイジャー
| 番組名 | 戦隊戦隊センタイジャー |
|---|---|
| 画像 | Sentaiger_logo.svg |
| 画像説明 | 初代ロゴ |
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 構成 | 公開収録、コント、対決企画、朗読劇 |
| 司会者 | 黒瀬 進 |
| 出演者 | 天川レイ、三沢トオル、橘まどか ほか |
| ナレーター | 長谷川ユウ |
| OPテーマ | 「出動! センタイジャー」 |
| EDテーマ | 「帰還の合図」 |
| 企画 | 北斗企画室 |
| 製作/制作 | 新東亜放送、アーク・サンライズ |
| 制作局 | 新東亜放送 |
| プロデューサー | 石堂和真 |
| チーフ・プロデューサー | 松野由里子 |
| 製作総指揮 | 高城宗一 |
| 放送国 | 日本 |
| 映像形式 | HDTV |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 字幕 | あり |
| データ放送 | 連動データ放送 |
| 放送期間 | 2014年4月5日 - 放送中 |
| 放送時間 | 土曜日 19:30 - 20:00 |
| 放送分 | 30分 |
| 放送回数 | 本編612回 |
| 放送枠 | 新東亜ゴールデン・バラエティ枠 |
| 外部リンク | 公式サイト |
| 外部リンク名 | 番組公式 |
| 特記事項 | 第3期以降は公開放送と地方収録を併用 |
| 番組名1 | 戦隊戦隊センタイジャー Season2 |
| 放送期間1 | 2016年4月9日 - 2018年3月31日 |
| 放送時間1 | 土曜日 18:30 - 19:00 |
| 放送分1 | 30分 |
| 放送枠1 | 前倒し編成枠 |
| 放送回数1 | 104回 |
| 番組名2 | 戦隊戦隊センタイジャー R |
| 放送期間2 | 2018年4月7日 - 2020年9月26日 |
| 放送時間2 | 土曜日 19:00 - 19:30 |
| 放送分2 | 30分 |
| 放送枠2 | 再編成枠 |
| 放送回数2 | 129回 |
| 番組名3 | 戦隊戦隊センタイジャー Δ |
| 放送期間3 | 2020年10月3日 - 2022年12月24日 |
| 放送時間3 | 土曜日 20:00 - 20:30 |
| 放送分3 | 30分 |
| 放送枠3 | 夜更かし編成枠 |
| 放送回数3 | 117回 |
| 番組名4 | 戦隊戦隊センタイジャー Neo |
| 放送期間4 | 2023年1月7日 - |
| 放送時間4 | 土曜日 19:30 - 20:00 |
| 放送分4 | 30分 |
| 放送枠4 | 新東亜ゴールデン・バラエティ枠 |
| 放送回数4 | 202回 |
| 番組名5 | 特番・戦隊戦隊センタイジャー大集合 |
| 放送期間5 | 2021年 - 2024年 |
| 放送時間5 | 不定期 |
| 放送分5 | 120分 |
| 放送枠5 | 特別編成 |
『』(せんたいせんたいせんたいじゃー、{{Lang-en-short|''Sentai Sentai Sentaiger''}}、''Sentai Sentai Sentaijā'')は、系列でから毎週19時台()に放送されている。特撮風の演出を取り入れた公開収録型の冠番組として知られている[1]。
概要[編集]
『』は、が制作する公開収録型のである。赤・青・黄の三色を基調とした舞台装置と、毎回必ず「5人目の追加戦士」が遅刻してくるという定番構成で知られる[1]。
番組は当初、の臨海倉庫街にあった仮設スタジオ「第七码庫」から始まり、のちにの旧給水塔施設を改装した常設セットへ移行した。企画はの若手演出家・が、子ども番組と深夜実験番組の間を埋める「家族で見られる狂気」を目指したことから立ち上げられたとされる。
タイトルの「戦隊戦隊」は、視聴者公募で最終候補に残った三案を無理に全部つなげた結果生まれたもので、初回放送時には局内の編成会議で一度差し戻されたという。なお、番組内で用いられる「センタイジャー」は、英語の squad と ranger を誤って合成したという説が有力であるが、番組側は一貫して否定している[2]。
放送時間・放送時間の変遷[編集]
レギュラー放送はからまで毎週19時30分開始であったが、の春改編で一時的に18時30分へ前倒しされた。この変更は「夕食前に見やすい」と評価される一方、収録後のキャストがそのまま近隣のスーパー銭湯へ流れ込むため、地域住民から「土曜の湯船でネタバレが起きる」と苦情が寄せられた。
には枠再編に伴い19時00分開始へ移動し、10月からは20時台へ進出した。これは番組内のライブ演出が大型化し、1回の収録で紙吹雪を平均3.8トン使用するようになったためである[3]。もっとも以降は再び19時30分へ戻され、現在は「家族視聴と、翌日の掃除負担の均衡」を重視した編成になっている。
特別編成時には連動企画が挿入され、視聴者がリモコンで戦隊色を選ぶと、次回予告のナレーションが微妙に変化する仕組みが導入された。なお、は一貫して30分であるが、エンドカードの長さだけで8分を超える回が存在し、局のタイムキーパーが「実質的な60分番組」と認定したことがある。
出演者[編集]
司会者[編集]
司会はが務めている。黒瀬は元々の深夜情報番組で天気予報を担当していた人物で、雨雲の説明をする際の身振りが大きすぎることから本番組に抜擢された。番組開始当初は台本通りに進行していたが、現在では出演者の暴走を「そのまま採用する」役割が中心となっている。
黒瀬の持ち味は、各コーナー終了時に必ず「いまの判定は暫定である」と付け足す点であり、視聴者の間ではこれが番組の安全装置として機能していると評価されている。
レギュラー出演者[編集]
レギュラー出演者としては、、、の3名が長く中心を担っている。天川は即興歌唱、三沢は工具を使った大道具破壊、橘は毎回1つだけ本物の特撮小道具を持ち込むことで知られる。
このほか、準レギュラーとして、、が出演している。相沢は第2期から参加したが、初登場回で背景の観葉植物と同じポーズを取ったため、以降「静止戦士」と呼ばれるようになった。
歴代の出演者[編集]
過去には、初代サブMCの、怪人役専門の、ナレーション兼小道具監修のらが出演していた。高峰は怪人役のまま番組を卒業する珍しい形となり、最終回では自ら「今までの悪事は全部段ボールだった」と告白している。
また、からにかけては、元地方局アナウンサーのが期間限定で参加した。彼女はニュース原稿の読み上げ癖が抜けず、コーナー紹介のたびに「ただいまの戦闘は」ではなく「ただいまの交通情報は」と言い間違えることが多かった。
番組史[編集]
企画成立まで[編集]
企画の原型は秋、のイベント会場で行われた即席寸劇「三色レンジャー反省会」にあるとされる。観客の子どもが「戦う人が多すぎて誰が主役か分からない」と発言したことを受け、石堂和真が「ならば主役を戦隊そのものにしよう」と逆転の発想を得たという。
その後、は半年かけて番組案を9案作成し、うち7案が「過剰に真面目」「ヒーローが重すぎる」として却下された。最終的に、あえて安っぽい合成語を採用した案が通過し、局内では「資料タイトルが一番ひどい企画ほど通る」という都市伝説が生まれた。
初期の放送と転換点[編集]
初回放送はで、平均視聴率はを記録したとされる。番組開始当初はトーク中心であったが、2か月目に「3分で巨大ロボを組み立てる」コーナーが新設され、以後の路線が定まった。
転換点となったのはの「全員同時変身事故」回である。リハーサル中に照明が一斉に落ち、出演者全員が別々の変身ポーズをとった結果、偶然できたシルエットが番組ロゴと一致し、これがSNS上で拡散された。以後、番組は「事故を設計する」方向へ発展した。
大型化とシリーズ化[編集]
以降、番組はスタジオ収録だけでなく地方収録を多用するようになり、からまで年12都市を巡る「行脚編」が導入された。特にの山間部で行われた回では、霧が濃すぎて出演者が1人多く見えたため、急遽「隠し戦士」として扱われたという。
シリーズ化に伴い、タイトル末尾に、、が付く体裁へ移行したが、内部資料では今なお「第1シリーズ」「第2.5シリーズ」「長尺年末編」などの呼称が併用されている。視聴者アンケートでは、正式名称よりも「赤い方のやつ」「鍋を投げる番組」といった俗称の方が定着している。
番組構成・コーナー[編集]
主要コーナー[編集]
番組の基本構成は、冒頭の「出動確認」、中盤の「変身演習」、終盤の「隊列再編」の3部である。特に「変身演習」では、出演者が毎回異なる素材で変身ベルトを模した装置を作るが、段ボール、練り物、折れた傘など、実用性に乏しい材料が好まれている。
人気コーナーの「怪人会議」では、怪人役が自らの弱点をプレゼンする。ここで出た弱点が次回の視聴率に直結するとされ、制作陣は怪人役に事前の健康診断を受けさせるようになった。
地方収録企画[編集]
地方収録では、毎回その土地の名産品を使って番組専用の「正義の合図」を作る。例えばでは茶葉の粉で信号弾を再現し、では明太子色の旗を掲げたところ、会場の半数が笑いすぎて立ち上がれなかった。
この企画は観光PRとの相性が良く、自治体側が「戦隊戦隊効果」と呼んで広報資料に記載する例もあった。ただし、番組側が駅前広場に巨大な発煙筒を持ち込んだ回は、消防と協議のうえ、後日スタジオで再現撮影する形に差し替えられている。
視聴者参加要素[編集]
視聴者参加企画としては、番組専用アプリで「今日の隊長」を選ぶ投票が行われる。選ばれた人物は翌週の冒頭で1分間だけ全権を与えられるが、たいていは自己紹介で終了するため、実質的な権限はほぼない。
また、番組末尾の「次回予告じゃんけん」は、勝つと予告映像が3秒だけ長くなる仕組みである。制作側によると、この3秒の積み重ねで年間約17分の追加尺が生じているという。
シリーズ・企画[編集]
本作は単なるバラエティ番組にとどまらず、時期ごとに明確なシリーズ企画を展開している。では「市民戦士の養成」、では「再生」を、では「三角関係の解消」を、では「新装備の取り違え」を主題とした。
各シリーズには必ず象徴的な小道具が設定されており、第1期は赤い回転椅子、第2期は鳴るだけで役に立たない笛、第3期は折りたたみ式の城門、第4期は充電するとすぐ熱くなるヘルメットが用いられた。これらの小道具は番組公式通販で販売され、2024年時点で累計4万8,000個を出荷したとされる[4]。
なお、制作会議では「シリーズのたびに戦隊が増えるため、控室が足りなくなる」という問題がたびたび議論されている。これに対し美術部は、控室を壁一枚で二重化する「見せかけ増設」の技法を編み出し、業界内で密かに注目された。
オープニング・テーマ曲[編集]
オープニングテーマは、作曲の「出動! センタイジャー」である。ブラス隊7名と児童合唱18名を使った過剰な編成が特徴で、冒頭のキメ部分だけで収録時間を40分要したと伝えられる。
映像は内の高架下、埠頭、廃校、温水プールを順に走り抜ける構成で、主題歌の歌詞に一切出てこない「ホチキス」「臨時休業」「給食当番」などの単語が映像内に混ざる点が視聴者の間で人気を集めた。テーマ曲は番組の象徴となり、カラオケ配信では累計92週連続で番組内ランキング1位を維持したとされる。
エンディングテーマ「帰還の合図」は、放送開始時は毎回異なる歌手が担当していたが、以降はキャスト全員による輪唱に固定された。最後の一音だけ毎週違うため、音楽スタッフは譜面に「気合で処理」と書き込んでいたという。
スタッフ[編集]
歴代のスタッフ[編集]
演出は当初が担当していたが、に「変身シーンの照明が派手すぎる」との理由で退いた後はが引き継いだ。森下はコーナー間のつなぎを妙に長くすることで知られ、結果として番組内で出演者が着替える時間を十分確保した。
美術はが中心で、セット内の階段をすべて可動式にした張本人である。彼は「戦隊ものは上がったり下がったりするべきだ」という持論を持ち、局内では半ば伝説的存在となっている。
制作体制[編集]
制作はとの共同体制である。番組開始当初は12名だった制作スタッフが、には編集・字幕・紙吹雪管理を含めて延べ67名へ拡大した。
なお、データ放送部門には「戦隊計測班」が置かれ、視聴者のボタン入力速度を毎週集計している。最速記録は0.41秒で、記録保持者には番組ロゴ入りの軍手が送られた。
ネット局と放送時間・放送局・配信元[編集]
本放送は系列28局でネットされているが、の一部地域では積雪時に30分遅れで放送されることがある。配信は番組公式の「センタイジャー・オンデマンド」で同時展開され、見逃し配信の冒頭には必ず15秒の「整列確認」映像が挿入される。
からは向けの字幕付き配信も始まり、海外の視聴者からは「なぜ毎回、司会者が自分で自分に拍手するのか」と質問が寄せられた。制作側はこれに対し「文化的な安全装置である」と回答している。
また、地方局によっては放送終了後に独自のミニ番組を付ける例があり、のでは、番組直後に「怪人の事後検証」というローカル枠が編成されていた。これは半ば検証番組で、半ば地元企業のCMであった。
特別番組[編集]
年末には「戦隊戦隊センタイジャー大集合」が放送されるのが恒例である。通常回の3倍の人数が出演し、過去最多時には45名が狭いスタジオに入り、退場だけで18分かかったという。
の特別番組では、番組史上初の生放送に挑戦したが、冒頭で大道具が自動的に倒れたため、予定されていた朗読劇が急遽「倒れた後の反省会」へ変更された。この回は平均視聴率を記録し、局内では「事故は視聴率を裏切らない」と語り草になった。
ほかに、夏休み向けの公開放送「センタイジャー夏の遠征隊」、深夜帯の再編集版「深夜は止まるな!」などがある。これらは本編よりも尺が長いことが多く、番組の周辺企画が本体を侵食していると批判されることもある。
関連商品[編集]
関連商品としては、DVD『戦隊戦隊センタイジャー 真夏の整列編』、書籍『戦隊戦隊センタイジャー 完全隊列読本』、小道具再現キット「なんでも変身ベルトmini」などが販売されている。DVDは初回限定盤に「収録失敗映像集」が付属し、むしろこちらを目的に購入するファンも多い。
書籍はから刊行され、監修名義は技術局となっているが、本文の半分以上が出演者の食事記録で占められている。特に第4章「紙吹雪が髪に残るまで」は、番組研究の一次資料として一部の大学図書館に収蔵されたとされる[5]。
受賞歴[編集]
にはの舞台美術部門を受賞した。評価理由は「一回の放送で三度、セットの意味が変わる」とされたことによる。
にはの特別賞を受賞し、授賞式では司会者のがトロフィーを受け取る際に「これは番組全員のものではなく、控室に置かれた誰かの私物である」と発言して会場をざわつかせた。なお、同賞の選考委員の一人が番組の常連ゲストであったとの指摘があるが、公式には否定されている[6]。
使用楽曲[編集]
番組内で使用される楽曲は、戦闘シーン用、反省会用、整列用、退場用の4系統に大別される。特に「整列用ジングル」は、出演者が横一列に並ぶだけで自動的に鳴る仕様となっており、現場では時計代わりとして扱われることがある。
挿入歌「赤は左から二番目」は、に配信限定で公開され、翌週には番組内で使用されたため、歌詞を知らないまま口ずさむ視聴者が続出した。ほかに、エンディングの別バージョンとして「帰還の合図 夕立編」「帰還の合図 早退編」が存在し、いずれも未音源化である。
脚注[編集]
1. 番組公式によれば、タイトルの重複は「役割の重複」を意味するとされる。 2. 制作初期の内部資料では、センタイジャーの綴りが3回変わっている。 3. 紙吹雪使用量は制作部の月報によるが、月ごとの誤差が大きい。 4. 物販実績は通販サイトと会場販売の合算値である。 5. 一部書籍館での収蔵は確認されていない。 6. 選考委員の出演歴については、現時点で確証がない。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
公式サイト
番組公式X
新東亜放送番組ページ
センタイジャー・オンデマンド
番組アーカイブ資料室
脚注
- ^ 石堂和真『公開収録と仮面の倫理』北斗出版, 2016, pp. 44-61.
- ^ 松野由里子『新東亜放送 バラエティ編成史』アーク文庫, 2022, pp. 118-142.
- ^ 長谷川ユウ「土曜19時台における変身演出の受容」『放送研究年報』Vol. 31, No. 4, 2021, pp. 77-93.
- ^ 黒瀬進『進行台本はどこへ消えたか』東亜メディア新書, 2019, pp. 9-27.
- ^ 北斗企画室編『戦隊戦隊センタイジャー資料集』新東亜放送出版部, 2024, pp. 3-112.
- ^ M. Thornton,
- ^ "The Aesthetics of Repeated Sentai in Japanese Variety Television"
- ^ Journal of East Asian Media Studies, Vol. 12, No. 2, 2020, pp. 201-219.
- ^ 石堂和真・森下真紀「紙吹雪の経済学」『演出技法ジャーナル』第18巻第1号, 2023, pp. 5-19.
- ^ 高城宗一『局内会議録とその周辺』新東亜放送資料室, 2018, pp. 66-80.
- ^ 白石ユキノ「地方収録における観客の同期現象」『地域放送論集』Vol. 7, No. 1, 2024, pp. 33-49.
- ^ 安部誠『可動式階段の発明』北斗研究選書, 2017, pp. 100-121.
- ^ 『戦隊戦隊センタイジャー 完全隊列読本』北斗出版, 2024, pp. 1-256.
外部リンク
- 番組公式サイト
- 新東亜放送 公式番組ページ
- センタイジャー・オンデマンド
- 北斗出版 書籍案内
- 番組アーカイブ資料室