獅白刈り
| 名前 | 獅白刈り |
|---|---|
| 画像 | Shihakugari_official_2023.jpg |
| 画像説明 | 白刈レコード所属時の“獅白祭”ステージ写真 |
| 画像サイズ | 260px |
| 画像補正 | auto |
| 背景色 | #cbbfb0 |
| 別名 | 獅刈(しがり)/毛刈(けがり) |
| 出生名 | —(バンド名として登録) |
| 出身地 | 八戸市(結成時拠点) |
| ジャンル | 怪奇ロック/和洋折衷ギターロック |
| 職業 | ロックバンド |
| 担当楽器 | ボーカル、ギター×2、ベース、ドラム、和太鼓/サンプラー |
| 活動期間 | 2011年–現在 |
| レーベル | 白刈レコード/夜毛屋レーベル |
| 事務所 | 刈白映像音楽事務所 |
| 共同作業者 | 音響設計家:、作家:ほか |
| メンバー | 白石 霙(Vo)、獅堂 煌(G)、刈川 凪(G)、佐々井 朔(Ba)、目黒 亥音(Dr)、伊勢崎 雷蔵(太鼓/サンプル) |
| 旧メンバー | —(一部セッションは除く) |
| 公式サイト | https://shihakugari.example |
(しはくがり)は、の6人組である。所属事務所は。レコード会社は。に結成、にメジャーデビュー。略称および愛称は「獅刈」。公式ファンクラブは「白毛札(はくげふだ)」。
概要[編集]
は、硬質なギターリフと、和太鼓由来の断続的なリズムを核として構成されるロックバンドである。歌詞は方言混じりの短句と、年号を分解した造語で組み立てられ、ライブでは“刈り声”と呼ばれるコールが定番化している。
結成の発端は、八戸市にある廃屋スタジオでの音響実験とされる。なおバンド自身は「獅白刈りとは、演奏ではなく“儀式の作曲法”である」と説明しており、楽曲ごとに会場の床鳴り(微振動)まで採譜する点が特徴とされる[1]。
メンバー[編集]
白石 霙(しらいし みぞれ)はボーカル兼作詞を担当し、語尾を意図的に切るスタイルで知られる。獅堂 煌(しどう きらめ)はリードギターで、テンポ計測を“毛刈メトロノーム”と称する手作り装置に依存している。
刈川 凪(かりかわ なぎ)は作曲の中心を担い、和太鼓パートの設計にまで踏み込む。佐々井 朔(ささい はく)はベースで、曲中の倍音を“白い刈りくず”と呼びながら収束させる癖がある。
目黒 亥音(めぐろ いね)はドラム。伊勢崎 雷蔵(いせざき らいぞう)は和太鼓とサンプラーを兼任し、ステージでは高台に小型マイクを設置して“遠鳴り”を拾う[2]。
バンド名の由来[編集]
バンド名の「獅白刈り」は、本来は民俗研究家が作った仮説用語だとされている。バンド側の説明では、獅子(しし)の白い毛を刈るというイメージから、音色を“脱皮させる”発想が得られたことに由来するとされる。
一方で、初期メンバーの証言によれば、実際には廃屋スタジオの壁に書かれていた落書きが元だという。落書きは「獅白刈り=針で音を刈り取れ」と読めたとされ、後に意味を後付けして楽曲コンセプトへ昇格されたとされる[3]。
この名称が独特に定着したのは、2014年のメジャーデビュー曲『白毛札のラストノート』が、歌詞カードの印刷ズレで「獅白刈り」が“獅刈り”表記へ誤変換されたことが逆に話題化したためである。
来歴/経歴[編集]
結成(2011年)[編集]
、八戸市の商店街外れにある小さなスタジオにて、音響設計家のが“床鳴り採譜”の講義を行ったことが契機とされる。参加者は当初4人だったが、太鼓担当として伊勢崎 雷蔵が加わり、即興セッションは毎週土曜19:19から開始されたという。
伝承では、初回の録音テープの回転数がちょうど1.0003倍だったため、誤差込みで“儀式の拍”が成立した、と説明されている。もっとも、当時のメンバーは「誤差が歌詞の長さを決めた」と語るに留まる[4]。
初期リリース(2012年–2013年)[編集]
には自主企画盤『夜毛屋の試聴札』を200枚限定で配布した。配布方法は単純で、店舗の釣銭口に投函する方式だったとされるが、実際の投函回数は“全従業員が合計で237回”行ったと記録されている。
にはライブ会場で、観客に白い紙片を渡してコールを統一する“札返し”が開始された。紙片は後に公式化され、ファンクラブの名称である「白毛札」へ接続したとされる[5]。
メジャーデビュー(2014年)[編集]
、白刈レコードよりシングル『白毛札のラストノート』(初回限定盤)がリリースされ、週間チャートでは“最高位3位”を獲得した。バンドはこの数字を「3という刈り刃の角度」と称し、以後インタビューでしばしば繰り返した。
同年夏、テレビ番組に出演し、歌唱中に床下の振動センサー映像を投影したことが話題になった。なおこの映像の総フレーム数は、偶然にも“29,970”だったと語られている[6]。
飛躍期(2017年–2019年)[編集]
のアルバム『獅白の断音(だんおん)』は累計売上53万枚を記録したとされる。続くにはオリコン年間アルバムチャートで1位を獲得し、「国民的怪奇ロック」と呼ばれるようになった。
には“逆刈り”ツアーを開催し、会場の照明を逆順に落とす演出が批判を浴びたが、結果として安全柵の設計が見直され、舞台技術のガイドラインに影響を与えたと報じられた。
音楽性[編集]
獅白刈りの音楽性は、ギターのディストーションを「刈り」、太鼓の間(ま)を「白」、ベースの連続音を「糸」と見立てる独自の比喩で説明される。楽曲の構造は、最初の40秒で“儀式の主題”を提示し、その後に小節を意図的に欠かすことで緊張を作るとされる[7]。
歌詞は歴史年表風の断片を含み、たとえば『昭和札第三号』では“昭和”の文字が3回だけ繰り返される仕様になっている。ファンはこれを「三度刈り」と呼び、歌詞カードを線で結ぶ遊びが発生した。
制作面では、作曲家のがコード進行を“刈り取り表”として整理したと言われる。もっともバンド自身は、コードよりも音の立ち上がり(アタック)を優先したと述べ、理屈よりも身体感覚で決めているとされる[8]。
人物[編集]
バンドの対外的な顔としては白石 霙が多く、コメントは短く鋭い。本人は「感情は音域に置いてくる」と語り、取材時には必ずイヤホンを片側だけ装着していると報じられた。
一方、刈川 凪は“曲が完成する日”を厳密に管理している。彼は毎回、納品前日にスタジオの湿度を37%に合わせることをルーティンとしており、達成できない場合は録り直しになることがあるという。
目黒 亥音は、ドラムキットのセッティングを“毛刈目盛り”で刻む。伊勢崎 雷蔵は、太鼓の皮の張り替えを「刈る日」ではなく「白くなる日」と呼び、時期の決定を天気図と結びつけている[9]。
評価[編集]
音楽評論家の間では、獅白刈りは“和洋折衷”ではなく“儀式の音響設計”として評価されている。実際に、の特集企画では、楽曲の中で“人の呼吸が拍を作る瞬間”が解析されたとされる。
ただし、過度な演出が制作過程の負担になっている点も指摘されている。特に、床鳴り採譜のために設置されるセンサー機材の重量が大きく、撤収時間が平均で“17分23秒”から“21分05秒”へ悪化した時期があったという。
それでもライブ動員は堅調で、国民的ロックバンドとしての地位を確立したと考えられている。バンドはこの評価に対し、「刈り取ったのは音ではなく、観客の間である」と返した[10]。
受賞歴/賞・記録[編集]
のでは“最優秀ロックパフォーマンス賞”を受賞したとされる。理由は、同年の『獅白の断音』ツアーで、全公演のアンコールが統計上“68.4%”の確率で同じ拍を刻んだ点にあると説明された。
にはオリコン年間アルバムチャート1位、続いてに同年間シングルチャート1位を獲得した。バンドはこの連続を「刈り刃の二段階」と呼び、公式サイトでメトロノーム値を公開したことがある。
また、ストリーミング累計再生数は、特定の楽曲が公開後“487日”で10億回再生を突破したと報じられている。ただし、この日数カウントの起点が公式に明示されなかったため、計算方法には議論があったとされる[11]。
ディスコグラフィ[編集]
シングルとしては『白毛札のラストノート』(2014年)、『札返しの逆光』(2016年)、『昭和札第三号』(2017年)、『断音の獅白』(2018年)、『毛刈メトロノーム』(2020年)などがある。CDシングルには初回特典として“床鳴り擬似音”を収録したデジタル配信コードが付属したとされる。
アルバムは『夜毛屋の試聴札』(2012年/自主)、『獅白の断音』(2017年)、『刈白航路』(2019年)、『白く削れる』(2021年)、『獅刈回廊』(2023年)などが確認されている。ベスト・アルバムとしては『獅白刈り大全:刈刃の記憶』(2022年)が発売されたとされる。
映像作品には『白毛札ライブ 札返しの夜』(2018年)および『獅白の断音 Tour Document』(2020年)があり、ミュージックビデオは“逆刈り演出”を用いた映像が評価された[12]。
ストリーミング認定[編集]
主要サブスクリプションでは、アルバム『刈白航路』が配信後“412日”でゴールド認定を達成したとされる。公式発表では、対象楽曲のうち『昭和札第三号』が最速で“2.1億回”再生を突破したと説明された。
ただし、同一楽曲の再生回数はプラットフォーム差で増減が見られるため、認定の条件が一本化されていないとの指摘もある。とはいえ、獅白刈りの曲が“夜更けの聴取”で特に伸びるという傾向は、複数のデータ分析で共通していると報じられている[13]。
タイアップ一覧[編集]
タイアップとして、テレビ番組のテーマ曲『白毛札のラストノート』(2014年)や、映画の主題歌『断音の獅白』(2018年)があるとされる。
また、の地域プロジェクト“北海草刈(ほっかいそうがり)”の広報動画で『札返しの逆光』が使用された。さらに、スタジオ機材メーカーのプロモーションにおいて、楽曲『毛刈メトロノーム』が“音の立ち上がり検証”動画と連動したとされる[14]。
ライブ・イベント/ライブ・コンサートツアー[編集]
代表的なツアーには“逆刈り”ツアー(2019年)、続く“回廊”ツアー(2021年)、そして“獅白祭2023”がある。獅白祭では、入場時に配布される白い札が会場の座席番号と連動し、MCが札の番号順に読み上げる方式が採用された。
ツアーの会場はの、の、のなど、規模の異なる会場をあえて混在させる方針が取られた。これは“床鳴りの周波数が毎回違う”という思想に基づくとされる[15]。
出演(テレビ/ラジオ/映画/CM)[編集]
テレビではの音楽番組に、2016年から不定期で出演している。ラジオ番組ではの深夜枠『刈白ナイトクロック』に、白石 霙がパーソナリティとして登場した時期がある。
映画では前述ののほか、劇中音として“無音の間”を含むサウンドトラックが用いられたとされる。CMではの他、食品ではないが建材メーカーの“遮音フローリング”広告に『毛刈メトロノーム』が採用されたと報じられた[16]。
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
のに初出場したとされる。演目は『獅白の断音』で、舞台セットは“床下からの光”を模したと説明された。
この出場に際し、同曲のサビ直前に一拍分の無音を入れる演出が話題になり、視聴者の間では「本当に無音だったか」と議論になった。実際には舞台上で低周波の振動が流れていたとされ、無音の定義を巡って公式回答は統一されなかったとする指摘がある[17]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 「獅白刈り『儀式の作曲法』の系譜」『音響民族誌ジャーナル』第12巻第3号, pp.34-58.
- ^ 佐藤雲海『床鳴り採譜論:回転誤差とリズムの関係』白刈技術出版, 2016.
- ^ 渡辺綾笛『刈り取り表による和洋コード設計』夜毛屋書房, 2018.
- ^ 中村朋哉『国民的怪奇ロックの成立条件:2017-2019の分析』Vol.9 No.2, pp.101-129.
- ^ 『NHKあおもり特別演奏 記録集』NHK出版, 2014.
- ^ 【青刃光学】広報資料『音の立ち上がり検証と現代ロック』, 2019.
- ^ 田辺律子「白い間の統計:獅白の断音解析」『メトロノーム研究』第5巻第1号, pp.1-22.
- ^ 『オリコン年間チャート回顧(2018-2020)』オリコン・アーカイブス編集部, 2021.
- ^ 古川眞『紅白の舞台技術:低周波演出の実装』放送舞台工学会, 2020.
- ^ 『獅白刈り大全:刈刃の記憶』白刈レコード, 2022(ただし章立てに誤植があるとされる).
外部リンク
- Shihakugari Official Site
- 白毛札公式掲示板
- 刈白映像音楽事務所アーティストページ
- 白刈レコード ライブラリ
- 夜毛屋レーベル アーカイブ