笑イチバン!
| 番組名 | 笑イチバン! |
|---|---|
| 画像 | wara-ichiban-studio.jpg |
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 構成 | トーク・企画・公開生放送・視聴者参加 |
| 演出 | 菊池ハヤト(番組演出担当) |
| 司会者 | 海野サワ |
| 出演者 | レギュラー:梶原テツト、遠藤ユズ、ほか(週替わりゲスト) |
| OPテーマ | 『笑って最速!』 |
| 制作局 | 琥珀テレビ制作局 |
| 放送期間 | 2014年4月7日 - 継続中 |
『笑イチバン!』(わらいちばん、英: ''Wara Ichiban!''、ローマ字表記: Wara Ichiban!)は、琥珀(こはく)テレビ[系列名|琥珀系列]で2014年(平成26年)4月7日から毎週月曜19時台(日本標準時|JST)に放送されているバラエティ番組である。海野(うみの)サワの冠番組として知られる。
概要[編集]
『笑イチバン!』は、琥珀テレビ琥珀系列で放送されているバラエティ番組である。番組は「笑いを“技術”として測る」ことを標榜し、スタジオの表情データを独自の指数に換算して紹介する構成が特徴とされる。
番組開始当初は深夜帯のミニ番組として企画されたが、反響が大きいとして19時台へ繰り上げられた経緯を持つ。特に、笑いの強度を“1秒あたりの口角角度変化量”で表すという触れ込みが視聴者の話題となり、いわゆる「笑い工学」ブームの火付け役としても位置づけられている。
また、視聴者が生放送中に回答できるデータ放送連動企画が常設され、正解者には番組ロゴ入りの「笑イチバン圧縮タオル」が配布されるとされる(実物の配布数は回ごとに異なるとされる)。
放送時間/放送時間の変遷[編集]
『笑イチバン!』は2014年4月7日から毎週月曜19時台(JST)でレギュラー放送が開始された。放送分数は当初60分であったが、視聴者参加パートの拡大に伴い、2016年の改編で65分へ延長されたとされる。
2019年10月の番組リニューアルでは、後半の公開企画が長引くことが多いとの理由で、前半コーナーを5分前倒しし、実質的な放送枠移動に近い形で時間割が組み替えられた。ただし、正式な放送枠名は「月曜19:00-20:05」で据え置かれている。
さらに、地方収録回では交通事情により生放送の一部が「スタジオ先行編集」扱いとなることがあるが、その場合も「放送分」のカウントは原則として同一とされている。なお、深夜再編集版が制作されることもあるが、一般視聴向けには明示されないとされる。
出演者(司会者/レギュラー出演者/歴代の出演者)[編集]
司会は海野サワであり、番組開始以来レギュラーとして出演している。海野は「笑いの計測員」を自称し、笑顔の軌跡を図示しながらゲストの“笑い慣れ度”を解説する役割を担うとされる。
レギュラーは、発明系リアクション芸人の梶原テツト、素朴なツッコミで進行を支える遠藤ユズが中心となる。週替わりゲストとしては、俳優枠のゲストと、スポーツ選手や落語家枠のゲストが交互に配置される傾向がある。
歴代の出演者としては、初期メンバーの村上レン(計測コーナー担当)が挙げられる。村上は番組開始から2017年夏まで在籍したとされ、その後は「笑いデータ解析会社」へ転じたと噂されている。また、海外ロケ回では、日系コメディアンのLiam Kurodaが英語でVTRを繋ぐ回があり、視聴者の字幕視認性が話題になった。
番組史[編集]
『笑イチバン!』は、琥珀テレビが「表情の多様性」を扱う教育番組を模索していた時期に、制作局内のプロジェクト「K-笑点計画」として立ち上げられたとされる。K-笑点計画は、科学番組の演出手法をバラエティへ転用する試みであり、実験映像の試写が好評だったことが放送開始の直接理由とされる。
番組開始当初はスタジオに観客を入れない方針が採られていたが、視聴者参加がオンラインで伸びたことにより、公開放送へ移行した。初回公開放送は2015年6月13日、会場は東京都内の仮設ステージで行われ、入場待機列の最長が“1,842人・待機時間47分”で記録されたと番組公式資料に記載されている。
また、番組は視聴率ではなく「笑い到達率」を主指標として掲げ、同一回での指標上昇に対して企画が即日で変更されることがある。たとえば2018年の回では、視聴者投票で最下位だった企画が翌週“改善版”として再登場し、結果としてVTR尺が12秒短縮されたとされる。このような“当日フィードバック型”の運用が、番組の独自性として語られることが多い。
一方で、笑いの計測ロジックの解釈が視聴者によって割れることもあり、少なくとも1度は「笑いが減った回は編集が悪いのか計測が悪いのか」という批判が集中したとされる。その際、制作側は「計測装置は校正済み」と回答したとされるが、具体的な校正手順は公開されていない。
番組構成/コーナー[編集]
主要コーナーとしては「口角(こうかく)アトラス」がある。これはゲストが一定の台詞を読み、口角の上がり幅を“単位未確定”の指数で評価する企画である。放送上は“口角が上がった人ほど笑われる”という逆説が採用されており、海野サワが指数を読み上げる場面が定番とされる。
次に「笑い交換所」が挙げられる。視聴者はデータ放送で投票し、スタジオ内の“笑いと引き換え”に擬似的なギフト(抽選番号)を受け取る。実施回数は月1回程度とされ、当選者は通常放送で“合計32名”と表示されるが、実際には地域によって送付数が異なると噂されている。
さらに「全国泣き笑い中継」は地方収録の定番で、各地の参加者が事前に録画した短いエピソードを持ち寄る。番組が採用する基準として「泣きの静止時間が3.0秒未満は採用」「笑いの復帰までが9回以内で採用」といった数値基準が語られるが、公式には“目安”とされている。
コーナーは週替わりで入れ替えられるが、必ず一つは「生アドリブ面接」が組まれ、出演者が即興で自己紹介を作る。直近では、即興台本の“文字数上限を217字”と定めた回が話題になったとされる。
シリーズ/企画[編集]
『笑イチバン!』では、季節ごとに大型企画が組まれる。春は「新入笑い応援団」、夏は「笑いの臨海実験」、秋は「食欲と口角の相関研究」、冬は「年末・口角再生工場」といったテーマで展開される。
特に「食欲と口角の相関研究」では、番組が契約した健康食材メーカーの共同企画として、同一皿の食感を“笑いに効く順”に並べ替えるテストが行われたとされる。この企画では、平均点が最高だった料理が次回の“標準皿”として採用されたと説明されている。
一方で「笑いの臨海実験」は、海沿いの風がマイクに影響するため、音声収録は陸上の中継点で行い、現地映像と同期する方式が取られたとされる。同期誤差の許容値が“±0.18秒”とされ、これが達成できなかった回は公開尺を短縮したという。
このほか、番組の小企画として「視聴者の“笑い予言”が当たるまで終われない」という企画が存在する。予言の当選発表は放送翌日で、当たり外れは琥珀テレビの特設ページで告知されるとされる。
オープニング/テーマ曲[編集]
オープニングテーマは『笑って最速!』で、明るいテンポに合わせて出演者が“笑いスタンプ”を押す映像が入る構成とされる。番組開始当初のOPは30秒版だったが、2016年にフル尺に拡張され、オープニング後半で視聴者へ投票手順が表示されるようになった。
エンディングテーマは『夜行性ワラビー』が長らく使用されてきた。歌詞の一部に「口角は約束ではない」という一節があり、番組の計測思想と相性が良いとしてファンの間で引用されることがある。
また、生放送回では、EDの尺が伸びて出演者が“今日いちばん笑わせた人”を宣言する時間が設けられる。宣言方法は「拍手の回数を最短で言い当てる」方式で、観客が多いほど難易度が上がるとされる。
スタッフ(歴代のスタッフ/歴代スタッフ)[編集]
番組演出は菊池ハヤトが担当しているとされる。菊池はテンポ調整のために「笑いが起きるまでの間」を厳密に測る演出方針を採用した人物として知られている。
制作デスクには、音声同期に強い佐伯ミナトが関与しているとされる。特に地方収録の「±0.18秒同期」には佐伯の監修があったと番組内で説明されたことがある。
チーフ・プロデューサーは小林アサミで、番組の“学術っぽさ”とバラエティ性の両立を目指した編集方針を掲げている。なお、番組史の節ではK-笑点計画の中心人物として、富田ユウトが名指しで語られることがあるが、正式クレジットとの一致は必ずしも明確ではないとされる。
主要スタッフ一覧[編集]
制作:琥珀テレビ制作局、構成協力:笑い工学研究所、技術:港湾スタジオ設備部門、データ放送運用:視聴者参加計算室(いずれも番組公式資料の名称に基づく)である。
校正チーム[編集]
計測装置の校正は「口角センサ校正班」が担い、校正用の“標準口角”が用意されるとされる。ただし標準口角の由来は語られないことが多く、視聴者の間では“秘伝の表情”として語り継がれている。
ネット局と放送時間/放送局・配信元[編集]
『笑イチバン!』は、主に琥珀テレビをキー局として、琥珀系列の各局で放送されている。ネット局には仙台琥珀放送、新潟琥珀放送、名古屋琥珀テレビ、大阪琥珀放送、福岡琥珀テレビなどが含まれるとされる。
放送時間は基本として毎週月曜19時台で統一されているが、地域によってはローカル枠の都合で最大10分の遅れ放送となる回がある。また、データ放送は原則として同時運用されるが、地方収録回では投票受付時間が“放送開始から23分まで”と固定されるとされる。
配信は琥珀テレビの公式ストリーミングサービスで、放送からおよそ24時間後に見逃し版が公開されるとされる。公開尺は“本編65分に対し実視聴が58分”とされ、CMや告知が圧縮される仕様だと説明されている。
特別番組[編集]
特別番組としては、年に一度の「笑イチバン!年越し口角祭」が編成される。これは通常回の延長ではなく、地方局との共同制作とされ、生放送ではスタジオと同時に複数会場で参加者のリアクションが計測される。
また、開幕特番「笑イチバン!新学期・口角点検」では、司会の海野サワが視聴者から集めた“笑いの癖”の相談に答える構成がとられたとされる。過去の特番では、視聴者相談の採用件数が“当日219件”に達したと報告されているが、実際の採用数は放送枠の事情で変動するとされる。
いずれの特別番組でもデータ放送連動は維持され、投票の締切が「生放送開始から11分」に設定された回が話題になった。
関連商品(DVD/書籍)[編集]
関連商品としては、番組のベスト企画を収録したDVDシリーズ『笑イチバン!ベスト・オブ・口角』がある。通常は年末に合わせて発売され、2019年版は“第1巻から第4巻まで”のまとめ購入特典が付いたとされる。
また、書籍として『笑い工学の歩き方:スタジオで泣いて口角を育てる方法』が出版されている。書籍の内容は番組のコーナー紹介に加え、視聴者参加のデータの読み解き方を解説する体裁になっているとされる。
このほか、参加型グッズとして「笑イチバン!口角スタンプ手帳」が展開された。手帳は日付欄に“今日の笑い到達率”を書き込む仕様で、ユーザーが再現するための簡易チャートが付属するとされる。
受賞歴[編集]
『笑イチバン!』は、演出技術やデータ放送連動の工夫を評価され、複数のローカルテレビ賞において表彰されてきたとされる。特に「表情解析を用いた視聴者参加の実装」が評価され、琥珀放送文化賞で優秀賞を受賞したと報告されている。
一方で、笑い指標の定義が曖昧である点について、審査員から“再現性”の質問が寄せられたという記録がある。ただし番組側は「指標は娯楽であり、医療ではない」と説明したとされる。
受賞年は番組側の発表資料により一部異なる表記が見られ、編集者の間では“祝意を優先した結果”ではないかと推測されている。
使用楽曲[編集]
番組ではOP・ED以外にも、企画ごとに異なるBGMが使用される。特に「全国泣き笑い中継」では、音が小さくても反応を拾えるよう高域成分を強めた“海鳴りモチーフ”のBGMが使われたとされる。
また、生アドリブ面接の進行では、テンポが上がるほど笑い指数が上がる演出のため、ドラムパターンを一定の小節数で切り替える方式が取られる。実際の切替タイミングが“8小節ごと”と語られた回があり、関係者の間ではルール化されているとされる。
使用楽曲の一部は配信版で差し替えられることがあり、その場合は視聴者から「音が変わった」との声が出ることがある。
脚注[編集]
脚注
- ^ 小林アサミ「笑い到達率は娯楽として成立する」『放送ジャーナル』第38巻第2号, 2020年, pp. 41-58.
- ^ 海野サワ「口角の指標化と即興の相関」『バラエティ研究年報』Vol.12 No.4, 2018年, pp. 93-111.
- ^ 佐伯ミナト「地方収録における音声同期の実装(±0.18秒の考え方)」『映像技術論文集』第22巻第1号, 2019年, pp. 10-24.
- ^ 菊池ハヤト「間(ま)の計測と編集テンポ」『テレビ演出実務ガイド』琥珀出版, 2017年, pp. 77-89.
- ^ 富田ユウト「K-笑点計画:表情データを笑いへ変える」『メディア工房』第5号, 2015年, pp. 1-16.
- ^ Liam Kuroda「字幕最適化と英語VTRの噛み合い」『国際放送レビュー』Vol.7 No.3, 2021年, pp. 205-219.
- ^ 村上レン「笑いの計測器は誰のためにあるのか」『視聴者参加デザイン論』新星図書, 2017年, pp. 33-46.
- ^ 琥珀テレビ制作局『笑イチバン!公式企画資料集(2014-2019)』琥珀テレビ, 2019年.
- ^ 海野サワ「口角再生工場の構造」『現代バラエティの舞台裏』琥珀出版, 2022年, pp. 120-133.
- ^ A. Thornton, “Facial Metrics and Audience Laughs,” in Television & Play, Vol.3, Issue2, 2016, pp. 55-69.
外部リンク
- 琥珀テレビ 番組公式サイト(WaraIchiban)
- 笑イチバン!データ放送ポータル
- 口角アトラス 解析アーカイブ
- 琥珀テレビ ストリーミング見逃しページ
- 笑イチバン!イベント情報(公開放送)