山口 日坂
| コンビ名 | 山口 日坂 |
|---|---|
| 画像 | (架空)会場の蛍光灯が妙に緑色に写る集合写真 |
| キャプション | 結成直後に作った“日付だけで笑わせる”看板が話題となった |
| メンバー | 山口(ボケ担当)/日坂(ツッコミ担当) |
| 結成年 | 2009年 |
| 解散年 | なし(活動継続とされる) |
| 事務所 | 銀河漫才事務所 |
| 活動時期 | 2010年〜現在(とされる) |
| 芸種 | 漫才、コント |
| 公式サイト | 銀河漫才事務所 公式ページ内の特設枠(架空) |
山口 日坂(やまぐち ひさか)は、[[銀河漫才事務所]]所属のお笑いコンビである。[[2009年]]10月に結成。[[M-1グランプリ2011年]]ファイナリストとして一躍注目された[1]。
概要[編集]
山口 日坂は、日付・住所・定規の目盛りといった“測定にまつわる語”を、理屈の皮をかぶせたテンポの速い誤解として反復することで知られるお笑いコンビである。特に「場所の名前を言い切ると、本人がそこにいる気分になる」という“言語の擬似効果”をネタの芯に据える点が特色とされる[2]。
結成の経緯は、[[東京]]の小劇場で行われた即興イベント「三分日付論」に端を発するとされるが、当時の台本は存在しないとされている。一方で、楽屋に残っていたとされる「測定音声ログ(全27トラック)」が後の芸風を決めたという証言もある[3]。
メンバー[編集]
山口(本名は公開されていないとされるが、戸籍上の漢字の“くさかんむりが多い”と本人が語ったとされる[4])は、観客の理解を一度だけ正しくし、その直後に“理解した体の誤解”へ誘導するボケ担当である。語尾をやたら丁寧にし、謝罪の形をとったまま結論を誤らせるスタイルが特徴である。
日坂は、相槌のタイミングを司るツッコミ担当であり、突っ込み語は必ず二拍目から始まるように設計されているとされる。本人は「言葉を先に刺すと刺さりすぎるから、二拍目で折る」と述べたとされるが、録音メディアにより解釈が揺れている[5]。
二人の関係性は“対話ができない共同開発”であったとされる。初舞台では、互いのセリフを五秒以上先読みするとマイクが沈黙する罰ゲームが設定され、結局二人とも守った結果、会場が理解不能になったという[6]。
来歴/略歴/経歴[編集]
結成の背景(“山口”と“日坂”の命名起源)[編集]
山口 日坂の名前は、当時の劇場スタッフが配布した架空の交通規則「[[銀河環状線]]・山口—日坂区間」の掲示に由来するという説がある[7]。この“区間名”は実在の路線図に存在しないが、近隣の掲示板に貼られていたとして写真が流出し、検証不能なまま話題となったとされる。
さらに、山口は「日坂は“日付だけで坂道を作る”人」と自称しており、日坂は「山口は“境界条件だけで人を説得する”人」と評したとされる[8]。この相互理解は、ネタの構造にそのまま反映されたと説明されることが多い。
東京進出と転機[編集]
2010年春、二人は[[大阪府]]の路上芸を経て[[東京]]の[[浅草]]周辺へ活動拠点を移したとされる。浅草の小さな観客席では、笑いが起きるたびに“拍の角度”が変わるため、日坂がメトロノームを改造したという逸話が残っている[9]。
転機は2011年、[[M-1グランプリ2011年]]予選の二回戦で、ネタ冒頭の「住所を言い切ります」という宣言が誤作動を起こしたことである。結果として、住所が“住所風の呪文”として聞こえ、会場が静寂から一斉に沸いたと報じられた[10]。なお、使用された用紙は「B4判、裏面にだけ定規の目盛り(0〜30まで)」が印字されていたとされる。
NSCと同期の噂(要出典気味の記録)[編集]
二人は[[NSC]]の「[[銀河]]第2期」出身とする記述もあるが、[[公式サイト]]が当該記録を否定したともされる[11]。一方で、同期の同名者が複数いるため照合作業が難航したという編集履歴が見つかった、という噂もある。ただし、その“編集履歴”の出所は不明であるとされる[12]。
それでも舞台上では、「同期の人数は“ちょうど7人”」とよく言うため、観客の間では“7名説”が半ば定説化している。
芸風[編集]
山口 日坂の漫才は、まず観客に「理解できる情報」を提示し、その情報が“測定器の読み取り値”として誤解されるように言い換える手順で構成される。例として、天気の話題を切り出した直後に「気温は観客の笑い声で決まります」と断言し、笑いが止まると気温も止まる、という因果が描かれる[13]。
コントでは、二人が同じ椅子に別々の座標を与えることで、会話が物理現象になる演出が多い。日坂が「座標は座ってから決めるな」とツッコミ、山口が「じゃあ立ってから決めます(改札前)」と返す形が鉄板とされる[14]。
また、ネタ作成は山口が担当し、日坂が「ツッコミ語彙の二拍化フィルタ」を適用する、という分担が知られている。ただし、二拍化フィルタの仕様は明かされていない[15]。
エピソード[編集]
2012年の深夜特番収録では、スタジオの照明が一瞬だけチラつき、山口が「今のは“日坂の反復誤差”です」と即興で言い当てたことが話題になった。スタッフによれば、反復誤差という言葉自体は事前台本に一切なく、録画編集でも削られなかったという[16]。
一方で、舞台裏では日坂が“刺さらないツッコミ”にこだわりすぎた結果、試行回数が延び、稽古時間が2013年の合計で厳密に149時間42分に揃ったとされる。ただし、その計測を誰が行ったかは不明で、別資料では148時間59分とも記載されている[17]。
さらに、二人の楽屋には「定規の折り目を数えると運が決まる」という掲示がある。折り目は全部で13本で、折り目を一本でも数え間違えると、その日のネタの最後だけ必ず噛むとされる[18]。
出囃子/賞レース成績・受賞歴[編集]
出囊子(出囃子)は、津軽三味線風に聞こえる電子音を採用した「メトロノーム三味線〜日付版〜」とされる。CD化の際には曲名の表記が乱れ、「日付版」が「地付版」と誤植された版も存在し、ファンの間で“噛み版”としてコレクション対象になったとされる[19]。
賞レースでは[[M-1グランプリ]]で2011年ファイナリスト、2012年は準決勝敗退とされるが、2012年の審査コメントは「内容より“誤解の速度”を評価」となっており、実際に“速度”で点数が割り振られた疑惑がある。公式発表はないものの、観客投票が別枠で行われたという話がある[20]。
その後、[[キングオブコント]]では2014年にファイナリスト入りしたとされ、コント『改札で解く数学』が評価されたと説明される。ただし、同名の台本が複数残っているため、どれが正本かは確定していない[21]。
出演[編集]
テレビではバラエティのほか、[[関東広域圏]]向けの深夜枠で冠コーナーを持ったとされる。冠は『住所の角度』で、視聴者投稿の“自分の名前が角度になる瞬間”を募集する企画だったとされる[22]。なお、収録当日、スタジオの床がいつもより斜めに見える事故が起きたが、番組はそのまま放送されたとも報じられている。
ラジオでは[[TOKYO FM]]系の番組に月替わりゲストとして出演し、放送回ごとに“曲名を誤っているのに成立する”リスナー参加コーナーが人気になったとされる[23]。ネット配信では、ショート動画シリーズ『二拍目ツッコミ』を展開し、再生数の合計が初週で約312万回に到達したと記録されている(ただし集計方法は公開されていない)[24]。
舞台では全国ツアー『測定の夜』を行い、チケットは発売から2分で完売したとされる。売れ残りが出ないように、販売サイト上で“日付だけ”を先に表示したという裏話がある[25]。
作品[編集]
CD/DVD作品として『山口の正しい読み間違い』(2015年発売)と『日坂の二拍目だけ恋』(2017年発売)が知られている。前者は漫才の音源化であるが、波形編集により“笑いの立ち上がり”のタイミングを強調したとされる。後者はコント中心で、最後のオチにだけBPMの変更があると説明される[26]。
配信では『改札で解く数学(完全版)』が人気で、アーカイブは平均視聴時間が12分33秒で推移したとされる[27]。また、書籍として『住所を言い切るな:誤解の安全運転術』が出版され、山口は「言語は速度、笑いは距離」と書いたとされる[28]。
ただし、書籍の本文には誤植が多く、あるページでは“[[東京都]][[港区]]の気象条件”が連続して三回書き換えられていたという指摘がある[29]。
単独ライブ/ライブ[編集]
単独ライブでは、山口が「読み間違いの訓練」をテーマにした会を、日坂が「刺さないツッコミの理論」をテーマにした会をそれぞれ隔月で実施したとされる。ライブタイトルは年ごとに変わり、2016年は『三分日付論・第3楽章』、2018年は『定規の折り目礼拝』とされた[30]。
演出としては、客席に配布される紙に「今日の“嘘の日時”」が印字される方式が採られ、観客はその日時を口にしないよう注意される。注意されているのに言ってしまうと、なぜか全員が笑う、という形が定番化したとされる[31]。
なお、ライブ終演後に行われる小企画では、出入口の段差を“誤差として認定する”ため、全員が同じ足の置き方をするよう案内される。足の置き方は「左足→右足→呼吸→戻す」の順と説明されるが、実際の映像は存在しないとされる[32]。
書籍/著書[編集]
前述の『住所を言い切るな:誤解の安全運転術』のほか、『二拍目だけで勝つ:ツッコミ設計図(現場版)』がある。日坂は同書のまえがきを、[[銀座]]の「時刻が遅れる時計台」前で書いたと語ったとされる[33]。
書籍の付録には、ツッコミ語彙のリストが掲載されているが、その数は全65語とされる一方で、別版では64語ともされる。著者校正の際に“誤って消えた語”があるという噂がある[34]。
このように、山口 日坂の文章は舞台と同様、正しい情報に“ズレ”が付与される構造であると評される。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 銀河漫才事務所編『銀河漫才事務所 2009-2016資料集』銀河出版, 2016.
- ^ 山口「誤解の速度は測れるか」『コメディ測定学会誌』第12巻第3号, pp. 41-58, 2013.
- ^ 日坂「二拍目ツッコミの音響設計」『芸人音声工学レビュー』Vol.7 No.1, pp. 9-22, 2014.
- ^ 田中康祐『M-1グランプリ舞台裏の言語学』東京書芸, 2012.
- ^ 佐藤麗奈「住所と笑いの相関(架空データを含む)」『バラエティ研究』第28巻第2号, pp. 101-119, 2015.
- ^ 片桐真一『改札で解く数学:芸のアルゴリズム』学芸図書, 2018.
- ^ 『キングオブコント審査基準の変遷(要約)』コント審査研究会, pp. 55-73, 2014.
- ^ 江川ユイ「深夜番組における“誤作動の美学”」『放送演出論叢』Vol.3 No.4, pp. 201-219, 2017.
- ^ Yamaguchi Hisaka and Hisaka Yamaguchi, “Parody of Measurement: The Date-Interval Theory,” Journal of Misunderstanding Studies, Vol.2 Issue1, pp. 1-17, 2016.
- ^ 『笑いは距離であり速度である』河川書房, 2020.
外部リンク
- 銀河漫才事務所 公式プロフィール(架空)
- 山口 日坂 二拍目ツッコミ 特設ページ(架空)
- 改札で解く数学 公式配信(架空)
- 住所の角度 番組アーカイブ(架空)
- 測定の夜 ツアー日程(架空)