早解きひらめキング!
| 番組名 | 早解きひらめキング! |
|---|---|
| 画像 | Hirameking_TitleCard.svg |
| 画像説明 | 初代タイトルロゴ |
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 構成 | 長谷川雅也、桐生ミツル |
| 演出 | 佐伯慎一 |
| 司会者 | 南条拓海 |
| 出演者 | 南条拓海、羽鳥こずえ、黒川理人 ほか |
| ナレーター | 星野ユリ |
| OPテーマ | KING OF FLASH |
| EDテーマ | ひらめきの余白 |
| 企画 | 東都放送編成局・知能娯楽班 |
| 製作/制作 | 東都放送、ミラノ原宿テレビ工房 |
| 制作局 | 東都放送 |
| プロデューサー | 宮園達也 |
| チーフ・プロデューサー | 石黒恵一 |
| 製作総指揮 | 久世孝文 |
| 放送国 | 日本 |
| 映像形式 | ハイビジョン放送 |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 字幕 | リアルタイム字幕放送 |
| データ放送 | 連動データ放送 |
| 放送期間 | 2014年4月12日 - 放送中 |
| 放送時間 | 毎週土曜 19:00 - 19:54 |
| 放送分 | 54分 |
| 放送回数 | 412回 |
| 放送枠 | 東都土曜クイズ劇場 |
| 外部リンク | https://example.invalid |
| 外部リンク名 | 公式サイト |
| 特記事項 | 2018年に一度、番組内の早押し装置が全交換された |
| 番組名1 | 早解きひらめキング! season2 |
| 放送期間1 | 2016年4月2日 - 2018年3月31日 |
| 放送時間1 | 毎週土曜 18:55 - 19:50 |
| 放送分1 | 55分 |
| 放送枠1 | 土曜ひらめき前夜 |
| 放送回数1 | 104回 |
| 番組名2 | 早解きひらめキング! GOLD |
| 放送期間2 | 2018年4月7日 - 2021年9月25日 |
| 放送時間2 | 毎週土曜 19:00 - 19:56 |
| 放送分2 | 56分 |
| 放送枠2 | 東都土曜クイズ劇場 |
| 放送回数2 | 181回 |
『』(はやときひらめきんぐ、{{Lang-en-short|''Quick-Insight King!''}}、''Haya-toki Hirame Kingu!'')は、系列で(26年)から毎週19時台()に放送されている。難問を最短で解く「早解き」と、発想の飛躍を競う「ひらめき」を組み合わせたとして知られる[1]。
概要[編集]
『』は、系列で放送されているである。制限時間内に答える「早解き」と、突飛な発想で正答にたどり着く「ひらめき」を同時に評価する方式を採用しており、の放送開始以来、の定番番組として知られている[1]。
番組は当初、深夜帯の実験企画として始まったが、初回放送で視聴率8.7%を記録したことから急遽レギュラー化されたとされる。なお、制作側は「解ける人より、解けた気になった人が増える番組」を理念に掲げていたという[要出典]。
タイトルの「キング」は、単なる優勝者の称号ではなく、放送内で最も早く、かつ最も無茶な解法を示した者に与えられる名誉称号である。このため、優勝者が毎週必ずしも高得点者とは限らず、番組内で「勝ったのに負け顔」という言い回しが流行した。
放送時間の変遷[編集]
放送開始当初は4月12日から毎週土曜23時台に放送されていたが、同年末の改編で19時台へ移動した。これは、家族視聴層の取り込みよりも「夕食後の脳の温度が下がった時間帯の方が妙なひらめきが出る」という編成判断によるものとされる。
には拡大版企画『season2』が始まり、放送分は55分に延長された。一方で、早押し機の誤作動が頻発したため、2018年春のリニューアルで放送時間は1分だけ短縮されたが、番組内では「短くなった1分は選手の気合で補う」と説明された。
秋以降は現在の54分枠に落ち着き、以後は再放送や配信版を含めてほぼ同一フォーマットで継続している。2024年時点で放送回数は400回を超え、長寿番組として知られる。
出演者[編集]
司会者[編集]
司会はが務めている。南条は元々、の深夜情報番組でサブ進行を担当していたが、早押し問題を3秒で誤答しながらも解説だけは完璧だったことから起用されたとされる。番組開始当初は堅めの進行であったが、第47回以降は自らボケる回数が増え、現在では「司会が一番うるさいクイズ番組」と評されることもある。
また、ナレーターのは、問題文を読む際に語尾を1拍だけ伸ばす独特の読み方で知られる。この読み癖は、2017年に生放送でマイクの設定が半音ずれて偶然生まれたという。
レギュラー出演者[編集]
準レギュラーとしては、、、の3名が長く出演している。羽鳥は「早押しより先に笑いを取る」役回りで、黒川は解法を全部黒板に書き出してから1文字目で間違えるため「逆算の人」と呼ばれる。工藤は地方収録回でだけ異常に強く、やでの公開放送では通算勝率が7割を超えるとされる[要出典]。
歴代の出演者[編集]
歴代の出演者には、、、などがいる。泉澤は初期の「漢字早読み」コーナーで無敗を誇ったが、ある回で問題文を最後まで聞かずに回答し、以後は「予測の女王」として扱われた。仲村は数学系コーナーの強さから一時はMC交代候補にも挙がったが、本人が問題を解いている最中に自分の答えを忘れる癖があり、継続出演は見送られた。
なお、2019年にはの大学サークル出身者を10名一斉にゲスト投入する「ひらめき学園祭」が実施され、1回でレギュラー回数に換算されるという珍しい措置が取られた。
番組史[編集]
番組の企画は、夏に東都放送編成局内で行われた「視聴者の脳を温める深夜企画会議」から生まれたとされる。元々は単発特番『脳内早押し王』として制作されていたが、収録前日にセットの文字盤が逆回転する事故が起き、逆に「ひらめきの演出」として採用されたことが、現在の番組形式の原型になった。
初期はの小スタジオで収録されていたが、問題の難度が上がるにつれ、回答者の椅子が前のめりに倒れる事故が相次いだため、2015年からの旧倉庫を改装した「東都クイズ第3サテライト」で地方収録を行うようになった。このスタジオは、床に1/100秒単位の表示が埋め込まれていたことで有名である。
番組内で最も知られる事件は、2018年の「黒板消し事件」である。最終問題の解答を全員が書き終えた直後、誤って自動清掃ロボットが起動し、正解欄の半分を消去した。これにより、正解を言い当てた者ではなく「消された文字を想像で補えた者」が勝者となり、翌週以降のルールに「消去対策」が追加された。
番組構成[編集]
早解きコーナー[編集]
番組前半の定番は「1秒レスキュー」で、制限時間1秒以内に答える超早押し形式である。問題は常識的なものが多いが、出題側が意図的に助詞を1つ抜くことで難度が跳ね上がる仕組みになっている。過去にはの公立中学校で実験的に出題され、平均回答時間が0.4秒短縮したという。
このコーナーでは、ボタンを押した際の音が毎回違うのが特徴で、2019年からは「勝者の押下音」が自動で作曲されるようになった。これにより、答えの正確さよりも押し方の美しさが話題になる回が増えた。
ひらめきコーナー[編集]
「連想パネル劇場」は、複数の単語から共通点を見つけるコーナーである。正答者が出ない場合は、司会の南条が即興で答えを作るため、番組史上もっとも荒れやすい場面として知られる。第122回では「サッカー」「茶碗」「雲」の共通点が「丸いこと」ではなく「丸いと思った人がいた」であると判定され、SNS上で小さな論争になった。
また、「逆ひらめきチャレンジ」は、わざと間違った推理をいかに短時間で整えるかを競うコーナーで、教育番組風の落ち着いたナレーションとの対比が人気を集めた。
最終決戦[編集]
番組終盤の「キング・ハント」は、3人1組で挑む団体戦である。正解すると次の問題のヒントが1語だけ増えるが、誤答するとヒントが1語だけ減るため、実質的には答えるほど不利になると指摘されている。にもかかわらず、にはこのコーナーだけで平均視聴率12.4%を記録し、番組の屋台骨を支える名物企画となった。
さらに、勝者には金色の早押しベルと「ひらめき王印」が授与される。印章は番組初代美術担当がの文具店で試作したもので、実際には押しても何も起きないが、受け取った出演者は皆「頭が良くなった気がする」と証言している。
シリーズ・企画[編集]
本番組は、単なるレギュラー放送にとどまらず、複数の派生企画を生んだことで知られる。特に『早解きひらめキング! season2』では、制限時間を1問ごとに可変にする方式が導入され、出題前に司会が時間を決め忘れる場面すら演出として使われた。
から始まった『GOLD』では、全体のルールが簡略化された代わりに、視聴者参加型のデータ放送連動企画が強化された。リモコンの四色ボタンで答える方式が採用され、正答率の集計がCM中に更新されるため、番組を見ながら家族会議が始まる現象が広まった。
ほかにも、夏の特番として『深夜のひらめき合宿』、年末の『全国即答選手権』、正月の『初解きスペシャル』などが放送されている。これらの企画は、いずれも番組内の解答速度を競うだけでなく、解答者の発想の飛び方を記録する研究資料としても扱われたとされる。
オープニング・テーマ曲[編集]
オープニングテーマは作曲の『KING OF FLASH』で、ブラスとシンセサイザーを組み合わせた短い楽曲である。2014年版は15秒であったが、2018年のリニューアル以降は早押し音と一体化した23秒版が使用されている。開始直後に一度だけ無音になる「溜め」があり、これが問題への集中を生むとして高く評価された。
エンディングテーマ『ひらめきの余白』は、が仮歌を担当したことで話題となった。もともとは仮編集用のデモ曲であったが、番組内で「最後の1秒まで考える」イメージに合うとして採用された。なお、地方収録回ではごくまれに地元合唱団版が流れることがあり、放送事故ではなく演出と説明されている。
スタッフ[編集]
歴代のスタッフ[編集]
初代演出のは、クイズ番組の経験がないまま起用された人物で、問題文の表示を「読みやすさ」ではなく「焦らせやすさ」で設計したとされる。制作進行のは、収録開始前に必ず早押し機の1台だけを5ミリ傾ける癖があり、それが逆に出演者の集中力を高めたという。
2017年以降は、データ放送監修としての元エンジニアが参加し、視聴者の押下履歴が番組終盤の演出に反映される仕組みが整備された。これにより、家庭のリモコン操作が一時的に「準出演」とみなされるようになった。
制作体制[編集]
制作はとの共同で行われている。後者は渋谷区に本社を置く架空の制作会社で、番組開始直後から「知的でありながら少し変である」路線の美術を担当している。撮影は生放送と収録を併用し、難問回のみ事前収録に切り替えるなど、柔軟な運用が特徴である。
また、番組の台本は毎回「問題集」「想定外」「もっと想定外」の三段階で用意されるといい、台本印刷が放送当日に間に合わない場合は、出題ボードに直接マジックで書き込まれることもあった。
ネット局と放送時間[編集]
本番組は系列28局ネットで放送されており、からまでほぼ同時ネットで展開されている。地域によってはローカル差し替えが行われるが、主題歌の尺を合わせるために天気予報が1分短縮されるなど、編成上の小技が多いことで知られる。
以降は一部地域で見逃し配信が行われ、放送終了直後に要点を3行で要約する「超速テキスト版」も配信された。ただし、要約が短すぎて「番組を見た気になれる」と苦情が寄せられたため、現在は要約欄に必ず1問だけ誤答例が混ぜられている。
特別番組[編集]
毎年には『ひらめき総決算スペシャル』が放送され、年間の名場面と最難問が一挙に再出題される。2020年版では、スタジオ観客の拍手量を数値化して勝敗に加算する仕様が試験導入され、拍手の勢いが強すぎて結果表示が一時見えなくなった。
には開局記念特番として、の寺院を借り切った「公開ひらめき法要」が放送された。僧侶が数式を唱え、出演者が鐘の音に合わせて答える構成で、宗教行事とクイズ番組の境界を曖昧にした演出として話題となった[要出典]。
関連商品[編集]
関連商品として、DVD『早解きひらめキング! ベスト解法集』、公式書籍『ひらめきの教科書』、早押しボタン型の文具セットなどが発売されている。特にDVD版は、通常回に加えて「間違えた瞬間だけ再生速度が上がる特典映像」が収録されており、学習教材としても半ば流通した。
また、番組監修のすごろく『キング・ロード』は、止まるマスごとに謎解きを要求される異例の構成で、家族で遊ぶと必ず2時間以内に口論になると評された。公式グッズの中で最も売れたのは、なぜかロゴ入りの消しゴムであった。
受賞歴[編集]
本番組はに『放送文化賞 バラエティ部門』を受賞したほか、には『データ放送活用優秀賞』を受けている。さらに、出演者の南条拓海は司会者として『最も早く汗をかく男賞』を連続3年受賞したと番組内で紹介された。
一方で、2022年には「見ている側も答えたくなるが、答えたところで何にもならない番組」として、視聴者参加の新規性を評価されるなど、賞の種類が年々増えている。なお、賞状はすべてA4用紙に金色の丸シールを貼った形式である。
使用楽曲[編集]
番組内では、解答正解時に『Flash Answer No.1』、誤答時に『Oops, Again』、最終決戦では『The King Is Thinking』が使い分けられている。いずれもとの共作とされるが、実際には同じメロディーをテンポ違いで流しているだけという指摘もある。
また、視聴者投稿企画で採用された『答えは風の中』は、問題が難しすぎた回の後にのみ使用されるため、ファンの間では「敗北のテーマ」として親しまれている。
脚注[編集]
1. 番組名、放送開始日、放送枠については東都放送編成資料による。
2. 視聴率、放送回数、出演者の起用経緯は番組公式記録と制作会議メモに基づく。
3. 2018年の「黒板消し事件」は、後年の放送回で複数回言及されているが、一次資料の所在は不明である。
4. 『公開ひらめき法要』の演出意図については、番組スタッフの証言が一致していない。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
東都放送 公式サイト
ひらめきキング! 番組データベース
ミラノ原宿テレビ工房 制作実績
早解きひらめキング! 公式ファンアーカイブ
脚注
- ^ 宮園達也『土曜夜の脳内放送学』東都出版, 2019, pp. 41-67.
- ^ 佐伯慎一『クイズ番組演出の逆説』放送文化社, 2018, Vol. 12, No. 4, pp. 88-103.
- ^ 長谷川雅也「早押し機の心理的効用について」『映像と応答』第7巻第2号, 2017, pp. 15-29.
- ^ 羽鳥こずえ『ひらめきは拍手のあとで』ミライ文庫, 2021, pp. 5-44.
- ^ T. Morinaga, 'The Temporal Compression of Answering in Japanese Variety Shows', Journal of Broadcast Studies, Vol. 19, No. 1, 2020, pp. 201-226.
- ^ 石黒恵一「データ放送連動企画の実際」『テレビ技術月報』第44巻第9号, 2019, pp. 9-18.
- ^ 西園寺ミズキ『無音の15秒が番組を救う』原宿メディア叢書, 2022, pp. 77-95.
- ^ K. Yamashiro, 'A Study on Wrongness as Entertainment', East Asia Media Review, Vol. 8, No. 3, 2021, pp. 33-58.
- ^ 東都放送編成局『2014-2024 土曜クイズ劇場の歩み』社内資料, 2024, pp. 112-149.
- ^ 桐生ミツル「番組内で消された答えの復元可能性」『応用推理学報告』第3巻第1号, 2023, pp. 1-12.
外部リンク
- 東都放送 公式サイト
- 早解きひらめキング! 番組アーカイブ
- ミラノ原宿テレビ工房
- 東都放送データ放送案内
- ひらめきキング! ファン有志年表