望月まぅゆ
| 芸名 | 望月まぅゆ |
|---|---|
| ふりがな | もちづき まぅゆ |
| 画像ファイル | Mochizuki Mayu 2023.jpg |
| 画像サイズ | 250px |
| 画像コメント | 2023年の舞台挨拶にて |
| 生年 | 1994年 |
| 生月 | 7月 |
| 生日 | 18日 |
| 身長 | 162 cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台、音楽 |
| 活動期間 | 2012年 - |
| 活動内容 | 舞台、映像、音楽活動、司会 |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | アークスター・プロダクション |
| 公式サイト | 望月まぅゆ 公式サイト |
| 主な作品 | 『月面カフェの午後』、『青い改札口』、『まぅゆの深夜便』 |
| 受賞歴 | 第18回東京メディア芸術賞 新人部門 |
望月 まぅゆ(もちづき まぅゆ、[[1994年]]〈[[平成]]6年〉[[7月18日]] - )は、[[日本]]の[[俳優]]、[[タレント]]、[[歌手]]。[[東京都]][[武蔵野市]]出身で、[[アークスター・プロダクション]]に所属している。愛称は「まぅるん」で、[[深夜番組]]と[[透明感のある低音ボイス]]を武器に、[[『月面カフェの午後』]]で一躍知られるようになった。
略歴・来歴[編集]
望月まぅゆは、[[東京都]][[武蔵野市]]に生まれた。幼少期から地元の児童劇団で活動し、[[2006年]]には市民会館の自主公演『夜のしずく』で初舞台を踏んだとされる。当時は台詞を言うたびに袖で小さな鈴を鳴らす癖があり、これが後の「鈴の演技」と呼ばれる独特の間の原型になったという。
[[2012年]]、[[アークスター・プロダクション]]の新人発掘企画「第3回ネオン・オーディション」に合格し、芸能界入りした。翌年には深夜音楽番組『[[ミッドナイト・パーラー]]』のアシスタントに抜擢され、低めの声と妙に正確な番組進行が話題となった。この番組での受け答えが「台本より落ち着いている」と評され、同年のネット上では早くも“深夜の気象予報士”という異名が生まれた。
[[2015年]]、テレビドラマ『[[青い改札口]]』で主要人物の一人を演じ、女優として注目を集めた。さらに[[2017年]]には映画『[[月面カフェの午後]]』で初主演を果たし、月面基地の喫茶店で働く店員役を演じたことで、作品自体が日本映画界における“静かなSF”の流行を決定づけたとする説がある[1]。以降、ドラマ・映画・舞台を横断して活動し、[[2021年]]には歌手としてミニアルバム『[[夜更けの温室]]』を発表した。
なお、望月はデビュー前から[[NHK]]のアナウンス講座を独学で受けていたとされるが、本人は後年のインタビューで「受講票をなくして一度も修了できなかった」と語っており、真偽は定かではない。だが、この“未修了の礼儀正しさ”こそが彼女の原点だと業界関係者は評している。
人物[編集]
性格・逸話[編集]
望月は、現場では極端に丁寧である一方、休憩時間になると急に無言で壁を見つめることで知られる。これは本人いわく「台本の余白を聴いている」ためで、撮影スタッフの間では“まぅゆ待機”と呼ばれている。[[2020年]]の舞台『[[灯台のある部屋]]』では、照明が落ちた瞬間に小声で天気予報を始めたことがあり、共演者の[[白石倫太郎]]が笑いをこらえきれずに一度退場したという。
また、収録現場では差し入れの[[どら焼き]]を必ず半分だけ食べて残す癖がある。これは「完全に満たされると歌が伸びない」という独自理論に基づくもので、所属事務所の栄養士が一度計測したところ、糖質摂取量は平均的なタレントの約63%に抑えられていたという[要出典]。この数字が雑誌記事で独り歩きし、ファンのあいだでは“半どら派”という用語まで定着した。
私生活[編集]
私生活では、東京都内の川沿いにある築17年のマンションで一人暮らしをしているとされる。部屋には観葉植物が11鉢あり、それぞれに名前が付けられているが、最も古い鉢の名前は「第2月曜」である。休日は古書店巡りと深夜ラジオの録音チェックを好み、特に[[神田神保町]]の喫茶店で台本を読む姿がたびたび目撃されている。
交友関係は広く、[[2022年]]には歌手の[[西園寺リオ]]と合同で配信ライブを行った。同年のインタビューでは結婚観について「2人で同じ冷蔵庫を見られるなら理想」と答えており、以後、ファンの間で“冷蔵庫婚”という言葉がひそかに流通した。本人はその後、配偶者についての質問をかわし続けているが、事務所側は一貫して「プライベートは本人に任せている」としている。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
『[[青い改札口]]』(2015年、[[NHK総合テレビジョン|NHK]])では、終電を見送る駅務員の妹役を演じた。静かな芝居の中に急に笑いを差し込む演技が評判となり、視聴者からは「台詞が少ないのに記憶に残る」との声が多かった。
『[[海風コールセンター]]』(2018年、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]])では、電話応対のプロを目指す新人役で初の連続ドラマ主演を務めた。最終回の長回しは6分42秒に及び、撮影後に本人が「口の中が海塩だった」と述べたことがニュースサイトで取り上げられた。
そのほか、『[[夜明け前のタクシー]]』(2020年、[[TBSテレビ|TBS]])、『[[硝子の区役所]]』(2023年、[[テレビ朝日]])などに出演している。
映画[編集]
映画では『[[月面カフェの午後]]』(2017年)で初主演を果たし、月面で営業する喫茶店の店長代理を演じた。撮影は長野県内の旧採石場と、[[千葉県]][[木更津市]]の倉庫を組み合わせて行われたが、宣伝上は一貫して「月面ロケ」と表記され、細部を気にしない観客ほど好評であった。
『[[線路わきの花束]]』(2019年)では、無人駅で花を売る女性を演じ、[[第18回東京メディア芸術賞]]の新人部門を受賞した。なお、授賞理由には「駅名標の前に立つだけで物語が始まる稀有な間合い」が挙げられている。
舞台[編集]
舞台では『[[灯台のある部屋]]』(2020年、[[新国立劇場]]小劇場)に主演し、会話劇の緩急で高い評価を受けた。終幕直前に袖から実際の海図を一枚取り出す演出が話題となり、翌年の再演ではその海図の縮尺が1/12,000から1/10,000に変更された。
また『[[午後三時のメトロノーム]]』(2024年)では、セリフを拍子木のように刻む演技法を披露し、演出家の[[倉橋敬一]]が「彼女が立つと舞台の重心が1.4センチ下がる」と評したことで知られる。
劇場アニメ[編集]
劇場アニメ『[[星屑のバス停]]』(2022年)では、声優として主人公の姉・ミナを担当した。台本上では5分ほどの登場であったが、収録現場で一言だけ足した「いってらっしゃい」が余韻を呼び、配給会社が急遽その台詞を予告編の中心に据えた。
この作品以降、望月の声は「眠る前に聞くと夢の速度が遅くなる」と評され、深夜帯の映像作品で起用される例が増えた。
バラエティ番組[編集]
『[[まぅゆの深夜便]]』(2021年 - 2023年、[[テレビ東京]])では司会を務めた。番組では視聴者から寄せられた「寝る前の悩み」を1通ずつ読み上げ、最後に必ず3秒沈黙する構成が定着した。
また『[[月曜から静かに笑う]]』では、即興で披露した“無音ツッコミ”が話題となった。共演の[[山根たくみ]]が盛大に滑った際、望月がマイクに息だけを吹きかけて場を戻した回は、後に番組名場面として繰り返し紹介されている。
ラジオ番組[編集]
ラジオでは『[[望月まぅゆの深呼吸ラジオ]]』(2022年 - 、[[J-WAVE]])に出演している。番組の冒頭で30秒間だけ呼吸音が流れる演出があり、初回放送時には受信報告が普段の約2.8倍に増えたという。
また、年末特番『[[オールナイトで少しだけ]]』では、深夜2時台に「今年いちばん長く見えた信号機」について語り、リスナー投稿が一時的に交通標語へと逸脱したことがある。
CM[編集]
CMでは[[2020年]]の[[東都冷蔵]]「しずかな冷凍庫」編に起用され、無言で冷凍枝豆を見つめるだけの演技で注目を浴びた。同年には[[三栄交通]]の企業広告にも出演し、タクシーのドアが閉まる瞬間の“ため”が美しいとして業界誌で取り上げられた。
ほかに[[朝日飲料]]、[[ミラノ製菓]]、[[武蔵野通信]]などの広告に出演している。
作品[編集]
シングル[編集]
1stシングル『[[夜更けの温室]]』(2021年)は、テレビドラマの挿入歌として制作され、ストリングスの上にささやき声を重ねる構成が特徴である。オリコンでは初週1.9万枚を記録し、歌番組では本人が緊張のあまりサビを半拍早く入ったものの、それが逆に“切ない”と受け止められた。
2ndシングル『[[改札に咲く]]』(2023年)では、駅のホームをテーマにした歌詞と、最後に鳴る実在の改札音のサンプルが話題となった。
アルバム[編集]
ミニアルバム『[[夜更けの温室]]』(2021年)は全5曲で構成される。うち『第2月曜のため息』は、曲名の時点で意味がわからないと評されたが、ライブでは観客がサビで一斉に息を整える演出として機能し、本人の音楽性を定着させた。
1stアルバム『[[窓辺の気圧]]』(2024年)は、ピアノ主体のバラードを中心に据えた作品で、発売日に[[東京都]][[渋谷区]]の大型店で手書きの“気圧計コーナー”が設置されたことがある。
映像作品[編集]
ライブ映像作品『[[まぅゆと静かな夜]]』(2022年)では、ステージ上の発話量を意図的に減らし、照明と呼吸音で見せる構成が採用された。ファンクラブ限定盤には、本人が選んだ“眠れない夜のための1分間”が収録されており、視聴後に本当に寝落ちしたという報告が相次いだ。
また、ドキュメンタリー『[[望月まぅゆ 27時のメモ]]』(2025年)では、深夜の移動車内で台本に赤線を引く様子が追われ、編集版の冒頭に6秒間の無音が置かれたことで議論を呼んだ。
書籍[編集]
写真集[編集]
初の写真集『[[まぅゆ、窓辺に立つ]]』(2022年、[[講談社]])は、[[神奈川県]][[逗子市]]の海辺と都内の古い団地で撮影された。ページの大半が逆光気味で、編集者が「肌より空気が写っている」とコメントしたことで知られる。
2作目『[[ひかりを半分だけ]]』(2024年)は、本人の希望で全編にわたり“片側だけ開いたカーテン”の意匠が用いられ、初版3万部が2週間で完売した。
雑誌連載[編集]
『[[週刊ポスト]]』では、[[2021年]]からエッセイ連載「まぅゆの深夜余白」を担当した。仕事終わりに見た信号機や、エレベーターの開閉音から人生を考える短文が人気を博し、毎号読者投稿欄に“今週は静かすぎる”という感想が寄せられた。
また、女性誌『[[ar]]』ではファッション連載「月曜の襟足」を持ち、本人が着用した襟の角度を毎回0.5度単位で記録するという珍しい試みが行われた。
受賞歴[編集]
[[2019年]]に『[[線路わきの花束]]』で[[第18回東京メディア芸術賞]]新人部門を受賞した。選考委員会は授賞理由として「沈黙を演技として成立させた点」を挙げ、併せて「駅前の植え込みが妙に似合う」と評した。
[[2022年]]には『[[まぅゆの深夜便]]』で[[日本放送文化賞]]バラエティ部門を受賞し、同年の受賞コメントでは「眠れない人にだけ届けば十分である」と述べた。[[2024年]]には[[武蔵野市]]文化功労賞を受け、地元では一日限定で“まぅゆ横断幕”が掲げられた。
なお、[[2023年]]の[[日本レコード大賞]]では『改札に咲く』がノミネートされたと一部で報じられたが、実際には記者の誤植で『階段に咲く』と書かれていたため、翌朝には記事ごと修正されたという。
脚注[編集]
== 注釈 == [1] 月面ロケの表記は、宣伝部の会議で採用されたとされる。 [2] どら焼きの摂取量は、本人の申告をもとにした番組企画で測定された。
== 出典 == 1. 『現代芸能人物録 2024年版』芸能資料研究会、2024年、pp. 118-121. 2. 佐伯真理子「深夜番組と無音の司会術」『放送文化研究』第38巻第2号、2022年、pp. 44-59. 3. 田中康介『静かな主演の時代』青葉書房、2021年、pp. 201-219. 4. Margaret H. Lawson, "The Aesthetics of Pause in Japanese Variety Shows," Journal of Media Anthropology, Vol. 12, No. 3, 2023, pp. 77-93. 5. 小林葉子「駅前映画の変奏とその社会的受容」『映画表現』第17巻第1号、2019年、pp. 12-28. 6. 大島圭一『夜更けの温室現象』ネオン出版、2022年、pp. 33-41. 7. Emil R. Sato, "Low Voice, High Rating: A Case Study of Mayu Mochizuki," Asian Screen Review, Vol. 5, No. 1, 2024, pp. 5-18. 8. 望月まぅゆ「第2月曜のため息」『月刊音響と余白』第9巻第4号、2021年、pp. 2-7. 9. 岡田由紀『芸能人の呼吸音はなぜ売れるのか』三景社、2025年、pp. 88-90. 10. 井上一郎「階段に咲く誤植事件の検証」『広告と誤読』第6巻第2号、2023年、pp. 101-104.
外部リンク[編集]
望月まぅゆ 公式サイト アークスター・プロダクション 公式プロフィール まぅゆの深呼吸ラジオ 番組ページ 日本タレント名鑑 望月まぅゆ
脚注
- ^ 『現代芸能人物録 2024年版』芸能資料研究会, 2024, pp. 118-121.
- ^ 佐伯真理子「深夜番組と無音の司会術」『放送文化研究』第38巻第2号, 2022, pp. 44-59.
- ^ 田中康介『静かな主演の時代』青葉書房, 2021, pp. 201-219.
- ^ Margaret H. Lawson, "The Aesthetics of Pause in Japanese Variety Shows," Journal of Media Anthropology, Vol. 12, No. 3, 2023, pp. 77-93.
- ^ 小林葉子「駅前映画の変奏とその社会的受容」『映画表現』第17巻第1号, 2019, pp. 12-28.
- ^ 大島圭一『夜更けの温室現象』ネオン出版, 2022, pp. 33-41.
- ^ Emil R. Sato, "Low Voice, High Rating: A Case Study of Mayu Mochizuki," Asian Screen Review, Vol. 5, No. 1, 2024, pp. 5-18.
- ^ 望月まぅゆ「第2月曜のため息」『月刊音響と余白』第9巻第4号, 2021, pp. 2-7.
- ^ 岡田由紀『芸能人の呼吸音はなぜ売れるのか』三景社, 2025, pp. 88-90.
- ^ 井上一郎「階段に咲く誤植事件の検証」『広告と誤読』第6巻第2号, 2023, pp. 101-104.
外部リンク
- 望月まぅゆ 公式サイト
- アークスター・プロダクション 公式プロフィール
- まぅゆの深呼吸ラジオ 番組ページ
- 日本タレント名鑑 望月まぅゆ
- 東京メディア芸術賞 受賞者一覧