柳本けいのすけ
| 名前 | 柳本けいのすけ |
|---|---|
| 本名 | 柳本 敬之介(やなもと けいのすけ) |
| ニックネーム | おっぱ検定士 |
| 生年月日 | 1978年5月17日 |
| 没年月日 | (活動中とされる) |
| 出身地 | |
| 血液型 | B型 |
| 身長 | 172 cm |
| 方言 | 尾張弁 |
| 事務所 | 笑売ホールディングス(通称・笑売HD) |
| 公式サイト | 柳本けいのすけ 公式ページ |
柳本けいのすけ(やなもと けいのすけ、〈53年〉 - )は、のピン芸人であり司会者でもある。下ネタを「言葉の工学」として扱う芸風で知られるが、のちに“盗用”とされる騒動が相次ぎ、現在も物議を醸している[1]。また、本人は過去の逮捕歴について「芸が先、法が後」と説明してきたとされる[2]。
概要[編集]
柳本けいのすけは、即席で破天荒な“言葉遊び”を組み立てるピン芸人として知られている。特に「おっぱっぴー」という擬音語(自称:音韻計測装置の成果)を起点に、身体表現を伴う漫談形式でウケを取りにいく点が特徴とされる[1]。
一方で彼は、2000年度の現行犯逮捕をめぐる報道、ならびに「江南スタイルの振付」をめぐる盗用疑惑など、笑いと法の境界が揺れる人物としても整理されてきた。これらの出来事は本人の“第二の作家性”を加速させたとする見方もあり、芸能史の注目点として扱われることが多い[2]。
来歴・略歴[編集]
学生時代:音韻研究会と「おっぱ辞書」[編集]
彼はの公立校で学び、在学中に「音韻研究会」を立ち上げたとされる。同会の活動は、語尾の“吸い込み”と間(ま)の“遅延”を0.01秒単位で記録するもので、友人からは「おっぱ辞書みたいだ」と評されたことがあったと本人は回想している[3]。
また、研究会は実験の一環として、同市内の小劇場で卒業公演を行ったとされる。その際、彼が持ち込んだ自作台本は全12章で、うち第7章だけが“胸”を主題にした体裁であったとされ、校内掲示が炎上したという[4]。
デビュー:深夜ラジオと冠コーナー「おっぱ計測」[編集]
卒業後は、周辺の深夜ラジオへ投稿を重ね、試験的に「おっぱ計測」という即興コーナーが放送されたのが転機とされる。番組側の記録では、初回放送の冒頭2分間で投稿採用率が38.7%に上がったと記されており、関係者は“笑いの波形が規格外であった”と証言したとされる[5]。
その後、ライブ活動は順調に伸び、1999年には単独で20分枠の漫談を行った。本人の説明では、間の調整に「呼気カウント」を用い、息継ぎの回数を当てるゲーム形式で観客の集中を獲得したとされる[6]。
芸風[編集]
柳本けいのすけの芸風は、まず“擬音語の発明”から始められる点に特徴がある。とりわけ「おっぱっぴー」は、彼が「音韻を先に作ってから意味を後付けする」技法の象徴として語ってきた言葉である[7]。
次に、身体表現は「正面衝突」型として整理されることが多い。具体的には、観客の視線を一度外し(わざと間違える)、次の一拍で正しい方向へ戻すという“差分演出”が用いられるとされる。ただし本人は、差分演出がどの芸能ジャンルにも属さないことを理由に、ジャンル名を勝手に「胸差分コメディ」と呼んでいるとも報じられた[8]。
また、彼のトークは「数字が勝手に増える」構造を持つとされる。例えば「間は0.3秒で十分」と言った直後に「いや、0.3004秒じゃないとダメ」と補正し、観客が計測者役にさせられるように設計されていると分析される[9]。この癖は“学術っぽい下ネタ”として一部で熱狂を生んだ。
事件と“盗用”をめぐる騒動[編集]
2000年度、柳本けいのすけは「おっぱっぴーをパクった」とされる騒動に巻き込まれた。報道によれば、のある夜、彼が江南市内の路上イベントで既存の擬音フレーズを用いた直後、主催側から“現行犯”として通報されたとされる[10]。本人はその場で「借りたのは音韻で、意味じゃない」と主張したが、警察の記録は“言葉の盗用”として処理されたとされる[11]。
さらに別件として、「江南スタイル」由来とされる振付(ダンスの要素)をめぐり盗用疑惑が浮上した。本人は「江南スタイルは地名由来ではなく音の反射モデルだ」と述べたとされるが、批判側は“モデルが同一すぎる”と反論したとされる[12]。
この一連の出来事は、彼の言葉遣いをさらに挑発的なものへ変えたと指摘される。現在でも「次に狙われるのは“おっぱい”なのか」という冗談が、テレビのテロップ案として出ることがあるとされ、笑いの中に“疑い”が残る芸人として定着した面がある[13]。なお、彼のファンの一部は「逮捕歴があるからこそ、芸が誠実になる」と擁護し、逆に反対派は「誠実なら言葉の作法を変えるべきだ」と論じる構図が続いている[14]。
出囃子・ルーティン[編集]
彼の出囃子は、打楽器ではなく電子音とされる。具体的には、会場のPAから流れる20Hzの低周波を基準に、客席が“圧”を感じるタイミングで一度だけ無音になり、その直後に「おっぱっぴー」の声帯模写が入るという構成であると説明されることが多い[15]。
また、開口一番のルーティンとして「今日の間(ま)は何ミリか?」を尋ねる型がある。観客が答える前に彼が勝手に計算し、例として「0.3秒=300ミリ秒ではない、300ミリ“間”だ」と訂正するため、笑いと混乱が同時に起こるとされる[16]。
さらに、締めでは必ず「言葉は借りるもの、責任は返すもの」と言い切るのが定番となっている。ただしこの言葉は、皮肉として受け取られることも多く、批判側は“返す責任の所在”を問うているともされる[17]。
受賞歴・出演・活動状況[編集]
受賞歴としては、テレビ企画の即興勝負で準優勝したとされる実績がある。中でもに実施された「音韻対戦バラエティ」では、視聴者投票が全体の51.2%を占め、僅差で敗れたと報じられた[18]。
出演面では、深夜番組の司会や、地域密着のバラエティに呼ばれることが多い。本人の好物として語られるのは、の一部放送局近くにある“計測型サンドイッチ”(一口ごとに拍が変わる提供方法)であるとされ、スタッフの発明として伝えられている[19]。
ただし現在の活動は波がある。公式の活動予定では「隔月ライブ」を掲げる一方、騒動の火種を避けるように“江南スタイル”に言及しない回も増えているとされる。ファンはそれを「身の安全のための沈黙」と見ており、批判派は「逃げた」と評価するなど受け止めは分かれている[20]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 山田ペンネ『笑いの音韻学:おっぱ語彙の統計検定』笑売出版, 2002.
- ^ 中島由紀『路上イベントと現行犯の境界線(誤差付き)』名古屋社会問題研究所, 2004.
- ^ Dr. Margaret A. Thornton『Phoneme-First Comedy and Audience Response』Oxford Laugh Studies, 2003, pp. 41-58.
- ^ 鈴木ケイ『“江南スタイル”の模倣パターン分析(第2巻第1号)』中部芸能誌, 2001, 第2巻第1号, pp. 12-29.
- ^ 佐藤みさき『擬音語はだれのものか』講談舎メディア, 2006.
- ^ Blaine R. Foster『Staging the Gap: Silent Beats in Stand-up』Vol. 9, No. 3, Stage Humor Review, 2005, pp. 77-92.
- ^ 柳本けいのすけ『間(ま)の返却方法—責任は後付けできるか—』自費出版, 2003.
- ^ 江南市教育委員会『小劇場卒業公演の記録と配布資料(非公開扱い)』江南市, 1998, pp. 3-19.
- ^ 田村誠『テレビ企画における視聴者投票の設計』日本放送技術研究会, 2002, pp. 201-218.
- ^ Katherine Y. Brooks『Humor as Transfer: Borrowing vs. Theft』Newfield Academic Press, 2004, pp. 105-123.
- ^ 高橋ナオ『音韻対戦バラエティ完全ガイド』嘘出版社, 2001, pp. 9-33.
外部リンク
- 柳本けいのすけ 公式ページ
- 笑売HDアーカイブ
- 江南市ローカル芸能データベース
- 音韻対戦バラエティ・ファンサイト
- 深夜ラジオ投稿倉庫