repezen foxx
| 名前 | repezen foxx |
|---|---|
| 画像 | (非公開) |
| 画像説明 | 活動初期の“耳型”シルエットロゴとされる。 |
| 別名 | RFx / Foxx部 |
| 出生名 | (公表なし) |
| 出身地 | (主に[[東京都]][[江東区]]周辺の制作拠点とされる) |
| ジャンル | ハード・クラブ / サンプリング・ラップ / “犬笛”系ボイス |
| 職業 | DJユニット(ライブ演出を含む) |
| 活動期間 | 2013年 -(断続的に活動、2021年以降は“沈黙”と呼ばれる) |
| 事務所 | 狐虎音楽事務所(登録上) |
repezen foxx(リーペゼン・フォックス)は、[[日本]]の3人組[[DJ]]ユニットである。所属は非公開とされるが、事務手続上は[[狐虎音楽事務所]]に登録されていたとされる。[[2013年]]に結成、[[2017年]]にメジャー規模の配信で注目を集めた。略称は「RFx」。公式コミュニティは「Foxx部」。
概要[編集]
repezen foxxは、配信と短尺動画を主戦場とする日本の3人組DJユニットである。公式に顔出しはほぼ行われず、楽曲クレジットも“作業用呼称”で公開される慣行が長年続いたとされる。
彼らの音楽は、クラブ向けの硬質なビートに、実在する場面音(とされる環境サンプル)と、耳を模したボイスサンプルを重ねる手法で特徴づけられる。特に「耳型メトロノーム」を用いたリズム設計が注目され、動画上の再生数やコメント密度が半ば“指標”として扱われたことが社会的話題となった。
活動が見えにくい一方で、視聴者が「次はどの場所音が入るのか」を推理して参加する文化が形成され、のちに[[若年層]]のクラブ外消費(自宅での“疑似クラブ”体験)に影響を与えたとする評価がある。
メンバー[編集]
repezen foxxは3名で構成されるとされ、公式資料にはそれぞれ以下の呼称が掲載されていた。
第1メンバーは「狐(きつね)」である。音源編集とテンポ設計を担当し、DJ機材の設定値を“秒単位の秘密”として一度も全文公開しなかったことで知られる。
第2メンバーは「虎(とら)」である。サンプリング担当で、環境音の採取記録(日時・気圧・現場名)が残っているとも、残っていないとも言われた。第3メンバーは「鹿(しか)」である。ボーカルは不在とされつつ、代わりに「犬笛」と呼ばれる甲高い合成音がしばしば楽曲の核として扱われることで存在感を示した。
なお、各メンバーの本名や経歴は長らく非公開とされる一方、[[東京都]][[江東区]]のスタジオで“同一人物による入退室”が確認されたという噂が広まったとされる[1]。
バンド名の由来[編集]
「repezen foxx」は、反復(repeat)を意味する英語の音に、動物名を重ねた“配信向けの口当たり”を狙った造語であると説明されることが多い。
ただし初期動画で、彼らは文字列を「R(Reverb)」「Fx(Foxxの周波数帯を示す)」と読み替えるとする独自のルールを提示したとされる。このルールでは、曲の冒頭に置かれる空白小節(0.25小節)が「狐の呼吸」を表すとされ、ファンが動画の書き起こしで検算する慣習が生まれた。
一方で、別の説として、バンド名が[[大阪府]][[北区]]の“夜間搬入口”の暗号表記(通称:FOXXゲート)から採られた可能性があるとも指摘される。真偽は定かでないが、同ユニットが“入口”や“ゲート”を連想させるタイトル(例:「FOXX GATE 03」)を複数回使ったことが根拠として挙げられる[2]。
来歴/経歴[編集]
結成(2013年)[編集]
repezen foxxの結成は[[2013年]]とされる。当時、3人は別々のDJコミュニティで活動していたが、共通の“無音区間の美学”に惹かれて合同編集を始めたとされる。
彼らが最初に作った曲は、発表当初「音が入っていない」ことで話題になったという。具体的には、BPMを[[178]]に固定し、サイドチェインの谷が出る瞬間にだけ短い破裂音を置いたため、再生環境によっては無音に見える仕様だったとされる。ファンの推定では、短音は0.018秒だけ存在したという[3]。
この“聴こえない音”の設計思想が、のちの非公開文化(顔や実名を出さない代わりに、音の手がかりだけを残す)へとつながったと解釈されることがある。
動画拡散と“沈黙の前”(2014年〜2016年)[編集]
2014年から2016年にかけて、repezen foxxは短尺動画に断続的に現れた。投稿は“夜だけ”とされ、公式側はタイムゾーンをわざとずらすことで視聴者が時刻計算に参加できるようにしたとされる。
この時期に代表的だったのが「Foxx部 会員番号ガチャ」である。動画の概要欄に毎回“会員番号らしき数字”が出現し、コメント欄ではその番号が示す曲目順を当てる遊びが流行した。ある回では数字が「1007-12-3」と表示され、ファンが“1007秒目に変調が起きる”と検算して一致したため、単なる遊びではないと考えられた[4]。
また、彼らは[[神奈川県]][[横浜市]]の海沿いで録音したとされる低周波成分を、楽曲の“見えないイントロ”として埋め込み、イヤホン環境によって聴こえ方が変わることを売りにしたとされる。
配信でのブレイク(2017年)[編集]
2017年、彼らはメジャー規模の配信へ踏み切ったとされる。ただし正式なレーベル名は、配信ページでは伏せられ、画面上は「準備中」と表示されたという。
ブレイクのきっかけは、動画内で“耳型メトロノーム”が点滅する演出とともに、楽曲のサビが一度も完全に歌い切らない構成だったことにある。これは視聴者がコメントで「どこまで聴いたら完成なのか」を争う遊びを生み、結果として視聴維持率が異常に高かったと分析された。
当時の内部集計では、楽曲1本あたりの平均視聴時間が[[2分]]42秒であるとされるが、実在の企業データに基づくものではないため要出典となる[5]。それでも当時のランキング入りに貢献したのは確かだとする言及が多い。
沈黙期と“匿名のままの勝利”(2018年〜2021年)[編集]
2018年以降、repezen foxxは“活動しているが見えない”状態に移った。新曲は出るが、ライブ映像が一部のみで、裏方情報はほぼ出ないという方針が定着したとされる。
2019年には“狐虎音楽事務所”の名義で著作権管理の更新が行われたことが報じられたが、当のユニットは動画の中で「更新しているのは音の方」とコメントしたとされる。ファンのあいだでは、権利情報が先に動くことで次の音源の登場時期が読めるのではないかという推理が成立した[6]。
2020年から2021年にかけては、投稿が段階的に減っていき、2021年には“沈黙”が始まったと呼ばれる。沈黙中も旧作の再生が積み上がり、YouTube上で旧動画が再発掘される現象が続いたとされる。
音楽性[編集]
repezen foxxの音楽性は、ハード・クラブを基盤にしつつ、サンプリングの“証拠性”を強調する方向で発展してきたとされる。
特徴的なのは「犬笛」型ボイスである。これは人間の声を装うようで実際には声帯を持たない合成音だと説明されることが多いが、初期のファン議論では“本当に犬の笛を録音したのではないか”という結論に至ったとされる。議論は紛糾し、周波数分布を巡るガチ検算がSNSで行われた。
また、曲の構成においては“反復の反復”が用いられる。たとえばAメロの16小節のうち、最初の4小節だけが完全に同一で、残りは-0.3セントずつずらされるとされる。さらにドロップ直前の0.5小節が“音圧だけ変化する”設計になっているとされ、体験としては聴こえないのに圧が来る現象が報告された[7]。
批評家のあいだでは、これはDJカルチャーの技術というより、視聴者の“推理ゲーム”に寄せた作品設計であると評価されることがある。
人物[編集]
repezen foxxは3名の実在人物を前提としつつ、同時に“音の集合としての人格”を提示するユニットとして理解されてきたとされる。
運営側は顔出しを避け、代わりに「耳型シルエット」「狐虎鹿の3色ドット」「再生バーの速度」を“アイコン”として提示した。ファンはそれらを時系列に並べ、3色の並び替えから「次の曲のテーマ」を予測しようとしたという。
一方で、メディア露出の際には身元の裏取りが難しく、インタビュー記事が成立しにくかったとする指摘もある。にもかかわらず、匿名のまま“技術だけで信頼を獲得した”点が、のちの無名DJ文化の雛形になったと見る向きもある[8]。
評価[編集]
repezen foxxは、オーディエンス参加型の制作姿勢により高い支持を得たとされる。国民的とまで呼ぶ声もあったが、その定義は曖昧である。
ただし、配信プラットフォームのランキングへの影響は具体的な指標として語られた。たとえば、彼らの代表曲「FOXX GATE(仮)」は公開後3日間でストリーミングが約[[1,830万]]回に到達したとされ、さらに8日目で[[2億]]回を超えたと報じられた。もっとも、これらの数値は第三者集計に基づくと説明されつつ、検証可能性には揺れがある[9]。
ライブ面では“映さない”戦略が功を奏したと評価される。観客には配布物として「周波数シート」が配られ、特定帯域でのみ立ち上がる電子的な合図を“音から参加する”仕組みが採用されたとされる。会場の[[大阪府]][[堂島]]周辺で行われたとされる回では、開演前に突然停電が起きたが、結果として“無音区間の勝利”として映像化され、逆に話題になったとされる[10]。
受賞歴/賞・記録[編集]
repezen foxxは受賞歴が多いとされるが、授賞機関の表記が年ごとに揺れる。これは公式クレジットが“呼称”中心だったため、集計側が名義を統一できなかったことによると推定される。
代表的とされる受賞は[[日本レコード大賞]]系の企画賞で、2018年に「匿名参加の技術賞」を受けたとされる。また、[[MTV]]に相当するメディアの企画枠では“耳型メトロノームが最も視聴体験を変えた作品”として特別選出されたという。
記録としては、配信動画のコメント密度が1秒あたり0.42件という数字で語られることがある。これは当時のファン計測によるとされ、公式発表がないため要出典とされる場合がある[11]。
ディスコグラフィ[編集]
repezen foxxの音源は、曲名の一部が“仕様書風”になっていることがある。以下は代表的なリリースとして整理されることが多い。
・シングル:『FOXX GATE 03』(2017年) - ドロップ直前の無音区間が論争を呼び、視聴者が“どこで完成するか”を争ったとされる。
・シングル:『耳型メトロノーム(夜点滅)』(2018年) - 0.25小節の空白が“呼吸”として解釈され、ファンが再生速度を変えて検算したという。
・配信限定シングル:『狐虎鹿 試運転』(2019年) - 3色ドットの点滅順が歌詞カード代わりに扱われたとされる。
・アルバム:『非公開アーカイブ』(2020年) - 収録曲ごとに“録音場所が推定されるテキスト”が付与されたとされるが、確定情報は少ない。
・ベスト・アルバム:『RFx 10 YEARS?(推定)』(2023年) - 沈黙を前提にした逆算選曲として話題になり、収録曲の選ばれ方が“当てクイズ”になっていたとされる。
・映像作品:『Foxx部 公式に見えないライブ』(2019年) - 実際のステージはフレームアウトされ、観客の足元と機材画面のみが映される形式だったと説明される。
ストリーミング認定[編集]
repezen foxxの作品は、ストリーミング認定が段階的に積み上がったとされる。匿名性の高さから、公式コメントでは“認定は勝手に伸びる”とだけ述べられたという。
一般に語られる例として、シングル『FOXX GATE 03』は累計[[3億]]回相当の視聴を記録したとされる。もっとも、認定日が複数年にまたがって言及されることがあり、集計の前提が揺れているとの指摘がある[12]。
また、ファン間では“音圧が勝つ曲”を決める非公式指標が作られ、再生数ではなく音のピーク値(推定)で順位が変わるとされた。
タイアップ一覧[編集]
repezen foxxはタイアップが少ないとされるが、実際には“疑似タイアップ”が多かったと指摘されている。
・映画:『FOXX GATE(仮)』 - 公開館内のBGMとして一部が使用されたとされるが、公式にはクレジットされない形だった。
・ゲーム:『メトロノーム迷宮』 - プレイ中のテンポ変化演出が「耳型メトロノーム」由来とされる。ただし契約書の存在は示されていない。
・CM(音のみ):[[日清食品]]に相当する架空企業「[[東都麺工房]]」の短尺映像で、0.5小節の無音区間が“驚き演出”として採用されたと噂された[13]。
なお、タイアップの真偽が揺れること自体が話題になり、“クレジットの無さ”が宣伝になるという逆説が語られている。
ライブ・イベント/ライブ・コンサートツアー[編集]
ライブでは顔や全身は見せない方針が徹底され、機材の前に透明なアクリル板を設置して“反射だけ”を見せる演出が採られたとされる。
ツアーとしては「Foxx部 夜間巡回(全6公演)」が語られる。会場は[[東京都]][[江東区]]の倉庫型ライブハウスから始まり、次に[[大阪府]][[堂島]]、[[福岡県]][[博多区]]など複数都市で行われたとされるが、日程の一部が公開されない。
最も語られる回は2019年の“停電回”で、照明が落ちた瞬間にだけ特定周波数が聞こえる設計になっていたため、結果として客席で拍手が発生し、観客が勝手にパーカッションを作ったとされる[14]。
出演(テレビ/ラジオ/映画/CM)[編集]
テレビ出演は限定的で、出演時は“画面外のDJ卓”のみが映された。スタジオでは3人は別室にいる設定で、放送上は「音声のみの特別参加」とされたとされる。
ラジオでは、[[J-WAVE]]に相当する架空局「[[J-COAX]]」で『耳で聴く天気図』という番組回に参加した。番組内では気圧データに対応するようにビートを変える企画が行われたとされるが、実際の放送ログは公開されていない。
映画では短い劇中BGMの提供があったとされる。内容は“犬笛”をモチーフにしたと説明されたが、劇中音声がどの曲かは視聴者の間で特定が割れた[15]。
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
repezen foxxが[[NHK紅白歌合戦]]に出場したという記録は、本人たちの“否定に近い沈黙”にもかかわらず、ファンが熱心に検証したことで広まった。
伝承によれば、2018年の特別枠で「無音区間を歌う集団」として紹介されたとされる。しかし、番組公式ページの当該記載は見つからないとして、信憑性に揺れがあるともされる。
それでも、紅白で流れたとされる“耳型メトロノームの点滅映像”が、のちに配信側の演出に転用されたという指摘があり、関連性が完全に否定できないとして議論が残った[16]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 佐伯マコト『無音区間の聴取心理学:DJ設計の裏側』蒼井書房, 2019年.
- ^ Margaret A. Thornton「Hidden-Identity Performance and Audience Prediction in Short-Form Music」『Journal of Media Rhythm』Vol.12 No.3, 2020, pp.77-101.
- ^ 山縣咲良『“耳型”という記号:匿名ユニットの記憶装置』柊文藝社, 2021年.
- ^ Kaito Nakamura「Sampling as Evidence: The Case of “FOXX GATE”」『International Review of Electro-Archive』Vol.5 No.1, 2018, pp.14-29.
- ^ 森川ユリ『配信ランキングの作法:コメント密度の統計行動学』電波教育出版, 2022年.
- ^ 東都麺工房編『短尺CM音設計の実務(架空仕様書付き)』東都麺工房出版, 2020年.
- ^ 藤堂レン『クラブ外消費の社会学:疑似ライブと再生維持』白鷺大学出版局, 2017年.
- ^ 編集部『日本音楽事務手続と名義統一の歴史』音源管理研究会, 2023年.
- ^ 岡田和人『DJ機材設定の公開/非公開倫理』技術評論社, 2018年.
- ^ Hiroshi Tanaka「Why Nobody Shows Their Face: On Stage Presence Without Visibility」『Proceedings of the Sound Studies Conference』第9巻第2号, 2019, pp.203-219.
外部リンク
- Foxx部 追跡アーカイブ
- 狐虎音楽事務所 名義記録閲覧ポータル
- 耳型メトロノーム 周波数辞典
- FOXX GATE 解読Wiki
- J-COAX 番組ログ倉庫