解問ハテナ
| コンビ名 | 解問ハテナ |
|---|---|
| 画像 | テラメタル学園の旧実験棟を背景にした写真(架空) |
| キャプション | 『不法滞在の雑学』で話題となった学園漫才セット(架空) |
| メンバー | 渡刃(つばば) / 逆札(さかふだ) |
| 結成年 | 2013年 |
| 事務所 | テラメタル学園放課後芸能部(通称:放芸部) |
| 活動時期 | 2013年 - 現在 |
| 芸種 | 漫才・コント |
| ネタ作成者 | 逆札(さかふだ)が主に担当 |
| 出囃子 | 出席カードの破れる音(効果音) |
解問ハテナ(げもん はてな、英: Kemon Hatena)は、所属のお笑いコンビである。結成。NSC校11期生で、M-1グランプリ2016年ファイナリストに選出されたとされる[1]。
概要[編集]
解問ハテナは、クイズとを組み合わせた学園系漫才・コントで知られるお笑いコンビである。特に、答えを出すのではなく「解問(かいもん)」という名の“問いの解体作業”を行い、最終的に視聴者が迷子になる構成が特徴とされる。
彼らのネタは、雑学の蓄積量(後述)を誇張する一方で、細部の言い回しが妙に行政的である点が評価されてきた。たとえば、テラメタル学園の架空校則を根拠に“自称王”の正当性を論じる回では、観客が拍手のタイミングを逃すことが多いとされる[2]。
メンバー[編集]
渡刃(つばば)はボケ担当であり、黒板消しを凶器のように扱う所作が定番である。渡刃は大学時代、神田川沿いの古本市で「答案用紙の折り目理論」を研究していたという設定が、しばしばネタに混入するとされる。
逆札(さかふだ)はツッコミ担当であり、理屈を組み立てる速度が異様に速い。逆札は“問い”を「解体し、分別し、再貼付する」方式で台本を作成することで知られ、インターネット掲示板では「解体派の編集者」と呼ばれたことがあるとされる[3]。
来歴/略歴/経歴[編集]
結成の経緯[編集]
解問ハテナの結成は、2013年春の放課後に遡るとされる。当時、学園内の地下倉庫で「クイズ王誕生手続き」と題する文書が見つかり、そこに“問いは正しく、答えは誤差である”という一文があったことがきっかけになったという。
渡刃は、その文書の余白にある「ハテナ」の文字だけを真似て初ライブのタイトルを決めた。逆札は“解問”という造語を当時の学園掲示板で募集し、応募数がちょうど件だったことを誇張して語ったとされるが、実数は不明である[4]。
東京進出と異世界ブームの接続[編集]
2014年に東京へ進出した後、彼らは学校崩壊を舞台装置化する方向へ舵を切った。最初の全国ネット出演は、新宿区の小劇場で行われた“床が一度だけ沈む漫才”とされるが、関係者は「沈んだのは床ではなく空気だった」と証言している。
また、異世界設定の波に乗ったのは2015年で、彼らは“答えがこちらに来る”という演出を取り入れた。結果として、会場に用意されたペンが全てインク切れになり、逆札が「不法滞在の雑学です」と言い放ったことが話題になったとされる[5]。
芸風[編集]
解問ハテナの芸風は大きく分けて、(1)クイズ型漫才、(2)学校崩壊型コント、(3)異世界型の理屈崩し、の3系統であるとされる。彼らは最初に問題文を読み上げるが、途中で「問題は答えのためにあるのではなく、答えは問題の副産物である」と言い換えるため、観客が思考を止める状況が作られる。
細部の作り込みとして、彼らは“出席番号”を毎回ネタの進行に利用する。たとえば、ある回では出席番号を→0→と往復させ、渡刃が「ゼロは“不在証明”の形をしている」と口走った。なお、意味は説明されないことが多い[6]。
一方で、社会風刺の度合いも一定量含まれると指摘されている。逆札が“行政文書の口調”で自称王を擁護する場面は、司会者の事前確認をすり抜けるように変化するため、収録後にテロップ差し替えが起きることがあるとされる。要出典である[7]。
エピソード[編集]
2016年、M-1グランプリ予選の控室で彼らは「解問ハテナ式・雑学の貯蔵限界」を掲げた。具体的には“雑学の総量がを超えると、答えが先に腐る”という理屈で、渡刃が冷蔵庫の中に丸めた紙を入れていたという。
また、彼らの代表的な異世界コント『テラメタル学園 退学手続き203秒』では、退学届を書き始めた瞬間に机が勝手に回転する演出が入った。回転角は毎回“だいたい”とされ、誤差がウケにつながるため、演出スタッフが角度を測っていたという証言も残っている[8]。
さらに、ラジオ収録では“問題を解こうとする行為”自体を禁止する告知を読み上げた。逆札は「この放送は不法滞在の自信で成立している」と言い、渡刃は「自称王なので永住許可が出ません」と返した。結果として、スポンサー側からクレームが入ったが、公式には「誤解の余地がある表現だった」とだけ処理されたとされる[9]。
出囃子[編集]
出囃子は、彼らが学生時代に使用していたとされる「出席カードの破れる音」を効果音として流す形である。音量は収録ごとに微調整され、テレビ版では約、ライブ版では約に設定されるとされる。
なお、音が破れる方向があるという“方向性仮説”が逆札の持論として存在し、ステージ袖にいる観客が一斉に身を乗り出す回もあった。出囃子を聴いたあとに一度だけ沈黙を置く習慣があり、その沈黙の長さは「0.8拍分」と表現されることが多い[10]。
賞レース成績・受賞歴[編集]
M-1グランプリでは2016年にファイナリストへ進出したとされ、決勝では“最後の答えが出ない”形式で会場を静めたという。しかし審査員のコメントは一貫しておらず、「解体が上手い」「結末がないのに勝っている」と正反対の評価が同居したとも伝えられる。
キングオブコントの予選では、学校崩壊型コント『教室の境界線が上書きされる』で上位進出した。なお、彼らは“異世界枠”を勝手に申請していた疑惑があり、事務局からは「確認したが記録が見当たらない」と回答されたとされる[11]。
そのほか、NHK系の若手企画で“クイズ王”特別賞に相当する賞を受けたと本人たちは語っているが、公式発表では名称が別物として扱われていたとも言われる。ここは編集者によって記述が揺れている箇所である[12]。
出演[編集]
テレビ番組では、深夜のバラエティ枠で「解問ハテナ式 迷わせない迷路」という冠コーナーを持ったとされる。単独ゲスト回としては、東京都内の放送局見学イベントに出演した記録が残っており、司会が“自称王”のくだりで噛みそうになる場面が度々切り抜きで拡散された。
ラジオでは、の学園特番『放課後の異世界議事録』でレギュラー的に呼ばれた時期がある。彼らは生放送中に投稿された問題を即興で解体し、最後に出題者へ“返答を禁止する判決文”を読み上げる形式をとったとされる。
舞台では、神戸市の小劇場で『テラメタル学園・退学手続き203秒』が再演され、観客の拍手が揃わない現象が起きた。なお、この現象は“拍手禁止の合図が出た”とする解釈もあるが、合図自体は映像に残らないため判断が分かれる[13]。
作品[編集]
CDとして『解問ハテナ 破れる雑学(初版)』が発売されたとされ、収録曲には「ハテナの余白」「不法滞在の自信」「出席番号ゼロの告白」などのタイトルがある。DVDでは『テラメタル学園 崩壊講義 完全版』が流通し、学校崩壊の演出映像と、解説者の“それっぽい補足”が付く構成になっている。
書籍としては『クイズを解くな(解問せよ)』が知られ、逆札による“問いの骨格設計”の章があるとされる。一方で、読者からは「説明が説明になっていない」との感想も寄せられたが、本人たちは「仕様」であるとしている[14]。
脚注[編集]
脚注
- ^ 渡刃「解問ハテナ式・問いの解体手順」『学園バラエティ研究』第12巻第3号, 2017, pp. 41-68.
- ^ 逆札「出席番号と沈黙の統計:0.8拍分の検証」『笑いの物理学』Vol. 5, 2018, pp. 12-27.
- ^ 田中司朗『クイズが壊れる瞬間:漫才の終端設計』幻灯出版社, 2016, pp. 203-219.
- ^ 山吹ミオ「異世界設定における“答えの先行”の受容」『メディア言語学ジャーナル』第9巻第1号, 2019, pp. 88-105.
- ^ K. Thornton「Administrative Tone in Japanese Comedy: A Case Study of Kemon Hatena」『Journal of Performing Mischief』Vol. 2, No. 4, 2020, pp. 77-96.
- ^ 佐倉省吾「学校崩壊コントの舞台装置と安全基準(架空例の統計)」『劇場技術年報』第33巻第2号, 2021, pp. 59-74.
- ^ 斎藤レン「不法滞在という比喩:笑いの法的境界の再解釈」『社会風刺論叢』第7巻第6号, 2018, pp. 145-167.
- ^ 『M-1グランプリ2016 審査概況(非公開資料の写し)』大会事務局, 2016, pp. 1-30.
- ^ テラメタル学園放課後芸能部「放芸部年報(架空の補足付き)」第1号, 2015, pp. 10-33.
- ^ M. A. Thornton「The Hatena Boundary: Silence Timing and Audience Convergence」『Comedy & Misconception』Vol. 3, 2022, pp. 1-9.
外部リンク
- テラメタル学園放課後芸能部 公式アーカイブ
- 解問ハテナ 迷わせない迷路チャンネル
- 放送局別 出席番号データベース
- 学校崩壊演出(安全)研究会
- 解問ハテナ 書店特設コーナー