連続ドラマ小説 みつだん
| 番組名 | 連続ドラマ小説 みつだん |
|---|---|
| 画像 | (架空)みつだん文庫のロゴ |
| ジャンル | 連続ドラマ小説(ドラマ+視聴者参加) |
| 構成 | ワンエピソード完結+翌週伏線 |
| 演出 | 塚本コウタ(第1期)/朝霧ユウ(第2期以降) |
| 司会者 | 東條レン(“三段目ナビゲーター”) |
| 出演者 | 霧島カナ、日下部トモヤ、結城ユリナ ほか |
| ナレーター | 鈴波ミナト |
| OPテーマ | 『みつだんの鐘』 |
| EDテーマ | 『三行だけの約束』 |
| 制作局 | 東海テレビ局 制作第3部 |
| 放送期間 | 2017年4月10日 - 継続中(第8期編成) |
| 放送時間 | 毎週月曜日 21:20-22:00(JST) |
| 放送回数 | 第8期時点で約1,120回 |
| データ放送 | あり(“次の一行”投票) |
『連続ドラマ小説 みつだん』(れんぞくドラマしょうせつ みつだん、英: Mitsudan)は、系列で(平成29年)から毎週の(日本標準時|JST)に放送されているドラマ・バラエティ番組である。視聴者参加企画として、視聴者投稿の“次の一行”が本編の分岐に反映されることで知られている[1]。
概要[編集]
『連続ドラマ小説 みつだん』(れんぞくドラマしょうせつ みつだん)は、で放送されている連続ドラマ小説番組である。番組は毎週月曜日の夜に放送される連続形式をとり、放送回ごとに“三段構え”のナレーションで物語が進行する点を特徴とする[2]。
番組名の「みつだん」は、脚本家が一つの事件を「導入(第一段)・疑問(第二段)・選択(第三段)」の三拍子で設計する制作プロセスに由来するとされる。もっとも、制作現場では「みつだんとは“密談”の視聴者版」という別解も流通しており、視聴者参加企画がその解釈を補強しているとされた[3]。
放送時間/放送時間の変遷[編集]
番組開始当初は毎週21時20分からので放送されていると説明されていた。開始第1期の平均視聴率は3.8%とされ、裏番組のバラエティを“文章で殴る”方針が奏功したと報じられた[4]。
第2期(2019年改編)では、放送枠が内で21時00分からの40分枠に移動した。これに伴い、導入段の尺が3分短縮され、代わりにデータ放送投票の“第二段予告”が2分延長される変更が行われたとされる[5]。
第4期以降は生放送要素を取り入れる形で、最終20分を収録→一部差し替えという変則運用に切り替えた。差し替えは毎回平均して「0.2行分」程度に留められており、“世界線の揺れ”が視聴者のSNS上で数値化される現象が起きたとされる[6]。なお、これがどのような技術仕様に基づくかは、制作発表資料の要出典扱いである。
出演者(司会者/レギュラー出演者/歴代の出演者)[編集]
司会(進行)は東條レンが担当しており、本人の呼称として「三段目ナビゲーター」が公式に用いられている。東條は“視聴者が書いた一行”を読み上げる役割を担うが、読み上げの際に必ず「改行位置」を先に宣言する癖があり、視聴者からは“句点職人”と呼ばれている[7]。
レギュラー出演者としては、霧島カナ(主人公の友人役)、日下部トモヤ(事件担当記者役)、結城ユリナ(作中の作家役)が中心に据えられてきた。特に結城は番組内で“密談の書き手”として登場し、視聴者投稿を「物語の証拠物件」に見立てる演出を担当したとされる[8]。
歴代の出演者では、初期の主要ゲストとして愛媛県出身の舞台俳優である架空人物「早瀬シオン」が挙げられることがある。ただし、早瀬シオンの来歴は公式サイトでは確認できず、ファンの間で「第1期の幻の登場人物」という扱いが定着している[9]。
番組史[編集]
番組は、東海テレビ局が2016年に設置した「連載台本研究室」によって企画されたとされる。当初は“連続ドラマの台本を週ごとに公開し、視聴者が修正案を提出する”実験番組として構想されたが、著作権管理の都合から公開は最小限に抑えられ、データ放送投票へ着地したと説明されている[10]。
制作現場の裏話として、初回放送の脚本は「第三段の分岐を全8通り用意する」方針だったが、最終的に“8通り×約140人のスタッフの議論”で、最終稿が1通りに収束したという経緯が語られている。結果として初回の分岐は存在したものの、視聴者には“同じ結末に見える”形で提示されたとされる[11]。
その後、番組は2018年の改編で“データ放送の投票結果がナレーションに反映される”仕組みを拡張した。これにより、視聴者が投票した一行が「物語の証拠として読まれる」演出が成立し、番組外でも“文章の力”を巡る議論が活性化したとされる[12]。
番組構成/コーナー[編集]
番組は基本構成として、第一段「導入の事件」、第二段「疑問の提示」、第三段「選択の言葉」で構成される。第一段は毎回“地名を必ず1つ出す”ことが条件化されており、の架空町「浜梶(はまかじ)」が作中で頻出するとされる[13]。
主要コーナーとしては、「三段目の密談(さんだんめのみつだん)」が置かれている。ここでは東條レンが“密談メモ”を読み上げる体裁で、視聴者投稿が要約される。なお、要約には必ず「元の投稿の語尾を0.7の確率で置換する」という統計的ルールがあるとされるが、再現性は確認されていない[14]。
また、「一行鑑定室」というコーナーでは、投稿された一行が“伏線になり得る”かを作中の編集者が判定する。判定の際に用いられる基準が「長さ(全角で最大23文字)」「視覚語(色・光)」「疑問形の有無」という、やけに実務的な指標である点が視聴者の注目を集めたとされる[15]。
サブコーナーには「夜の改行」「次週予告の予告」「三段目の余白」があり、余白回は年に2回程度しか設定されないと番組側は述べている。もっとも、その年2回は視聴者の投稿量と連動する“見かけ上の都合”であるとする見解もあり、真偽は明らかにされていない[16]。
シリーズ/企画[編集]
第1期は「浜梶事件連続小説」として展開され、毎月1度だけ“同じ日付の別視点”が挿入される企画が採用された。放送日には必ずが混じり、実在しない日付の登場が視聴者の推理熱を加速させたと報じられた[17]。
第2期では「三段目の密輸(みつゆ)」と称する連続企画が始まり、タイトルの読みを変えることで制作側が意味を揺らす試みが行われた。ここで視聴者投票が“密輸”の定義を更新し、言葉の意味が物語の中で変化するという、視聴体験の折り返しが評価されたとされる[18]。
第3期以降は、視聴者投稿を“現実の事件に似せない”統制が強化される一方、毎回架空の地名(例:北海道の「星沼町」)を投入する方針が徹底された。この方針により“似ているのに違う”感覚が維持され、SNSでの考察が1万件規模に達したとされる[19]。
オープニング/テーマ曲[編集]
OPテーマは『』であり、番組開始当初から使用されている。歌詞には「導入/疑問/選択」の単語が直接は登場しないものの、鐘の音が3回鳴るタイミングに合わせてナレーションの区切りが置かれていると説明されている[20]。
EDテーマは『『三行だけの約束』』である。EDでは視聴者の投票結果が画面左上に“3行の要約”として提示されるが、要約のフォーマットは毎回固定であり「誰が/何を/どこで」の順が守られるとされる[21]。
ただし、2020年に一度だけEDの要約が「どこで/誰が/何を」という順に入れ替わり、視聴者が“番組がどこかに隠し分岐を持った”と騒いだ経緯がある。制作側は「歌のテンポの都合」と説明したとされるが、ファンは“実験的な誤記”ではないかと反論した[22]。この誤記の扱いは現在も要確認である。
スタッフ(歴代のスタッフ/歴代スタッフ)[編集]
制作局は東海テレビ局 制作第3部である。チーフ・プロデューサーとしては、番組開始時点で渡辺精一郎に近い名が“似た肩書の別案件”として話題になったことがあるが、これは同姓同名の別人の可能性が指摘されている。公式発表では、チーフ・プロデューサーは「細波(ほそなみ)ミツル」とされる[23]。
演出は第一期で塚本コウタが担当し、第二期以降は朝霧ユウが主導した。朝霧は「撮影ではなく読みの編集を優先する」方針を掲げ、画面のカットよりも“間(ま)の長さ”を統計化することで分岐の印象を制御したとされる[24]。
脚本陣としては、メインライターの他に“分岐顧問”と呼ばれる職種が置かれている。分岐顧問は「視聴者投稿を第三段へ接続するための安全語辞書」を管理し、“危険語(事件の再現に直結する語)”を22語まで登録して運用しているとされた[25]。ただし、22語のリストが公開されたことはない。
ネット局と放送時間/放送局・配信元[編集]
ネット局は、東海テレビ局のほか、、など複数の地域系列で実施されている。放送時間は基本的に月曜日の21時台で揃えられているが、時差の都合で一部地域では21時30分からの放送になるとされる[26]。
配信は東海テレビ局公式の動画配信基盤「TokaiStream」で翌日午前9時に配信される。配信版ではデータ放送の投票結果が“コメント欄の先頭に3行で要約表示”される方式が採用されていると説明されている[27]。
一方で、配信のサムネイルが“投票結果に応じて微妙に変わる”という噂があり、視聴者はサムネの色味を指数化しているという。制作側は否定していないが、公式に認めたこともないとされる[28]。
特別番組[編集]
特別番組として「みつだん回顧(かいこ)スペシャル」が年1回放送される。ここでは過去100回から抽出した“分岐に最も影響した一行”がランキング形式で紹介されるとされるが、ランキングの算出方法は「視聴率」と「語尾反応」の2軸である点が強調されている[29]。
また、放送開始10周年ではない時期に「10周年未満の到達記念」と称する変則特番が組まれたことがある。番組側は「回数がちょうど 521 回に到達したため」と説明したが、数字の出どころは外部資料に依存しているとされる[30]。
関連商品(DVD/書籍)[編集]
関連商品としては、番組の“第三段だけ”を抜粋した書籍『みつだんの第三段(テキスト選集)』が刊行されている。書籍は全336ページで、各話ごとの“選択の言葉”が見開き2ページで掲載される仕様とされる[31]。
DVDは「月曜21時台版(全ディスク:8枚)」として販売され、ディスクごとに“分岐の癖”が編集される。ファンの間では、同じ話のはずなのにディスク間で改行位置が違うことで、物語の印象が変わると語られている[32]。もっとも、製品仕様に明記されていないため真偽は定かではない。
受賞歴[編集]
受賞歴としては、「データ放送連動ドラマ部門」で複数の地方賞が挙げられることがある。具体的には“視聴者参加UI賞”を受けたとされ、投票が物語に反映される設計が評価されたと報道された[33]。
一方で、視聴者投稿の扱いが“表現の権利”に触れるのではないかという懸念から、審査過程が波紋を呼んだ時期もあったとする指摘がある。委員会の議事録が公開されていないため、論争の詳細は確認できないとされる[34]。
使用楽曲[編集]
番組内では、OP・ED以外にもBGMとして「浜梶港風(はまかじこうふう)」が頻用されるとされる。テーマの切り替えは毎回「3分47秒」の位置に合わせていると説明されることがあるが、この秒数は計測方法によって変動する可能性があるとされた[35]。
また、視聴者投票の結果表示には、短いSEとして「選択クリック(せんたくクリック)」が用いられる。クリック音の周波数が2,048Hzに設定されているとする記述がファンサイトに見られるが、公式には確認されていない[36]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 東海テレビ局制作第3部『連続ドラマ小説 みつだん:制作資料集』東海テレビ局出版, 2017年。
- ^ 中村ユカリ「視聴者投票がナレーションに与える編集効果」『映像コミュニケーション研究』第12巻第4号, pp.33-58, 2018年。
- ^ 朝霧ユウ『読みの撮影論:間(ま)で分岐を作る』講談波書房, 2019年。
- ^ 細波ミツル「連続小説形式における三段構成の設計指針」『放送企画レビュー』Vol.7 No.2, pp.10-21, 2020年。
- ^ 渡辺精一郎(編)『テレビ脚本の統計:1行の確率設計』日本文藝学会出版局, 2021年。
- ^ Kato, R. “Micro-branching in Viewer-Interactive Drama.” 『Journal of Broadcast Story Systems』Vol.5 No.1, pp.1-19, 2022年。
- ^ 霧島カナ「役者から見た“第三段目”の心理誘導」『演技と聴覚』第3巻第1号, pp.72-90, 2023年。
- ^ 鈴波ミナト「短いSEが生む記憶痕:2,048Hz説の検証」『音響表現研究』第9巻第3号, pp.201-214, 2024年。
- ^ TokaiStream運用チーム『配信サムネイルの可変設計:実装メモ』TokaiStream Press, 2024年。
- ^ 『東海テレビ局 番組編成史(架空追補版)』東海新聞社, 2016年。(タイトルが微妙に異なる)
外部リンク
- みつだん公式サイト(東海テレビ局)
- TokaiStream みつだん特設ページ
- 連続ドラマ小説 みつだん データ放送ガイド
- 東海テレビ局 制作第3部アーカイブ
- みつだんファン研究会 計測ログ