King Gmu
| 名前 | King Gmu |
|---|---|
| 画像 | King_Gmu_StageShot.jpg |
| 画像説明 | 2019年の野外ライブでの撮影 |
| 画像サイズ | 260px |
| 画像補正 | 1.0 |
| 背景色 | #b3002d |
| 別名 | KingGmu / 王冠団 |
| 出生名 | (バンド名のためなし) |
| 出身地 | 札幌市(拠点) |
| ジャンル | シネマティック・ロック / オルタナティブ |
| 職業 | ロックバンド |
| 担当楽器 | ボーカル、ギター、ベース、ドラム |
| 活動期間 | 2011年 - 活動継続 |
| レーベル | Gmu音響レーベル |
| 事務所 | 北辰ステージ企画 |
| 共同作業者 | (アレンジ協力) |
| メンバー | (ボーカル)/(ギター)/(ベース)/(ドラム) |
| 旧メンバー | —(短期サポート:) |
| 公式サイト | kinggmu-official.jp |
King Gmu(きんぐ じーえむゆー)は、日本の4人組ロックバンドである。所属事務所は。レコード会社は。2011年に結成、2014年にメジャーデビュー。略称および愛称は「KingGmu」。公式ファンクラブは「機械仕掛けの王冠団」。[1]
概要[編集]
King Gmuは、重心の低いロック・リフと、映画の予告編のように切り替わる転調を武器とするバンドである。デビュー後は、ボーカルのが“王冠をかぶる声”と形容される発声法を確立し、ライブではサビ直前に会場の照明を0.7秒だけ落とす演出が定番化した。[2]
なお、バンド名の「Gmu」は本来は音響機材の型番として札幌の中古楽器店で見つかった記号だと語られている。ただし本人たちは、音響機材ではなく「都市の音量を測る即席憲章」の略だという別の説明も繰り返しており、取材時の揺れがファンの間で“ゆらぎ愛”として受容されている。[3]
メンバー[編集]
メンバーは4人組である。中心となる作詞作曲はが担当し、ギターのがコード進行の骨格を作ることで知られる。ベースのは“低域の意味”をテーマにした音作りを行い、ドラムのは拍の割り方に関して独自の計数法を用いるとされる。[4]
特には、ライブ準備の際に必ず会場の床材(木・コンクリート・人工芝)を触って硬さを推定し、その結果を“0.03の誤差”としてドラムのリムショット設定に反映するという手順を公開している。一方で、その0.03という数字は本人の気分で変わるとも報じられ、正確さと即興性が同居している点が特徴である。[5]
バンド名の由来[編集]
King Gmuの名称は、初期のリハーサル拠点となった円山地区にある小劇場で、当時の演出担当が掲げていた標語「音は王である、ただしGmuの計測が必要である」から取られたとされる。[6]
同劇場は2010年代初頭に地域の“音量マナー”問題に対応するため、文化庁のモデル事業として「広場騒音条例・実地講習」を行っていたとされ、略号の「Gmu」は条例文書の注釈記号(G=Guideline, mu=measurement unit)に由来すると説明された。しかしのちに、同劇場の元スタッフが“実は小説の登場人物名だった”と回想するなど、由来は複数の系統で語られている。[7]
来歴/経歴[編集]
結成(2011年)[編集]
King Gmuは2011年、札幌市で結成された。結成のきっかけは、が偶然拾ったカセットテープに、声にならないコーラスが収録されていたことである。テープは古い劇場の倉庫から出てきたとされ、テープのラベルには「Gmu—王冠の反響」とだけ書かれていた。[8]
メンバーは同年、札幌市内の路上ライブで“反響の角度”を測るために、折り畳みメジャーを胸ポケットに入れたまま演奏したという。観客が数え間違いをするほど複雑なカウントを用いたため、初期の持ち時間が本当に30分だったのかは疑わしいとされるが、記録写真にはちゃんと30分の札が写っているとファンは主張している。[9]
インディーズ期(2012年)[編集]
2012年にはインディーズ盤『』をの前身レーベル「草冠レコード」からリリースした。収録曲は8曲で、うち6曲が同名の“予告編”シリーズとして扱われた。たとえば『予告編:夜の0.7秒』は、サビ直前に照明が落ちる演出の原型である。[10]
この時期、バンドは毎月の“街の平均音量”を独自に計測し、測定値が増えるとテンポを落とすという方針をとったと伝えられる。もっとも、平均音量の出所が市の公開データではなく、路上の自作センサーだと判明してからは、数値の信頼性が論点になった。[11]
メジャーデビュー(2014年)[編集]
2014年、メジャーデビューを果たした。デビューシングル『』は発売初週に全国チャートへ同時に流入し、オリコンチャートで1位を獲得したとされる。[12] ただし当時の公式発表は“集計の都合上、1位相当”という表現に留めたため、後年の検証番組では視聴者がざわついた。
この曲は、札幌市内の交差点で録音された踏切音(実際は地下道の換気音と後に訂正された)をサンプルに用いたことで話題になった。なお、サンプル採取にかかった時間が“33分27秒”であったと語られているが、別のインタビューでは“44分”とも言っている。[13] いずれにせよ、音源が短いほどストーリーが濃くなるという作風と整合している点が評価された。
ブレイク(2017年 - 2019年)[編集]
2017年から2019年にかけて、King Gmuは国民的ロックバンドと呼ばれるようになった。2018年のアルバム『』は累計売上枚数93万枚を記録し、映像作品『』はミュージック・ビデオ再生がストリーミングで3億回を突破したとされる。[14]
また、2019年には全国ツアー『王冠の角度計測ツアー』を開催し、会場ごとに“観客の拍手の遅れ”を1/100秒単位で記録してセットリストを調整したと報じられた。セットリスト改訂があまりに頻繁だったため、ファンクラブの会員サイトには“更新ログ”が掲示され、ファンがそれを料理のレシピのように保存する現象まで起きた。[15]
音楽性[編集]
King Gmuの音楽性は、シネマティック・ロックに分類されることが多い。曲は導入でほぼ無音に近いフレーズを置き、そこからギターのアタックだけが先に立つ設計になっているとされる。一方で、作曲過程では“まず声の呼吸を先に録る”という手法が採られ、声の波形を基準にテンポが決まるという。[16]
代表曲では、ボーカルのが言葉を“言い切らずに止める”ことで、聴き手の想像領域を広げると指摘されている。また、歌詞に現れる「王冠」「停止線」「予告編」といったモチーフは、政治的スローガンではなく、測定と儀式の比喩として扱われることが多い。ただし、初期のファンブックでは“条例文書を読んで作った”と明記されており、音楽と社会の距離感が独特である。[17]
人物[編集]
久遠 キングは、ライブ前に必ず“静寂の温度”を測るという。具体的には、会場のバックステージで手のひらを天井に向けて1分計測し、体感が一定以下ならウォームアップを30秒短縮するという手順が語られている。[18]
澄川 ノイズは、ギターのチューニングをHzではなく“空気の重さ”で調整するとされ、実際に現場で「今の空気は平均より軽い」と発言した映像が残っている。霧島 メトロは低音担当でありながら、インタビューでは“余白担当”を自称する。天城 ドラムは「拍は親切であるべきだ」として、難解なリズムでも必ず視聴者が追える形に崩すことを徹底しているとされる。[19]
メンバー間の意思決定は、投票ではなく“石の並べ替え”で行われると報道された。もっとも、メンバーがその石の数を「7個」だと言う回と「9個」だと言う回があり、ファンはその揺れすら“王冠団の儀式”として楽しんでいる。[20]
評価[編集]
音楽評論家のは、King Gmuを「感情ではなく計測で泣かせる稀有なロックバンド」と評したとされる。[21] 批評では、転調のタイミングが聴覚の予測を裏切る点、そして演出が“音楽の一部”として成立している点が評価された。
一方で、作品ごとにモチーフが制度的な言葉へ寄っていくことが、文学性と実務性の間で揺れているとして議論も生んだ。特に2018年のインタビューで「私たちは音量マナーの再教育として音楽をやっている」という趣旨の発言が引用され、社会的な解釈の広がりが生じたとされる。ただしバンド側は、当時の発言は“比喩としての役所言葉”に過ぎないと後日説明した。[22]
受賞歴/賞・記録[編集]
受賞歴としては、架空の文脈を含めながらも、複数の音楽賞での存在が語られている。2016年にはでグランプリ相当の「王冠章」を受賞したとされる。[23]
さらに2018年にはの優秀作品枠で『』がノミネートされたと報じられたが、同時に「投票方法が一部非公開だった」点が週刊誌で取り上げられた。このときの説明には“集計票が磁性記録媒体のため”という一文があり、読者の間で“音楽に磁石が必要なの?”と笑いが起きたとされる。[24]
記録面では、ライブ映像のハッシュタグ再生が24時間で1,240万回に到達したとされる。ただしこの数字は、期間が“発売前夜から”なのか“当日から”なのかでズレが出ており、公式の更新タイミングにも揺れがあると指摘されている。[25]
ディスコグラフィ[編集]
シングルとしては『』(2014年)、『』(2015年)、『』(2016年)、『』(2017年)、『』(2019年)が挙げられる。[26]
CDシングルおよび配信限定シングルでは、『』(2017年)と『』(2018年)が展開された。アルバムでは『』(2018年)と『』(2021年)が代表作とされる。ベスト・アルバムとして『』(2023年)も発売された。[27]
映像作品としては『』(2018年)、『』(2020年)、『』(2022年)があり、ライブ会場ごとの音の違いを“映像の粗さ”で再現したとされる。特に『Live at 円山』は、編集の際に意図的に色を落とす“測色”を採用した点が話題になった。[28]
ストリーミング認定[編集]
ストリーミング認定として、代表曲『』はサブスクで累計再生が4億回を超えたとされる。[29] ほかにも『』が2億回、『』が1億回に達したと報じられた。
認定の内訳は年ごとに更新されるが、特定の期間にだけ伸びが大きかった理由が“テレビの深夜番組で、照明を0.7秒だけ消す特集をやったから”と推測された。ただし、当時その番組で紹介されたのは似た演出の別アーティストであった可能性も指摘されており、因果関係は確定していない。[30]
また、海外ファンコミュニティでは「King Gmuは文字通りの王冠ではなく“計測の王冠”を歌っている」と翻訳され、結果として英語圏で“measurement crown”というフレーズが一部で定着したとされる。[31]
タイアップ一覧[編集]
タイアップとして、King Gmuの曲は映画・ドラマ・CMなどに用いられた。『』は短編映画『沈黙は測れるのか』の主題歌として採用されたとされる。[32]
また、『』収録曲の一つがの特集コーナー『夜の周波数』のオープニングとして使用されたと報じられた。さらに、のスマートスピーカー関連CMで、サビ直前の0.7秒消灯演出を模した演出が話題になった。[33]
ただし、CMのクレジットではKing Gmuの表記が“KingGmu”と省略されていた時期があり、ファンは「略称の方が発音しやすいのは意図的だ」と考察した。なお、バンド側は“音が先に走る”という演出方針の一貫であると説明したが、詳細な理由は語られていない。[34]
ライブ・イベント/ライブ・コンサートツアー[編集]
ライブ・ツアーとしては『王冠の角度計測ツアー』(2019年)と『都市の低域図—観測行』(2022年)、『停止線リハーサル(再訪)』(2024年)が実施された。ツアーでは、会場ごとに音響設計を変え、照明の消灯時間を0.7秒から0.63秒まで微調整する手順が取られたとされる。[35]
また、初の海外公演としてで行われた“測定の夜”ライブでは、ステージ上のサウンドレベル計が観客のスマートフォンに連動して表示された。連動システムの仕様は、公式資料では“平均音量の遅延が12フレーム”とされるが、現場では“15フレーム”だと聞いたという証言もあり、細部は揺れている。[36]
ファンクラブイベントでは、王冠団の会員を対象に「反響角度の計測会」が開かれ、測定結果をもとに次の曲の歌詞に使われる“地名の候補”が募集された。採用地名は毎回公表されるわけではなく、選ばれた人だけが“手帳に薄いシリアルナンバー”を受け取る仕組みだと説明された。[37]
出演[編集]
テレビではの音楽番組『夜の編集室』に出演したことがある。ラジオではの『スタジオ0.03』でが“言い切らない歌詞”の作り方を解説したとされる。[38]
映画では、メンバーが本人役で登場する『王冠停止線(劇中ライブ)』が話題になり、そこで流れた未発表曲の断片がのちに配信限定曲として回収されたと報じられた。CM出演では、のスマートスピーカー広告の続編に出演したとされる。[39]
また、音楽以外ではの公開講座で“音量マナーと身体反応の関係”というテーマが採り上げられ、バンドが実験データの一部を提示したとされる。ただし大学側資料には、データの提供者が匿名だったため、実際にKing Gmuが関わったのかが曖昧になったという指摘もある。[40]
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
NHK紅白歌合戦には、2021年に初出場したとされる。[41] 出場曲は『』であると報じられたが、放送内のテロップでは別のサブタイトルが添えられていたため、放送後に視聴者が“どの版が正しいの?”と議論した。
さらに、翌2022年にも出場したという記録が一部で流通したが、公式の出場者一覧では確認できないとも指摘されている。バンド側は「テレビの“赤のほう”に呼ばれた気がする」と語ったとされ、確実な根拠は示されていない。[42]
脚注[編集]
関連項目[編集]
脚注
- ^ 矢萩 篤史『測定で泣かせるロック:King Gmu論』K・メディア, 2019.
- ^ 久遠 キング『王冠の呼吸法—声を先に録る技術』北辰出版, 2020.
- ^ 澄川 ノイズ『コード進行は空気の重さで決める』草冠レコード出版部, 2016.
- ^ 霧島 メトロ『低域の意味:反響学入門』音波新書, 2018.
- ^ 天城 ドラム『拍は親切であるべきだ』ドラムパーク, 2017.
- ^ 『King Gmu オフィシャルファンクラブ通信(機械仕掛けの王冠団)』Vol.12, 北辰ステージ企画, 2020.
- ^ Matsuda, Ren. "Reverberation as Narrative Structure in Japanese Alt-Rock." Journal of Sound Studies, Vol.7 No.2, pp.31-58, 2018.
- ^ Thornton, Margaret A. "Measurement-Driven Stagecraft and Audience Microclapping." International Review of Music Performance, Vol.3 No.1, pp.101-126, 2021.
- ^ 『オリコン年鑑(図説)2014』オリコン資料センター, 2015.
- ^ 『NHK紅白歌合戦 出場記録データブック』NHKアーカイブ編, 2022.
外部リンク
- kinggmu-official.jp
- Gmu音響レーベル 公式アーカイブ
- 機械仕掛けの王冠団(会員ログ)
- KingGmu Wiki(ファン編集)
- 北辰ステージ企画 ライブスケジュール