渚カオリ
| 芸名 | 渚カオリ |
|---|---|
| ふりがな | なぎさ かおり |
| 画像ファイル | Kaori_Nagisa_2009.jpg |
| 画像サイズ | 240px |
| 画像コメント | 2009年、東京都内の公開収録にて |
| 生年 | 1987年 |
| 生月 | 5月 |
| 生日 | 14日 |
| 身長 | 164 cm |
| 血液型 | A型 |
| 職業 | 俳優、タレント、歌手 |
| ジャンル | テレビドラマ、舞台、バラエティ、演歌ポップ |
| 活動期間 | 2004年 - |
| 活動内容 | 舞台デビュー、歌手デビュー、情報番組司会、CM出演 |
| 配偶者 | 未婚 |
| 事務所 | 潮騒プロモーション |
| 公式サイト | nagisa-kaori.jp |
| 主な作品 | 『湾岸の約束』、『夜明けのスキップ』、『潮風メトロノーム』 |
| 受賞歴 | 日本テレビ演技新人賞、港区文化奨励賞 |
渚 カオリ(なぎさ かおり、〈昭和62年〉 - )は、日本の、、である。関西テレビ芸能部を母体とするに所属し、愛称は「ナギカオ」、代表作は『』『』とされる[1]。**
略歴・来歴[編集]
渚カオリは、大阪府堺市の臨海部で育った俳優である。幼少期にの高架下で行われていた地域演劇「浜辺の即興会」に参加したことが転機となり、にの新人オーディションで最終審査5人中1位を獲得して芸能界入りしたとされる[2]。
デビューはのNHK地域ドラマ『』で、当時は方言指導を兼ねた端役であったが、極端に長い間を取る演技が話題となった。翌年にはの深夜番組でレギュラーを務めたのを経て、2008年に連続ドラマ『』で初主演を果たした。同作では、視聴率が平均8.4%であったにもかかわらず、録画率が19.2%に達したことから「静かな主役」と呼ばれた[3]。
同年、の実験企画として制作されたシングル『』で歌手デビューし、歌番組への出演を重ねた。以降は俳優業と並行してにも進出し、の情報番組『』ではコーナー司会を務めた。なお、本人は「歌うときだけ肩が三センチ上がる」と語ったとされ、楽屋取材で測定したという記録が残っている[要出典]。
には映画『』で主演に抜擢されたが、撮影地が神奈川県の干潮時のみ渡れる防波堤であったため、スタッフの弁当到着時間まで演技が止まるという珍事があった。これが逆に作品の間合いの良さとして評価され、同作以降、渚は「待ち時間を演出に変える俳優」として知られるようになった。
人物[編集]
性格・逸話[編集]
渚カオリは、礼儀正しくも独特の間合いを持つ人物として知られる。現場では台本に蛍光ペンを引く代わりに、波線を手書きで付ける習慣があり、共演者からは「海図の人」と呼ばれたという。
また、2011年の舞台稽古では、台詞の「間」を測るために東京メトロの始発時刻表を使っていたことが判明し、演出助手が止めに入ったエピソードがある。本人は「電車は人間より正確である」と述べたとされるが、後年のインタビューでは「実際はただの癖だった」と笑っていた。
好きな食べ物はしらす丼と炭酸水で、嫌いなものは「湿気の強い拍手」と答えたことがある。なお、港区の小劇場での公演後、拍手が強すぎて舞台袖のマイクスタンドが1本倒れたことがあり、ファンの間では伝説的な逸話になっている。
私生活[編集]
私生活では、東京都内の運河沿いにあるマンションで暮らしていると報じられたことがある。ベランダでミニトマトを育てており、その鉢の数は最大で27鉢に達したが、日照条件の都合で最終的に9鉢に整理されたという。
家族は一般人であるとされ、芸能活動初期には母親が衣装の裾上げを担当していた。本人は結婚について「潮の満ち引きに任せたい」とコメントしたことがあり、これが週刊誌で大きく取り上げられた。もっとも、本人は後に「単に言い回しを考えすぎただけ」と説明している。
また、渚は移動中に小さな貝殻を集める癖があり、全国ツアーでは合計413個の貝殻がキャリーバッグから見つかったとされる。これらは楽屋の紙コップに入れられ、会場ごとに配置が変えられていた。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
『』(2005年、NHK) - 早瀬和子 役
『』(2008年、関西テレビ) - 主演・森崎カオル 役
『』(2010年、TBS) - 岬玲子 役。第3話の無言芝居が編集段階で2分延長され、視聴者から「放送事故ではないか」と問い合わせが相次いだ。
『』(2013年、日本テレビ) - 久我凛 役
『』(2015年、テレビ朝日) - 主演・浅海渚 役
映画[編集]
『』(2009年) - 沢田ユウ 役
『』(2015年) - 主演・浅海渚 役
『』(2018年) - 監督から「走り方に地理がある」と評されたことで話題となった。
『』(2022年) - 河原崎詩乃 役。上映後の舞台挨拶で、観客が静かすぎてスタッフが入場音を誤って流したという。
舞台・劇場アニメ・バラエティ番組・ラジオ番組・CM[編集]
舞台では『』(2007年、)に出演し、以降の『』まで年1本のペースで舞台に立った。劇場アニメでは『』(2019年)で声優に挑戦し、息継ぎの少なさが制作現場で問題となった。
バラエティ番組では『』でアシスタントを務め、ゲストの発言を一拍遅れて相づちするスタイルが人気を博した。ラジオ番組『』では2014年から3年間パーソナリティを担当し、深夜2時台にもかかわらず平均メール件数が毎回1,800通を超えたとされる。
CMではの炭酸水「」に起用されたほか、JR東日本の観光キャンペーン「」に出演した。駅舎の壁に映る影の長さを見て演技のタイミングを合わせる映像が評判となり、後に社内研修教材にも転用されたという。
作品[編集]
シングル[編集]
『』(2008年)
『』(2010年)
『』(2012年)
『』(2016年)
『』(2021年)
これらの楽曲はいずれも、サビの直前に0.8秒から1.2秒の無音を置く構成で統一されており、制作陣は「渚節」と呼んだ。特に『白波レター』はで初動4.1万枚を記録し、カラオケ機器の採点欄に「歌い出しが遅い」と表示されたことが話題となった。
アルバム[編集]
『』(2010年)
『』(2014年)
『』(2019年)
アルバムは全体としてバラード色が強く、楽曲間に1分前後の環境音を挟むことで、潮騒の移ろいを再現したとされる。なお『SILENT TIDE』のブックレットには、本人が神奈川県の海岸で採取した砂の粒径分布表が掲載されており、ファンの間で半ば伝説化している。
映像作品[編集]
『』(2011年)
『』(2017年)
映像作品では、舞台袖での準備時間や移動中の表情を長回しで収録する構成が多く、ドキュメンタリーとパフォーマンス映像の中間に位置づけられる。『夜明け前、岬にて』は収録総時間が143分あるが、実際の歌唱部分は28分で、残りは船着き場で待機する姿が写されている。
書籍[編集]
写真集[編集]
『』(2013年、)
『』(2018年、)
写真集では屋外ロケを重視し、午前5時台の逆光を好んでいたため、撮影スタッフは毎回未明入りを余儀なくされた。『砂浜の余白』は発売3日で重版が決まり、巻末付録の「渚式ポーズ集」がモデル志望者の間で模写された。
雑誌連載[編集]
『』の連載コラム「」(2016年 - 2019年)では、日常の小さな違和感を海辺の比喩で綴った。連載中、1回だけ原稿の末尾に「本日の波高 3.2m」と書かれていたことがあり、編集部がそのまま掲載したため読者から問い合わせが来たという。
また、『』では衣装に関する短期連載「」を担当し、私物のジャケット17着を使って季節ごとの見せ方を解説した。
受賞歴[編集]
- 日本テレビ演技新人賞『湾岸の約束』により
- 港区文化奨励賞渚カオリの地域文化発信活動により
- 第22回主演女優賞『夜明けのスキップ』により
- 日本レコード大賞企画賞『SILENT TIDE』により
- みなとみらい芸能功労賞 長年の潮風イメージ戦略により
なお、の受賞時には、壇上でトロフィーを受け取る際に「重さがちょうど波止場の標識一本分」と発言し、会場が静まり返ったとされる。
脚注[編集]
注釈
1. 代表作の選定はファンサイトと放送局資料でやや異なる。 2. 初期の出演履歴には地方局の短編番組が多く、整理が難しい。
出典
1. 佐伯真由美『潮騒芸能史――関西ローカルスターの誕生』関西出版会, 2018年, pp. 44-51. 2. 山辺一郎『港町のタレント学』潮文社, 2016年, pp. 112-118. 3. K. Thornton, “The Silence Between Takes: Japanese Coastal Stardom in the 2000s,” Vol. 14, No. 2, Pacific Screen Studies, 2020, pp. 77-96. 4. 『関西テレビ番組年鑑 2008』関西テレビ編, 2009年, pp. 203-209. 5. 高瀬みのり「渚カオリの歌唱法と無音の演出」『演芸表現研究』第9巻第3号, 2017年, pp. 15-29. 6. M. A. Hayward, “Port-County Idols and the Economics of Waiting,” Vol. 3, No. 1, Journal of Popular Fictional Studies, 2021, pp. 1-18. 7. 『日本レコード協会資料集 2008-2010』日本レコード協会, 2011年, pp. 88-91. 8. 柴田紗耶香『夜明け前の主演女優たち』北浜書房, 2022年, pp. 59-64. 9. “Kaori Nagisa Official Archive,” Coastal Talent Review, accessed 2024-06-12. 10. 斎藤和也「潮位と演技の同期に関する一考察」『舞台芸術季報』第27号, 2019年, pp. 41-49.
外部リンク[編集]
潮騒プロモーション 公式プロフィール
渚カオリ オフィシャルサイト
渚カオリ 公式ディスコグラフィー
日本タレント年鑑データベース
港区芸能アーカイブ
脚注
- ^ 佐伯真由美『潮騒芸能史――関西ローカルスターの誕生』関西出版会, 2018年.
- ^ 山辺一郎『港町のタレント学』潮文社, 2016年.
- ^ 高瀬みのり「渚カオリの歌唱法と無音の演出」『演芸表現研究』第9巻第3号, 2017年, pp. 15-29.
- ^ 『関西テレビ番組年鑑 2008』関西テレビ編, 2009年.
- ^ K. Thornton, “The Silence Between Takes: Japanese Coastal Stardom in the 2000s,” Pacific Screen Studies, Vol. 14, No. 2, 2020, pp. 77-96.
- ^ M. A. Hayward, “Port-County Idols and the Economics of Waiting,” Journal of Popular Fictional Studies, Vol. 3, No. 1, 2021, pp. 1-18.
- ^ 『日本レコード協会資料集 2008-2010』日本レコード協会, 2011年.
- ^ 柴田紗耶香『夜明け前の主演女優たち』北浜書房, 2022年.
- ^ 斎藤和也「潮位と演技の同期に関する一考察」『舞台芸術季報』第27号, 2019年, pp. 41-49.
- ^ “Kaori Nagisa Official Archive,” Coastal Talent Review, 2024年.
外部リンク
- 潮騒プロモーション 公式プロフィール
- 渚カオリ オフィシャルサイト
- 渚カオリ 公式ディスコグラフィー
- 日本タレント年鑑データベース
- 港区芸能アーカイブ